千姫

昨年２００６年１０月１４日「千姫」というオペラが大阪城で演奏されました。

そんな素敵なことが大阪城で催されていたなんで、私ったらまったく知らずに過ごしていて反省。
DVDとパンフレット一式を、ご縁あって知り合った方から送っていただいて、これからじっくり観ていくつもりです。

ライトアップされた大阪城をバックに、徳川家康、淀殿、千姫、豊臣秀頼、、、と蒼々たるメンバーがドラマを繰り広げます。

オペラ、というと椿姫、カルメン、アイーダ・・・など西洋文化を舞台にしたものですが、日本ではいま、こうした日本のオペラというものが少しずつ出来始めています。

台本は文楽、歌舞伎、史記からとったものもありますし、史実をフィクションに仕立てた新作もあります。

木下順二さんの「夕づる」は世界で上演されています。私の師匠が、タイトルロールのつう役で海外公演をしたときの話を雑誌で読みましたら、鶴が人間に化身するというわかりやすい民話も共感できたこともありますが、特に雪の降らない海外の地域での公演は、雪を舞台で初めてみたと、子供達には特にそんな景色も新鮮だったようだ、、、とありました。

ストーリーがジンと来て、メロディが耳に残る、素敵な作品が日本からこれからも日本のなかで浸透して、やがて世界に発信できたら、素敵ですよね。