УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ホビット 決戦のゆくえ』

2014-12-31 11:41:41 | 映画
大晦日です、こんにちは(笑)私は、平常運行しております(爆)
で、昨日、とうとう見て参りました。

映画『ホビット 決戦のゆくえ』本予告


ホビットです。これが、三部作の最終作、五軍の戦いですよ~!
あー、これで中つ国ともお別れなんですねぇ・・・
あ、私はズバリ「指輪マニア」なヒトです(爆)
「指輪物語」原作は、2桁代読んでます、映画版も同じく。
でも、一番好きなファンタジー小説は「ゲド戦記」ですが(爆)
あ、でも、ジブリのゲド戦記は●ソですな、あんなもん。

と、まあそれは置いといて・・・
今回も、お見事なまでに「一見様お断り」映画なので、そのあたりをまず心して・・・っていうか、今や当たり前ですかねぇ?^_^;
しかも、今回は「ロード・オブ・ザ・リング」三部作をちゃんと見ていれば見ているほど面白い!という作りで(爆)
以下、感想っていうよりも書きなぐりです。
元々、「ホビットの冒険」は、「指輪物語」の前日談、というだけではなく、位置づけ的には子供向けのファンタジーなんですよね、どちらかというと。
なんですが、この映画版はかなり大人向けというか、「ロード・・・」シリーズのユーザー向けの作り方になっております。
なので、今回は特に戦闘シーンが多い。
原作でも、確かに「五軍の戦い」で、戦いのシーンはあったけど、そこは子供向けのお話というレベルでの描き方で、そんなに主眼を戦いに置いているわけではないのですが、この映画版はのっけから破壊、殺戮、戦い!!という感じです。
冒頭から、いきなりスマルグ大暴れで、なんだかナズグルを一番最初にみた時の、あの恐怖感を思い出しましたね~。
話としては、「ロード・・・」の前の時代の話になるのですが、映像的には「ロード」よりも、やはり数段進歩してる、という印象も受けました。
ピータジャクソンお得意(?)の人海戦術的な映像、このスケールがさらにUPしておりましたなぁ。
そして、ロードでも出てきた「投石器」、実際に中世の城攻めでも用いられていたそうですが、その投石器、これをトロルに積載する事によって、機動性がUPっていうその考えがスゴイ!
って、原作にもあったのかもしれないけど、「ホビット」の原作は昔に一度しか読んだ事がないので、忘れてるかも^_^;
そして、今回も乗りまくりの、レゴたん!
以前はゾウに乗ってましたが、今回はコウモリに乗り、トロルに乗り、と、あちこち活用しまくり。
そして、何故かいままで決して絶える事のなかった弓が、初めて売り切れ状態に(爆)
いや、いままでは、自然に生えてきてるわけじゃなくて、使った後に死体から回収してたんだと思うんだけどね、弓。今回、時間無かったしね~。
そして、彼のお父さんスランドゥイル。ちゃんと、エルクに乗ってたよぉ~!!
でもって、やはりケレボルン様は出なかったT^T(ガラドリエル様の旦那)
原作では出番の無いガラ様は出てきたのに・・・(しかも、ラスボスレベルの強さ^_^;)
さらに、原作出番無かったのに出てきた人っていえば、サルマン様!
「ロード・・・」で、その最期が削られてしまったその遺恨がこれで晴らせたでありましょうか?クリストファー・リー!!(彼も、指輪マニア)
「サウロンは私に任せろ」・・・の後は、あーなったのねぇ・・・
まぁ、そこがサウロンの恐ろしさなんですがね。
でもって、ドワーフの全員、結局覚えきれませんでした^_^;
「ほら、あのハゲの人」「ほら、あの若めのかっこいい人」「リーダーの人」「ヒゲがヘンな形の人」っていうような覚え方でして^_^;;;
そんでもって、一番感じたのは、ビルボの変化でしたね~。
この「ホビット」三部作の一番最初を見た時、この時のビルボは、「ロード・・・」のビルボの若い頃っていうよりも、ピピンに似てるなぁ、と思ったんですね。
まぁ、ビルボと(フロドとも)ピピンは親戚にあたるので、似ていて当然か~と思っていたのですが、今回のこの最終作になると、確かにビルボはあのビルボにつながっているんだ!ってう顔つきに変わってきてました!
・・・そーいや、ビルボ(の若い版)って、なんかゴン中山に似てる気が^_^;
この三部作みれば、「ロード・・・」の最後で、確かに「西の国」に行くのにふさわしいんだなぁ、ビルボって思い返さずにはいられませんでしたねぇ・・・
最後の方にいけばいくほど、この約60年後に「ロード・オブ・ザ・リング」の物語が始まるんだ、つという、つながりが見えてきて、感無量・・・という感じでございました・・・
と、でも、ある一方では、やはり元々は子供向けの上下巻を「ロード・・・」の映画版と同じく三部作までに引き伸ばすのは、ちょっと薄味になったかな?という気も正直します。
最初の予定では、二部作だったんだよね~。
三部にするために、ガラドリエルとかレゴラスを出したりとか、ロマンス絡めたりとか、映画独自の要素を出してきまして、それが決して悪いとか失敗だったとは思いませんが、「ロード・・・」の映画版と比べると、冗長という気もしないではない、っていうか、「ロード・・・」が、今思えば「はしょりすぎ」って事なんでしょう(爆)
このホビットのレベルで「ロード・・・」を作ったら、おそらく最低で6部作くらいになった、と思います。
いや、今からでも遅くない!
「ロード・・・」SEE版に追加撮影も加えて、今からでも完全版!作って下さい、PJ!!(爆)
特に、ボロミアのシーンの追加を頼むぞっ!!!(←そこかいっ)

「指輪物語」シリーズの面白さって、いわゆる「悪役」っていうのがはっきりしている、っていうのはそれはそうなんだけど、見るからに悪役のオークやトロル、ゴブリン、そしてドラゴン、っていうのも出てるんだけど、だからといって単純に悪を敵を倒す、っていうだけではないところ。
敵というか、悪は、外だけでなく、自分の中にある、っていう。
悪っていうよりも影、って言った方がいいのかも、ですが。
外の悪と、内なる悪との戦い、このあたりがこの物語の魅力なんですね~。
この内からの悪というか影、これを巧く発動させるのがサウロンとか指輪の力であるわけでして。
その悪が悪からではなく、本来なら善というか、同胞を助けたいというようなそういう心を巧く巧妙に、導いて「目的のためには手段を選ばず」みたいな方向にいかせて、その手段を使わせているうちに、本来の目的を忘れさせていく、という・・・
これは、第一次世界大戦で知人や友人、息子をも失ったトールキンの真に思う所だったのかもしれません・・・
でも、こーいうのって文書とか本でも表現が難しいんだけど、映像でも難しいわけでして、たぶんそれが理解できないので、「ロード・・・」の第一作で、T田N子女史がとんでも字幕書いたのはそーいうわけからなんだと思います。
まぁ、私もたぶん、映画を一回みただけでは、あるいは原作一度読んだだけでは理解できなかったと思う・・・
当時は、T田N子女史が、洋画字幕制作をほぼ独占していて、週に一作字幕制作!とかっていうのが、「スゴイ」的な美談っていうか、そういう路線だったんだけど、結局、そういうのはやっつけ仕事になっている可能性もあったわけで、「指輪物語」はマニアが多いので、そのやっつけ字幕では誤魔化せなかったんだよね~。
それでも、「字幕は字数の制限が」とかって、そういう問題じゃないのに、わかりきってる言い訳しか並べず、反省や改善策を見せないT田N子や、日本配給側には今でもかなりムカつきますが、今でも、あんまり反省してないようですねぇ~^_^;
つい最近まで、未だに業界側が嘘情報を流して、保身を図っていたというのには驚きましたな、しかも、それを未だに信じている人々も多いとはねぇ・・・
と、映画とは関係ない話になりましたが、今回というかホビットに関して言えば、字幕は大丈夫でしたよ(爆)
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【ポスクロ】やってきました・49

2014-12-30 20:51:09 | ポスクロ
いよいよ、年末ですねぇ・・・
私は、目標の通り、昼寝をしない生活を続けていますが、朝寝はしてる(爆)
いや、朝寝坊しないは目標じゃないからね~。
で、ポスクロ、私が送ったのはようやく10日以上かかって(いつもだと一週間以内で到着する)フィンランドについて、期限切れギリギリだったロシア宛もなんとか到着しました。
しかし、受け取る方は結構いただいてしまっていて、現在、受け取った方が+7通も・・・
そして、結構ドイツ祭り状態!も多いんだけど、最近、オランダとかロシアからがあまり無い・・・
まぁ、一時的なもんであろうかとは思うが。
まー、あと2,3日でチェコと中国へ送った分が期限切れでノーカンになるので、そしたらまた、新しく出せるんだけどねぇ・・・
でも、ちと悲しいのぉ~、期限切れ・・・

で、いただいたポスクロです。


ドイツ北部の街にお住まいの、小学生のお子さんがいるお母さんより。
どうやら、あんまり英語が得意じゃないのか、あるいはあんまり英語では書きたくないのか、はたまた単純にあんまり文章書きたくないのか、で、書いてあるのは「I wish a merry christmas and happy new year!」って、なんかそーいう歌詞の歌あったよな、ってこの一行だけでございます^_^;
ま、そーいうのもありかな?
しかし、これこそ正しきクリスマスカード!!っていう感じですな。
思わず「ベツーレエ~ムゥに生まれ~たもぉぅ♪」とかって、賛美歌歌いたくなるようなカードです。


消印が可愛い。


こちらは、ルーマニアより。
ロックとジャズと映画が好きな、たぶん若いお嬢さん・・・かな?
首都ブカレストから南東方面の街、Brasovというところにお住まいだそうです。
この景色のうちで、一番左側の細い路地みたいなところが私は一番好きです!と、書いてくださってました。
うーむ、確かに歩いてみたくなるような路地ですね。
この間行った、日本平の「切通し」みたいな感じだね~。


なんか、高そうで触るのが怖そうな時計でございます。


こちらも、ドイツです。
南部のアウグスブルグというバイエルン州の街にお住まいです。
街の名前の由来は、ローマの皇帝アウグストゥスで、紀元前15年にこの皇帝によって城が築かれたのが最初だそうです。
ちなみに、この頃の日本は縄文時代・・・^_^;
でも、あの遮光器土偶とかが作られていた時代でもありますから、そうそう卑下する事もない(爆)
市庁舎前にある泉が、アウグストゥスの泉と呼ばれて有名だよ、って書いてくださっておりました。


切手、一番右の消防団少女のは初めてもらったよ~


ポスクロ用のスタンプ。もしかして、こういうのが市販されてるのかなぁ?


こちらはチェコより。
「今年最後のポスクロカードです。」と、可愛い上に読みやすい字で書いてくださっております。
本人も、可愛い24歳の美女からでした~!!
で、絵の方は、チェコの有名な絵本作家、Josef Ladaさんの絵だそうです。


素朴系で可愛いですねぇ~!


ラストはイタリア・ヴェネチアより。
ポスクロ歴は6年というベテランさんですが、プロフィールは超簡単!な男性より。
本文の方も、イタリアより挨拶します、気にいってくれると嬉しいねぇ、くらいのみの文章でありました。
ゴンドラとサンマルコ広場、と、まさしく「名所」的なヴェネチア葉書ですね~。
私が想像するに、きっとヴェネチアにはネコが沢山いる!と、みました。
そのココロは・・・
車が通行禁止、細い路地が沢山ある、海の近く、っていうネコが好きそうな場所っていう気がするからさ~。


なんとなく、コンテポラリー的(?)な、イタリア切手ざんすね。




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『フューリー』

2014-12-29 14:23:06 | 映画
こんなデジャブーなメールが来てました。

私は来月で60歳になります。村瀬家の慣わしで【還暦を迎える者は財産の半分を散財す
る】のが決まっていますので、あなたを含めて20名それぞれに【36億円】を割り当てま
した。突然の話で驚いていると思いますけど…このまま
・・・

しかし、今回は素直にメールで全部読めなくて、以下はリンク先のサイトからご覧下さい、になってるので、読む気もないんですがねぇ。
この手の話の、ほとんどはアダルトの出会いサイト系に加入させて、メールのやり取りがポイント制となって、その手数料を取る目的なんだそうです。
ちょうど、昨日読んでいた本「迷惑メール返事をしたらこうなった」

に、実際にその後をレポした事例がいくつも載ってましたなぁ~。
しかし、迷惑メール防止条例とかできているはずなんですが、全然減りませんねぇ、迷惑メール。
それに、最近質が低いっていうか、安全に(笑)全文読ませてくれなくて、すぐサイトに飛ぶように指示されちゃうので、おちおち楽しめません・・・
あー、つまんないなぁ~。
年末は、新聞も薄いし、怪しい広告が入ってくる余地もあんまり無いみたいで・・・

と、思ったら、今日の新聞記事に、
「テイム・バートンとヘレナ・ボナム・カーターが破局」って載ってました^_^;
おぉ、なんてタイムリー?確かお子さんもいたはずでございますが・・・
なかなか、変人傾向同士(爆)でお似合いかと思ってたんだけど。
まぁ、お互いに「芸術家」的要素が強そうなお二人だから、「合わない」って思ったら、無理に相手に合わせようとするよりも、別々の道を進んでいいお友達関係に戻った方が得策、って見るんだろうねぇ・・・
うーむ、直接的な原因は書いてないんだけど、もしかして、新しいミューズを見つけてしまったんだろうか?バートン。
確か、ヘレナと付き合う前まではリサ・マリーさんという、ロングヘアーのスタイル抜群なモデル系美女とつきあってたんだよね、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のサリーのモデルでもある・・・
でも、その後、「猿の惑星」作った時に、出演していたヘレナと意気投合して、リサ・マリーと別れちゃったんだけど・・・
そして、バートンは自分の彼女を映画に出す癖(?)があるんで、そのリサ・マリーも猿の惑星に出て、ヘレナと同じ画面に出てたりするシーンがあったりしてさ~^_^;
・・・とすると、もしかして次の公開作「ビッグ・アイズ」出演の女優の誰かが、新しいバートンのミューズになってしまったのであろうかっ!?
あ、そういや、「ビッグ・アイズ」うちの地方でも上映してくれるそーです、わーいっ!!

で、昨日は映画「フューリー」を見てきました。

『フューリー』予告編

ブラピ主演で、予告では「アカデミー賞最有力!」となってますが、今のところ、アカデミー賞関連前哨戦ではほとんど引っかかっておりませんねぇ。
まぁ、「アカデミー章!」っていうのは、日本の配給会社のよく使う手ではありますが。
で、映画の方ですが、1945年の第二次世界大戦末期のドイツが舞台。
連合軍が、いよいよドイツ本国に侵攻しつつある状況で、その連合軍のアメリカ軍の戦車部隊の属するのがブラピ達。
現地では、ドイツは総攻撃じゃないけど、子供や女性でも戦え!状態で(日本での竹やり訓練に似ているところがありますね)
で、戦車の名前がフューリー。
戦争映画は、わりと波があるっていうのか、出てくる時期に一気にたくさん作られて、しばらく無くて・・・の繰り返しという印層を受けますが、現在はわりと「無い」時期であるように思います。
この「フューリー」が呼び水(?)となって、また戦争映画が出てくるようになるか?は不明でございますが・・・
最近の戦争映画は、アメリカ連合軍英雄!万歳!的映画はほとんど無くて、大体リアル路線であるが故に、悲惨さが強調されてるという感じですが、これもその流れのように思います。
戦争映画の中でも、「戦車映画」っていうジャンルがあるとかないとか、っていう話を聞きましたが、まぁ一般的にはあまり「戦車映画」って人気がある部門でもないような気もしますが、きっとニーズはあるのであろう(笑)
そして、その戦車映画マニアの中で、この「フューリー」は結構評判が良かったそうですよ、と、また聞きのレベルですが。
私は、戦争映画も戦車映画もそれほどというか、全然詳しくないので何ですが・・・
まぁ、ブラピ目当てに行くっていう映画じゃないのは確かというか(爆)
いや、役者としての成熟度とか、彼はプロデューサーもやってるので、最近は多分「自分が出たい映画に出る」という選択権がわりとある方なんじゃないか?役者として、って思いますが、その彼が選んだ自分が出たい映画、自分が撮られたい映画、っていうことなんでしょうね、こういうのが。
まーとにかく残酷な描写があるんですが、それが残酷さを強調することなく、淡々とやってるだけにリアル感があって、なんともむなしい気分になります。
これが、実際に70~80年前は普通で当たり前の感覚であった、そうでないと生きてはいけない世の中だったんだからねぇ・・・
ホント、恐ろしいもんです。
ドイツ兵でも、アメリカ兵でも、きっと日本兵であっても、基本は同じであり、「人間」である。
だからこそ、こういう状況下にあれば、多分誰であっても同じ行動を取る、取らざる終えない、っていうところがなんとも怖いでございます・・・
こういう状況下であれば、誰でもそうなるのであるなら、そうなる前にその状況を作り出させないようにするのが、現在の平和に生きる我々の責務でもあるんだねぇ~と、思います。
個人的に思うには、そうなるためには、「混沌・カオス」を受け入れる余裕を作ることなんじゃないかな?と思う。
自分の中で、自分とは異なるもの、それを認める、その存在を受け入れる、というあたり。
別に、それに同化する必要はないけど、異なるものを認める、それを忘れてはいけないと思う。
人間は、わりと秩序やピュアな世界を重んじるけど、それはそれである程度大切ではなるが、異質な存在があり、それを理解する前に排除しちゃう方向に進むこと、それを推し進める世界になってしまうことが何よりも恐ろしいんじゃないかな?と思いました。
そーいや、シャイア・ラブーフも出てたんだけど、今までだったらブラピに影響を受ける新兵という役がほとんどだったのに、今回はすでに仲間となっているおっさん役で出てたのでビックリしました~!
彼も、もうそういう年になったのねぇ・・・
でも、役者として考えれば、そういう主役を張るような少年~青年路線の役って時期も限られるし、代わりもわりと利くような役柄なんで、それよりもこういった「普通のおっさん」的役割も演じられる機会を逃さない方が、結果的には目立ち度はさておき、息の長い役者になれるのじゃないかな?という気がしました。
そーいや、クリント・イーストウッドの息子もちょい役で出てたんだってね~、全然判らなかったけど^_^;
そして、イーストウッドもつい、最近、また(爆)離婚したそうで。
84歳ですよ、この人!!そして、新たな彼女もいるそうで・・・^_^;;;
恐るべしっ!!

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『ゴーン・ガール』

2014-12-28 11:53:22 | 映画
冬休み、というか年末年始のお休み中です。
今回の私の、このお休み中の目標は・・・
『昼寝をしない!!』っていう事ですな(爆)
いや、いったん昼寝しちゃうと、延々夜というか朝までいっちゃいかねないので。
いまのところは、外に出かける用事が多かったので達成できていますが、これから自宅で過ごす予定が多くなってくるので、そうなると難しい・・・
なにせ、家に猫がいるのがかなりこの目標達成の妨げになるんですな(爆)
なにせ、猫ってすぐ寝るし、それも気持ちよさそうに・・・
さらに、人の膝の上とかに乗って来たりして、人間も眠気を催して昼寝することを誘導してくるのだ!
そして、布団の中で人の横にへばりついて、自分がぬくぬく寝るというのが、その作戦なのですっ!!
いやいや、今回は、その誘惑には昼間には乗らないようにしよう!!
・・・夜なら、大歓迎だ(爆)

っていう感じで、昨日は、図書館が昨日までの開館なのでお休み中に読む分の本を借りまくってきました。
日曜の今日まで開けててくれたら、うれしいんだけどねぇ・・・
まあ、そう無茶言ってもいかんか。
で、その後は、映画を見て、その後、映画勉強会の皆様とお茶会。
見たのはこれです。

映画『ゴーン・ガール』予告編


ティム・バートンもよく「鬼才」と形容されますが、この人も同じく「鬼才」と形容されることが多い、デヴィット・フィンチャー監督作品。
いやぁ、面白かったですよ、コレ!!
15歳以上の人は、見て損はない!と、思うよ。
まぁ、「泣ける」とか「感動」とか「かわいい」とは、別の次元でございますが^_^;
しかし、難しい事に、この映画、大いに語り合いたいところが多い、それだけ面白かった映画ということなんですが、それを語り合うのは絶対に、すでに見た人でないとダメっていうところがもどかしいっていうかねぇ~^_^;
この映画の、面白さを伝えるには、「直接見ろっ!!」しか、言いようがないところが難しいでございますなぁ~。
それにしても、この↑予告、私が見たのは別バージョンのヤツなんだけど、これ、巧いねぇ、予告の作り方!
なんつうか、内容がなんとなくわかる、というか、この予告だけ見て観客が想像する「ストーリー」が一部合っているようでありながら、結構いい意味で予想を裏切っている作りなんですよね。
これが、編集の力!っていうもんかぁっ!!って思ったりもしましたがね。
ま、フィンチャー監督作品だから、間違っても「純愛」ではありません(爆)
では、以下は一応出来るだけ直接的なネタバレは避ける方針ですが、何か出ちゃうかもしれないので、気になる方は読まないでね。
・・・人生ゲームって、アメリカ生まれだったんねぇ~。





あらすじは、ある日、妻が突然失踪してしまう。何か、事件性がありそうな失踪なんだが、手がかりは少ない。戸惑いながらも夫は妻を捜すために警察に協力したりするんだけど、なんだか流れはその夫が妻を殺して・・・という方向に。果たして、真実は??
っていう感じなんだけど・・・
実は、この真実は?のその後が面白いんですよね。
この手を使うミステリーとか推理小説、何本か私は読んだ覚えはあるんだけど、それ自身は「あ、あったね、あるかもね。」っていう感じなんだけど、この映画はその後!その後が面白いっていうか予想不可能でどうなるか?ってハラハラさせるところが巧いんですよ、実に。
そして、人間というか、その映画内のキャラクターの陰影のつけ方も巧いんです。
大体、観客は誰かキャラクターの一人に自身を感情移入させて映画を見るのが普通というか、それがわかりやすくて楽(?)なんですね。
この映画の場合は、その「感情移入」される一番の人はたぶん、主役である夫のベン・アフレック。
で、そういう役割を担う人は、大体あまり裏を持たない人がふさわしい、じゃないと観客は彼の事がわからないから、その彼に感情移入しにくい。
だから、多少弱さはあっていいんだけど、あまり秘密も影もなく、単純傾向っていうか、いわゆる小市民的だけど善人、っていう人がふさわしい。
で、ベン・アフレックスのキャラも一見、そうなんだけど、物語が進むうちに、そんな彼にも怪しさというか、影が出てくるんですよね。
そして、あえてその影を活用して演出に利用したりとかもしてきて、観客の心を揺らすわけです。
憎まれ役にあたる某人も、単純に悪人とかズルい人とか、計算高い人、っていうだけでなく、どこか同情出来たり、観客からの感情移入を完全に拒む「エイリアン」じゃないんです。やはり、そこに不完全な人間を感じる・・・
そのバランスが巧い。
そして、善良なる一般大衆、それを操るというか無意識に操っているマスコミやメディア、この描き方も面白いですね。
政治家とか有名人の発言の一部だけを切り取って、その前後の発言や流れをあえて無視して、その発言の一部だけをクローズアップする事で、大衆のその人に対する意識とか感情を左右させる、マスコミやメディアの作戦みたいな・・・この手法もよく出てましたねぇ。
善良なる悪意っていうのか、やってる本人は、それがいい事、正しき事だと疑いもせずにやってたりするんだけど、それが実は??っていうあたりも面白い。
で、以下はホントにバレが入るので更に隠します。読みたい方は反転させて下さいね~。




彼女のやってるのは「完全犯罪」を目指している方向だと思うんですな。
「完璧なエイミー」これが、幼いころから、結果的に彼女を現在に至るまで永遠にこれからも縛り続けるわけでして。
それは違う、私は物語のエイミーじゃないし、っていうのを彼女も周囲も理解しているようではあっても、根本で彼女がなりたい、目指すのは「完璧なエイミー」なんでしょうな。
完璧な大人のエイミーには、完璧な旦那が必要となる・・・っていうわけでございますが。
その完璧になると思っていた、ベン・アフレックは、やはり彼女が思うような、彼女が理想とするような完璧ではなかった、って当たり前で、彼女が描く完璧な旦那は存在出来ないわけですからな、演技ならば、ともかく。
で、私が感心(?)したのは、こういう「完璧」を描く、完璧を目指す人とか完璧な犯罪を描く場合は、何かしら予期せぬわずかなほころびから、それが破綻してしまうっていうのを描くのが定番でございます。
こういう完璧を目指すっていうのは方向転換が効きにくい、っていうのがあるんだけど、彼女の場合はそれが完璧を目指しているのに、それが実に柔軟な思考で、次の手をすぐ打てるっていうところがスゴイ!と思いましたな。
手段に固執するのではなく、あくまで目的に固執出来る・・・これが出来る完璧主義者は少ないと思うんですが・・・
うーむ、これこそ「完璧なエイミー」だ!!と、感心しちゃったのでありますがね。
なんか、チョウチンアンコウのような夫婦となるんでしょうな、今後、あの二人は・・・
と、思ったりもする。
という、しっかりエンディングの形が出来ていても、なんかイマイチすっきり出来ないっていうところが「鬼才」の腕の見せ所っていうところというか、たぶん、これは原作とか脚本が良かったんだろうなぁ、と思いましたね。
こういう物語のスジでグイグイ引っ張って見せてくれる映画には、なかなかお目にかかれないもんですから、なんかすごくラッキー♪な気分にさせてもらった映画でございましたよ。




あ、そーいや、茶トラ猫が出てきましたよ!
あの夫婦の場合は、「猫は鎹」にはならなかったのねぇ・・・
っていうか、たぶん、あの奥さんは猫があんまり好きじゃないような気がする、そーいうイメージ^_^;;
マーゴさんに、ぜひ引き取っていただきたいもんです、茶トラ君。
コメント (2)
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ティム・バートンの世界、に行ってきました

2014-12-27 20:04:43 | 日記
昨日は、六本木ヒルズの森美術館で開催されている、「ティム・バートンの世界」展に行ってきました。
六本木ヒルズ・・・なんとも、私とは超遠い場所でございますが^_^;
しかし、たぶん、このテイム・バートン展、数年前にNYの近代美術館かどこかで開催したのの日本公開版だと思うんだけど、当時、真面目にNYまで見に行こうかと思ってたので、嬉しいでございますよ、日本でみる事ができまして。



で、開催時間は11時からなんですが、その前からすでにチケット売り場には長蛇の列がっ!!
先に、ロー●ンでチケット買っておいてよかったよぉ~・・・
チケット売り始めるのも11時あたりらしいのでね。
私は、とっとと先にチケット引換えてエレベーターの列に並びます。
この森美術館、52階にあるんだそうで!もっと上には展望台とかもあるらしい・・・んだけど、有料だから別にいっか、と思ってしまう私であった。
そして、52階にちょうど10分くらい前につきましたが、そこでもすでにそれなりの列・・・
でも、このくらいはまだ、良かったと、後からつくづく思いましたねぇ・・・




まー、とにかくティム・バートンですから、中身のほとんどは、傷だらけとグルグルと、クマ付きの目玉っていう感じですな(爆)
まー、普通だったらかなり、奇妙というか不気味・・・と、思うような展示がほとんどなんですが(彼の絵本(?)「オイスターボーイの憂鬱な死」的な感じが強い)、実際に見にきた観客、それも冬休みのせいか学生っぽい女性グループが多かったんだけど、その形容が、
「かわいい~!!」ばかりだったので、いいのか?それでっ!?と、思ったりした私です(爆)
でも、その後、その年代とよく接している方(学校の先生)にその話をしたら、
「いやぁ、その年代は、とりあえず感動したりとか、感情が動くような体験の表現がとりあえず全て『かわいい』と表現するんですよ!」とのお言葉でした(笑)
そーいうもんなのねぇ~^_^;
さて、ティム・バートンと言えば映画監督で、よくジョニデと組んでの映画が有名かと思いますが、そのキャリアの始めは実はアニメーターだったんです、しかもディズニースタジオの。
どう考えても、作風ちゃうだろっ!!って思うんですが、当時はやはり苦労したらしい・・・
今でこそ「きもかわいい」と評価されるような彼の絵ですが、当時は単にグロテスクだけで、とても一般的には受け入れられにくい・・・
そして、ディズニーの当時は、誰からも愛される作品、ですからね~。
当時、彼が作った「ヴィンセント」や「フランケンウィニー」も、結局、当時は理解されずにお蔵入りとなり、そして月日は流れ、その当時ボツにされた「フランケンウィニー」が、長編作品としてディズニースタジオで作られたりするようになったのですから、なんとも趣深いものがあるっていうかね~。
あ、私は結構昔からティム・バートンのファンだったので、彼関連の本とかで翻訳されてるのはほとんど全部持ってるのでありました(笑)
しかし、「あー、そうだろうと思ったよ、ティム・バートン好きそうな人に見える!」って断言されちゃうっていのは喜んでいいのやら?何なんか?っていう気もしますが(爆)
で、今回の展示は、映画監督というよりも、それよりももっと大きな括りの「アーティスト」としてのティム・バートンっていう感じでしたな。
どこへ行っても、どんな時でも、ついついあちこちいたずら描きしてしまう、っていうわけで、まず入場してからは、そういった描きなぐった感作品の数々なんですが、そのほとんどがペーパナプキンに描いたモノ!!
そして、やはりつぎはぎとグルグルと、クマのある眼球が目に付きますねぇ~。
たぶん、彼の頭の中には、そういう物が溢れかえっているからなんでしょう。
映画では、元ネタというか元デザインは彼のモノでも、やはりそれはそれなりに、一般的に見てそれほど拒否感の出ないデザインに甘めに変換されてるんだねぇ~^_^;と、思ったりして。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」なんかのデザインも、結構映画になった状態としてみると不気味って言えば不気味なんだけど、どこかエレガンスさがあるんだけど、原画的にみるとホント不気味(爆)
でも、ユーモアは原画の方がよく出てるかな?ブラック系ですが・・・
私は、ティム・バートンのダークファンタジー系美術設定が好きなんだけど、それは不気味&気持ち悪い&怖いだけでなく、そこにエレガントさとユーモアが含まれているからなんですが。
しかし、つぎはぎの意味が、壊れた破壊された物(心を含む)でも、つぎはぎでまた、元通りではなくても、別の形としても復活する事が出来る、壊れて終わりではない、っていうところなんか、いいなぁ~と思いました。
で、一応音声ガイドがあったので借りてみましたが・・・
結構、情報量は少なくてちょっとがっかり、かなぁ~・・・
普段、美術館で私はよく音声ガイド借りるんですが、それらと比較するとかなり量が物足りない印象・・・
まぁ、喋ってる事ほとんどをすでに私が知ってるっていうのもあるかもしれませんがねぇ~^_^;
映像モノも結構ありましたが、どれも人気で、っていうか、入場してからもうすでに満員状態になってしまってましてねぇ~、なかなか自由には見られないというか。
まぁ、仕方ないですねぇ、それだけ人気があるってい事で(笑)
あとは、この人気に見合っただけの映画に客が入ってくれるといいんですがねぇ・・・
ジョニデが出てないと、案外と彼の映画は日本ではヒットしてないんですよねぇ・・・
忘れもしないのは、「チャリチョコ」が公開当時、ヨン様映画よりも入場者少ないだろう、って小さいスクリーンの劇場に追いやられた事でした^_^;
えええっ!?なんで、バートンの映像美がヨン様恋愛映画に負けるんじゃっ!!と、当時かなり私は憤ったもんですが、その後チャリチョコは大ヒットとなり、ヨン様を押しのけて一番大きな劇場で上映されるようになった、というのも懐かしい思い出です(爆)
しかし、次回作の「ビックアイズ」、私の地方では上映してくれるだかしないだかも、まだイマイチはっきりしておりません・・・


パンフとローソ●特製チケット。


おまけ:富士山とアダチン


バートン展入口とアダチン


目玉バルーンとアダチン

あ、ナマのバートンにも一度だけ、お目にかかった事があります。
なんつうか、シャイなおぢさん、っていう感じの人でしたよ(爆)

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