香港気まま日記

気ままな不定期日記を写真とともに紹介します。

兵どもが夢の跡

2010年03月29日 | 5D
一日中ぼんやりとした天気でした。

気温もそれほど上がらなかったのではないでしょうか、日本では雪が降ったとニュースで見ましたが
こちらでも秋のような一日でした。

夜、個人用メモ帳が切れたので近くの本屋に足を運んでしばらく立ち読みでもしていたのですが
辞書の専門コーナーで「英漢双方向化学品辞典」なる物を見つけました。
去年の9月に出たばかりの初版ですが、価格は68元(800円ほど)。
40000語もの化学品名を英漢両引きで掲載したすぐれものが、この値段で手に入るのは中国ならでは
のことでしょう。
仕事柄化学品の専門用語にはよく触れる私ですがこういう専門用語辞典は日本ではとても高価だし
買った事はありませんでしたので、迷わずレジに行きました。

書籍の価格も以前と比べずいぶんと高価になったとは言え、日本の専門書から比べれば格安です。
歴史などの書物の内容は辟易とするものばかりですが、こういうものは掘り出し物がたくさん見つかります。

今日はシンセン市南部にある史跡を紹介します。


シンセン市南部、香港と対峙するシンセン湾蛇口港近くに「左砲台」というものがあります。
もちろん「右砲台」もあるのですが、整備されているのは左砲台だそうです。


当時のものではないでしょうが大砲がおいてあります。アヘン戦争のときにイギリス軍に対してたくさんの砲台が作られました。


大砲の向いている先はもちろん海。イギリス軍に対してここからも砲撃を加えたのでしょうか。
総督の林則徐がこの砲台を整備し、提督の関天培がこれでイギリス軍に一矢を報いたらしいです。


砲台の横には塹壕があります。


塹壕の一部はアクリルガラスで覆われて保存されています。カメラをガラスに貼り付けて中を撮りました。
奥にある説明板はガラス越しでは全く読めませんでした。(^^;)


外には林則徐の銅像があります。彼の愛国精神にあやかってこの砲台史跡はシンセン市の愛国主義教育基地に指定されています。


入り口にある案内板です。ご興味のある方はどうぞ。

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