今日も暑くなりそうな日差しが強烈な朝を迎えた。
妻が某日、86になる義母を病院に連れて行った帰りにデパートに寄ったという。
年寄りにはちょっとした「非日常」が必要だ。のんべんだらりと続く日常では変化がなく、精神が撓んでしまう。
病院からデパートへ向かう道中でそれは起こった。
義母は腰が曲がってうまく歩けないので、車椅子を使うようにしている。それでその駐車場に到着前にデパートに電話を入れたというのだ。
そのデパート立体駐車場に行く時、大通りを曲がって交番の前を通る。丁度曲がり角を曲がったとき、おっさんが何故かしゃがんでいたという。
「あれっ」
すると交番から警官が出てきた「今携帯使っていたでしょう」と聞いた。
妻は「はいデパートに依頼する車椅子の都合があって、携帯を使いました。すみません」と殊勝にも誤ったという。そうした状況下、デパートから男性職員と案内の女性が車椅子を持ってきてくれた。
警官はそれを確認すると、黙って交番に入っていった。
妻は書類を取りに行ったと思って、砕けた気持ちで待っている。
なかなかその警官が出てこない。???
痺れを切らした妻、覚悟を決めているので堂々と「すみません、私のことどうなっているのでしょうか?」
すると・・・・
ちらっと顔を出して、「もう行ってよかばい」と行って「行け」という合図をしたという。
警官としてもあまり目立ちたくなかったのだろう。
こういうのを「粋な計らい」というのだ。
これを読んで誰か警察にタレこまないで欲しい。
法律遵守=社会秩序の確保が警察の任務。わかりきったことだ。しかし、警官・刑事・検察官・裁判官も同じ血の通った人間だ。老いた親と一緒に暮らしている律儀なポリスマンもいよう。
老いた両親を田舎に残して、街で働いている息子だって多い。
老いた親のことを思えば、コンパッション(共感)が胸に湧き上がるのが当然だろう。規則を楯にあくまで法令遵守、一切に違反も見逃さない任務に忠実な警官もいるだろう。しかし、人情厚いその警官は実に粋だった。
こういう一コマの人情劇が殺伐とした現代社会=都市生活を潤すのだ。
「なかなかやるじゃん熊本県警」
妻が某日、86になる義母を病院に連れて行った帰りにデパートに寄ったという。
年寄りにはちょっとした「非日常」が必要だ。のんべんだらりと続く日常では変化がなく、精神が撓んでしまう。
病院からデパートへ向かう道中でそれは起こった。
義母は腰が曲がってうまく歩けないので、車椅子を使うようにしている。それでその駐車場に到着前にデパートに電話を入れたというのだ。
そのデパート立体駐車場に行く時、大通りを曲がって交番の前を通る。丁度曲がり角を曲がったとき、おっさんが何故かしゃがんでいたという。
「あれっ」
すると交番から警官が出てきた「今携帯使っていたでしょう」と聞いた。
妻は「はいデパートに依頼する車椅子の都合があって、携帯を使いました。すみません」と殊勝にも誤ったという。そうした状況下、デパートから男性職員と案内の女性が車椅子を持ってきてくれた。
警官はそれを確認すると、黙って交番に入っていった。
妻は書類を取りに行ったと思って、砕けた気持ちで待っている。
なかなかその警官が出てこない。???
痺れを切らした妻、覚悟を決めているので堂々と「すみません、私のことどうなっているのでしょうか?」
すると・・・・
ちらっと顔を出して、「もう行ってよかばい」と行って「行け」という合図をしたという。
警官としてもあまり目立ちたくなかったのだろう。
こういうのを「粋な計らい」というのだ。
これを読んで誰か警察にタレこまないで欲しい。
法律遵守=社会秩序の確保が警察の任務。わかりきったことだ。しかし、警官・刑事・検察官・裁判官も同じ血の通った人間だ。老いた親と一緒に暮らしている律儀なポリスマンもいよう。
老いた両親を田舎に残して、街で働いている息子だって多い。
老いた親のことを思えば、コンパッション(共感)が胸に湧き上がるのが当然だろう。規則を楯にあくまで法令遵守、一切に違反も見逃さない任務に忠実な警官もいるだろう。しかし、人情厚いその警官は実に粋だった。
こういう一コマの人情劇が殺伐とした現代社会=都市生活を潤すのだ。
「なかなかやるじゃん熊本県警」
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