今日は、本当は週末のトリップの
記事の続きを書くつもりだったんだけど・・・
母は子を連れて帰国、奪い返そうとした父は逮捕 日米の視点――JAPANなニュース(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース
このニュースを見て、おったまげました。
このおっさん・・・いやいや失礼、
この逮捕されたアメリカ人の、父親の住むテネシー州・・・
ふむふむ・・・テネシー州のフランクリン。
それって隣町じゃ~ん。
フランクリンって、あなた!すぐそこよ。
しかもね、うちの相方が行く教会がフランクリンにあってね、
以前2人で行った時に、教会の人がね
『あらぁ~、あなた日本人なの?』って話から、
他にも日本人が来てたって話になって、
その時に聞いた名前がNORIKO。
テネシーで、それもフランクリンって町で、
NORIKOって何人も居ないよねぇ?
結局、実際にそのNORIKOさんに会ったコトは無かったので、
この事件の、元妻のNORIKOさんと
同一人物なのかどうかは分りませんが・・・。
こちらが、アメリカで報道され、
今日アップデートされてたCNN(英語)のニュースなんだけど、
日米を挟んで、なんかすごいコトになってますよ。
日本のCNNのニュースでも、言われているように、
このアメリカ側の意見からすれば、
元妻に、子供を奪われた”可哀想な”お父さんは、
実は4年前に日本に帰化していて、
この日本人の奥さんも、子供たちも、
今年の1月にアメリカへ来るまでは、ずっと
日本で生活をしていたようにしか思えないのよね。
子供達は、日本のパスポートしか持ってないみたいだし。
だいたい、こちらで生まれて育っている
日本の国籍も持つ子供達というのは、
18歳になって、
国籍を選ばなければならなくなるまでは、
二重国籍が認められているので、
日本とアメリカの、2つのパスポートを
所有しているのが一般的なんですね。
でもどうも、この子供達は日本のしか持ってない。
という事は、やっぱり・・・?
それに、色々とあちこちで記事を読んでいると、
この旦那さん・・・少し変。
地元ニュースの掲示板みたいなのへの書き込みを読んでいると、
何処まで信憑性があるか、無いかは謎だけど、
この夫婦、3年前から別居していて、
奥さんの方は日本で離婚の手続きをしたかったのに、
旦那さんの方がそれを拒否。
・・で、アメリカへ帰って来ちゃってた旦那は、
『こっちで、やり直そう』とかなんとか
上手い事を言って、この奥さんと子供を呼び寄せ、
実は離婚の準備を着々と進めていたとか?
それに、離婚が成立したらこの旦那さん
さっさと再婚。相手は、学生時代のガールフレンドとか?
同じサイト内で、こちらの方にもこの事件について
トピックが立っていて、
その中には、もう・・・どうしょうもないヤツだな
としか言いようがない、Rick Bなんちゅ~男の、
最高にムカつく書き込みがあったりして、
(しかもポイント外れてる)
この男、道で会ったらパンチしてやる!!
・・と、日本人として思いっきり頭にきました。
そんなこんなで、あちこちで
色々な情報が飛び交っているし、
沢山の人達が、それぞれ意見してますが、
結局ね・・・一番の被害者はこの子供達ですよね。
この夫婦の間に、どんな事があったにせよ
たとえ、子供を勝手に連れ去った妻が悪かったとしても、
私はこの父親を、よい父親だとはどうしても思えません。
母親の手から子供たちを奪い、車に放り込んだ!?
その行為から見てもこの父親は、
自分のことしか考えていない、自己中心的な人物で、
子供の事なんて、本当の意味で大事になんてしていない
そうとしか思えません。
なんだかまるで所有物として扱ってるような。
突然現れた父親に、無理矢理に車に乗せられ、
さぞかし怖かっただろうし、心細かったことでしょう。
こう言った恐怖心は、子供の心に
大きなトラウマとして、一生残ってしまう可能性があります。
この子供たちの心を思うと、
他人事ながら胸が締め付けられる思いがします。
うちの両親が離婚をした時、
私はまだ4歳になるか、ならないかの頃でした。
今でも覚えているのは、ある日のこと
母の留守中に、父に家から連れ出され、
父に手を引かれながら駅へと向う道。
子供心に、何かいつもとは違う異変を感じた私は、
何度も何度も後ろを振り返りながら、
『お母さんに言わなきゃ・・・』を繰り返し、
それでもただただ父に手を引かれていました。
その次の記憶は、何処かの広い道を
今度は母に手を引かれながら、
何度も何度も後ろを振り返っていた小さな私。
不思議なコトに、その時の私は
『もう2度とお父さんに会うコトはないんだなぁ』って
なんとなく、分っていたようです。
実際、あの日から・・・
2度と父に会うことはありませんでした。
小さい頃に見た・・・ロングコートを羽織った父の写真。
それも、幽かにしか覚えていないので、
父の顔の部分は・・・顔なしです。
今回のこの事件は、
海を越えての国際離婚による事件ですが、
国内でも国外でも、
いつも被害者になるのは子供たち。
離婚自体は、悪い事だとは思いません。
お互いが幸せだと感じられないのに、
無理して一緒にいるなんて無意味だと思うし、
そんな親の姿を見ている子供たちにも、
当人達と同じように、辛い思いをさせている
そう思うからです。
問題は、離婚までのプロセスと、
そこからの精神的なフォローだと思うんです。
いきなり父親から、母親から引き離された子供の心は、
色々な形があるとはいえ、傷ついています。
離婚に限った事じゃないけど、
大人には聴こえにくい、見えにくい
子供の想い・・・
お友達で仲良くさせて頂いている、
koumamaさんの『ひとこと』で、
心☆さんがコメントで書いていた、
中学生が作った、俳句
『ほっといて、ほっとかないで、目に涙』
これを読んだ時、涙が出そうになりました。
うちの母は不器用な人でした。
彼女は私に、心の痛みの逃げ場は与えてくれませんでした。
彼女には、私の声は届きませんでした。
何十年と生きてきても、
私の心には大きなトラウマとなってしまっていて、
自分なりに消化して、乗り越えようと
色々と努力はしてみたんだけどね・・・
ここまで来ちゃうとね、やっぱ無理みたいね。
母には、何かの度に近況報告として、
何度か手紙を書いたりもしてるけど、
返事は・・・来ません。
もう、期待してないからいいけどね。
私のブログを読んでくれてる人達は、
頑張るお母さんやお父さんも少なくありません。
子育てで、壁にぶつかってしまったり、
『駄目だな・・・』って落ち込んでしまったりな、
そんな姿をよく目にします。
でもね、子供って親に怒られても、
それが愛情からくるものなのか、ヤツ当たりなのか
そういうのって自然と分るものよ。
ベースに、きちんとお母さんやお父さんの愛があれば、
『お父さん、怒ってばっかり』とか、
『お母さん、ガミガミ母さんで煩いなぁ・・・』
なんて思いながらも、
あなた達の愛は、きっと子供たちに伝わってるはず。
耳を澄ませて、子供たちの声を聴いてあげて。
時々は、ぎゅぅ~ッってしてあげて。
なんだか、独り言が長くなってしまいましたが、
この事件の被害者の子供達に、
1日も早く笑顔が戻りますように・・・