むかご歳時記

 むかご(零余子)自然薯芋の葉腋に出る芽
むかごのようにデジカメで撮った写真を粘り強くUPしてみよう

生物(人や魚等)の住みやすい川づくり

2009-03-14 17:06:41 | 水辺館
生憎の寒波の舞い戻りの中、前回ブラックバスを食べたり、カネヒラを見つけたりした
河川環境勉強会の第4回目に参加した。
集合場所の実験水路に行ったら既に顔馴染みの参加者が、
水路内に入ってゴミ拾いをしておられた。
 前回、たった数時間の作業水路であったが、
皆さん自分たちが携わった区域にゴミが溜まっているのを見逃すわけにはいかない。そんな気持ちで自主的に水路に入っておられた。
しかし、寒風の中でのField workはきついので急遽室内での勉強会に変更になった。



参加者募集のチラシ




集合場所の水路では既に自主的にゴミ拾いが行われていた。




水路の様子




この先の方は既に実験的に水路が改良してある。




ここは改良すみの水路
ここにはメダカやタナゴなどが棲んでいる。



只今実験中の張り紙




上流からの生活排水で汚れた水が流れている。




室内での勉強会




実験水路の生物




ろ過の実験



班毎の検討会




班毎の成果発表会



遠賀川のブラックバスを食べた

2009-01-17 21:07:11 | 水辺館
黒川の蛍の保護活動等でご理解、協力を戴いている国土交通省直方河川事務所のイベントに参加した。
このイベントの参加は今回で3回目である。
前回は11月に開催されて遠賀川のカネヒラを観る事が出来た。
今回は「遠賀川の自然をたべる」のサブタイトルで開催された。
ブラックバスの揚げ物、ブルーギルのフライ、塩焼き、燻製など色々初めての食べ物ばかりだった。



イベントに参加



今回はこのブラックバスとブルーギルを食べるのが小生のメインである。
参加費300円を払って受付を済ませた。
しかし、参加費300円では、いきなりは食べさせてくれない。

先ずは前回調査したドブ溝の改修をテーマに班毎のデスクワークで改修計画書を作成した。
長靴などの身支度をして、作業区域の溝に行った。



ゴミ拾い
しかし、ただでは行かせてくれない。
各人にゴミ拾いの袋とグッツを手渡し、目的地までゴミを拾いながらの集合である。
300円でブラックバスを試食するには、色んなハードルが待っている。



前回生き物の調査をした溝である。
班毎のデスクワークつくった設計図に従ってここで工事をした。
左の旗が各班の持ち場の区切りの印である。



工事用の資材が準備してある。
一輪車やスコップなどもある。



割り当てが2班だったので、そこで作業をした。



設計図に従って石を並べたり、砂利を一輪車で入れたり、本格的である。



作業時間30分で植栽迄して完成である。
工事前の写真と比べれば明らかに水路に変わっている。

帰りはゴミ拾いはせずに、バスで食事会場迄送ってくれた。



これが今日のメインのブラックバスをF先生が手際よく捌いて見せてくれた。

寒鮒のこの季節に生きたままのバスを捌くので美味しそうである。
しかし、洗いや、刺身では食べない方が好いといっておられた。
寄生虫がいるのかな?

右下の容器の中の川えびは
水が奇麗な黒川の上流で昨日捕まえてきたと説明しておられた。
かき揚げにして食べさせてくれたが、美味しかった。



瞬く間に見事に捌いてしまった。



こちらが、フライや燻製にする白身の部分である。



コンロの方では、我々が工事をしている間に捌いた、ブルーギルとカワムツの塩焼きが出来ている。
左がカワムツ、右が目的のブルーギル
生れてはじめて食したブルーギル????

実は特別食べたい気分にもなっていないのでソロッと口にしたが????
骨は硬いし、少し匂いもしたようだ。
左のカワムツは凄く美味しかった。



これはブルーギルのフライを揚げる前の姿。
熱々のフライはブルーギルもブラックバスもそん色なく美味しかった。



河川敷を散策しておられたアメリカ帰りのお父さんが3人の小さな子供を連れて飛び入り参加。
塩焼き、フライの試食に、予め準備されていた、鯉こくと美味しいカレーライスまで試食されて、最後は参加者、
差し入れのリンゴまで試食して、満腹の笑顔で子供達がバイバイをしていった。
あの、親子の食べっぷりからすると、一般人がブラックバスを食べるのに何にも抵抗は無いようだった。



300円で腹いっぱい魚やカレー、災害時の非常食五目飯などを食べて満腹したが、
そのままでは返してくれない。
室内に戻って、班毎の成果発表会が待っている。
各班の発表で、いずれも自分たちの区域の水路が一番出来が好いと
自慢して発表していた。

この時期、当分は大雨も降らないだろうから、砂利が固まったり、
植物が生えたりして、春先の雨の水量位だったら
持ちこたえられる水路かもしれない。
でも、6月の大雨ではどうなるだろうか?

楽しみである。









カネヒラが住んでいる川

2008-11-15 21:45:56 | 水辺館
今、絶滅危惧種に指定されている希少種の魚”カネヒラ”を捕まえて子供達と遊んだ。



「生物が住みやすい川づくりを考える会」というワークショップに参加した。



絶滅危惧種の”カネヒラを水槽でなく天然の川で観た。
この絵は観察用に水槽に移動しているところ
この生き物は総てここの川で今捕まえたものばかりである。

カネヒラのオスは
”繁殖期になるとオスは背面が青味がかった緑色、腹面、背鰭、尻鰭が薄いピンク色になる。”



観察をした後、子供達は実物を手で掴んで又、川に戻した。
今の日本で、”カネヒラ”を素手で掴んで川に戻す体験が出来る子供はどれ位いるのだろうか?



遠賀川の河川敷で今日のプログラムの説明がされた。




本流のワンドでの調査



改良区域での調査



3面張りのどぶ溝の水路での調査
こんな所でも”ヤマトヌマエビ”や川ニナが棲んでいた。




コンクリートの土手には外来種の”ヒメツルソバ”生息している。




ワンド部分では投網でカネヒラやメダカやオイカワなどが見つかった。





河川敷にブルーシートを引いてお茶を飲みながらの班毎の発表風景
11月の中旬とはいえ心地良い河川敷だった。



遠賀川中島自然ウォーク「草原編」

2008-09-26 17:11:57 | 水辺館
遠賀川中島自然ウォーク「草原編」?
主催者スタッフの一人は”草原”と云われていたが?”ヤブ”と云った方が良さそうだが?
南京ハゼやオオクサキビなど平尾台では見かけない(?)植物に出会えた。

ここでも、猛威を振るっているのがアレチハナガサのようだ。



季節柄”桜タデ”が沢山咲いていて奇麗だった。
ピンボケ写真だが、奇麗で上品な花で
和食の飾り(?)刺身に端などに飾られていて、
結構、高級?、上品な?場所で活躍している”野の花”



アレチハナガサ
ここでも猛威を振るっている。



烏瓜より小さいので、雀ウリらしい!




珠数球
昔は、この実を沢山集めてお手玉を作っていた。




”けもの道”
ここ中島にはイノシシや狸が棲み付いているそうだ。
これは、狸が穴の奥の林からこちら側の溝に水飲みに来る為の道らしい。





南京ハゼ、
蝋を採る為のハゼらしいが、いわゆる”ハゼ負け”はしないそうだ。
秋が深まれば奇麗な紅葉を見せてくれる。




オオクサキビ
 外来種のキビで葦やオギとは違い葉が柔らかく、バッタの大好物らしく
沢山のバッタに葉が食いちぎられている。




彼岸花
以前この島も農地として利用されていたので、その頃の名残か?
あちこちに彼岸花が残っている。



散策の最後は周辺のゴミを拾いながら集合場所に帰り着く。



投網

2008-09-24 14:47:09 | 水辺館
水性生物の観察に必要な技術として、投網に上手さが大きく作用すると思う。
その区域内の生物に逃げられ無いように、
いかに正確(全てを)にキャチ出来るかは重要な技術だ、そうだ。
最近のデジカメは性能が凄く良いので、結構精密な絵が撮れる。
最も、写真の技術からすれば、もっと流れた絵のほうがリアルなのかも知れない。




先ずは網の持ち方からの指導



こうやって投げる




”エイ!”
とは云われなかった?







着水の瞬間







全面の錘が底に付いて静かに巻き取り



獲物が逃げない様に気をつけて



閉塞水域で毎年空になるので、多くの種類の生物は棲んでいない。
しかし、銀ブナなども大雨で川の水位が増えた時に入り込みそのまま生息している。
水が澄んだら、鳥たちの獲物になるのだろう。

遠賀川中島自然ウオークに参加した「水辺編」

2008-09-23 20:12:19 | 水辺館
遠賀川中島の自然ウォークに参加した。
30人位の参加立ったので、A、B2班に分かれてウオーキングした。
先ずは「水辺編」から



先ずは受付
凡そ30人位の参加者でオリエンテーションを済ませて、グループ分け。



A、B2班に分かれて、先ずはA班こコース説明



最初の案内者は実際にこの「中島」に生息していたらしい”狸の剥製”さんのお出迎え



今日の為に綺麗に草刈が棲んでいる通路



最初の観察地の天然(ずっと以前にこの近くの住民が作った?)の池に到着
キタね~
鉄分を含む水らしくて、この時季、藻(海の赤潮みたいなもの?)が水面に発生していて、綺麗じゃない。
でも、表面だけで、水中は普通の水である。



そんな説明を聞いている参加者たち



この池で行う水中生物の調査。
タモ、サデ網、投網を使っての生き物調査の説明。



投網の実演!

上手い!

よく網がひらいている!!

シャッターチャンスも、マアマアかな?
日本のカメラの性能が凄く良い事の証明か?



タモ、サデ網、投網を使って生物を採取した。
この池は、冬と雨が少ないと干上がってしまうそうだ。
そして、大雨で川の水位が上がると小さな水路を通って川の生物がこの池に入り、
水路の水が無くなれば、池に生き物は閉じ込めれれる。
そんなわけで、今日一番多かったのは、
①アメリカザリガニ
②ウシガエル
③南ヌマえび
④モツゴ(クツボソ)
⑤銀ブナ
など、等だった。



直方チュウリップフェア

2008-04-06 20:47:18 | 水辺館
好天の日曜日の午後直方のチュウリップフェアに行った。
桜とチュウリップ、それに菜の花が咲き競っていた。
昨年の様子はこちらにUPしている

直方市の広報はこちらに掲載されている。












桜とチュウリップ



悪質な嫌がらせの車の轍に踏みにじられた花
土が黒い所、応急処置がされていた












大道芸






水辺館より





遠賀川水防演習

2007-05-13 22:01:15 | 水辺館
国土交通省の防災訓練が12年振りに遠賀川の河川敷で行われた。
「遠賀川河川事務所」
が本部となり、福岡県、や周辺19市、町の長や、消防関係など、987名の参加で開催された。
総合司会はNHKの”山下信”アナウンサー、リポーターには”山本華世”さんで行われた。
平成15年の北部九州での水害を上回る雨量の想定で中間市中鶴地区での災害と直方市内の増水の二元中継による、訓練だった。
前夜の雨も早く上がり、絶好の天気のもと訓練が行われた。



中間市中鶴地区での演習場



会場の中央正面には大型スクリーンが設置されて、
多数のカメラで実況中継が行われた



オープニングは”しんにゅう和楽太鼓”の演奏で始まった。



消防団、自衛隊、日赤、警察などの多数の団体が参加していた。



地元の中間市長や北九州市長など、遠賀川流域の市長、町長が多数参加しての
演習が開始された。



工業高校の土木学科の生徒も参加していた。
インタビューする”山本華世”アナウンサー



本部長を務める「松木所長」



水域内に汚染物質の油が流失した
との、想定でオイルフェンスと、油吸着材が張られた



内域の排水訓練



水中に遭難者の救出作戦



警察のヘリコプターから水中に飛び込んでの救出訓練



水中に飛び降りた



遭難市民をヘリコプターで吊り上げた



こちらは川岸からロープ銃で遭難者へブイを投げていた



ゼットスキーでの救助作戦



橋ごと流された(?)トラックを左側のエンジン部分で川下に押して移動していた。



地震体験ブース
豪雨体験ブースなども有った。

直方チュウリップフェア

2007-04-07 22:14:08 | 水辺館
恒例の直方チュウリップフェアが明日(8日)から開催されるが、今年は暖かいので、もう見頃になっている。
午後から出かけたら大勢の見物人で超満員だった。
今年は”一眼レフ”を持って出かけた。





水辺館の2階から見た桜とチュウリップ



桜&チュウリップ、そして屋台



九州筑豊炭田の抗夫像



画面奥の黄色は菜の花






庭園コーナーでは鉢植えも展示してある。

昨年も行った

遠賀川に鮭が戻ってきた

2006-12-09 23:00:00 | 水辺館
先日の新聞報道で遠賀川で鮭が発見された記事を見たが、今日の報告会で、
①12月6日に西川支流である吉原川での発見に引き続き
②12月9日に金辺川の夏吉地区でもおよそ63cmの鮭が発見されたと事務局の方が報告された
2006
「遠賀川流域住民活動報告会」が飯塚市で開催された
「香月・黒川ほたるを守る会」の中間と参加した。
市長の来賓挨拶、河川事務所長さんの挨拶に続き「記念講演」として
「国土交通省遠賀川河川事務所長」氏の”遠賀川の普請”と題して
凡そ6000年前からの遠賀川について30分にまとめて話された。
そのあと、事例発表として、
「私たちの英彦山川を守ろう」とのテーマで赤池中学校の生徒さんが素晴らしい発表をされた。
もう一つの事例発表は”蛍の生態系について”と題して
環境カウンセラーの方が
地域の蛍について凡そ5年間の観察、調査記録をもとに判り易く貴重なデーターをまじえて話された
初めての参加だったが、素晴らしい内容の報告会に参加出来て充実した一日だった。