「俺の後ろに立つな」
髪はいつも自分で
バリカンで刈っているのだが
後ろだけ奥さんにチェックしてもらって
生え際とかつむじ辺りの
長さ調整をしてもらっている。
今回もほぼ終えて
奥さんを呼んで
「頭頂部の長さ揃えて」と
バリカンを渡した。
そしてその直後
「あ…」という
怖い声が聞こえた。
いつもだったら
上の方をやってもらう時は
アタッチメントをつけて
長めにセットしたバリカンを渡すところ
なぜかアタッチメントなしの状態で
渡してしまった。
仕事疲れでぼーっとしていた奥さんは
何も考えずガッと…。
あー、もうこれは
どうしようもない。
ただただ早く伸びてくれるのを待つのみ。
それまで
誰も俺の後ろに立つな。ㅠㅠ