丸顔おばさんのブログ

すべての問題は「心」に通ず。
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侮辱罪の厳罰化~改正刑法成立

2022-06-14 14:29:26 | 憲法改正

これ、成立しちゃったね。

06月13日 13時41分

ネット上で自由に発信しつつ、
いやなところには、みずから入っていかない、からんでいかない、
戦いに入っていかないで主張するってのが安全でいいんじゃないですかね?って話を書いた。

私自身は、誹謗中傷は法律を厳罰化しても根本的な解決にはならないと考えている。

法で人を取り締まることをしまくっていけば、大変な社会になっていく。
まったく法律が必要ないとまではいわないけれど。

それよりも、今の時代は、多くの人が、
他人が気になってしかたない、他人がコワい、
他人にばかりとらわれて、自分の感情や自信が育ちにくい、という精神状態だ。

こっちのほうが問題の本質だ。
この意識だと他人にばかりとらわれて、戦うことがやめられない。
誹謗中傷がやめられず、エスカレートする一方だ。
(これだと自分の能力を伸ばすことにエネルギーが使えない。結果、どんどん貧しくなる)

あるいは、心がきつすぎて動けない、というふうにもなっていく。
みずから命を絶つまでになってしまうこともあるわけだ。

この意識を改善したければ、逆をやればいいということで、
自分の感情を意識して感じて、きついことや我慢をやめていくことで、こんな苦しい悪循環から抜けていけることを書いた。
戦いから降りて、自分の感情を感じる分量を増やしていけば、こういうのをスルーしていける。

ネット上の言論もおなじく、嫌な感じやきつい感じのところは、見なくていい。
自分には必要ない情報だということを自分の無意識は知っている。
見るべきはほかにあるよと感情が教えてくれているってだけだ。
(感情は無意識からの声だ。だから賢い。思考よりもずっと。その感情になっていることは、全部意味がある)

世の中には、不満や怒り、恨み、仕返しなどの憂さ晴らしをしたい人が本当に増えた。

誹謗中傷を言う方も、言われるほうも、そういった意識の状態であれば、どこまでも戦っていく。感情が残るから、やめられない。

これだと、あやつられやすい。いいように使われる。

街に出ても、憂さ晴らしをしたい者と、
そのわきで、ガス抜き政党が演説をしていたりして、さっそくお見合い成立状態だ。

こんなふうに人間同士の意識の綱引きで、すべての物事は起きている。
ここをあいつらが巧みに利用する。

あいつらは最初から、戦う人たちを、社会の分断と取り締まりを強化していくのに使っているだろう。ガス抜き工作員に扇動させて。

ワクチンパスポートと、反対運動・分断工作がセット。
今後、やればやるほど統制するってことも、ちゃんと書いてある。
計画どおり。有言実行のあいつら。

謀略当たり前の世の中であることに気が付くことも、おかしいと言っていくことも、大事だ。
でも工作員は、他者の選択を認めることや、その意味を教えてはくれない。

あいつらとしてみれば、ワクチンだけでなく、
社会を共産主義(グレートリセット)に大きく変えるつもりなわけだから、
人々の不満をどうしていくかが、肝となるわけだ。
すると羊同士を争わせて、統制を強化していくという解が導き出される。いつの時代も。

だから、芸能人や政治家、研究者、専門家、責任ある社会人として、名前を出して活躍されている人は、とくに人からいろいろ言われるわけで、
名誉毀損で訴えるなんてことは今までもあったけれど、
そういうプロまでもスラップ訴訟などで仕返し合戦する時代だ。

そして、プロであるということは、あいつらに使われていることもあるわけだ。

Wikipedia「吉川晃司」より
「しかし、教師、両親や周囲から芸能界入りを猛反対された[27]。
特に父親からは「芸能界ってのは猿まわしだ。お前は東京で猿になるのか」と言われたが、「いつか自分で動いてやる」と決意を表明して説き伏せた」

最近は、ガス抜きや、統制強化のきっかけ作りとして。

こういう時代であるという前提でいたほうがいいだろう。

自分の芯の無い、戦う心でいれば、そこに知らずに加担してしまう。
犠牲者的に卑屈なのも、支配的に好戦的なのも。

他人を見ないで、自分の感情にいて、ただ自分の気持ちを素直に言っていけるか。
そのようにいられるだけで安全だ。戦いやトラブルと縁遠くなる。
そして他人を見なくても自分を感じていれば、相手も心ある人であれば、心が通じる
(反対に他人を支配操作するために発信している人が、まだとても多い。あいつらのために。こっちのほうがネットは多数派だろう。それはもう、なるようになっていくのだろう)

そして、とくにリアル社会では、自分を大切に扱ってもらえない場合は、自分から働きかけていかないととダメだ。
相手の良心に期待していてはダメだ

赤、こちらで追記。青、おばさんつぶやき。
2020年3月31日にNetflixで配信された「テラスハウス」という番組で、木村花さんの商売道具である試合用のコスチュームを誤って乾燥機にかけた男性に対して、花さんが憤るシーンを先行配信した。SNS上での誹謗中傷が相次いだ。4月28日にフジテレビの動画配信サービスFODで、5月18日には地上波で放送されている。5月23日に、花さんは自身でその命を絶った。 

木村さんには、心よりお悔やみを申し上げます。
私はじつは木村さんのことも、この番組も、よく知らないんだ。

(中略)
「裁判所に、フジテレビ側や番組制作会社へ裁判資料として番組の映像提供命令が出ているが、全く提出されない。映像があるかないかも含めて、こたえる必要が無いという感じ」
このフジテレビ側の対応に対して、響子さんは語る。
「謝罪をどれだけされても、口だけとしか受け取れない。謝罪する意思があるなら資料を出してほしいし、第三者委員会で正確な審査をしてほしいし、できるはず」


権力の影がちらつく。

Wikipedia「木村花」より
木村の死去は日本国外においてもBBC[26]やワシントン・ポスト、フォーブスで報じられ、繰り返し行われた誹謗中傷に関して抗議の声が上がっていることや、木村に対する哀悼の声などが伝えられた 
(中略)
高市早苗総務大臣は5月26日の記者会見の中で木村が誹謗中傷を受けていたことに対して「匿名で人を中傷する行為は人として、卑怯で許し難い」と発言したうえで、匿名発信者の特定を容易にするなどの制度改正を含めた対応をスピード感を持って実施する意向を示した[31][32]。
また同日、LINEやTwitterなどのSNS事業者でつくるソーシャルメディア利用環境整備機構は緊急の声明を発表し、SNS上での嫌がらせや名誉毀損などを禁止事項として利用規約に明記し、こうした行為を把握した場合、利用停止などの措置を徹底するとした。法律に基づき情報を開示するよう求められた場合、適切な範囲で必要な情報を提供する。機構は特別委員会を設立して、さらに対策を検討するとしている[33]。
その後、総務省や法務省なども誹謗中傷の発信者の特定を容易にする制度や侮辱罪の厳罰化などを検討し始め[34][35]、2022年6月に侮辱罪に懲役刑を導入したり、法定刑の上限を引き上げる改正刑法が可決・成立した


(中略)
大竹は、テレビ局の番組制作の作り方の問題点と、SNSの有り様の変化について語った。
「ドキュメンタリーといえども、盛り上げようという要素が入っていたんだと思う。ドキュメンタリーと銘打って放送する。問題のシーンはセンセーショナルなぶん、何回も取り上げて放送された。SNSは新しい時代のメディアで、自分の発言をする自由がある。アラブの春までつながるような浸透力の強さがあったけど、そのツールがあっという間に誹謗と中傷で埋まり始めた。それが野放しになっているのが問題」
「この問題を大きく2つに分けると、テレビ局や制作会社が人権を守っていないこと。誹謗中傷が犯罪だと知らずに参加してしまっている人が、この番組を見たらああいった誹謗中傷が出ても仕方ないと言っていること。お互いが責任を押し付け合っている。どちらも悪いのに」
(中略)
室井も、誹謗中傷で裁判を一つ抱えているという。誹謗中傷を実際に受けた際の気持ちを話した。
「50歳でも誹謗中傷は相当きつい。それを20代のすごくデリケートな時期に、受けた花さんの気持ちは計り知れない。SNSで簡単に人の気持ちを考えずに発言するのは良くない」

室井さんはそうおっしゃるが、
私自身が芸能人だったら、年のいった者として、プロとして、実害のない誹謗などは平気でいられることを示したいものだなと思った。
最近はネット上のアカウントも人間でないものも、あるし。

それより芸能人であるわけだから、イメージが自分の業務上の価値に直結するわけだ。
番組で、それがイヤならば、話合う、ノーを言っていく、話合えない番組は最初から受けない、断る、と
自分ができるようになることのほうが大事なのではないだろうか?

Wikipedia「木村花」より
やらせに関する証言[編集]
母親の木村響子が、週刊文春の取材に応じ、テラスハウスの炎上シーンを巡って、木村がスタッフから指示を受けていたと証言した。木村のスマートフォンには、木村響子の証言通り、「やらせ」を裏付けるLINEのメッセージが多数残されていた
木村が母や友人に語っていた「やらせ」は、「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」という内容であり、友人に送ったLINEでも、「自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて」と送信している。
木村響子は、「このままだと花の死が『暴力的な女子が男性に乱暴を働き、SNSの批判を苦にして自殺した』というストーリーで片付けられてしまう。真相は全然違うんです。彼女はスタッフの指示通り、ヒール役に徹しただけ。せめて花の名誉を回復してあげたい」としている

どうも、報道とお母さんの意図とも乖離があるような気がする。

木村さんはプロレスラーであるということで、ヒールキャラでいいだろうと番組側がそのようにやらせ、編集・放送した可能性がある。
こういうところを出演者と制作側とが話合えないことが、この問題の根本にある気がする。

憶測だけど、ひょっとしたら木村さんご自身も、番組の期待に応えようとやったはいいけど、思いのほかその後の反響がすごくてびっくりして混乱されてしまったのかもしれない。

なんでもかんでも従わないで、いったん自分の心に落とし込んでみて、感じてみる。
すると違和感をちゃんと感じているものだ。
他人の期待に応えたいっていうのが罠だ。支配や依存関係につながりやすい。
自分主体で自分の意思を中心に、対等に話合っていく
そうしてもいいんだよ、と大人が教えてあげられていないことが問題だと思う。
(期待に応えても、その他人はその結果の責任をとってくれないだろう?上記フジテレビしかり)
大人ができていないからな、若者やこどもを導いてあげられていないんだ。
パワハラ問題も同じだ。
(学校でもあまり教えていないだろう。それはみんながそうできるようになると、支配層が困るから、学校教育をこうしているのだと私は思う)

ふだんからこれができていると、こういうのはいやだなと即座に感情で違和感を感じるはずだ。
そして大ごとにならないうちに、相手に働きかけるなどの行動に出られる。
キレて言うんじゃなくて、自分の感情を感じながら話すと、相手に伝わりやすいんだ。

これができる人は、多少の誹謗を受けても、命を絶つまで思いつめないと思うんだ。
自分から言える、自分の意思でできるという満足と感情と自信がしっかり育っているから。
傷つくことはあるけれど、満足や自信、自己肯定が勝つ。
人はいろいろ好き勝手言うけれど、自分は自分でいいんだなぁ、自分にとっては正解だって意識が育つから。

そういうわけで、この問題の本質と、このたびの侮辱罪の厳罰化は分けて考えた方がよさそうだ。
お次は改正してどうなるのか?
あいつらは、なにをたくらんでいるのか?
どんな問題があるのか?

06月13日 13時41分
人を侮辱した行為に適用される侮辱罪に懲役刑を導入し、法定刑の上限を引き上げるほか「懲役」と「禁錮」を一本化した「拘禁刑」を創設する改正刑法などが、参議院本会議で、自民・公明両党や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決・成立しました。

改正刑法などでは、SNS上のひぼう中傷対策を強化するため、公然と人を侮辱した行為に適用される侮辱罪に懲役刑を導入し、法定刑の上限が「1年以下の懲役・禁錮」と「30万円以下の罰金」に引き上げられます。
一方、衆議院での審議で、施行から3年後に表現の自由を不当に制約していないかなどを検証し、必要な措置を講じることなどを付則に盛り込む修正が行われました。
(中略)
侮辱罪の厳罰化によって憲法が保障する表現の自由がおびやかされるなどと、懸念する声もあります。
日弁連=日本弁護士連合会は、ことし3月に出した意見書で、侮辱罪は処罰の対象が広いため、政治的意見などの正当な論評も萎縮させ、表現の自由をおびやかすおそれがあるほか、法定刑の引き上げにより逮捕・勾留されて長期間、身体拘束されることになると指摘しました。
意見書の作成に携わった、第二東京弁護士会の趙誠峰弁護士は、インターネット上のひぼう中傷をなくしていくことは必要だとしたうえで、今回の法改正について「時の政府に少し侮辱的な表現を含んだ批判的な言動をしたら、ある日突然、逮捕状が示されるかもしれない。非常に怖い世の中になるリスクをはらんでいる」と話します。
そのうえで、「今後、適正に運用されているか批判的な検証やチェックをしていく必要がある。刑罰で問題を解決するのは最後の手段であり、それより手前の段階で民事上の解決が効果的にできるよう、損害賠償の金額を上げたり、ひぼう中傷した人の情報を被害者が開示しやすくするなどの対策も必要だ」と指摘しています。 

2つの問題があると思った。

また、加害者の多くが「意見のつもりだった」と考える現状を紹介し、批判・意見と誹謗中傷の境目があいまいであることを問題視し、その線引きを丁寧に説明するガイドラインの作成を求めた。

誹謗中傷と意見や批判との線引きは、できないでしょう。

(記事より)
単なる悪口と侮辱をどう区別するかの基準が、今まで以上に大きな問題になります。はっきり言って、明確な基準を作ることはできません。
  基本的には、よっぽどひどいものが侮辱として立件されますが、明確に何がOKと示すことは難しいし、恣意的な摘発もとても心配です。

なんでも左脳できっちりデジタルに処理して、法で取り締まればいいというのは幻想だ。
人間が自分の感情や自信を育て、責任を見極めながら話合えるようになって自立していくことでしか、問題は解決しないだろう。個人の問題も、社会の問題も。

法律をきびしくしていって得をするのは、
国民の意見なんて聞く気がいっさいない権力者たちだ。
統制を強化したい支配者だ。

もうひとつの問題は、
じつはネット上だけの問題ではなく、
たとえばあべちゃんが街頭演説しているときに、「あべは独裁者だー」と、声をあげたら侮辱罪で現行犯逮捕されるのか?という議論がされていた。
法的にこうされる余地ができてしまったことだ。

だから、
2022年5月11日 06時00分 
「閣僚や国会議員を侮辱した人は逮捕される可能性があるか」。4月27日の衆院法務委員会で立民の藤岡隆雄氏は、二之湯智国家公安委員長にただした。
 最初は「ありません」と明言した二之湯氏だが、次第に「あってはならない」と表現を弱め、最後は「逮捕される可能性は残っている」と答弁を転換。藤岡氏は「とてもこのままでは容認できない」と批判した。

こんな答弁になるわけだ。

(中略)
立民などが問題視するのは、法定刑の上限が「懲役」に引き上げられることにより、刑事訴訟法で法定刑が「拘留または科料」の場合は出頭の求めに応じない時などに限られる逮捕が、広く可能になることだ。「今までの侮辱罪とは異質なものになる」と指摘し、街頭演説でやじを飛ばした人が現行犯逮捕されるなど恣意的な運用で言論弾圧も可能になると懸念を示す。

ははー。刑の上限が引き上げられるということは、こういうことなんだ。
今までは出頭に応じないときなどに限られていた逮捕が、広く可能になる。

一定の軽微な類型については,逮捕のハードルが高く設定されます。
<軽微事件の対象>
※刑事訴訟法199条1項但書
法定刑が30万円以下の罰金,拘留,科料のいずれかとされる罪
<軽微事件の例>
過失傷害罪;刑法209条
侮辱罪;刑法231条
<高めに設定された逮捕の要件>
※いずれかに該当することが必須となる
ア 住居不定
イ 捜査機関の出頭要求の拒否;刑事訴訟法198条

今までの侮辱罪は、こうだったらしい。
今までの侮辱罪は軽かったので、逮捕のハードルが高く設定されていて、
住所不定とか、出頭の拒否など逮捕は限られていた。
今回の上限の引き上げによって、これがなくなってしまったそうだ。
てことは、、、、

2022年6月6日 
法案提出後の記者会見で、筆頭提出者の有田議員は、
政府が5月に「侮辱罪に係る現行犯逮捕の可否」について「実際上は想定されない」とする統一見解を公表して侮辱罪での現行犯逮捕はしないとしたにも関わらず、二之湯智国家公安委員長が国会質疑であいまいな答弁を繰り返しているとして、現行犯逮捕を現場で行う可能性があると厳しく批判しました。 

現行犯逮捕が起こる可能性が否定できない。。。

昔は、政治家である以上は、人から批判されるのは当たり前という感じだったと思うけど、
最近はそうではない。




批判の声をあげると強制排除されるようになってしまっている。
北海道警察は、強制排除は「トラブルや犯罪を未然に防止するため」と言っている。

自民党最大派閥は安倍派だからな。

 6/7 付
 一方、危惧されるのは政治家などへの正当な批判まで処罰されることだ。
 政治家や公務員が、批判した相手を侮辱容疑で告訴することも考えられる。告訴を捜査機関が受理するだけで、批判する側に逮捕の可能性が重くのしかかることもある。逮捕まで至らなくても相手に圧力をかけることは可能だろう。 
(中略)
その後、法務省と警察庁が現場ですぐには判明しないと説明し、「実際上は想定されない」とする政府統一見解を公表したものの、表現の自由への脅威になりかねないとの声は根強い。

現場ってのはたいていめちゃくちゃだろう?
いままでも、強制排除しているわけだ。
どさくさにまぎれて、いきなり現行犯逮捕っていう事例が今後、出る可能性は否定できない。

共産党の質疑について↓
2022年6月3日(金) 
日本共産党の山添拓議員は2日の参院法務委員会で、
刑法改定案の侮辱罪厳罰化について、
政府が現行犯逮捕を「慎重な運用」「(逮捕は)想定されない」などとしていることに対し、「恣意(しい)的な運用について問題意識すらなく、全く説得力はない」と批判しました。

恣意的な運用。

 山添氏は、北海道警やじ排除事件をとりあげ、「安倍やめろ」「増税反対」などと声をあげた市民2人を道警が排除したのは「主催者からの要請か」と質問。警察庁の森元良幸審議官は、要請はなかったと否定しました。

主催者からの要請はなかった、
じゃあ、あべちゃんからの要請でしょうか?

 山添氏は2人は言葉を発して10秒程度で排除されたとし、「道警の勝手な判断で行われた」と指摘。「現場の警察官の対応は適切と言えるのか」と迫りました。

10秒って、、言葉を発するのを待ちかまえていたかのようだ。
すでに、こういうことをしてきている。

二之湯智国家公安委員長は「現場の警察官が職務執行法に基づき、必要と判断した結果だ」と強弁しました。
 山添氏は、やじ排除訴訟の証人尋問で現場の警察官が「有形力行使の法律要件」「やじは憲法上保障される」などへの認識を問われても「個別の法解釈については回答できない」と述べたと示し、「現場では適切に法令に基づいて対処したというのは答えになっていない」と批判しました。
 その上で、排除の法的根拠について現場で説明は行われなかったとして「実際には排除ありきの対応だった」と強調。今後も全国の警察官が同様に対応することになりかねないと指摘しました。

現場の警官まかせで、なにも言わないえらい人。

なんだか戦前の治安維持法ができたころとそっくりではありませんか?



あのときも共産主義者が弾圧され、
次第に共産主義者じゃない人も従わないだけで取り締まられ、刑罰が重くなっていった。
そして戦争に突き進んでいった。

まるで歴史のリピートだもんな。

不当逮捕広がる懸念 侮辱罪厳罰化を批判 2022.5.24

侮辱罪の厳罰化、緊急事態条項つくっちゃったら、それとも合わせて大変だろうと書いた(冒頭リンク先)
緊急事態条項をつくって発動すれば、憲法の秩序が停止されるわけだから、表現の自由を保障しろとも言えなくなるわけだろう?

「侮辱罪」めぐり国会論戦 政治家批判で逮捕の可能性?(2022年5月14日)  


刑法改定案 侮辱罪の成否が曖昧 2022.5.13

本村議員の質疑:
結局、どういう場合に罰せられるのかよくわからない。
わからないがゆえに不安は広がり、言論の自由がおびやかされる懸念。
よくわからないなかで警察がいろいろ判断をすることになる。

北海道のヤジ排除事件。
3人の警察官の証言がそれぞれちがう。動画とも違うので証拠として採用できない。
これは組織的な事実と異なる証言なのかと思わざるをえない。

あらあらあらあら。警察もグル?

5:25~
二之湯国家公安委員会委員長:
いずれも現場の警察官が状況をふまえて法律に基づき判断した措置を講じたものと報告を受けている。
訴訟当事者でない私からの発言は控えさせていただきます。

警察のトップは・・・
「マネーロンダリングする」って書いてある。
あー、警察のトップの二之湯氏、あべちゃんの側近の日本会議の方と?

自民党京都府連が国政選挙の前に候補者から寄付を集め党所属の府議、京都市議に配分していたことを巡り、衆院予算委員会で10日、府連会長を過去に務めていた二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)が事実関係を問われた。選挙活動の実質的な対価であることをうかがわせる府連の内部文書については存在自体「知らない」と主張した。

じゃあ国会の答弁も信用できないね。

本村議員:
現行犯逮捕だけでなく、重罰化する侮辱罪。
通常逮捕においても事実に反することで令状をとろうとするのではないか?
裁判所も警察の言うことをちゃんと否定できるのか?
こういうふうな逮捕に至るのではないか?

警察がこんなありさまで、
警察のさじ加減次第で現行犯逮捕される?

ネットは?

ツイート添付動画の答弁より抜粋
米山議員:
構成要件に該当したって、可罰的違法性のないものは処罰されないんですよ。
可罰的違法性というものがどのラインかっていうのは大事な話なんです。
今までそのラインは極めて高かったんです。

上記の、逮捕の要件が高く設定されていた件だな。

だから今までそういう誹謗中傷のなかで、わずか30件しか処罰されてこなかったんです。
可罰的違法性のラインを変えませんというならば、それはインターネット誹謗中傷対策としては無意味です。
多くの何万件が放置されるんだから。

「従前処罰されなかったものが処罰されるようになるんだという答弁はしていない。」

米山議員:
わかりました。であれば、30件しかあいかわらず処罰されないわけです。

であれば、インターネット誹謗中傷対策としては無力ですがそれでよろしいですか?

「これを抑止と。刑罰の効果として一般予防効果がありますので、むしろ発生したものを処罰することも大事でございますが、これを抑止するということを考えて、法定刑を引き上げたものでございます。」

米山議員:
つまり犯罪の範囲を広げて、しかもどこまで処罰されるかわからないようにして、言論の自由を侵害したいと?萎縮させたいと?
どこまで処罰されるかわからない。でもすれば処罰されるかもしれない。
そう思って、侮辱的なことは言えないな、そう思うってことじゃないですか。

「委員のおっしゃる処罰の範囲を広げるというのが、処罰されなかったものがされるという趣旨であるならば、そういうことではございません
私共は構成要件を変えていませんので、侮辱罪の構成要件に該当して処罰される行為の範囲は変わりません
ただ、当罰性の高いものについて、従前より重く処罰できるようにということでございます。」

刑の上限をひきあげることにより、逮捕のハードルが低くなったと、上記記事にはある。
(再度引用)
「法定刑の上限が「懲役」に引き上げられることにより、刑事訴訟法で法定刑が「拘留または科料」の場合は出頭の求めに応じない時などに限られる逮捕が、広く可能になる」

そういうふうにハッキリとは言わず、ずいぶんとまわりくどい質疑をしているような気がする。。

木村さんの件を取り上げて、最初にこういうことをやると言い出したのは、高市さん。
後ろ盾はあべちゃんだ。。