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夏の夜の夢

2006年03月20日 | masudaizumi.com
今日は大阪松竹座に、尾上松緑さん主演の<夏の夜の夢>を観にでかけました。

藤間流の踊りの方が多いのか、お着物をお召しになっていらした女性のお客様が多く、とても華やかな客席でした。

それにしても、豪華キャスト。

元おにゃんこ、じゃないや、モー娘。の保田圭さん、河相我聞さん、がでてきたと思ったら、演劇界の大御所・村井国夫さん、床嶋佳子さん、サトエリこと、スーパーボディの佐藤江梨子さん、マイケル冨岡さん・・・・など。

テレビ俳優さん方が多かったせいか、なんだか台詞まわしが、切れが悪いのか、聞こえなかったり、アクセントがなかったり、で、ぜんぜんシェークスピアの台詞っぽくなくて、耳がさびしかったです。

私も演技はへったっぴ~~~なので、人の批評をできるほど偉い人間とは思っていませんが、今日の舞台は、どうなんだろ・・・。

それにしても、日本の演劇界は、商業演劇としてなりたっていくために、つまり、切符を売るための、なんでしょうが。テレビ俳優が舞台にでたり、タレントさんが出たり、そのまま映画にでたりと、ま~役者さんがごっちゃになっているので、不思議です。

逆をいえば、経験をつんで、才能を開花させていく過程をみれるというのは、日本の演劇独特の文化なのかもしれません。

私もミュージカル<キャンディード>にださせていただいたけど、今では顔から火が出る気持ちですもん。裏声だから、なに語っているかわからない、と宮本亜門さんにダメダシされて、もっともだと思いつつ、あのお芝居では治せなかったと思うな・・・。

でも、意外だったのが、タレントの佐藤江梨子さん、保田圭さんの台詞まわしがとっても良かったこと。そういえばお二人ともダンスもやっていたし。

てなこといってますが、この文章は、私の主観ですので、勝手なこといって、本当に皆さんすみません。

私の舞台のたのしみかた、というのは、やっぱり、「観る」のではなくて、台詞を「聞きに」いっているんだな~と、自分の感受性を発見してしまいました。

私は、耳から、喜びや快感を感じるほうなんでしょうね。

胸に響く、身体が鳴りをもっていた声の舞台役者さんって、技術をもっていて、それがたくさんの人数になって、舞台ってすごいエネルギーを発散する芸術。

イチローさんも。今日は皆をひっぱって王ジャパンを勝利に導いた、すごい気迫でしたね。

テレビをみていたら、大阪のおばちゃん特集をやっていた。常に飴さんをもってしゃべりまくる、笑い、食べ、おせっかいで、おおらか。

あのエネルギーもすごいね。

私もあと10年したら、あんなおばちゃんになれるのだろうか。

私もがんばろ!

そんな人間のエネルギーを感じた一日でした。


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