酔いどれにゃんこ

観劇記録など書いてます。コメント・TB歓迎です。

アイーダ07/11/03(土)MS

2007-11-03 22:54:06 | 観劇記録(四季):その他
マチソワ観劇してきました。
もともとソワレを取ってたところに、マチネも譲っていただけることになりました。

注目のナベサムこと渡辺正さんのラダメス。
デビューまもないということと、期待していなかったせいか・・・
良かったですよ~!私はかなり好きです。
雰囲気が一番ラダメスなのは阿久津さんだと思いますが、歌やルックス含め、好みなのは、渡辺さんが一番でした。予想外のヒットです。
上半身脱ぐと、色白い&細い(それなりに筋肉はあるけど)のと、顔の雰囲気とで、将軍にしちゃ弱そうですが、育ちのいいボンボンって感じです。
独特のしゃべり方、歌い方はそのまんまなので、あれが苦手な人は受け付けないかもしれませんが、それを除けば、実は歌がうまいんだなぁと。
『迷いつつ』なんて聴かせてくれて、ソワレでは感動して泣けましたよ。
秋さんとのデュエットのハモリも相性がいいようで、心地よかったです。
小柄なので、長身な秋さんとの見た目のバランスはちょっと残念。
濃いメイクが似合ってて、サムより断然良いです。
それにしても・・・マンマではともにダディズだったちゃみさんと、今度は親子です(笑)
こっちのが自然ですけどね。

2幕最初の3人の歌うところ、渡辺さんと佐渡さん、それぞれ声に特徴あって、秋さんは声は普通だけど言葉が・・・なので、不思議な3人でしたが、揃うと不思議同士が共鳴していい感じでした。

秋さんアイーダも初めまして。
こちらも・・・好きでした~
濱田さんのアイーダがベストなことには変わりないですが、秋さんもアイーダのイメージぴったりで、とても良かった。
見た目が美人さんで、アイーダメイクも似合ってます。
王女という凛とした雰囲気があって、セリフも訛りは気になるけれど、声のトーンが落ち着いていて心地よいです。
歌も聴かせてくれます。
噂の、ローブのダンスでの「今~!」を上げるバージョン聴きました。かっこよかった。
濱田さんは、1幕『迷いつつ』の後のシーンとか、ラストのお墓に入れられてしまった後のところ、王女というより一人の女の子なかわいらしさがありますが、秋さんはここでもやはり王女。
どうしても、セリフがスムーズじゃないのは残念ですが、イントネーション自体は完璧なので、そんなに違和感はないです。
セリフを補って、表情の演技が良いので、感情移入できます。
ソワレではセリフが走ってしまって聞き取れないところがあったのが残念ですが、改めて、これだけセリフ、歌の多いタイトルロールを母国語じゃないのにこなしているのはすごいと思いました。

佐渡さんアムネ、やっぱり大好きです。
ちょっと痩せられたかなぁ・・・とアムネを観て改めて思いました。
ラストの処刑を宣言するまでのところは、涙止まらないです。

ちゃみさんゾーザーも、久々でうれしかった~!
大塚さんは好きな俳優さんだけど、ゾーザーはもったいない。1枠ならぜひ観たいけど。

有賀くんメレブ、いいですね~。
確実に客席の笑いも取ってました。
セリフや歌のひとつひとつにすごく感情が感じられて、だから、死ぬところではホントにヌビアに帰れなかった無念に・・・泣きました。
最近観ている有賀くん、どの役でもホント、いい味出していて、好きだなぁと思います。

男性アンサンブル。

黒木さん、海老沼さん、鶴原谷さんがはじめまして。
富澤さんも2回目。
知らない人が多いのとキャスト表だと枠がバラバラになってるのとで、マチネの1幕は谷本さんと影山さんと川東さんしかほとんどわからず。
その中であのかっこいい人は誰??と思ったのは塚下さんでした。
前回もかっこいい~と思いましたが、今回も、目を惹きました。
影山さんは大阪の2週間くらいを除いて皆勤でしょうか?
ラストのサイボーグ歩きも健在だし、若手にまじってバリバリ踊ってるのがステキでうれしかったです。
しばらくアイーダから遠ざかっていたので、記憶が怪しくなってるアンサンブル立ち位置などのメモ。
 父に従え、棒を持ってるのが3~6枠、下手が3枠6枠、上手が5枠、4枠、であってるかしら?
思い出すときに比較するのが初演キャストなんですが、4~6枠がいつも混乱して・・・
一人思い出せないのが秋山さんでごめんなさい。
4枠登坂さん、5枠宮河さん、6枠秋山さんですね。

女性アンサンブル。
初めましては西田桃子さんですが、お目当ての伊東恵ちゃんに注目です。
バスケットレディではキレイな腹筋を拝ませていただきました。
しなやかで美しいダンス、堪能できました。
このまま楽まで続投かな?
松本さんネヘブカ、歌が安定してていいですね。
1幕ラストのソプラノがすごくきれいでした。

ということで、観ると通いたくなってしまいます。
良い舞台に大満足でした。
できれば、今井さんアイーダも観てみたいです。


【キャスト】
アイーダ        秋 夢子
アムネリス       佐渡寧子
ラダメス         渡辺 正
メレブ          有賀光一
ゾーザー        飯野おさみ
アモナスロ       川原洋一郎
ファラオ         前田貞一郎


【男性アンサンブル】
谷本充弘
塚下兼吾
富澤和磨
黒木 豪
海老沼良和
鶴原谷 圭
影山 徹
川東優希

【女性アンサンブル】
松本昌子
松下沙樹
伊東 恵
須田綾乃
オ ユナ
杏奈
西田桃子
市川友貴





ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポスクバージョン 07/11/02(金)S

2007-11-03 04:07:57 | 観劇記録(四季):JCS
今日のキムユダも熱かった。
裏切りの後、最後の晩餐で弟子たちが歌ってるときのやなジー様との見つめ合い。
二人ともひたすら目で会話をしている。
自殺にいたるまでのシーンは何かが乗り移ったかのような魂の叫び、圧倒されて、ボロ泣きでした。
カテコでの放心状態のようなキムさんも印象的でした。
キムユダ観るだけでも通う価値ありです。

はじめましての西マリア。
高木マリアよりもかなり訛りが気になってしまいました。
でも感情は伝わるし芝居はよかったです。

アンサンブルはやはり松元さんに釘付け。
先日みた友人が、「山賊みたい」って言ってましたが(笑)
ユダチームのときの表情がいいです。
ジーザスが捕らえられたあとの「ホサナ」の嘲りの表情や手振りもツボです。

石路兵士の鞭打ちも、だいぶサマになってきたような。

東京ではまったく見つけられなかった武智さん、識別できたら、今度はこれでもか、ってくらい、視界に入ってきます。

残念だったのは、『ゲッセマネの園』の熱唱が終わって、兵士たちが出てきて緊迫感が走った瞬間に、爆竹拍手で雰囲気をぶち壊されたこと・・・。
しばらく怒りを引きずって舞台に集中できなくって残念。
ちなみにその爆竹拍手の親父、カテコでずっと激しく拍手してたのに、西さんとキムさんのときに露骨に拍手をやめて、柳瀬さんでまた激しく拍手。

カテコも盛り上がりました。
舞台の余韻で自然に拍手が続く客席に、何度も出てきてくれました。

もっと通いたいと思ったのに、残り1週間。
さびしいなあ・・・。