Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

災いの古書 / ジョン・ダニング

2008-05-05 04:21:47 | '08 読書







ジョン・ダニング著の『災いの古書』読みました。

この本は、一作目「死の蔵書」、二作目「幻の特装本」、三作目「失われし書庫」に続く、クリフ(クリフォード)・ジェーンウェイ・シリーズの四作目です。
元警察官で、古書店主となったクリフが、本に関する事件を解いていく、ミステリー作品です。


あらすじは、

弁護士をしている恋人のエリンから、「蔵書家射殺殺人事件を調べて欲しい」と言われる。この事件の被告人ローラ・マーシャルが、夫ロバート・マーシャルを射殺したのだ。その被告人から、弁護の依頼を受けたのだが、エリンは過去に起こった事により、ローラの依頼を受けるのを躊躇していた。

かつて、エリンと被害者ロバートは恋人同士であったが、ロバートと親友ローラ(被告人)の裏切りにより、以来、二人とは疎遠になっていた。
エリンは「この依頼を受けるか、わからない・・・」と言い、そして「ローラを赦していない・・・」とも。
エリンの気持ちを察したクリフは、エリンの依頼を受け、事件を調べていくが・・・



このシリーズは、ミステリーだから面白いというのもありますが、古書店主というだけあって、古書商の裏事情みたいなものが描かれていたり、古書の薀蓄が書かれていたりで、とっても面白いです。
あと、なんといっても、主人公のクリフが、とってもカッコイイ(顔ではありません) 漢なのです
クリフは、優秀な警察官だった(自分でも言ってる所がイイ)のですが、自分の正義感に基づいて行動したことで、捜査に行き過ぎがあり、それが元で退職してしまったのですが、古書店主になっても、何故か、本をめぐる事件に巻き込まれ(自ずから?)、事件の真相を暴いて行くんです。元警察官の血が騒ぐってヤツですね
クリフの正義感は、自分の考えに近い気がするので、好きなんだと思いますね。


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