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雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

美少女の美術史

2014-10-07 16:51:39 | 日記


東海道本線、富士~興津間で運転再開のメドはまだ、立っていないようです。
このあたりって、海と山に挟まれたわずかなスペースに、東名と東海道本線が並んで走っている、弱点っていう地域なんだよね~。
寸断されやすい、という。
そして、寸断されたら代わりがない、という。
まぁ、今は第二東名とかもあって、どうにかなるのかも?らしいけど。
うーむ、月末にそっち方面に東海道本線使っていくんだけど、どうにかなるかなぁ・・・。

で、今日は、静岡県立美術館に、『美少女の美術史』という、展覧会を見に行ってきました。



それにしても、県立美術館、先月までは「動物特集」で、今度は「美少女特集」ですか~^_^;
まぁ、美女も美少女も、芸術上ではよくとりあげられる素材(?)ではあるわけでして、今回は、日本における美少女の美術上での取り扱われ方の歴史、というかそーいう感じの展示です。
かなり、現在に近い分野でのマンガやアニメ作品の美少女、フィギュアなんかもあったりして、美術館でコレ?と、思う人もいるかもしれないけど、元々、美女の絵でも、宗教画でも、今でこそ「芸術」っていう観点で見られるわけだけど、それが実際に描かれた当時は、芸術と思って考えて描かれた、っていうよりも、依頼者の依頼によって、その依頼にそうように描いた、っていうのも少なくないわけだから、そう考えると、現在の美少女の絵とかフィギュアでも考えようによっては同じようなもんで、こういうのもあと数十年経てば、芸術的面として見られる方が大きくなるのかもしれません。
日本画、浮世絵などに描かれていた美少女、というか美女あたりから、明治維新以降の少女向けの雑誌、少女をモデルとした日本画的なもの、もっと商業的、デザイン的な観点が入ってきたものとか、ほーんといろいろです。
まぁ、江戸時代はさておき、それ以降のついわりと最近まで、こういった美少女って普通の少女にとっての憧れの対象であり、自らを投影するものであった、というあたりの美少女は、愛らしく可愛い、美しい、お洒落な描き方、に対し、わりとより現在に近くなると、それにもうちょっとドロドロした物やグロい点が加わってきてるなぁ、という気もしました。
これは、美少女という存在は憧れであるというよりも、その憧れを作り出し、それを虚像として商業的に価値をつけ利用する側面まで気づくようになってきた、っていうあたりも一因があるのかなぁ?という気も。
で、少女マンガの展示もけっこうあって、キャンディキャンディとか、水森亜土のとか。
ひぃぃ、なんか、みた事あるよ~という^_^;
後半になると、魔法少女の小特集みたいなのもあって、アニメの「ミンキーモモ」とか「クリーミーマミ」とか、もうちょい遡って「秘密のアッコちゃん」とか「リボンの騎士」とかも。
で、「ミンキーモモ」のOPが、音無で画像だけで流してたんだけど・・・
うわー、ふと気づくと、ちゃんと歌えますよ、自分^_^;;

魔法のプリンセス ミンキーモモ 前期OP ED


なんとなく、みた覚えはあるけど、そんなに詳しく内容覚えてないんだけど、なんで知ってるんだ?と思って調べてみたら・・・
このミンキーモモ、製作が葦プロで、湯山邦彦氏とか首藤剛志氏が関わってたんだよね!
首藤剛志氏は、数年前に急逝されたんだけど、その時の新聞とかの経歴紹介で「ポケモンの生みの親」みたいな事だけ書かれていたので、「いや、それよりミンキーモモだろっ!!」って思ったんだよね、そーいえば。
さらに、キャラデザに芦田豊雄氏が関わってたんだよね!声は小山茉美さんだったしね~、あぁ懐かしい・・・
でも、内容ほとんど覚えてないんだけどね^_^;;
あとは、吾妻ひでお氏の「ななこSOS」の生原画なんかもありましたよぉ!!
初音ミクなんかもあったしねぇ~。
なんか、美術っていうのも、「これが芸術だ」って決まってるわけでもなく、それぞれの社会や文化や時代に流されて、いろいろな観点、切り口から見る事ができるもんなんだねぇ、と思ったりしてね。
まぁ、自分自身としては、あんまりこういう誇張されすぎた「可愛さ」というか、美少女という「選ばれた」特殊感、とか、そーいうのは好みでもないような気もしないでもないけど、まぁいいか、とも思います^_^;
いまや、この路線が「日本文化」を語る一潮流になってるわけでもありますしね。
そいや、大体、少女漫画とかで、私の好みはこういう王道美少女主人公よりも、大体ライバルの子の方なんだよね~(笑)
例えば、「ガラスの仮面」なら、マヤよりも亜弓さんの方が好みだし、ハリポタならハリーよりもドラコだし。(あれ?美少女じゃないか^_^;)
なんでかというと、誰からも愛される的な、わかりやすいキャラよりも、どこか屈折しているキャラクターの方が個性があって面白いから、っていうあたりから来てるんですがね。
しかし、この展示、いわゆるオタク向け?かと思ったのですが、観客層は完全に女性がほとんどでしたよ、平日とか時間帯によるのかもしれないけど・・・
コミケの「創作少女」ジャンルとかの客層とは明らかに違ってました(爆←あ、今はジャンル分け違うのかもですが)
コメント (2)
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