香港気まま日記

気ままな不定期日記を写真とともに紹介します。

東北中国の遅い春

2007年05月03日 | Pro1
今朝の香港は久々に太陽が出ています。

空にはまだ薄い雲がありますが、湿度は低めで久しぶりの爽やかな朝になりました。
6時45分の気温23度、今日の最高気温は29度ともう立派な夏という感じですね。

日本は今日から4連休ですね。
こちらはもちろん仕事、ですが、日本も中国も連休中なので、少々のんびりできるかなと期待しています。(^。^;)

先日行った東北地方、瀋陽という都会には満州時代の日本の香りが充満していましたね。
今日は瀋陽から200km強西にある小さな町、錦州の朝の写真です。
つい数日前でしたが、朝の散歩の時は6度前後とまだ寒さを感じる気温でした。北海道南部と同じ緯度にある錦州、香港からの来訪者にとっては心地よい寒さでした。


部屋からの眺め。ようやく数日前から木々の緑が芽吹いてきたところだそうです。


ホテルの前の通り。目抜き通りではありませんが、まだ活動は始まっていませんね。道路のど真ん中で写真が撮れました。(^^;)


まだまだロバ車が現役です。この交通手段も80年変わっていないんでしょうね。


通りを歩いていくと鉄道の駅がありました。バイクタクシーが待機していますね。
駅名は「錦県」錦州の旧地名です。中国の県は市の下の行政単位。日本で言えば錦町って感じでしょうか。このホテルには何度も泊まってますが、駅が近くにあることははじめて知りました。(^。^;)


思い切って駅の中に入ってみました。駅の雰囲気は日本とも同じですね。時刻表を見てビックリ。上り2本、下り3本しか列車が止まらない駅なんですね。


改札口が開いていたので、駅員に声をかけてホームに出てみました。しばらくして6時57分着の列車が到着。駅長が直立不動でかっこよく列車を出迎えています。この列車のあとは17時01分まで上り列車はありません。


駅名表。隣の駅までの距離が書かれてありますね。次の駅まで11km!ものすごく駅間距離が長いですね。
実はこのあと、駅員が駅に鍵をかけちゃったのですが、しばらくホームにいて別のホームに止まっていた貨物列車が動くのを待っていたら、駅長か誰かが飛んできて「身分不明の者が勝手に駅に入って写真を撮ってはいかん」って怒鳴りつけられました。(^。^;)
一瞬カメラを取り上げられるかと思いましたが、ひとしきり怒鳴り散らしたあと、「早くあっちの正門から出て行け」と言って去っていきました。(^^;)
社会主義中国では鉄道は国家機密。最近はそれほどでもないと思っていましたが、片田舎ではまだ厳しいようでした。


駅を離れ、裏通りに出るとリアカーで朝食の材料が売られていました。市民の活動が始まる時間のようですね。


目抜き通りの交差点には珍しいものがありました。交通整理用のやぐらのようです。


最後に珍しい交通標識を一つ。写真の左側の大きな通りと直角に交わる小さな道のための標識です。

写真を撮ってホテルに戻る途中、駅で最初に声をかけた駅員が自宅に戻る途中だったのか、すれ違いざまに「まだ写真撮り終えてないの?」ってニコニコして声をかけてきました。
怒鳴りつけてきた駅員もいるのに、のどかな錦州の朝でした。

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