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数学、体積を感じる

2009年07月14日 | masudaizumi.com
日曜、月曜、とリトミックが二日続いて、やっと今日はほっと一息。

でも、日曜のモンテッソーリの教育講座には、あまりの衝撃で、まだ興奮が覚めやらない感じ。

今朝も、やっぱり3時半に目がサメちゃった。

いつかも書いたけど、すベての芸術は数学的に美しい、というもの。

積み木などの遊び道具に、知らぬ間に数学的な要素を取り入れているという2歳、3歳、4歳の遊び道具、リトルの周りでみたことのあるものも、たくさん。


使い方を知らなかったこと、ちょっとショックでしたが、そのがっかり、という気持ちが大きな刺激となっている嬉しさもあり、、、。

知育玩具って、ただのブロックや、指を器用に動かすビーズだと思っていたのですが、使い方をしっかり教えてくれるアドバイザーがいないと、何を買ってもだめなんだって、知りました。

それぞれ段階があって、例えば2歳半で出来る大きなビーズに紐を通すこと、それが3歳半では大きな毛糸針に糸を通し、ざくざく布に縫っていくことに成長して、4歳半からチャレンジしていく機織り、6歳になるころには、刺繍に導いていく、、。

良くみると私の大好きな刺繍のテーブルクロスの柄は、幾何学模様。

そっか~~~っ、、、とパズルと刺繍がつながっていく。

一時期の知能開発の玩具としてではなく、本人の興味をどんどん広げて段階を踏んでいく、そんなつながりがあったのも知らず、その場しのぎで満足していたわたし。



モンテッソーリが開発して使っている玩具は、数学を楽しむ基礎の感覚を育てるものでした。
でも数学って、黒板で公式があって、解いていくもの、、、、と思い込んでますよね。

たとえば、体積を求める公式。
二乗、三乗、っていうのが、うまくこのパソコンではかけませんが、たくさんの公式を、高校時代に解いた気がします。

体積だけでなく、重さ、三角形の面積など、黒板で答えをだしては、授業が終わると何にも実用性がない、って私も思っていました。


ところが、この玩具、2段になっている四角いブロックは、実は、二項式 (a+b)3=a3+3a2b+3ab2+b3 

3段になっているブロックは、三項式 (a+b+c)3=,,,という式になっているのです。
公式は覚えていましたが、初めて、その「一辺」の長さを観て理解できました。



この法則なんて知らなくても、様々な四角い積み木を触って並べていくことから、数学を感じていける。
ちょっとだけ、先生が、辺の長さを比較してあげるだけで、a3が同じ長さの辺だってわかってくる。

ほほ~~~。。。


次のおもちゃは、三角形の箱。開けると、様々な形の三角形がはいています。

正三角形
二等辺三角形
不等辺三角形
直角三角形
不等辺直角三角形、、、、、、


これを、どうくっつけるかで、何種類にも素敵な幾何学模様ができます。

二等辺直角三角形をくっつけて、出来上がった風車のような形を、こんどは裏返していくと、正六角形になったり。。。


どの辺をくっつけるかによって、美しさを変えていく積み木。



以前からシュタイナー教育に惹かれてるのも、世界は美しいものにあふれているっていうことを教育に取り入れていること。

子供の遊び道具って、もっと詳しく説明書や活用書をつけてくれてたらいいのにね。

数学があまり好きではなかった私でしたが、ちょっと考え方が変わった玩具との出会いでした。