牙の主は

あの獰猛そうな歯、というより「牙」の持ち主は・・・・・・



こんなイメージ、たしかにありますねー

実際、似てます
















・・・・・でも違います
















意外かも知れませんが・・・












実は誰もが食べたことのある生き物なのです




















とても、美味しいです



















昨日は半分に割った頭を煮込んだものをいただきました。
なんとも旨いっ！















牙の主は・・・・・・・・



















このお方ですっ



はい、「鯛」ですね



この写真だと、牙が少しのぞいています。



鯛の仲間は基本、肉食・雑食らしいです。
エビやカニを釣り餌に使うことからもわかりますが、
甲殻類も噛み砕くわけですね。

石鯛なんぞに至っては、サザエやウニまでまるごと噛み砕いて食べるといいます。


真鯛は唇が厚いので、尾頭つきの顔を見ても、あまり獰猛な歯は見えませんが
カブト煮を食べると、この骨が出てきます。
ちなみに煮込まれた鯛の唇はプリプリでたいへん美味です。



昨日、魚料理の店で一杯やったときにオーダーしたのですが
あまりに立派な歯に感動し、持ち帰りました。

釣り人や料理人ならなんなくわかるところでしょうけど、
普通の人のイメージだと、鯛ってこんな凶暴そうな歯してるとは思いませんね。



めでたい席に使われる、縁起物の代表的な魚、「真鯛」も、
実はたいへんに獰猛な牙を隠し持っているのだよ、という
なんだか人間界にもありそうな深い話でした。