雅 's Favorite Things

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冬桜 【出会いと別れに寄せて】

2008-11-24 | 倉庫

(兼六園 「冬桜」11月22日撮影)


桜が日本人に好まれる理由の一つには、パッと咲いて散る潔さがあると言われる。

短期間だからこそ、開花の時期の喜び、盛り上がりはひとしおだ。




桜の多くは春のものだけれど、我が街金沢の兼六園には冬に咲く桜がある。
写真は11月下旬だというのにしっかり咲いている「冬桜」。

もうひと月もすれば雪がちらつき始めるこの時期に、けなげに、可憐に咲く桜だ。

ほかにも「晩秋桜」などがあり、兼六園の桜たちは春を待たずにひっそりと、
しかし力強くどこかで咲いている。



人との出会いは、なんだかこれに似ているような気がする。

多くの新しい出会いがあり、気持ちが昂揚する春の時期もあれば、
色々な事情で頻繁に会うことができなくても、決して忘れ去ることなく
気持ちのつながりを持ち続けている時期もある。

生きている限り、本当の「別れ」はないと思う。
「出会えた喜び」は消える事はなく、命つきるまで自分の中にある
大切な宝玉だ。


厳しい冬に耐えてひっそりと咲きつづけた桜も、また巡ってくる春には
一斉に咲く満開の桜吹雪に包まれる。来年も、その翌年も、桜の木が朽ちるまで。


昂揚と沈静はあっても、出会いの喜びそのものは失われない。


人との出会い、お付き合いとはそういうものなのだろうと、
私は信じている。


・・・想いをこめて。







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2 Comments

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Unknown (ダイマロ)
2008-11-25 01:20:07
(┰_┰)

ほんとうに。さようでございます。
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>ダイマロさん (Masa)
2008-11-25 06:18:34
返信する

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