経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

記紀、源氏物語、愚管抄

2008-11-19 00:49:22 | Weblog
   天皇制の擁護 第一章 記紀、源氏物語、愚管抄

記紀神話の主題は婚姻秩序の展開

イザナギとイザナミの夫婦喧嘩、天照大神とスサノオとの姉弟相姦、天照大神の岩戸隠れ、アメノウズメ、天孫降臨、この花の咲くや姫と豊玉姫による貞操証明

婚姻同盟としての摂関政治 血統の安定 衆議の円滑化 儀式の意義の確立

源氏物語 君主の特権である近親相姦行為 その達成と懲罰そして呪封 エロスと権力

愚管抄 顕冥の道理と後見制 宗教的権威とエロスの統制は権力にとって絶対必要と
記紀と源氏に表現された主題を哲学へ 権力と民衆の相互関係を強調

日本政治思想の展開における女性の重要性 記紀神話で真に活躍するのは女神達 そして紫式部の存在 慈円いわく「日本の国は女人にてもちたるくになり」

(ここでは論旨の解説を簡潔に要約して箇条書きに、詳細な説明は省きました ただ言える事は記紀すなわち古事記と日本書紀は世界でも珍しい神話集です 意図して書かれにしてはできすぎています それにしてもできすぎている 源氏物語を単なる文学としてしか読まない態度はうなづけません)