丸顔おばさんのブログ

すべての問題は「心」に通ず。
リンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」

李克強さん、本気出してるみたい。習近平さんは・・・。アメリカでロシアを支援する習近平を名指しした法案が可決。

2022-06-08 10:14:10 | 中国情勢
この続き。
李克強さんが力を持ってきていて習近平が追い込まれてきている件について、
ゼロコロナ後のガス抜きと単なる行き過ぎの修正なんじゃないか?と書いたんだけど、
けっこうちゃんとやるみたい。

【06.05役情最前線】💥李克強が次の動き、習近平の「ゼロ政策」断ち切りへ? 💥中露の緊張 習近平に2度援助要請💥六四天安門事件周年日 北京の空に「悪魔の顔」?💥閉鎖管理続く上海
1:55~
北京では多くの人が隔離のため連れ去られている。
上海はロックダウンが解除されて1日もたたないうちにまたロックダウン。
6月1日解除され、2日またロックダウン。
ますます多くの人が中共政府に責任を問うている。

そうみたいだな。
2022年6月7日更新
上海当局が6月1日に都市の再開を開始したため、COVID-19感染の新たな報告により、再開から24時間以内に一部の住宅街が再び閉鎖されました。
みんな怒ってるだろう。

政府はゼロコロナは困難な任務であると率直に語っている。
30日夜、北京の一部のコミュニティがロックダウンされ、多くの人が隔離のため連れ去られた映像がネット上に出回っている。
5月31日、国務院は下部機関である国家医療保障局、財政部、国家衛生健康委員会などの部や委員会と共同で、
「2022年度医療保障基金飛行(無通告)検査工作通知」を発表し、
法律に基づいて、医療保障分野の違法行為を調査・処理し、医療保障基金の安全を確実に守ることを決定した。

大規模PCR検査の費用に医療保険資金を使っていたことが判明し、最終的にツケを払うのは、国民の医療保険であるわけで、これを正せと李克強が言った。
10万人の大会を召集した5月25日 に、国家医療保険局が各地に文書を送ったと報道された。(冒頭リンク先記事参照)
そして31日に具体的な通知が来たんだな。
具体的には↓

通知によると今回の「飛行(無通告)検査対象」は、全国の指定医療機関と、県、区レベルの医療保険を取り扱う機構であり、検査は適宜、関連機構や保険加入者に拡大されるという。
特筆すべきは、検査期間が、2020年1月1日以降に設定されていることである。
つまり、武漢ウイルスの感染が急拡大し始めた時期以降である。

あらまぁ。コロナが始まった時までさかのぼってやるのか。てことは・・・

時事評論家の江峰氏によると、2020年の武漢肺炎発生以来、中国のどの都市も大規模なPCR検査を実施しており、これらの都市は党中央の呼びかけに積極的に応じていたが、この通知はこれらの都市がいずれも医療保険を利用して、決済したことを暗示しており、通知の情報量はとても大きいと言う。

PCR検査を敢行した都市って全部だから、全部の都市の関係者が全員対象になっちゃう。

国務院は今、違法行為を徹底調査しようとしているが、李克強が習近平に矛先を向けていることは明らかである。
習近平のゼロコロナ政策は破棄されるかもしれない。

習近平、失脚か?
李克強さん、ガス抜きと習近平の行き過ぎの修正と尻拭いかと思ってたけど、
けっこうちゃんとやってるな。
たぶん、他の派閥の長老も、そういう方針でまとまっているような気配だからな。(冒頭リンク先参照)

習近平が失脚となれば、


仲がよろしいWHOのテドロスさんあたりの力も弱くなるかな?
再選されちゃったけど。
こういうのも頓挫してほしい。
はっきり言って、こんなのやられた日には命かかってくるんでね。
この権力闘争は日本も世界も無関係ではない。

ついでにウイルス作ったやつらも捕まえてほしい。

漏らしたかばら撒く指示をしたのは習近平ではないか?
DSと共同開発していたウイルスを、中共は、2019年夏からちょこちょこ漏らしちゃってたか、ばら撒いていたか分かんないけど、出ちゃってたわけだ。
こういう状況で、
習近平は、香港を支配・制圧したいがために、このウイルスを香港にバラ撒いてやろうと考え、人民解放軍に命令したのかもしれない。
そしたら、持ち出すときに大々的に漏れちゃって武漢があんな大変なことになってしまった?
一番近くにいた武漢研究所の研究員が犠牲になり、近隣の武漢市民も犠牲になった。



でも、そこまでやると、共犯のディープステートが黙ってないだろうからな。
それでも、暴君が淘汰されるだけでも、いい兆候だ!

習近平の民族復興の夢はどれをとっても国の財力の支持なしには実行は難しい。全国規模にPCR検査を頻繁に行い、お金はくれない。民衆が反感を覚え、多くの国民がお金が底をつくか、支払いを拒否したとき、まちがいなく反乱が起こるだろう」

習近平の夢は、昔に戻ることだよな。
「中国の夢」は「中華民族の偉大なる復興」と「一帯一路」、二つの部分が構成している。かつて東は中国から西はローマ帝国に及ぶ広大なシルクロードを勢力下に置き、鄭和の艦隊がアフリカの角にまで進出して文化や経済と科学技術をリードした中国の栄光を取り戻す」という意が込められている Wikipediaより

領土を拡張しようとしていると外国からすれば思うんだけど、
本人たちは、昔の欧米列強に領土を食い物にされる前に状態に戻したいということらしい。

中国には「国恥地図」と呼ばれる古地図が残っている。列強の半植民地支配を受けていた1世紀ほど前に中国各地で作られた。激烈な名前が示す通り、侵略で失われた土地を強調し、人々の義憤と愛国の情を呼び起こすためのものだった。 

中国人もそのように学校で教わってきているからそういう感覚の人が多いそうだ。
だから我々と話がかみあわないんだな。
台湾に対しても南シナ海に対しても野心を隠さないのは、そういう大義名分のようだ。
欧米列強はたしかにひどかった。
けれど今それを武力で取り戻すってのはなぁ。

そしてロシアのプーチンも演説で、
これはつまり、ウクライナは、ロシアの土地をソビエト共産党の創設者で指導者のレーニンが奪い取って、つくられた国だと語っているのです。 
(中略)
ウクライナでは、脱レーニン、非共産化のプロセスが続いているのだろう。
では、われわれが本当の意味での脱レーニンということがどういうことか教えてあげましょう。
と、言っているのです。
つまり、レーニンがあげたものをすべて、われわれに返してくださいねと、この演説では言っているのです。

こういうことを言ってるらしい。
てことは昔のロシア帝国時代に戻したいということだろうと言われている。

ウクライナの長年にわたる問題も、アメリカのネオコン戦争屋がウラで戦争の火種を作ってきたことが明らかだけど、
プーチンもロシア帝国運動のネオナチを送りこんで、
というふうに
このたびついにプーチンが侵略しちゃって、最近こういう演説をしている。

武力で昔に戻してしまいたいというのは、習近平とプーチン、やっぱりなんだか言い分が似ているんだなと思った。
(ついでに日本の憲法改正したいやつらも、明治に戻したい人たちだ。)

こういう支配者を今、大国のトップにして、NWOの完成に使っているんだと私は思っていた。
ロシア、中国ともに憲法改正して、プーチン・習近平がずーっとトップにいられるように数年前に準備済だからな。
(中国の改憲については冒頭リンク先)

でもこいつらなんだかもうダメみたい。
習近平は医療保険の濫用で吊し上げか~?

第二の注目に値するところは、国務院の各部・委員会が一体となって「カネを差し止める」ということは、中国共産党が組織的に習近平みずからの指揮を捨て去ることを意味するということである。

これやるってことは、党内は、もう習近平の追い落としで意見がまとまっていると思われる。

もし、一部の地域や幹部が理解できず、引き続き国のお金を使ってPCR検査を行えば、それは政治的に習近平の権力配置を一掃するための政治的な口実になるはずだ。

そうなると、習近平のしもべたちも粛清だろうな。上海のトップの李強とかも。

江峰氏は、「習近平・李克強闘争」がこの勢いで発展すれば、文化大革命終了後、国中から「3種類の人」が粛清されたような事態が発生する可能性があると見ています。
「つまり党内で誤りを正して本来の正しいやり方に戻して、人事を調整、政治運動が行われたことを覚えているだろう。
この3種類の人とは、造反派から始まった人、派閥の考えが強い人、ぶん殴り打ちこわし略奪を働く者である。
それはそれまで毛沢東の文化大革命路線に忠実だった多くの幹部を粛清することだった。
それは今行われているのと同じように、幹部を粛清する明確な線引きである。
今回医療保険の不正流用を、2020年1月1日以降にさかのぼって調査することは、中共の組織、幹部制度全体に大きな衝撃を与えるとし、習近平のこれまでの政治路線を完全に清算するようなもので、第20回全国代表大会までに、この内部闘争はエスカレートする一方だろうと述べている。

習近平さん、3期目続投危うし。

そして最近の中国とロシアの関係について↓
ロシアのウクライナ侵攻は6月3日でちょうど100日目。
プーチン氏は当初の目標をまったく達成できておらず抜け出すのが困難な泥沼にはまっている。

なんか長期化しそうだもんな。
2022/6/7 
2022/6/6

ウクライナは非常事態ということで国民を戦争に動員しているわけなんだけど、
ロシアは動員ではなく募集して、足りない分は傭兵を使っている。
2022年05月20日 

こいつがそのボスだな↓

そのロシアのネオナチは「ルシッチ」というらしい。
2022年5月23日 

ネオナチはウクライナにもロシアにもいる。
そしてプロパガンダによって、ウクライナの一般の国民までネオナチ扱いされていることに、私は心が痛む。
それは例えば日本が戦争に巻き込まれて、日本人は全員極右の日本会議だと言われるのと大して変わらないと思う。

一方、ロシアのネオナチでないふつうの国民の兵は、強制的な動員ではなく募集なので、
2022年03月01日
若い兵士を送り出し「演習が終わったら帰る」と聞かされていた父母らが、ウクライナ側で捕虜になったという情報から初めて息子の「戦争参加」を知るという事例も相次いでいる。 
(中略)
ロシア国防省が「人的損害は極めて小さい」と強弁する中、戦死者の実態が明るみに出れば、厭戦(えんせん)ムードが高まりかねない。
 報道によると、ウクライナ軍トップがフェイスブックで公開した捕虜2人とされる写真で左に写っているのは、中部サラトフ州出身の兵士(19)。父親はロシアの独立系テレビ局「ドシチ」に「24日に知った時はうそだと思ったが、翌日に(人権団体・兵士の母の会から)本当らしいと伝えられた。軍に照会すると、五分五分で確認中と言われた」と明かす。

国民をだましているかのような報道も出ている。
そうでもしないと兵が足りないのではないだろうか。
国民の理解を得られないから動員できないとも考えられる。
それは多くのロシア人にとって大義の薄い戦争であるから、という見方もできる。

そして決着がつかず長期化の予感。すでに泥沼といってもいいだろう。

国際社会の制裁がエスカレートしているのに加え、
プーチン氏へ限りない支援を約束していた習近平総書記でしたが、
今、この約束という重荷を降ろすためにあらゆる手を尽くしているようだ。

そんななかで、中国はロシアに協力したくないそうだ。
一番の理由は、中国は西側に制裁されると困るからみたい。
共産党の委員会でも正式にそういう方針に決まったみたいだしな↓
(動画より)
まず、5日の政治局常務委員会は中共の内部闘争が始まり、習近平と反習勢力の戦いの第一ラウンドが始まったことを示すものだと考えられます。
紀元ヘッドラインの分析によると、このラウンドは双方に痛みわけがあり、習氏は重要なゼロコロナ政策を維持し、反習勢力は経済と外交の分野で習近平に譲歩を強いることになりました。

経済と外交をなんとかしろって。
だから、これをめちゃくちゃにした習近平に対する不満がすごいものと思われる。
それで今急いで、関係修復に奔走しているわけだな(冒頭リンク先参照)

最近、プーチン氏は習近平が約束を守らないことに不満を持ち、貿易、技術、金融などの多方面での支援を2度にわたって北京にせまり、習を困らせていると報じられた。
一方、中共当局は中露関係が緊張していることを認めている

ロシアはやはり中国の支援がないと、かなり厳しいのではないだろうか?
侵攻を始めたばかりの時から、中国がかなり裏で支援していると漏れ伝わってきていた。
でも中国はもう、支援したくないようだ。

ワシントンポストの報道によると、ここ数週間、ロシア当局は北京に対して、中国のさらなる支援を懇願し、北京に対して、「上限のない友好」パートナーシップを果たすよう求めているということだ。

そのワシントンポストの記事はこれだな↓
2022年6月2日午後5時58分 

中露協議に詳しい当局者によると、モスクワは少なくとも2度、北京に新しいカタチの経済支援を迫り、両者のやりとりは緊迫したものになっているという。
ロシアは2月24日のウクライナ侵攻前に交わした貿易約束の履行と財政的、技術的支援を要求している。
同紙は習近平が側近に、制裁に違反せずにロシアに経済支援を行う方法を探すよう指示したものの、ロシアに財政支援を行う方法は多方面で困難に遭遇したことを中国とアメリカの当局者が明らかにしたと伝えた。
ロシアの支援策に携わった北京の消息筋は、「この要求は緊張を引き起こすもので、しかしこの対話で自分たちの状況を無視することはできない」と言った。

自分たちが困っちゃうからロシアを支援できないのよ~と言い訳。

おばさん思うけど、もしロシアが勝つ公算が高ければ、支援を続けたと思うよ。
そしてロシアと組んで好き放題やるつもりだったと思う。
でも戦争長期化し決着がつかず、アメリカの力が依然強いとなると、
制裁される一方で、
自分たち中共の活路がなくなっていく。
そして今後も、ロシアが浮上する見込みが薄いと中共は見ている。
そういうことではないだろうか?

この中共当局者は、「中共がつねに中国人民の最大の利益のために行動する」という自分で自分を欺く言い訳をも使ってロシアを適当にあしらった
中共当局者は、ロシアは戦争支援のための武器や弾薬を要求していないと述べたが、
ロシアが技術や物資など軍事作戦に使用できるほかの物品を要求したかどうかについてはコメントを避けた、と同紙は報じた。

しかしウクライナ戦争は予想以上に長引き、北京はモスクワに対して、戦争を終わらせれば中国が国際制裁に反対する余地が増え、ロシア国内の外国企業の流出を食い止められると示したという。

やはり短期決戦の予定だったんだろう。
そして、いっしょに世界を分断して666を完成させる予定だったのに、予定が狂っちゃったんだと思われる。
似たようなイデオロギーを振りかざしている二人の絆も、もろいもんだな。

習近平が大手術するまえに、プーチンにお電話して絆を確認していたのにね。
自分になにかあったらあとを頼むと。
はかないね。。。
あいつらに使われている過激な者同士の友情だったのかもしれないね。

ワシントンポスト紙の報道の信ぴょう性について、アメリカ在住の時事評論家唐靖遠氏は信ぴょう性が高いと見ている。
サウスチャイナモーニングポストをはじめ、多くのメディアが消息筋の話を引用し、現在外務次官を務める楽玉成氏がまもなく国家ラジオ・テレビ総局に副局長として異動することになると例を挙げた。
ロシア語を勉強しロシアで公使を務めた楽玉成氏は「ロシア通」として有名だ。
王毅外相の後継外相とみなされていたが、彼が外務省より格下の国家ラジオ・テレビ総局に移ったことで、彼が当初雰囲気づくりのために主張していた「中露の友好に上限なし」などの言葉はのちに習近平を困らせることになったという。

あ~、責任者は左遷か。

「この動きをひとつの側面から見ると、中露同盟の主要な当事者は楽玉成であることを示している。しかし当局は今、中露関係を調整している『上限なし』はすでに中共の大きな負債になっている。

ロシアが予定通り短期決戦で勝てば、いい思いができたのにな。
じゃあ、ロシアとの同盟に尽力した人や習近平と近い人やゼロコロナを推進した人などは、これから先が思いやられるな。
左遷だけで済めばいいけど・・・。

さらに米国の枢軸法案に習近平の名前が含まれるなど前例のないものになった。そのため中露関係を冷やす必要があるという背景のもと、楽玉成が責任を負って出ていくのは筋が通っていることだ」(以下省略)

最近のアメリカは反習近平が多いと聞いてたけど、ほんとにそうみたい↓
5/18(水) 16:17配信
その中国では、ゼロコロナ政策の行き詰まりから、習近平派は地盤沈下し、李克強首相派の勢いが増している。
政争は汚職摘発という形態も取っており、例えば、李首相が主導した汚職追放を目的とした「廉政工作会議」が4月25日に開催された。
直後の4月27日には習近平派と目される天津の廖国勲市長が死亡しており、その背景には習近平派の幹部が関わる汚職疑惑があるとされている。 
同時に、4月27日には、アメリカでは議会下院が通称「枢軸法案」という “The Assessing Xi's Interference and Subversion Act“ を超党派で可決
具体的には、習近平個人を名指しで「ウクライナ戦争においてロシアへの援助や便宜」をさせないという法案。
国務省には、成立後30日以内に正確なレポートを提出させ、その後も90日ごとにレポートさせるとしている。
間接的に習近平派の勢力を削ぐのが狙いか。

習近平を名指しした法案まで可決されていたか。
2022/05/02
これじゃこれ以上はロシアを支援できないわけだね。
こういう法案が可決されたということは、
中国共産党の総意というよりも、
習近平がロシアを支援したかったという感じがする。

 一方で、李首相派からは、IT企業の欧米における上場再開、あるいは上海ロックダウンの中止など、国策の転換につながるような発言が増えている。仮に中国が「共同富裕政策」を棚上げにして自由経済に戻り、サイバー攻撃を取り締まるようであれば、アメリカとのサプライチェーン復活もあり得る

こういうアメリカの動きを受けての、中国共産党の権力闘争激化のようだ。
もうアメリカにこんなふうにされては、中国はやっていけないってことで、
習近平を追い落とすことで党内が一致したんだろうと想像する。

ところで、中国の石油会社が西側諸国から撤退を4月の段階で決めている。

2022/04/15
中国最大の石油企業である中国海洋石油(CNOOC)が、米国、カナダなど、北米地域で事業を撤退する予定だ。ロシアのウクライナ侵攻以後、中国と西側諸国との関係が悪化し、資産凍結など二次制裁を避けるためと見られる。

13日(現地時間)、ロイター通信は業界関係者らを引用し、中国海洋石油が英国、カナダ、米国で行っている事業を撤収する計画を立てたと伝えた。

これは習近平の天敵、江沢民派のものらしい。早々と制裁回避の準備をしている。
こちらは、抜け目ないな。
こういう感じなので、西側から制裁されることばかりやる習近平が気に食わないはずだ。

複数の懸念で欧米から撤退、中共、デカップリングに備え  
5:10~
中国海洋石油、ペトロチャイナ、シノペックを含め、中国人に3桶油と呼ばれ、曽慶紅が所有していると知られている。
曽慶紅は中共の最高意思決定機関である政治局常務委員かつては国務院副主席を務めました。彼は中共の江沢民元主席のパートナーであるため、中国の三桶油の実質的な支配者は江沢民と考えられています。
習近平総書記が政権に就いて以来、江沢民との争いのなかで曽慶紅も多くの側近を失ってきました。

仁義なき戦いだからな。リアルマフィアだ。

しかし曽慶紅は今でも中国の石油産業に影響力を持っています。
11:50~
米国政府は現在の国際環境と中国の内部環境において米中関係が本当にデカップリング(切り離し)すれば、耐えられないのは米国ではなく中共であると認識できています。
また欧米がロシアに課した厳しい制裁も中共に懸念と恐怖を深めています。
その理由の一つは、中国はまだ技術的な自立ができておらず、米国に依存する必要があるからです。

やっぱ実力が違うんだな。カネと勢いと人数だけでは、もろいもんだな。

もし制裁を受ければ経済的あるいは技術的にも大きな損失を被ります。
中共はまた海外資産が没収されることを恐れています
4月14日ブリンケン国務長官は、
「21世紀における外交とグローバル課題」に関するビデオ会議で「中共は、ロシア・ウクライナ戦争に関する言動に一貫性がなく、表明した立場と実際の行動に大きなかい離があり、中国の国際的評価を損ねた」と指摘しました。
国際システムの基本原則に関わっており、中共は最終的な選択をしなければならないと明言しました。

こうして最後通告をされて、実際に習近平にロシアを支援させない法案まで可決。
それは、もう中国としてみれば活路が無いって感じだな。
習近平は共産党の原理主義みたいなやつだけど、党内にはもう少し現実主義の人もいるだろうからな。
ここまで来たら、あいつはもう追い落とししてええやろとなるな。
共産党の長老たち(DSと仲良し)も、習近平がプーチンとともに666の仕上げ人にと、あいつらから選ばれたために、
権力の座にずーっとつけるように憲法改正まで賛成してやったけれど、
プーチンもあかんとなればもう用済みということなのではないだろうか?
自分たちの財産を守りたいだろうしな。

ロイターの情報筋によると2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、シノペック、ペトロチャイナ、中国海洋石油はロシアで数十億ドルの投資に対する西側制裁の影響を評価してきたといいます。
現在この3社は既存のロシア石油契約しか履行しておらず、非常に有利な価格であっても新規契約の締結を避けています
中国外務省も3社に対して、ロシアでの資本投資を急がないよう警告しています。
シノペックもロシアで計画中の5億ドルの天然ガス化学工場新設の交渉を打ち切りました。
これは中共が米国などの国々からの2級制裁を受けることを懸念していることを示しています。

西側では制裁されて大変だから、もう進出はしない。
だからといってロシアとも慎重だ。
今、敏感な時期だから、外務省も警告。

しかし分裂した中共内部では、親ロシア派が内部の反対の声を静めるために弱腰にならざるを得なかったという可能性もあります。
ホワイトハウスのキャサリン・タイ貿易代表は、最近、「米国は中共と交渉する善意の努力が限界に達している」とし、「長い目で見れば中共の米国に対する貿易的挑戦は、今日のロシア危機をはるかに超えている」と言及しました。

もう限界や。おまえら挑発的すぎて損するでと、米政府の人が言ったか。
やりすぎたな。近ちゃん。

中共は表面上、弱気な姿勢を見せていませんが、内心ではロシアと同じ境遇になるのではないかと強く懸念しているはずです。
中共は現在、重心を国内市場に焦点を当てて世界貿易への依存を減少させることを望んでいます。
そのため最近の中国の公式メディアでは、
「国内大循環」や「全国統一大市場」の建設を加速させる必要があるとのプロパガンダがさかんに行われています。
つまり中共は、西側諸国とのデカップリング(切り離し)を想定して準備している。

あ~、もう、外国ではなく国内で経済をまわして生き残っていく準備を始めている。

中共は米国に依存したくはありませんが、同時に米国への依存を避けることもできません
そのため、ロシアから撤退し、慎重に投資する一方、国内の食糧生産を強化し、内部循環型の経済モデルへ移行しようとしています。

それで李克強がパンデミックでも収穫はしろと言っていたんだな。
農民は、指導者の言うことがみんな違うから、混乱していることだろう。
パンデミック中に収穫したなと吊し上げられたかと思えば、今度は構わず収穫しろと言う。

では、中共は、旧友である西側諸国を離れてどこにチャンスを見出しているのでしょうか。
王毅外相は最近インドを盛んに訪問しインドのモディ首相に、中国で開催される今年のBRICS首脳会議への出席を説得しています。
中共は東南アジアで影響力を行使したいと考えています。
2020年にはASEANがヨーロッパに取って代わり、中国最大の貿易パートナーとなりました。
また新しいシルクロードを通じて、中東やアフリカ諸国にも手を伸ばしています。
ロイター通信によると、中国海洋石油は西側諸国から撤退すると同時に中南米やアフリカ諸国のエネルギー資源を買収しようとしており、海外資産拡大の拠点をブラジル、ガイアナ、ウガンダなどにうつすことを企んでいることを明らかにした。

東南アジア、アフリカ、やBRICSと生き残ろうとしているのかな。
だから、こういうふうに世界の分断はされるのかもな。
ただ、当初の計画は、ロシア・中国がもっと大いばりで西側をやっつけて、
世界政府、社会主義、監視管理社会666にする予定だったんだと思われるけど、
弱気な分断となるのかもな。

これらの地域の一部の国は中共の投資に開放的な態度をとっています。
しかし中共にとって選択のない選択です。西側の旧友と手を組んで大儲けする歴史はすでに過去のものとなったのです。

そうか。時代が変わっていくな。

てことは、過激な近ちゃんが失脚したならば、戦狼外交なども過去のものとなり、
軍事的にも領土的野心よりも波風立てないようにとなれば、
日本も戦争の危機がなくなるかもな。

たぶん、中共はこの様子だと他国に攻めこむ力はもうあんまりないと思われるけど、
追い詰められたとき、狂った支配者はなにをするか分からないからな。
もう少し注意だな。


最近の中国共産党の権力闘争も、歴史のリピートなのかい?

2022-06-06 18:38:29 | 中国情勢
6月1日に、上海のロックダウンが解除された。
経済の損失ばかり取り上げられているけれど、多くの犠牲者が出ている。

日本人の犠牲者も出ていると聞いている。

こんななかで中国共産党内部の権力闘争が激化しているというので、まとめてみた。

動画の内容の一部を書き起こし。赤、こちらで追記。青、おばさんつぶやき。
【紀元ヘッドライン】🔶中共は内部闘争で崩壊?習近平が権力者や富裕層の海外資産に対する管理を強化する 🔶ゼロ政策で、優秀な人材が欧米へ流出
2022/5/19
3:15~
反習勢力と習陣営のぶつかり合い。
5月17日鋭い政治感覚を持つ胡錫進氏は自信の微博アカウントで、大胆かつ示唆に富むブログ記事を投稿。

胡錫進氏は中国共産党の御用メディアの元編集長だ。
てことは中共の代弁者みたいなもんだ。
あらあら~w民主党政権のときね~。

李克強がパキスタン首相と電話会談したことを伝える17日の人民日報の一面全体のスクリーンショットを掲載し
「主要市場に対する信頼が高まり期待を安定化させる」という見出しをつけました。
この記事について彼は
非常に重要な兆候だ。この兆候に従って迷いや不安を捨て新しいチャンスを受け入れる人は真のビジネスヒーローであり、時代のヒーローであることが証明されるだろう」と投稿しました。(中略)

その胡錫進氏が李克強を支持しろというメッセージ。
何が起きているんだ?

ここで、この権力闘争を簡単に振り返ってみましょう。
まず、5日の政治局常務委員会は中共の内部闘争が始まり、習近平と反習勢力の戦いの第一ラウンドが始まったことを示すものだと考えられます。
紀元ヘッドラインの分析によると、このラウンドは双方に痛みわけがあり、習氏は重要なゼロコロナ政策を維持し、反習勢力は経済と外交の分野で習近平に譲歩を強いることになりました。

ゼロコロナは維持しつつ、
でも経済はなんとかしなきゃダメだろうとなったんだな。

しかし、その前にもうひとつ、見過ごされていたことがあります。
4月16日、23年間の歴史を持つ中共の対外プロパガンダのネットメディア「多維新聞」が突然、すべての業務を停止すると発表しました。
コメンテーターの王友群氏は以前
「『多維新聞』の裏には江派との深いつながりがあり、江派の権力者である曾慶紅にコントロールされており、反習近平の重要な世論操作の道具である」と述べていました。
王友群氏は、中共政治局常務委員中央規律検査委員会書記である尉健行の選稿人であり、共産党上層部の内情に精通しています。
彼は多維新聞が突然閉鎖された具体的な理由は不明としたうえで、
習近平は再選が阻まれると感じ手を打ったに違いない。真に習近平の再選を阻止する力を持つのは曾慶紅が牛耳る江派だけで、胡錦濤が政権を握った10年間は江沢民派による権力の空洞化が進んだが、すべては曾慶紅の政治工作の結果であった。」

習近平が、江沢民の手下の曽慶紅のメディアをつぶしたんだろうってことね。
自分を悪く言う政敵のメディアを習近平がつぶしたんだろうと。

「江沢民が高齢で94歳で弱ってきている。曾慶紅(80歳くらい。人脈が広い。軍にも支持者が多い)と韓正(江沢民の腹心)を後継に指名。(ともに上海閥)
江沢民派・王岐山派・習近平派・李克強派と内戦状態。
引用元

その後のトップ争いでは、習近平が5月6日から8日まで3日間連続で、中国国家テレビ局CCTVに出演しなかったため、李克強が脚光を浴び、海外メディアでは習近平が李克強に「権利を譲る」意図で共産党長老の支持を得ているとウワサされるようになり、その後、李克強の権力が上昇したと沸き立ちました。
王友群氏は「この情報は納得できない」と考えています。

ま、李克強が~ってのはウワサやろと。

習近平に対するクーデターは、江沢民の軍部と胡錦濤、曾慶紅の党内勢力が仕掛けたという話もあると指摘しています。

むしろ江沢民派の連中のほうが、習近平をやっつけるのではないか?ってことか。
習近平はあまり軍権を握れていないと聞いていたけど。
(動画より)
人民解放軍内部には曾慶紅派や江沢民派が多い。曾慶紅の妹弟が人民解放軍内部にいて、習近平はすべてを掌握できない。だから、いざ台湾攻撃となったとき、武器運搬などを軍が放棄する確率は高いでしょう。習近平は心労がたえない。友達も支持者も少ない。習近平支持者は、福建省の書記。これも90年代頃、知り合いを北京に呼んだ。あと浙江省あたりの人を呼んで、彼らが習近平派になった。
だから朱鎔基や江沢民、曾慶紅と比べると、少なくて、話にならない。それが結託して習近平を責めている。習近平はすべての軍事力を握っているわけではなく、あるのは福建省と浙江省だけだ。現在の北京周辺の人民解放軍38軍は鄧小平の軍隊で、習近平を信用していない。なので、習近平は特殊部隊を北京に呼んだ。38軍は鄧小平の軍隊で、鄧小平の娘や息子がまだいるので、なかなか難しい。


徐才厚と郭伯雄が粛清されて以来、江沢民は軍上層部への影響力がなくなり、軍は習近平の手にしっかりと握られているため、この情報はまったく信ぴょう性がない」と説明しています。

いやいや、汚職撲滅で政敵を次々逮捕したので、まぁまぁ権力を握ってますと。
2015/4/16 05:00 

江沢民は天安門事件のあった1989年から、胡錦濤政権(2002年~2012年)に2年間も喰い込んで2004年までの15年間にわたって中央軍事委員会主席を務め、腐敗の限りを尽くした。引退後は自分の代理として徐才厚と郭伯雄を中央軍事委員会副主席の座に送り込み、中国全土にわたる軍の全ての人事権を握らせていた。腐敗によって巨大なネットワークを形成していたのだ。引用元)」

でも実際のところ、習近平がどこまで軍の権力を握れているかは、意見が割れている。
もう一つ、習主席が軍を掌握しているかどうか、疑わしい点がある。2016年2月、習近平主席が「7大軍区」を「5大戦区」へ編成替えした。その後、習主席は、多くの「上海閥」(=「江沢民派」。現「反習近平派」)の将校をクビにして、「習派」の将校に入れ替えている。確かに、軍のトップは、ほとんど「習派」で固められたと言っても過言ではない。
しかし、左官・尉官クラスは、依然、「上海閥」で占められている。したがって、すべての軍が習主席の思惑で簡単に動くとは限らないだろう。(引用元)」

その直後の5月11日『ウォールストリートジャーナル』は中国共産党関係者の言葉を引用し、李克強が習近平の影から抜け出したと伝えました

2022 年 5 月 12 日 09:08 JST 

この記事が出てから、李克強が習近平の地位につくのではないか?と騒がれ始めたようだ。

5月14日、人民日報などの党メディアはめずらしいことに、
20日前の「第5回国務院誠実工作会議」での李克強の演説全文をほとんど掲載し、そこで「経済を中心に置く」の重要性を再び呼びかけたといいます。

そして人民日報にも。
「5月14日、その日の人民日報を手にした多くの中国人はおそらく、一度、わが目を疑ったのであろう。紙面の1面にまず、「国務院第五回廉政工作会議における李克強講話(2面掲載)」という記事のタイトルが出ているが、紙面の2面を開くと、そこにはなんと、李首相の講話はほぼ紙全体を覆う形で全文掲載されていることに気が付く。  講話の内容はともかくして、人民日報の2面をほぼ全部を使って李首相の講話を掲載したのは実は、李氏が9年前に首相に就任してから初めてのことであって、まさに「大珍事」そのものなのである。(引用元)」

それは噂するよなぁ。

コメンテーターの郭平氏は、国内外の主要メディアによる今回の操作は、李克強の突然の権力上昇が根拠のないことではなく、習近平と李の権力闘争が熾烈な時期になったことを裏付けているようだと分析しています。
郭平氏は5月15日雑誌『求是』が習近平の文書『我が国の発展が理論的・実践的重大問題を正しく理解・把握する』を掲載し、再び共同繁栄、資本管理、重大リスクを防止するなど李克強の経済カードによる「権力奪取」に対し、明らかに反論していると指摘しました。
なお、かつて習近平の秘書長であった丁薛祥が率いる中央弁公庁は、15日の同日突然『退職した幹部が意図的に中央政府について論じ、政治的に否定的なコメントを広めることを禁じる命令』を出しました。

でも引き締めもしている。
「党中央弁公庁というのは党中央委員会の事務局みたいなもので、総書記ら最高指導部の秘書役が主な仕事だ。現在の主任の丁薛祥という人物は、頭は悪くなく、演説稿などもうまいのだが、習近平のイエスマンというのがもっぱらの評判だ。丁薛祥率いる中央弁公庁の打ち出したこの「意見」が、なかなか不穏である。(引用元)」

習近平の秘書役が、引退した幹部はだまっとれ、というコメントを出した。
引退した幹部ってことは、李克強ではなく江沢民と曽慶紅に言ってるのか?

大紀元のコラムニスト章天亮氏は、これは習近平の曽慶紅に対する切り札になると見ています。
以上がこれまでの中南海の権力闘争の主要な出来事です。

そして李克強さんの最近の活躍↓

【紀元ヘッドライン】🔶中共医療保険局、PCR検査費用の支払い停止🔶10万人大会で「習退位」を迫る🔶経済の不安定化 金融機関がGDPを引き下げた🔶李克強が警告:疫病予防中でも夏の収穫を継続
2022/5/30
・李克強が警告:疫病予防中でも夏の収穫は「継続しなければならない」
・中共医療保険局:検査費用の支払い停止の書簡を発行 地方財政に赤信号
・李克強は経済の安定化に難色。多くの金融機関がGDP見通しを引き下げた
・10万人大会で退位をせまる李克強
3:00~
李克強は最近「ゼロコロナ」に対する対抗策を実施し、「定期検査」を支える財源を直接断ち切った。
李克強が10万人の大会を召集した同日、『第一財経』は中共国家医療保険局が各地に文書を送り、大規模PCR検査の費用に医療保険資金を使用することは、現行の医療保険政策に合致しないと明らかにしたうえで、関係する地域に直ちに是正するよう求めたと報じた。

李克強さんはチャイナセブンの中では一番まともなことを言うキャラだ。
 2020年6月2日

だから習近平にたてつくことを言うのは、いまに始まったことではないんだよな。

大都市で定期的に集団検査を行うと5億人が対象となり、年間約32兆5千億円以上かかる。
2021年中国のGDPの約1.5%に相当する。
医療保険関係者は、この巨額の費用は国民医療保険の内部資金から支払われたと明らかにした。
地方政府にとっては痛くもかゆくもなく、最終的にツケを払うのは、国民の医療保険だ。

他人事とは思えませ~ん。
NWOですなぁ。

中共国務院共同予防管理メカニズムが以前出した意見によると、
「検査を行うべき」場合に必要な費用は地方政府が負担し、
「検査を希望する」場合に必要な費用は、企業、機関、または個人が負担することになっている。

そして大規模な会議で演説↓
7:55~
李克強総理は最近10万人規模の全国人民代表大会で、「経済の安定化」を改めて訴え、同時にゼロコロナ政策を抑制する動きも見せた。

「5月25日、李克強首相が中央・地方約10万人幹部を集めて、「全国経済安定化テレビ電話会議」を主催(a)したのである。前例のない規模だった。韓正副首相が議長を務め、孫春蘭、胡春華、劉鶴の3副首相も列席した。(引用元)」

劉鶴はたしか、習近平の腹心。。。

しかし専門家らは、これらの措置が中国経済を救うとは期待していない。
最近多くの国際金融機関が2022年の中国のGDP予想を引き下げた。

「出回っている「李発言要約メモ」によれば、主要目標として挙げられたのは、マイナス成長を回避し、プラスに持っていくこと。そして急激に上昇した失業率を下げに転じさせることである。 (引用元)」

(中略)
時事評論家の郝平氏は最近、李克強の10万人大会での演説は、中国経済とトップの権力闘争現状を変えることはできず、多くのメッセージを放ったと分析した。
1、習・李の不仲説は公然のものとなる。
李克強は10万人規模の大会でゼロコロナ政策に言及せず、暗にゼロコロナ政策は中国経済を合理的範囲から逸脱させる危険性が高いと批判していた。

前から対立ぎみだったのが、この会議で公然のものとなったか。

今の中国では、指導者たちが何かの会議を開いて政策問題を語る場合、必ず「習近平思想・習近平論述・習近平指示」を話の前提として持ち出すのが一種の慣例、あるいは仕来りとなっている。  あたかも神父が信徒たちに説教する時に、まず神様のお言葉を持ち出すのと同じように、そうすることによって彼らは、いわば部下として習主席に対する敬意を払いながら、「すべては習主席の指導下にある、すべては習主席の指導に従う」との政治姿勢を内外に示して見せるのである。(引用元)」

習近平のゼロコロナに触れなかったから。

2、習近平はまだ権力者であり、李克強は習近平が決めたルールに従わなければならない。
李克強の演説当日の夜、国務院直属の経済日報は10万人規模の大会での李克強の演説を否定する記事を掲載した。
この記事は人民日報などの他の官営メディアにも原文転載された。

当日に否定記事が出た。待ちかまえてたんですかね?

「ところで、25日深夜、李克強首相の演説が官製メディアによって、いったん、打ち消された(c)。『経済日報』が習主席を支持する社論を掲載(d)したのである。
けれども、連日となる翌26日、李首相は、各地方当局者に対し、夏の穀物の収穫を確実にするため「いかなる理由であれ、政府が夏の穀物の収穫に影響を与える検疫所を設置することは許されない」と再び命令を下している(e)。(引用元)」

「一方、当日の5月25日夜、国営中央テレビが放映したメインニュースの扱いは5番目にすぎず、極めて地味だった。翌日付の共産党機関紙、人民日報1面の扱いも5番手で目立たない。もちろん10万人という規模も無視した。中国のインターネットの主要なポータルサイトでもトップページになく、検索しても出てこないケースさえあった。
代わりに多くのメディアでトップに置かれたのは、習近平関連のさほど興味をひかないニュースである。共産党の宣伝担当部門が「10万人大会」の扱いを抑えるよう強く指示していたのは明らかだ。(引用元)」


また郝氏は李克強の演説から中国経済が予想以上に悪化し、崩壊寸前であること、
中共上層部の分裂が深刻で、地方幹部がそれぞれの考えを持ち、中共が危機的状況に陥っていることを指摘した。
(中略)
評論家の唐氏
劉少奇が7千人大会で、毛沢東に自己批判を強要したようなもので、ただ直接的でなく回りくどいやり方だ」(以下省略)

「このような大規模会議は、大躍進」後の飢餓問題を解決するため、1962年1月~2月にかけて行われた共産党の「7000人大会」を彷彿とさせる(引用元)」
7千人大会とは、毛沢東の大躍進政策で餓死者が出たあとの自己批判強要会議。
批判の対象が毛沢東であることは誰の目からも明らかだった。
大会は延期され、北京に留め置かれた地方幹部からは大躍進への不満が噴出した。毛沢東も「民主が不足していた」「中央の誤りは中央主席の自分にまず責任がある」と更に自己批判を行ったが、廬山会議でも味方となり突破口を開いた林彪に「総路線自身の問題ではない」「困難な時期には毛主席の指導に頼らなければならない」と擁護させることは忘れなかった。 Wikipediaより

おんなじだな。
餓死者が出てるのも同じではないか。
こうしてガス抜きさせるだけで、方針は変えない。
なんとなく李克強さんの役割が見えてきた。

打ち合わせ済みでやってるって可能性もあるんじゃないですかね?
その日のうちに批判記事が出るし。出来レースなんじゃないか?
そうだとすると、冒頭の中共御用メディアの元編集長までもが、李克強さんを擁護して持ち上げるのも納得だ。

トップに思いっきり暴走させて、側近が後から行き過ぎを修正していく。

周恩来は毛沢東の路線に従い、毎日紅衛兵と接見して指示を与えた。
劉少奇を「敵のスパイ」と決め付ける党の決定を読み上げたのも周恩来だった。 
その一方で周恩来は文革の「火消し屋」として紅衛兵の横暴を抑えようとした。
紅衛兵が北京の道路を「右派に反対する」と言う理由で左側通行に変えさせたため、交通が大混乱に陥ったときも、周恩来が介入して止めさせた。また故宮を紅衛兵が破壊しようとした際にも、軍隊を派遣して阻止した。興教寺など数々の文化遺産を紅衛兵から保護した。更に出来うる限り走資派のレッテルを張られた多くの党幹部を保護しようと努めた。例えば1968年8月26日、外相の陳毅が紅衛兵に襲われそうになったとき、周は「君たちが陳毅を吊るし上げるのなら私は前に立ちはだかる。それでもまだ続けたいのなら私の身体を踏みつけてからにせよ!」と叫び、身を挺して守った。 
しかし、周恩来のこれらの行動には限界があり、全体として文革の嵐を止めることは出来なかった。
ここに、最後まで毛沢東に忠実だった宰相・周恩来の限界があった。Wikipediaより」

一応、権力闘争もしてるんだけど、
結局、こういうお役目なんじゃないの?李克強さん。

💥(修正)【06.03役情最前線】💥中共がカナダ軍機を妨害 パイロットは悪口のジェスチャーをする💥六四天安門事件33周年 世界中で追悼イベント開催💥李克強が経済問題で習近平を再攻撃することは  
7:28~
中国共産党国家統計局の公式サイトは5月31日の記事で、統計局は5月30日にテレビ会議を開き、なくならない統計改ざん問題に対して特別な是正をするために動員計画をしたと発表しました。
統計局の党書記兼局長の康義は会議で動員演説を行い、「厳しく迅速に重大事件を調査し、統計違反した幹部の責任を追及すべきだと発言しました。
これを受けて、翌日には役人が失脚しました。
経済データの改ざんの取り締まりは健康保険局をPCR検査の引き受けから外したあとの李克強のもう一つの強硬手段であると指摘されています。

統計の改ざんも、摘発せよと。これも李克強さんの指示。
「李はもう一つ、手を打った。国務院が全国12省へ、統計に関する監督・査察チームを派遣すると同時に発表したのだ。4~6月の経済統計を巡り、成果を必要以上に誇示したい地方幹部らによる「水増し」を許さない厳しい姿勢である。裏にあるのは、いまだに目立つ統計不正の横行を許したまま来春、首相から退任すれば、地味ながら10年間、積み上げてきた自らの業績に傷が付くという思いだろう。李の本気度が分かる動きだ。(引用元)」

習近平を追い落とし、その地位に李克強さんが就くのでは?とウワサだけど、
李克強さんは来年で引退の予定だというんだよね。
「第 2 の注目点は新指導部の役割分担だが、
習近平党総書記(兼国家主席、党軍委主席)の留任は確実 なので、総書記に次ぐ重要ポストである首相(中国語で「国務院総理」)の座が注目されている次第。
ただ、 中国の首相は憲法で「3 選禁止」となっているので、李克強首相の辞任は確定だ。もし、彼が最高指導部に 残るとすれば、全人代委員長などへの横滑りが有力だ。事実、李首相は全人代の記者会見(3 月 11 日)で、 「今年は首相をつとめる最後の年だ」と自らリークした。引用元)」

習近平は憲法改正して続投可能にしちゃってあるから、今年秋の党大会以降も続投する気満々なんだと思うけど。
2021年06月13日
中国の最高指導者、習近平国家主席(共産党総書記)は15日、68歳の誕生日を迎える。
共産党には最高指導部メンバーが党大会の時点で「67歳以下なら留任し、68歳以上なら引退する」という定年の慣例がある。
しかし、習氏には適用せず、来年秋の党大会で3期目の続投を決めることが確実視されている。
2012年に総書記に就任した習氏は16年に「党の核心」の地位を獲得。着実に権威を高め、長期政権の環境整備を進めてきた。2期目に入った17年の党大会では習氏の後継候補となる次世代有力者を政治局常務委員(最高指導部メンバー)に起用することを見送った。
 さらに18年の憲法改正で、2期10年までとされていた国家主席の任期制限を撤廃。総書記に任期制限はないため、不文律の「68歳定年」さえ破れば、習氏は来年以降も最高指導者の地位を保つことができる。
 定年を廃止するかどうかで注目されるのが、党序列2位の李克強首相(65)の処遇。首相には憲法の規定で2期10年の任期制限があり、李氏は23年で退任する。ただ、李氏は党大会時点で67歳。政治局常務委員にとどまり、全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)などのポストに就く可能性はある。
 だが、習氏は、かつてエリート養成機関とされた共産主義青年団(共青団)出身の李氏を排除しようとしているという見方が根強い。定年慣例を完全になくし、李氏を引退に追い込む一方で、高齢の側近らを最高指導部に引き上げることも考えられる。
 次期首相の候補には共青団出身の胡春華副首相(58)が一時は最有力とみられていた。しかし、習氏との距離感から、李強・上海市党委員会書記(61)、李希・広東省党委書記(64)、陳敏爾・重慶市党委書記(60)らの名前が浮上している。  

だからよほどのことが無い限り、李克強がトップになることはないんじゃないのか?と思ってるんだけど。

ん?李強って、上海のゼロコロナを推進してたトップではないか。
住民に詰め寄られてる動画見たけど。
こいつが李克強さんの次の首相の地位に就く可能性があるのか・・・
習近平続投で・・・
このツートップ、まずいじゃないか!

お次は外交↓
💥【06.02役情最前線】💥王岐山 習近平から米国への好意を示すよう密命受ける 💥ウ軍が受動的に 米国がUKRに最強武器を提供💥食料危機緩和のためプーチンに港湾解放を要請予定  
4:25~
習近平総書記は最近内政と外交両面で二重のプレッシャーを受けており、米国との関係緩和に必死である。
日経新聞は、中国共産党の王岐山副主席が5月10日に韓国の新大統領就任式に出席した際、米国に向け、深刻な危機に陥っている対米関係の維持・修復を見据えたシグナルを発信するという別の重要な使命を持っていたと報じた。

その記事↓
習指導部は、韓国の新政権が米国や日本に接近する可能性があると考え、共産党の「大物」を派遣してクギを刺す狙いだ。 
(中略)
尹氏は大統領選で米国の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の追加配備を唱えて当選した。
習指導部は尹氏が日米との連携を強め、対中包囲網に加わりかねないとみていた。だが、尹氏は3日に発表した110項目の国政課題にTHAADを盛り込まなかった。駐中国大使を経験した重鎮議員の権寧世(クォン・ヨンセ)氏を統一相に起用するなど、中国との関係にも一定の配慮をみせている。
中韓外交に詳しい中国人の有識者は「尹氏は水面下で北京に融和的なメッセージを送っている。中国を刺激することはしないはずだ」と指摘する。引用元)」

王岐山派遣作戦、成功か?
習近平はアメリカと仲良くしたいらしい。
そのため韓国の新大統領就任式にチャンスとばかりに王岐山を送り込んだようだ。

一方、同じ5月10日、米国のサリバン国家安全保障担当が、突然、バイデン大統領と習近平がそう遠くない将来に話合うかもしれないとほのめかしました。

おや。そんなに簡単に?

最近バイデン、習近平ともに、政治的に困難な状況にあるため、会談の可能性が極めて大きいと分析する学者もいる。
ドイツ国籍である華人政治学者である張俊華氏は、5月29日付の『ドイチェ・ヴェレ』の中国語サイトの記事で、
「今回のウクライナ戦争勃発後、習近平の考え方は変わらざるを得ず、そのハンドルも適切に調整されている。戦争によってロシアとアメリカを中心とする西側諸国を再認識する必要にせまられた。これらはすべて第20回全国代表大会での3期目への移行が危ういという習近平へのシグナルであることは間違いない」と書いている。

中国はロシアと組んで、世界をNWO完全監視社会に仕上げていくのだろうと思っていたけれど、習近平の3期目再選は、アメリカとの関係修復が欠かせないということか。
NWOも、中国だけで一気にはできないし、ウクライナの戦争がどうなるかもわからないから、今はビミョウな綱渡りなのかな。

張俊華氏の分析によれば、
習近平は第20回全国代表大会を前に、再選を果たすために2つの大きな新しい動きをした。
第一に、王岐山を韓国に派遣し、米国と対話し、関係改善を期待するメッセージを送ったこと。
第二に、経済に対する強力な支配力を緩め、現在の経済の救済を李克強に任せたことである。

うん、やはり李克強氏は、上海のロックダウンでずたずたの経済を、なんとかする役目を任されたのかもな。権力闘争してるていで。
専門家はそういう分析らしい。

日経新聞の5月25日付によると、習近平は韓国の新大統領就任式に王岐山国家副主席を派遣し、米中当局者の一連の交流が続くことを米国に示唆したという。
王岐山が「国家主席特別代表」という珍しい肩書で韓国を訪問したことで、さらなる影響力を王岐山に与え、これは中共外交トップの楊潔篪や王毅外相などの元国務委員がけっして就けない役目だという。

習指導部は米日の動きをにらみつつ、派遣する代表を王氏に格上げした可能性もある。引用元)」
なるほど。
したっぱ外交官にはやらせないところに、近ちゃんの念の入れようがうかがえるな。

注目すべきは、米国の駐韓代表団がカマラ・ハリス副大統領の夫であるダグラス・エムホフ氏によって率いられたことである。

2020/09/17 
こいつらは、中国共産党とずぶずぶだ。

ある情報筋は、この短い訪問の間に王岐山はアメリカの代表団に北京が米国と対話する用意があることを示唆したと明かした。

どうやら目的は達成したようだな。

近い将来、米中の高官が何らかの形で接触する可能性を探っているのだという。
報道ではまた、北京の譲歩の可能性にも触れ、バイデン氏がアジア訪問中に台湾問題を避ければ、中国はウクライナ情勢や北朝鮮問題において、一定の協力ができることを暗示したとした。

なに?譲歩をちらつかせていたのか、中国は。
それなのに、台湾問題、やっちゃったじゃないか、バイデンのやつ。

バイデンさんが、これ言っちゃったから、中国はロシアと組んで日本近海にもおでましになったんじゃないか?遼寧も来たし。
さすがネオコン戦争屋だな。

でも、習近平も自分の権力維持のためにはしたたかなはずだ。

(中略)
張俊華氏は、もし米中首脳会談が第20回党大会の前に開催できれば、習近平の再選がスムーズに行われる可能性が高まると分析した。

別のコラムニストは
第20回党大会前に『習バイデン会談』が実現すれば、アメリカが習近平の再選を支持することにも等しい」と考えている。

しかしバイデン大統領は習近平と会うのに、4つの障害に直面しているという。
「第一にアメリカは中共のこのような姿勢を信用していないということ。
第二に会談場所の問題。第三に民主党内部も反習近平であること。
第四に、バイデン自身も内心、習近平に対して用心している」

民主党の大物献金者でもあるジョージ・ソロス氏は、何度も反習近平のコメントをしており、バイデンが会談を持ち出すのは難しいと章氏は語った。

「2021年1月20日にバイデンが就任を表明し、就任からわずか1週間後の1月28日に米シンクタンクである大西洋理事会が『The Longer Telegram-米国の新しい対中戦略に向けて』という記事を発表した。
内容は、『習は変えても共産党は変えない』共産党を残してもいいが習近平は交代させなければならないという意図だった。
したがって、民主党にこれだけ強い反習近平勢力がある以上、バイデンが北京に行って習近平にひれふし彼の再選を支持することはありえない。

米民主党は2020年米大統領不正選挙のときに、
中共にハニトラ、マネトラされている人が多いことがだいぶ有名になったけど、
それでも習近平は好きじゃないって人が多いのか。

そしてバイデンさん自身も中間選挙を控えている。
2022年の米国における最大のイベントは、11月8日に行われる中間選挙である。中間選挙では連邦議会上院の議席の3分の1(34議席)、および下院の全議席(435議席)が改選される。 
(中略)
中間選挙においては、直前の大統領選挙で敗退した政党の支持者による投票意欲が高まりやすく、大統領所属政党が議席を失いやすい傾向があるからだ。(引用元)」

中共政権が崩壊しないかぎり米中関係の実質的な改善は難しいという。
「いつ米中関係が逆転するようなことが起こるかを、あてにしてはいけない。
基本的に親中派はすでに勢力を失い、ドラゴンスレイヤー派(龍を殺す人)が優勢だ」

あ、最近は、そういう感じなんだ。

米国のジョン・ブリンケン国務長官は最近の対中政策に関する講演で、米国は既存の国際秩序を維持するために中国共産党と激しく競争するが、中国と新冷戦をすることは求めていないと述べた
これは力のなさと解釈され、米中間の協力関係を再構築するための言い訳だとみなされている。

中国に売国もするし、軍事的緊張も緩和するどころか火に油注ぐし、大変なやつらだ。
ビミョウな力のバランスと、駆け引きと、交渉と戦争と、未来はどう落ち着くか、わからないってとこかな。
想定外や、予定してた人が権力闘争でワナに落ちる可能性は、つねにあるからな~。

引きこもりのお子さんを抱えるご家族のお話

2022-06-04 20:55:14 | 心の解放シリーズ
前回の記事で引きこもりについてのお話を書いたあと、YouTubeのおすすめに出てきた動画だ。
私がなにを書いているか、全部、監視、いや、把握して、興味に合う動画をアルゴリズムで出してくださるからな。。

でも、見させてもらうと、私自身、いろいろ感じることがあって、
なにより、登場する方が、ご自分が苦しいときに、取材に応じて苦しいところを見せてくれていることが、ありがたいと感じた。

それが多くの人に問題提起し、解決方法を考えるきっかけを与えてくれる。

【NNNドキュメント】54歳引きこもりの娘と無職の兄63歳 91歳父の死で変化は NNNセレクション
内容:
54歳引きこもりの女性と無職の兄63歳の面倒を、91歳のお父さんが見ているというご家庭だ。

そのお父さんが亡くなった。だぶん亡くなる前後の2年間くらいを取材した動画だと思われる。

お父さんが亡くなって、保険証の場所も分からない。

月18万円のお父さんの年金で一家3人暮らしていた。行政からの経済的支援は受けなかった。

お父さんはすごく働き者で、女性は一日中スマホをしている。

18歳の時パートに行ったんだけど、
「しゃべらないし、簡単なことしかできないから、2年くらいでやめさせられちゃった」

そこから引きこもり35年。


長男も怪我で仕事をやめたあと、引きこもりに。
一か月パチンコに4万、たばこに2万、カネを使われ・・・

お父さんは5年前、死のうと失踪した。でも死ねなかった。
「もう世の中に許してもらいたい。しょうがない子どもを作ってしまったことをですね」

二男の方は自立されていて、ときどき家族の様子を見に来る。
お父さんの相談にのったり、アドバイスも適切だ。
二男の方が来ると、家族もほっとする。
女性も外に出るように。

お父さんは突然亡くなってしまった。
長男は葬儀には出なかった。「働けんでごめんね」と言っている。

女性は、家を離れることになった。
パチンコをやめられない長男は、おいてかれる。

二男「兄の近くだと妹の生活保護費まで使われてしまう可能性があるのが一番の理由」

女性は、6畳一間の二男の方の住まいの近くで一人暮らしを始めた。
ペットのモルモットもいっしょだ。

お父さんは生前モルモットのエサも調達。
父「もう草いかんぞ」
娘「ないね、なかなか取る場所が」

女性は初めて友達ができた。
友達が作ってくれた焼きそばを食べて「これ、肉が入るともうちょっと・・・」
友達、苦笑。
女性「あ~ごめんなさい」

お友達は、二男の方が立ち上げた、引きこもりや不登校で悩む人の会のメンバー。

「モルモットのケージのそうじしていい?」

自分の関わりが少しでも助けになったら。

『やってね』ではなく『いっしょにやろうか』が女性にとってありがたい。

二男「よかったね。いろんな人と関われて。人がこわかったのがウソみたいだね」

1人暮らしを始めて2か月、また疎外感を抱き始めた。

長男の方は、部屋の掃除を済ませていた。
「はやく、じいさんのところに行きたいだけ。もう帰って」



まず、「働けないからダメだ」って思わなくていいってことだ。
これはみなさんに言いたい。

そういうふうに人の心はできていないんだ。

女性は動物が好きなんだね。
好きとか、かわいいとか、ちゃんとプラスの感情を感じている。
まずここが、すばらしいではないか。それすら感じられない状態だってあるからな。

とりあえず、女性は支援を受けながら、一人暮らしを始めた。
これもまた、すばらしいではないか。

必要な助けを周りの人に求めながら、
自分の今の生活がよりよくなればいいな~と思いながら、休み休み生活する。

これでいい。

働かなくちゃとか、あんまり一生懸命にやっちゃうと逆効果なんだ。
これをするから、その反動でまた憂鬱気分になるんだ。

やりたくないときは、立ち止まって休む、とするだけで、自分を愛することになるから心のエネルギーが充填されるんだ。
ここを無視してムリすると、人は、マイナス感情になってしまう。
うつ傾向があれば、うつっぽさが出てしまうんだ。ムリすると。
そうなると、ますます「動きたくない」ってなる。

だから休み休みやる。
ずっと動きたくないなら、「永遠に休んでいいや」ってする。
すると逆に永遠に動かないことは、ないんだ。

心のエネルギーが充填されると、少しずつ、うつっぽさ、憂鬱っぽさが少なくなって、意欲を感じる瞬間が増えてくるから。
すると、自分がこわくない、しんどくない範囲で、
ちょっと、あれがほしいなとか、食べたいなとか、なにか欲求を感じてくる。
それを自分で叶えられると、満足を感じる。達成感を感じてうれしい。気持ちがいい。
そうしていると、だんだん自信がついてくる。
これも、あせらないことだ。
いつかはそうなるんだ、くらいに思って、今休みたいなら休んでいたほうがいいんだ。

意欲が出てきたときに、好きなモルモットのお世話をする。

やっぱ、モルモットはかわいいなぁ、いとおしいなぁと感じる。

「そっか、もっとケージの中をこうしたら、これを入れてあげたら、モルモットは喜ぶかな?」と思いつく。

ちょっとペットショップに買い物に行こうかな、とちょっと意欲が出る。

で、やってみる。
必要なものが自分で調達できてうれしー!、モルモットも喜んでいる、やった!と満足と達成感を感じる。

こんなふうに、自分の今の生活のなかでのプラスをすこーしずつ増やしていくことなんだ。

すると、これが大きくなっていくと、「なにか、動物に関係した仕事で、できる仕事ないかな~?」と結びついていく。

こうなると、「仕事しなければ」、じゃなくて、「やりたい」か「やりたくないか」という意欲をベースに検討しているはずだ。

「働けないから自分はダメなんだ」っていう意識と全然ちがうの、わかるかな?

自分が「したい、だからする、できた、うれしい」っていうのをやっていくと意思がどんどん育っていくんだ。

だから、引きこもりの方も、うつっぽい方も、
こういう↑夢をかなえたスターも、
心の仕組みとしては、いっしょなんだ。

スターだから特別な人、自分は凡人だからムリだ、なんて思わなくていいし、
それは当たっていない。
時間をかけて、マイナス感情よりもプラスが増えてきて、
そのまま行ったなら、プラスが爆発して、自分だっていつのまにか夢を叶えているはずだ。
だから問題の解決、心の苦しさの解決と、夢の実現は、別々ではなく、同じことなんだ。
そういうわけだから、つねに希望しかない。
絶望したいときはしてもいいけれど、それは幻だ。

「働けないからダメなんだ」というのは、
そういう自分の喜びや欲求、才能、特技を無視して、
せっかくの自分のよさを抑えて、ただ社会に合わせるということだ。

そう言ってるとき、我慢して社会に適応しなければという気分だ。

こういう気分でいる限り、自分の創造性にたどりつけない。

だから、「働けないからダメなんだ」 って思うことを、やめていい。

これは、人間の創造力を無視した思考だ。
(人間から力を奪うために植え付けられたウソの価値観だ)

有害無益だから、やめていい。


創造力は、責任を果たす喜び、満足感を味わわせてあげないと伸びていかない。

子どものときはまだ無邪気で、のちに経験する「人がコワい」とか、うつっぽさもなかっただろうから、
そういうつらい経験をする前に、責任を果たす喜びを経験させてあげることが大事だと思うんだ。
でも、いくつになっても遅すぎることはないんだ。
つねにそこから、いつでもできることだ。
苦しい状態でいる時間が長いと、それを癒してプラスが増えるまで、時間がかかるというだけだ。
ゆっくり時間をかけたら、いいんだ。

そして、少し、欲求が出てきたら、
自分がしたいからする、と選択する。その責任は自分でとる。
やった結果も、自分が責任をとる。

もし、こわければ、ムリだなと感じるなら、選択しなけりゃいいってことなんだ。
こう考えると、安心だ。
「責任」と重く考えなくて済む。
こわいことは、まだムリなのかもしれないんだ。
自分でできそうかどうか感じてみて、どうするか決めさせるってことだ。
失敗してもいいけれど、すると自分が決めたなら、失敗を経験するのも自分やでと。

ここを親が肩代わりしちゃダメなんだ。
やってあげたい親としては我慢のところだ。
親がやってあげちゃえば簡単なんだけど。
子どもから責任を取る機会を奪うと、こどもを無力にしてしまうんだ。
自負心を傷つけてしまうんだ。

ということは、ふだんから、
親が自分を犠牲にしてまでやってあげすぎないほうがちょうどいいんだ。
子どもや家族に尽くさないほうが、こどもも家族も自立していくってことなんだ。
むしろ親が自分を楽にしたり、好きな事をしたほうが、子どもの自信と自立を育てることになるんだ。

例えば、子どもが勉強をしない。不良仲間と遊んでいる。とか、いろいろ心配になることがたくさんある。けど、ムリに言い聞かせてもムダだ。
「お母さんから見たら、おまえそのうち困ることになると思うけど、自分で決めなさい。その責任は自分がとるんだよ」
と言って、離れる。

それで親自身が自分の欲求や感情を大切に生きることだ。それをしなかったから、子どもが引きこもりになったり、問題を起こしたりするのだ

親がやってあげすぎちゃうことで、子どもが自分の責任を果たし自信をつける経験ができなくなる。

やってあげすぎているとき、親もしんどいわけだから、自分でやらせればいいんだ。

お父さんは生前モルモットのエサも調達。
「もう草いかんぞ」
「ないね、なかなか取る場所が」

きっとモルモットを飼うと決めたのは女性だと思うので、そのお世話も女性の責任だ。
だから、お父さんは、もっと早くに責任をお嬢さんに返してあげてよかったんだ。


・次にお父さんの視点から。

90のお父さんは、とにかくよく動く。
お掃除から家計簿を細かくつけることまで。

きっと昔から、こどものために、お世話がよかったんだと推察する。
マメで働き者で、こども思いのお父さん。

たぶん、子どもが「やりたい~」と選択したことを、
自分でやって責任を果たす(失敗も含めて)
っていう経験を邪魔しちゃう、やってあげちゃう場面がけっこうあったのではないだろうか?
モルモットのえさのエピソードとお父さんの働きから推察するに。
昔はお母さんもいたわけだから、夫婦でそのように子育てされていた可能性を思う。

おそらく、引きこもりになってしまうお子さんは、今後ますます増えるだろう。
管理されすぎた人間は意思を失っていく。
それは、野生動物と、動物園の檻の中の動物、くらいの差がある。
(中略)
管理されすぎも、意思がなくなるという点では同じことだ。
昔みたいに元気いっぱいの人がめっきり減ったのは、管理社会がすすんでいることも、大いに関係がある。
無気力な人が増えているのは当然だ。

このご兄弟の子どもの頃は、まだいまほど管理社会ではなかっただろうけど、
責任を果たす喜び、失敗も味わわせてあげられないと、誰でもこうなってしまうことを示唆していると思うのだ。

90のお父さんのこどものころは、まだ戦争していたよね。

私の父は戦後生まれだけど、
こどものころ、チョコレートが食べたくて、よく自転車でお店に買いにいってたんだって。で、帰り道、自転車をこぎながら、買ったチョコを全部食べちゃうんだって。
家に着く頃にはチョコはない。

たぶん、そんなふうにして夢中に食べるチョコは、相当にうまかたんだろうね、当時。

自力でチャリを漕いでわざわざ買いに行って、すぐさまもりもり食べちゃう。

これは、強烈に五感を喜んで味わっている。
そしてそれは、自分の力で獲得してやったぜという達成感と喜びがある。
オレが自力で勝ち取ったという喜び。

ささいなことだけど、こどもにとっては大きなことだ。
こういうのが自信や気力になっていく。

これが、現代の今の子どもには非常に少ないんだと思うの。

たぶん昔の人は生活全般がこんな感じだったのではないか?

全部がアナログだったから。

そして戦後、物がだんだん増えてきて、自分もがんばればゲットできるんだ、そういう希望と達成感と喜びをみんなが味わいながら成長したと想像する。
団塊の世代のみなさん、お元気な人が多いもんね。

で、その親たちも忙しかった。

家事もいまより大変だっただろう。家族全員のごはんをつくるだけでも大変だっただろう。畑をやってる家もたくさんあっただろう。
商売をやってる家もあっただろう。

すると、母ちゃんは家にいるけど忙しい。
子どものそばにはいるけど忙しくしてて、過干渉にはなりえない。

こどもはそこらへんで、勝手に子ども同士で遊んでいる。

遊びもメンコとか、いまより体を使う遊びが多かっただろう。五感や体や手先を使う遊びだ。

こうやって大人になった私の親世代は、たくましい。

自分の五感と達成感を感じて成長したから、自信がある。意思もある。エネルギッシュだ。

ただ、昔の親のしつけは、たぶん今よりずっと荒っぽかったと思う。
お父さんはいばっている人が多かった。お母さんもか。
すぐひっぱたく、とか。頭ごなしに叱るとか。
そういう育てられ方をした息子、娘もまた支配に生きている人が多いように思う。
でもたくましさと根性がある。

自分がたくましく根性があるものだから、いい親になろうとすればするほど、こどもにいろんなことをやってあげたいだろうと思う。
それが、こどもにとって、いいことだと思っているんだね。
それだと子どもの自負心を傷つけてしまうという弊害がわからない
ここがせつない。
こども本人も、周りも、社会も、まだそこまで分かっていない。
こういうのが当たり前に知られるようになればいいなと思ってるんだ。
少しずつ。親を責めるのではなくて。
これは仕方がないんだって。全然時代が違うんだって。

意識も、たくましく根性ある親と、自信が無い状態で苦しい子どもと、まったく正反対になっちゃってるんだって。

それで、今のこどもはというと、もうチョコレートは、たぶんつねに家にある。
自力でチャリンコをこいでまでゲットしなくとも、おかーちゃんが買ってくる。
手を伸ばせばいつでも食べられる。
味は昔よりもおいしくなっているけれど、私の父の子ども時代のような、自力でゲットしたありがたい味わい方ではないんだね。
あんなに五感を、喜んで感じながら、ハングリーには、味わってはいないだろう。
ゲームの片手間に手を伸ばして、なにげに食べるって感じかな?
これだとせっかくのおいしいお菓子もあまり味わっていないはずだ。

そして遊びはゲームだ。
五感や肉体は、あまり使わない。コントローラーを操作する指にまめができるくらいだ。
ただ、勝ち負け、クリアできたかどうか。
そういう喜びだ。

想像力も育たない。
なぜなら画面のなかのキャラクターが勝手に動いてくれるのが、動画やテレビやゲームだ。

昔は絵本しかなかったから、絵の中の動物は動かない。
このさき、このお馬さんはどっちに動くのかなぁと自分の頭で想像して楽しんでいたはずだ。昔のこどもは。おのずと主体的に遊ぶようになる。遊びを創造するようになる。

それに対して、自分から想像力を働かす必要がない動画やゲーム。テレビ。
これだと完全に、受け身だ。

意思や想像力、主体性が育たない。

代わりに勝ち負け意識が育っていく。
ゲームでクリアしたか、悪者を倒したかどうか。
悪者を殺しても血は流れない。

自分の想像力、五感、感情、意思、リアリティが乏しいのに、
勝ち負け意識ばかりが育つとは、
自分が感じられず、他者ばかりが気になるという状態だ。
これは、他人がこわくなるに決まっている。

心の法則として、
自分を感じる分量が少ないと、他人を気にする分量が多くなるんだ。

だから、こわいの。

でも自分の感情をつねに感じていると、

カンタンなんだ。
自分のハートを感じていると、他者の気持ちも感じられるんだ。
だから仕事でもお客さんの気持ちや要望、同僚や上司の思いや意図なども適切に感じられる
。いろいろと解決策も浮かぶだろう。
自分を感じていれば、集中してるから頭の回転も自然によくなるし。

しかし他者の目を中心に生きていると、相手を気にして顔色をうかがっているわりに、相手を適切に感じられないんだ。的外れなんだ。当たってないんだ。
そしてエネルギーも外に漏れちゃってる感じ。もがいているわりに解決策も浮かばないだろう。
だから他人の評価をすごく気にしてるわりに、仕事できないってなっちゃうの。

仕事できないから怒られちゃうでしょ?上司から。そうすると自信なくすでしょ。
自分が信じられなくなるし、失敗したらどうしようと恐れの気持ちがますます強くなる。

女性は18歳のとき初めて仕事をしたとき、このループにはまってしまって、人がコワくなってしまったのかもなと思った。

恵まれすぎていると、自分の責任を果たす達成感を感じにくい。
自信が育たない。
お金持ちでエリートの家の子が崩れていってしまうのは、こういうのがある。
お手伝いさんや親がすべてをやってあげてしまうから。

だから、現代はお金持ちでなくとも便利になりすぎてしまったから、
意図して、そういう機会をつくってあげたり、
こどもがやりたいと意思を示した時は超貴重な機会だから、
親がやたらと触らないで見守ってあげる、最後まで責任を果たさせてあげるってことが必要かなと思う。


でも、90歳のお父さんには、なにが起きているのか、どうしてこうなってしまったのか、なにがなんだか、わからない。
当然だと思う。

自分のこどものころとの違いがわからない。
なんで、こどもが苦しんでいるのか、わからない。
苦しむこどもがかわいそうで、自分にも責任があるから、せめてできることを、最後までと、なおさらやってあげる。

こどもも年月が経てばたつほど苦しくなって、動けないとなるから、
もうやってあげざるをえない。

自分は年老いていく。

罪悪感に苦しむ。

短い動画のなかに、お父さんと3人のお子さん、お友達とたくさんの人が登場するけれど、それぞれの視点から見える景色、取り組むべきことが全然ちがうんだ。

いい悪いじゃなくて、そんな現象がおきていることを、さりげなく教えてあげたくても、
責められたと受け取ってしまって、逆ギレする人もいる。

私自身の経験では、
さりげなく救いの手を差し伸べても、自分の問題と向き合いたくない方は、救いの手も振り払う。
そして誰かのせいにしつづける。

たぶん罪悪感に苦しんでいるから、責められたと過剰反応してしまう。
感情で感じられないから、言ってることの意味がわからない。
すると解決策を提案してあげたくても「聞きたくない」となる。

子どもの問題であっても、自分のこれまでの行動パターンと向き合うことになるから、そうするのがコワい人や準備ができていない方は非常に抵抗を感じ、ちょっとムリなんだ。

高齢であるならばなおさら、難しいだろうなと思う。

もしかしたら今回の人生では、せいいっぱいこの状態を経験して終えたいのかもわからないんだ。

どうしても我々はまだ自分を犠牲にしてでも人のために一生懸命やるのがいいことなんだっていう思い込みがある。
そして、人の自信ができあがる仕組みや、責任と心の関係を知らない。

それなら、周りはそっと様子見しながら見守るのが適切だろうと思うんだ。

長年苦しみ抜いた親子にとって、今までのパターンを変えるのは、簡単なことではない。
3人のバランスもある。

危険な、苦しい状態になっていないかだけ見てあげて、なんとか生活できているなら、それでいいよとしてあげる。

だから二男の方のサポートも適切だなと思った。


・次は二男の方の視点から。

二男の方は自立されていて、引きこもりや不登校の方の会を作っているということだ。

きっと長年ご自分の家族を見てきて、こういった方たちをどうサポートするのが適切か、研究され、取り組んでおられたのかなと想像する。

だからきっと、お父さんがお元気で生きているうちは、
お父さんの責任を邪魔しないように、見守ってあげていたんだな。
問題が起きていないか、暮らしていけているかだけ、注意してあげている。

長男と妹さんはお父さんに依存しているし、とっても好きでもあるし、
お父さんにも子を生み育てた責任がある。
それを最後までなるべくそのまま果たさせてあげたんだね。

長男の方がパチンコにお父さんの年金を使ってしまう問題があって、
私は少しパチンコを減らせないか、話合ってもいいかなとも思ったけど、
長男の方がそれに耐えられないなら、暴れてしまったり、心が不安定になったりすることも考えられるから、
「あいつがパチンコにカネを使ってしまう」とお父さんがこぼしたときに、
「あまり締め付けてもいかんからね」と状態を知っている二男の方は言ったのだな。

年金で3人生活という状況で、カネを使われるのも苦しいし、パチンコで心のバランスを保っている長男の方も苦しいし、その長男の方も働けんでごめんって罪悪感を感じている。
みんなが苦しい中でのバランスなんだよな。

そこを正論で急激に解決しようとしてもムリだから、相手がまだ無理なら見守る。
危険な状態になってきたら、そのときは介入する、次なる策を考えるってことなんだな。


・次に働けなくなってしまった長男の方の視点だ。

同じ親に育てられて兄弟であっても、心の状態はいろいろだ。

わりと一番上の子は、最初の子だから、大事に育てられる。
それは、過干渉になりがちともいえる。
そして長男はプレッシャーや、期待に応えなきゃとか、
期待に応えられなかったときの罪悪感とか、そういうのが大きいことが多い。

するとどうしても心が縛られがちだ。

悲劇のヒロインタイプの支配というのがある。
「助けてくれ」とはっきり言わないで、かわいそうな、つらそうなそぶりな態度で相手の同情を喚起するという支配だ。
そうやって相手を支配するというのを、やってしまうことがある。
女性に多いだろうか。涙や愚痴や態度を使った支配。
母親が息子に対してしているのをよく見る。
こんなふうに子どもを味方につけて夫と争う、とか舅姑と争う、という妻をよく見かける。
長男の人などこうされて育っている方が多いので、必要以上に親孝行しなければならないと思い込んでいる方もいる。その期待に応えられないと罪悪感を感じる。
これは不当な罪悪感だ。

まずはそれを自覚することだ。たいていそれは母親と父親の問題だ。
息子は関係ない。だから離れた方がいいんだ。関係ない息子がかわいそうだと入っていくと、父と母はいつまでも向き合えないんだ。
そして長男自身が結婚して、親の期待に応えたいのに妻がそれを拒むと、また家庭がカオスになる。こうして代々親と同じような家庭を築くことになる。

こういうケースも、ある。

一番下の子(ここでは女性)は、一番小さくてみんなに大事にかわいがられるから、
そういう意味で甘えんぼであったり、また過干渉にもなりやすい。

それに比べると、真ん中の二男の方は過干渉から逃れ、心の自由があったのかもしれない。
自由であると、責任を果たす喜び、達成感を味わうチャンスが自然にできる。
こうして、自信を育て、自立されたのかもしれないなと思った。

長男の方は、あまり多くを語っていない。

末っ子の女性は、人がコワいというけれど、自分の気持ちなど、けっこういろいろ話してくれる。
そして動物が好きとか、プラスの感情も見られる。


どうしても、女性と比べると男性のほうが、感情を感じにくい、感じること自体苦手であったりする。
怖いことをコワいとも言えなかったり、表現することも抑えて、本当に苦しいとき、おしだまってしまう方が多い。

だから、マイナスの感情も見て、感じてあげることが、楽になる方法であるから、
そんな感情を見ないで抑えてしまうと、そこから抜けづらく、苦しいだろうなと想像する。

女性が少しプラスに行き始めたのは、そんな苦しい感情も素直に表現できるからかなと思う。

長男の方は、
「はやく、じいさんのところに行きたいだけ。もう帰って」
と最後言っている。

今は一人でいたいんだね。

お父さんが亡くなって、責任が、それぞれのこどもたちに返された形だ。

今までは、お父さんの年金でパチンコしていたけれど、これからは自分の生活保護費から出すことになり、管理するのは自分だ。
それをしないと破滅するのも自分だ。助けてくれるお父さんは、もういない。

そうやって自分の管理をしながら自分の感情に向き合っていく時間が必要なのかもしれない。

そうやって自分の管理をしていくうちに、いつか自立の自信や達成感、喜びを感じる時が来るかもしれない。

いつか心のエネルギーが満タンになって、人がコワく感じなくなる時が来るかもしれない。

そんなときに、だまってよりそってくれる人がいるといいね。

ご兄弟もいるし、
同じ思い、つらさを経験した仲間を二男の方がたくさんつくって待っていてくれている。

ゆっくり時間をかけよう。

心が怪我している状態だ。

お体を怪我して、仕事をやめたとおっしゃっていた。
でもきっと心もムリしていて怪我をしているような状態なのに、長年我慢していたのだと推察する。
女性は人がコワいと素直に引きこもれたけれど、
長男の方はそういう感情を抑えて、いっぱい傷ついているのに我慢し続けてきた可能性があるなと思った。
それが体の怪我という形で現れた可能性がある。

自分が本当はどうしたいと思っているか、こっちが叶う。
これを自分の「本当の目的」と呼ぼう。
頭では、「こうするべき、これが正しい」と思っていても、
本心では感情のレベルでやりたくなければ、「やりたくない」が叶っていく。
やらなくていい状況を自分自身がつくる。

この場合「やりたくない」ってのが自分の本心、「本当の目的」なわけだ。
本当は働きたくないけど、仕事行かなきゃとか。そういうの。
こういった、心とアタマの差が大きくなっていくと、マイナスの事態を起こして、問題を起こしてやらなくていい状況をつくるんだ。
例えばトラブルを起こしたり、病気になったり、、、


自分を愛する、ゆっくりしながら、自分と向き合うってことが必要で、無意識に、怪我という形で、そうする機会をつくったようにも見える。
仕事より、
こどものときにつけられなかった自分が決めた責任を果たす自信を、少しずつ付けていくってことを、
自分の生活を管理しながらしたかったのかもしれない。

頭では働けなくてごめんね、自分はダメだと苦しんでいるけれど、こんなふうに深層の願いは叶うんだ。

それは皮肉にも、お父さんがいると、依存してしまうから、できなかった。

だから、今、自分の無意識の願いを、これからかなえていく。
そういう旅が始まったのかもしれない。


年は関係ないんだ。
いくつになっても遅いなんてことはないんだ。
生まれたときからプラスからはじめて、若くして夢を叶えて、
みんなも、「こんなふうにできるよ」と見せるお役目もある。

長年マイナスをじっくり経験して納得してから、自分を愛することを始める人もいる。わたしのように。

マイナスだけを堪能して終えたい人もいる。

本当に自由で、みんな無意識にやりたいことを、すでにしているし、叶えている。

そういうふうにできているとすると、年齢や社会の価値観なんて、全然意味が無いし、
そういうものは、心のつくり出す現象には太刀打ちできないんだ。
時代が変わると支配者の都合で簡単に変わるし。
あまり気にしなくていいんだ。


・最後に女性に新しくできたお友達の視点から。

女性は素直だから、お友達がつくってくれた焼きそばにダメだしをしてしまうw

女性は初めて友達ができた。
友達が作ってくれた焼きそばを食べて「これ、肉が入るともうちょっと・・・」
友達、苦笑。
女性「あ~ごめんなさい」

悪気はない。お肉が好きで食べたかった。それを言葉にした。

これもたまたまではなく、女性の意識を象徴していると思ったんだ。

責任の観点から状況を整理すると、
自分が準備すべき食事を友達が作ってくれたわけだ。
テーマはなにか?
誰が決めて誰が責任をとることなのか?
自分に影響があるのか?ないのか?

テーマは、食事
それは本来自分が準備することで、各自が自分で用意して食べる、でもいいわけだ。
でも、話合って、今回はお友達が作るよということになった。

だからこの場合、女性の責任を、友達が引き受けてくれたということだ。
だからやってくれてありがとう、なわけだ。

(料理も生活費を稼ぐのも、やってくれて当たり前ではなくて、一個一個ありがとうなんだ。
当たり前と思っていると、交換条件のように、俺が稼いでるんだから、料理は作ってくれて当たり前となってお互いに縛りあう関係になる。
この件はだれがやる?と一個ずつ話合って、お互いに同意していれば、
例えば料理も生活費も掃除もやるよと相手がOKしてれば、それでもいいわけだ。
これだと自由な関係だ。
責任を丁寧に話合って決めるほど、自由に解放されることにつながり、もめることも減っていく)

責任を一任されたのに文句を言われると、友達はマイナス感情になる可能性がある。

私自身は、人に料理を作ってあげる立場のときは、相手がなにか味について言ってきても、言うことをきかなければならない、という聞き方をしないんだ。
それだと頭に来るから。単なる意見って聞き方だ。

あ、そう?

って感じだ。
なぜなら、私に一任されているから、料理の味も何を作るのかも、私が決めることとなっているからだ。全部任されているので、その意見を却下してもいいわけだ。

だから、私の気分でお望みをかなえてあげてもいいかなってときは、
次回に望みを叶えてあげることもあるし、無視することもあるし、
味なら自分で調整してって言うこともあるし、
次から自分でやってくれる?って話にすることもある。

このくらい責任の感覚を高めて、言うことを聞きすぎない方が、
女性の責任の感覚を育てることもできるし、お友達も心が楽なはずだ。


そしてモルモットのケージの掃除も、本来は女性の責任で女性がやることだ。

『やってね』ではなく『いっしょにやろうか』が女性にとってありがたい。

ということなんだけど、もう一歩進んで、
女性から、「そうじしたいんだけど手伝ってくれる?」って、助けが必要なとき、依頼できたなら、もっと自立の感覚が高まっていいなと思う。

それには友達から、「ケージのそうじがしたいなら手伝うから、そのときは遠慮なく言ってね」と声をかけておく。


女性が掃除したいと思う前に、友達が汚いからと提案して、友達主体でやってしまうと、
女性の意思を育てるのを邪魔してしまい、またもや、自負心を傷つけてしまう可能性もある。

やってあげすぎは、相手をだめにする。それはお父さんとの関係がそうであった。

やってあげすぎは、相手に無力であれと言っているのと同じなんだ。
こうして、自負心を傷つけてしまうんだ。

自分から依頼できたなら、自負心は傷つかないんだ。
むしろ、自分からお願いして問題解決できた!という自信になっていく。

お父さん亡き今、
お父さんと似た人と、同じような関係性を築いてしまう可能性があるんだ。

ここがちょっと注意だなと思った。

今はまだ誰かの助けが必要ならば、依頼するってことを練習してみるのがよいかなと思った。

依頼されてから、お友達や周りが動いてあげるというのが一番適切かなと思った。


また、お友達が、女性の責任の範囲にまで入りすぎて、やってあげすぎて、
女性が構わずダメ出しするということを何度もやっていれば、
二人の関係もぎくしゃくしていくだろう。

自分の責任の範囲、相手の範囲って感覚が、まだ育っていないんだ。

もしかしたら、そのために過去、職場で人とうまくいかなかった可能性もあるんだ。

お友達も、人がコワくなってしまって外に出られなかったことがあったということなんだけど、
もしかしたら、女性と同じく、責任の範囲の感覚が育っておらず、
友達の場合は、相手に入りすぎちゃって、トラブルになって傷ついてしまう、ということが起きていた可能性もあるなと思った。

相手に責任に入りすぎちゃう人(お友達)と入られすぎちゃう人(女性)で、
それぞれそのパターンが自分になじんでいるから、お見合い成立となって仲良くなりやすいんだけど、
注意しないと依存関係になってしまう。


物理的に、支援をする行政の仕組みは、これから整っていくことだろう。
縦割り行政による取りこぼしもなくしていくと言っている。
デジタル化、マイナンバーとの紐づけもされていく。
こどもだけでなく、大人への支援もそうなっていくだろう。

でも、根本的に解決していくためには、
過干渉に気がついて、
自分の責任を果たす喜びを経験させてあげて、
本人の自信や意思を育てていくことなんだ。

まず、そういう心の仕組みがあるってことを、知るってことなんだ。

自分で試してみて、今の状態が楽になるかどうか、検証してみたりして。

それは行政にはできないことなんだ。

短い動画にいろんな方が登場して、
自分に近い立場の人に感情移入して、そんな視点で見ると、たくさんの発見がある動画だなぁと思いました。

やっぱり具定例を見ていかないと、わからないこと、見えないことがいっぱいあるんだ。

自分の苦しいときに取材させてくれて、こうして配信することをOKしてくれてありがとうございます。

それだけでも立派にあるがままで社会に貢献されていて、すばらしいし、ありがたいなぁと感じました。



予備費を積み増した補正予算/こども家庭庁~監視管理のゆくすえ

2022-06-02 15:15:13 | デジタル庁、スーパーシティ法案、監視社会、オンライン教育
コロナ関連に使われたお金16兆(2020年~)が使途不明になっている。
それは「予備費」であるため、国会で使い道を決めなくていい。
だからなんでもかんでも予備費から出すようにしちゃって、足りないと補正予算で積み増し、最終的に予算も独裁で自由に使えるようにしていきたいんだよなと書いた。
2022-05-09  投稿

あいつらが改憲してつくりたい緊急事態条項は、
緊急時には憲法の秩序を停止し、内閣が政令を出し放題の独裁となるだろう。
そして、内閣が予算も自由に決められる、としたい。

「内閣が一時的に国会の立法機能を代替する緊急政令の制度と、それを財政的に裏打ちする緊急財政支出について丁寧な議論が必要だと考える。 」

と自民党の新藤幹事が憲法審査会で発言している。

まだ改憲していないにもかかわらず、これに近いことを、すでにコロナを口実にやってしまっているわけだ。

そしてこのたび、補正予算で、予告通り、この予備費を積み増した↓

022年5月31日 19時34分
物価高に対応する「緊急対策」の予備費積み増しなどを盛り込んだ総額2兆7千億円の今年度補正予算が31日、参院本会議で自民、公明両党と国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。野党は予備費中心の補正では「物価高対策として不十分だ」と追及したが、岸田文雄首相は「不測の事態に備えるため」と訴えた。国民民主は、本予算に続き今回も賛成に回った。
 補正予算の主な内訳は、
ガソリン価格の高騰を緩和する石油元売り各社への補助金などに1兆1739億円
4月末に閣議決定した緊急対策で先行支出した予備費の埋め戻しに1兆5200億円
予備費のうち、災害などに備える一般予備費は4千億円で、
新型コロナウイルス対策の予備費は、物価高対策にも使い道を広げ、1兆1200億円を充てる。
歳出全額を赤字国債の発行でまかなう。
 

画像出典:財務省 PDFより

総額2兆7000億。の補正予算。
うち、


埋め戻しの1.5兆は、上記財務省の画像にある「今後への備え」。
なんだ?「今後への備え」って!

岸田総理:
ロシアによるウクライナ侵略などの予見しがたい影響に機動的に対応するため~予備費によるきめ細かな原油価格高騰対策費を講じてきました

戦争を口実に予備費を増やしている
コロナの次は戦争を口実にしている。

てことは、これから戦争を口実に、なんでもありにしていくつもりだな。

まさに、緊急事態条項ではないか。まだつくってもいないのに、そうしちゃう。
既成事実をつくっちゃって、しょうがないねって、国民に改憲を容認させていく作戦だ。

そして、こんな感じだから、国は戦争を防がないだろうね。


戦争、したいだろう。
外国の戦争を口実に、すでにこういうことしてて、
改憲して日本が戦争に巻き込まれたら合法的に独裁にできるんだから。

いままでのイカサマをなかったことにし、国民の不満をすべて合法的に抑えつけることができる。
そして、戦わされ、血を流すのは国民。

(動画より)
稲田朋美氏
「国民の生活が第一なんて政治は私はまちがっていると思います。
国民の一人ひとり、皆さん方ひとりひとりが、自分の国は自分で守る。
そして、自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです。
この子ども手当を防衛費にそっくり回せば軍事費の国際水準に近づきます。
自分の国を自分で守ることを選ぶのか、子ども手当を選ぶのかという国民にわかりやすい議論をすべきでしょうね」

こいつらは安全なところにいて命令を出すだけだ。


なんのためのトリガー条項なんだよってみんな言ってるけど、それ以前に、
こんなふうなんだね。ひどいね。
意地でも減税はしないで、予備費で歳出を増やしたいんだな。
歳入は、税金と国債。
いじめだろう、こんなの。

こうやって、めちゃくちゃやっといて、



そして、監視管理社会も、ちゃくちゃくと進めているからな。

こども家庭庁発足へ より転載。赤、こちらで追記。青、おばさんつぶやき。
2022年5月29日 
こども家庭庁の設置法案が17日、衆院本会議で可決された。自公は今国会中の成立で合意している。参院で可決成立すれば、2023年4月に子ども政策の司令塔となる新組織が内閣府の外局として発足する。問題は政策の財源をどこまで確保できるかだ。
「こどもがひとしく健やかに成長できる社会の実現」。法案が掲げる理念は明快だ。いじめや虐待、貧困など、子どもを取り巻く環境は厳しい。

表向きは、こういうのを防ぐため、縦割り行政による問題の取りこぼしをなくすためだとしておく。

21年に生まれた赤ちゃんは過去最少の84万人まで落ち込んだ。新しい役所をつくるだけで解決する問題ではない。

コロナ以降、今まで以上に、
医療のお世話になりたくない、分かりあえない人のお世話になりたくない、社会がおかしい、経済的にも苦しい、子育てする気力がない、だから産めないという人は増えただろう。
でも、そこは、解決しない。
なぜならば、そうしている犯人だからな。

保育サービスや児童手当などの「家族関係社会支出」は、日本は国内総生産(GDP)比で1%台にとどまる。岸田文雄首相は国会で「将来的に倍増を目指したい」などと述べたが、具体的な時期や財源は示していない
やるべきことは分かっているのに、予算がなく実行できない。そんなもどかしさは、過去の目玉施策で既に起きている。
「みんなが、子育てしやすい国へ」。
15年4月、政府は新しい子育て支援制度をスタートさせた。支援の量的拡充と質の向上には1兆円超が必要とされ、なにをどこまでやるか、詳細なリストもつくられた。
ただ、これらの制度のために消費税の増税分から確保できる財源は、0.7兆円のみ。残りの0.3兆円超については「確保に最大限努力」(法案の付帯決議)とされた。その後も政府の資料には「引き続き、確保に最大限努力する」の言葉が載り続けている。

人間が健やかに育ち、幸せになるためには、予備費は使わない。
「これらの制度のために消費税の増税分から確保できる財源は、0.7兆円のみ。」
消費税は法人税を減税した分の穴埋めに使われている。
そりゃガソリン税にさらに消費税課税しちゃうよな。

象徴的なのは、保育園の保育士ら職員配置の改善。保育の質を高め、職員の負担を軽減するうえでも重要だ。3歳児に関しては、職員1人当たり子ども20人(20対1)から15対1に改善した施設には、15年度から経費が上乗せされるようになった。これは「0.7兆円」で賄える範囲だ。
ただ1歳児や4、5歳児に関しては、いまなお実現できていない。「0.7兆円」の枠から漏れ、財源が確保できていないからだ。
岸田政権が設置した「全世代型社会保障構築会議」の中間整理でも、子育て支援充実の方針が盛り込まれたが、財源論には踏み込んでいない。どんなにいい構想も実行できてこそ意義があり、財源の裏打ちがなければ宙に浮く。

財源の話はしないで方針を決めちゃう。
もうすぐグレートリセットして、財政健全化で増税するからですかね?
2022/05/29
人への投資として、賃上げで家計の所得を増やすのに加え、個人の金融資産を全世代的に貯蓄から投資に転換させると強調。


WHOと国連と各国政府に監視管理システムをやらせる。
新たな組織も作って、
生物学的に医学的に、我々の人生全般にわたって介入したい。
基金を作って、各国政府に資金提供してやらせる。
ビルさんたちによる、各国政府の支配だな。
ワクチン世界皇帝だもんな。(あれ?たしかIT企業の社長だったよな・・・)

指示通り、やっているわけだ。政治家にビジョンは、ない。
あいつらに叩き込まれたビジョンしか持ち合わせてないだろう。

それも大問題なんだけど、
こういう社会で、ちっちゃいころから保育園などで管理されすぎて育ったお子さんの心が将来どうなるか。
こっちのほうを、より懸念している。

0歳から決まった時間に保育園に送られ、
お散歩は、コロコロ(車輪)がついた箱に入れられて、先生がひっぱる。
都会では、そうやってお散歩させられている保育園児をよく見かけた。
今もやっているのかな?

すべては安全のため。何か起きたら責任問題なのは、わかる。

都会で他人に預けながら子育てをするとはそういうことだ。

私は心が痛んだ。

小さいときの旺盛な好奇心を、安全のためと制限され管理されて育てられれば、感情が育たない。
意思は、感情から生まれる。意思がない人になってしまう。
ということは、従うだけ。
その結果無気力。絶望。
自分が「したい、だからする、できた、うれしい」っていうのをやっていくと意思がどんどん育っていくんだ。
なのに、親があれこれ否定したり、
直接こどもを否定しなくても、他者に対しても自分に対しても否定的だと、こどもにも伝染しちゃう。
自分が「したい、だからする、できた、うれしい」、っていうのが、自立への道だとすると、そうしちゃいけないような気持ちになるのね。

自信も育たない。「できてうれしい」っていう満足や喜びが経験できない。
だから絶望。なにをしたいかもわからなくなっていく。
これも、同じ問題をはらんでいる↓。

ひどい政府を批判する気力もない、むしろ「助けてくれ」とすがりたい人が増えるだろう。
今もすでにそうなっているけれど。

おそらく、引きこもりになってしまうお子さんは、今後ますます増えるだろう。

管理されすぎた人間は意思を失っていく。

それは、野生動物と、動物園の檻の中の動物、くらいの差がある。
幸せに自分の夢を叶えて、なおかつあいつらのワナに落ちない人は、
自分の感情から来る意思を、大事に育ててきた人だという話を書いた
こういう野生のライオンみたいな人もいるんだと。

否定的に育てられても意思はそだたないけれど、 
管理されすぎも、意思がなくなるという点では同じことだ。

昔みたいに元気いっぱいの人がめっきり減ったのは、管理社会がすすんでいることも、大いに関係がある。
無気力な人が増えているのは当然だ

ということは、
こども家庭庁なんかが出来て、デジタル教育になって、成績からなにからすべてを一括管理されたならば、こどもはどうなっていくか、想像にかたくない。

そして、管理されるのはこどもだけではない。

Wikipedia「こども家庭庁」より
元々、日本では文部科学省が幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学・専門学校、厚生労働省が保育所・保育園、児童相談所を通じた児童虐待の防止、内閣府が認定こども園、警察庁が少年犯罪対策、性的搾取防止と子どもに関する所管が様々な省庁に分かれていた(縦割り行政)[3]。

虐待の防止。それは親も監視管理されることを意味する。
虐待してしまう人への根本的な解決は、しない。

そこで、まず民主党政権において、幼保一体化政策の下で「子ども家庭省」の設置が検討された[4]。
自由民主党による政権交代の後、「子ども庁」として同様の省庁の設置が目指されることになる[5]。一方、立憲民主党においては「子ども家庭庁」や「子ども省」の名で設置が目指されている[6][7]。
2021年1月24日、自民党所属の参議院議員である山田太郎が当時の総理大臣であった菅義偉に「こども庁」創設を提言。縦割り行政打破をモットーとする菅は強い関心を示し、こども庁構想が動き出した。

山田太郎さん、総理に提言までして、666へ猛プッシュ。
オタクを装ったポピュリスト政治家でしょうか。最近はやりの。

(中略)
具体的な組織区分は、大きく「企画立案・総合調整部門」、「成育部門」、「支援部門」の三部門から構成される[20][28]。
「企画立案・総合調整部門」では、各府省で分散していた子ども政策に関する総合調整機能を集約し、子ども政策に関連する大綱を作成・推進する。
また、デジタル庁などと連携して個々の子ども・家庭の状況、支援内容などに関するデータベースを整備する。

これが、こども家庭庁の真の目的だ↑。

内閣府の外局にこんなふうな組織を作る↓



また、
デジタル庁などと連携して、個々の子どもや家庭の状況、支援内容などに関する情報を集約するデータベースを整備するとしています。
「成育部門」とは
「成育部門」は、子どもの安全・安心な成長に関する事務を担うとして、
▽施設の類型を問わずに共通の教育・保育を受けられるよう、文部科学省と協議し、幼稚園や保育所、認定こども園の教育・保育内容の基準を策定するとしています。

さらに
▽子どもの性被害を防ぐため、子どもと関わる仕事をする人の犯罪歴をチェックする「日本版DBS」の導入を検討するほか

「日本版DBS」は、イギリスのDBS(Disclosure and Barring Service/[Disclosure=開示]、[Barring=障壁・バリア])を参考にしています。
イギリスには、DBS( Disclosure and Barring Service )という政府部局があり、ここが各事業者が行う犯罪記録チェックのリクエスト処理を行っています。
DBSは警察記録を検索して、申請者に、過去に性犯罪を行っていないことを証明する「無犯罪証明書」を発行するのです。これで、保育事業者や学校は、保育士や教師が少なくとも子どもへの性犯罪の前科がないか、チェックした上で雇用することができます。 引用元

そして同時にこういうのもすすめている↓
2022年5月26日 

犯罪者は教育関係の仕事に就けなくするし、運転免許と顔写真とマイナンバーも紐づく。

(堤さん動画より)
「警視庁もグレートリセットの方向にコマをすすめています。2026年に私たちの免許証とマイナンバーが一体化される。免許証は8200万人くらい使っているので大きいですよ。」
もうね、マイナンバーと免許証が紐づいたら、なんでもわかっちゃうって、
警察の人が言ってた↓

警察の仕事もデジタル化され、裁判や判決もデジタル化されるのだろうか?

そして、教育関係者だけでなく、

記事続き↓
▽子どもの死亡に関する経緯を検証し、再発防止につなげる「CDR=チャイルド・デス・レビュー」の検討を進めるとしています。

こどもに万一のことが起きようものなら、
CDRというチャイルドデスレビューですね。子どもが死亡したときに複数の機関や専門家、子どもの既往歴とか家族背景 死に至る経緯、そういうものを検証することによって効果的な予防対策を導き出して、予防可能な子どもの死を減らす。
令和02年度から国の事業として始まったものです。通常は三重県ですとだいたい18歳以下の子どもさんは60人ぐらい亡くなられるんですけれども、その中でいわゆる病気とかの内因子というのは6割くらいあるわけです。外因死というのがいろいろな事故とか防げる死というのが混ざっているというふうに考えですから3・4割の子どもの死の中に予防可能なものがあるのではないかというそういうことになります。

なんで亡くなったのかを徹底的に調べられる。
親も徹底追及されるんだろう。
まずはこれを死亡の診断をする医師にやらせる。

「支援部門」とは
また、「支援部門」は、児童虐待やいじめ、ひとり親家庭など、さまざまな困難を抱える子どもや家庭の支援にあたり、

とくにこういった家庭には、支援という名のチェックが入るだろう。

重大ないじめに関しては、文部科学省と情報を共有して対策を講じるとともに、特に必要がある場合は、文部科学省に説明や資料の提出を求めるなどの勧告を行うなどとしています。

いじめをするこどもの心を解決に導くのではなく、デジタルに監視管理するのだろう。
今も子どもの心を救ってあげられてないわけだからな。

さらに
▽家族の介護や世話などをしている子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」について、福祉や介護、医療などの関係者で連携して早期の把握に努め、必要な支援につなげるほか、

この言葉自体は最近聞くようになったけれど、
ヤングケアラー(英語: young carer)とは、病気や障害のある家族・親族の介護・面倒に忙殺されていて、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築出来なかった子どもたちのこと[1]。大人が担うようなケア責任を引き受け、家族の世話全般(家事や介護、感情面のサポート)を行っているため、家族ともに共依存の関係を築いた18歳未満の子どもを指す。その子どもがケアしている者(共依存の相手)は、主に障害や病気のある親や高齢の祖父母、兄弟姉妹などの親族である 

いろんなケースがあると思うけど、最近増えているのなら、
大人に余裕がないことで、かなり多くの子どもや若者が犠牲になってしまっているのだろうと思った。
最近になって、わざわざこういう言葉をつくったのなら、こどもの救済を口実にした監視管理に利用するためだと思われる。

私にも覚えがあるけれど、問題を抱え、解決できない大人は、こどもに甘えてくる。
あるときは感情のはけ口として八つ当たりをし、あるときは甘えてくる。
こういう親もいる。
それは支配関係、共依存関係だ。
こどものほうも、それを愛情と勘違いしていたりする。

問題が深く長期化すれば、病気にだってなる。
そうなってしまって、身内で助け合える関係を築いていなければ、近くにいるこどもが犠牲になるしかない。

ヤングケアラーの家庭すべてがそうとは言わないけれど、
子どもと依存関係、支配関係ならば、身内とも助け合える関係を築けていないケースが多いと思われる。

人の言動のパターンはだいたいどこでもいっしょなんだ。

親子関係で、人との関わり方が決まってしまうから、親族全員が似たようなトラブルをかかえ、問題だらけというのもありうることだ。
家族親族全員がこんなふうなパターンだったら、子どもはさぞかし大変だろう。

そういうの関係なく、不幸が重なってこうなってしまうこともあるのかもしれないけれど。

ひきこもりたくても、ひきこもれないこどももいるわけだ。

だから、監視管理社会をコロナなどを口実に謀略ですすめているとはいえ、
自分の問題が解決できない人が増え、泥沼になれば、むしろ、人々の側が介入を、完全監視管理を望むわけだ。
「たすけてくれ」って。
それを、救済だ、メシアだってお感じになる方もいるだろう。

▽施設や里親のもとで育った若者らの支援を進めるとしています。

このほか基本方針には、子ども政策を強力に進めるために必要な財源の確保に向けて、企業を含め社会や経済の参加者全員が広く負担していく新たな枠組みを検討することも明記しています。 

そういうわけで、
犯罪者はもちろん、
親も、望めば(望まなくてもか)監視管理してもらえるだろう。

こどもを虐待する親は、精神的な虐待も含めれば、相当数いると思われるけど、

こんなのも、追及される社会になる可能性も感じる。

こどもが自分の親を告発するなんてことも起こるかもな。

あるいはご近所や周囲からの通報。
こういう方はご近所や親戚との関係もよくないだろうからな。

自分の感情や問題と向き合えない、向き合いたくない方は、
問題を起こすばかりで解決できないわけで、どんどん監視下におかれ、
親子が引き離され、国に管理されるのではないだろうか?

それが子どもの救済になるのだろうか?

児童相談所なども、問題があるだろう。


本当の意味での救済なんて、あいつらの下部組織みたいなところにできないだろう。
避難にはなるかもしれないけれど、避難先が地獄であったら本末転倒だ。

そして、戦争になり徴兵するとなったなら、子どものデータが完全に一括管理されているわけだからな、これを利用することだろう。

いつだって犠牲になるのはこどもや弱者だ。

そして、田舎のお年寄りも、

2022年6月1日 18時30分 
デジタル化を進めて地方活性化につなげる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、政府は6月1日、基本方針案を取りまとめ、デジタル機器を利用する高齢者らを支援する「デジタル推進委員」を今年度中に全国で2万人以上確保するなどとしています。
(以下省略)

もうすぐデジタルの先生がお住いの地域にやってくるだろう。

だから、都会のありさまがひどいからと、
田舎へ移住しても、田舎もデジタル化で5Gだ。
田舎のお年よりは自動運転やロボットによる介護が必要だからと喜んで受け入れるかな?

10年くらい前だろうか、日経新聞に202X年ごろ、介護もロボットがやるようにすると書いてあった。
正確な年は忘れたけど、2020年代後半だったと記憶している。
日経は、CSISだからな。
それを見て、自分の親の世代の介護はそうなるのだろうなと思った。

今は、こどもに親の面倒を見る余裕がない。
経済的にも精神的にも。最近は肉体的にも。

それは、なるべくしてなっている。
無気力になりがちな管理監視社会ってのもあるけど、
丁寧にその人の人生と意識を紐解けば、親との関わりが意識のひな型となっていることがほとんどだ。
親もまた、その親からやられている。
先祖代々繰り返してきたマイナスパターンが解決されず、大きくなってしまって、今そうなっているという見方もできるんだ。

私自身の経験では、
さりげなく救いの手を差し伸べても、自分の問題と向き合いたくない方は、救いの手も振り払う。
そして誰かのせいにしつづける。

これだと近くにいて面倒を見てあげたくても、トラブルになるから近くにいけないんだ、こどもは。

だから、かわいそうではない。それは、ご自分の意思だ。
すべては自分の選択してきたことの結果なんだ。だれもが。

でもそうしたいんだから、自由だ。納得いくまでやらせてあげたいと思う。
納得しないとやめられないから。

こどもといい関係が築けている方は、デジタルをうまく利用しながら、介護の負担を減らし、こどもとも温かい関係でいられるだろう。
全部自分次第だ。