酔いどれにゃんこ

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壁抜け男06/09/18(月・祝)

2006-09-18 22:17:09 | 観劇記録(四季):その他
2002年の全国公演で一度観て以来、二度目の壁抜け観劇です。

当時のキャストで今回と違うのが、
イザベル坂本さん、部長光枝さん、画家佐野さん、医師喜納さん、A夫人横山幸江さん、乞食寺田さん。
ちょうど半分が同じです。

石丸さんデュディユル、こういうちょっと情けないようなところのある役はお似合いですね。アンデルセンのハンスとか。
異国の秀隆とか、ラウルとかの正統派二枚目役よりも、こういう方が好きです。

ストーリーとして、イザベルがあっさりデュティエルと結ばれることに、やや違和感を感じました。前回は感じなかったんですけどね。
酷い夫に虐げられるかわいそうな妻だけど、そんなにあっさり抵抗なくいくものなのかしら。
イザベルのようなキャラクター=貞淑な女性、っていうのは日本的で、いかにもフランス的なのかもしれません。
それにしても、プログラムの最後の方にある、下村さんデュティエルと花ちゃんイザベルの写真、怪しすぎる・・・!

小林さんが、かっこよくてステキでした
役柄は、かっこいいわけじゃないですけどね(笑)

M嬢佐和さんのはじけっぷりも絶好調で楽しかった。

高井さん、ホントいい声ですねぇ。個人的には、カテコの最後、刑務所長のボサボサ頭姿で出てらっしゃってたのがツボでした。
嫌なヤツな部長&検事を極めていただきたいです。

渋谷さん画家。渋谷さんが演じられている役柄の中で、人猫のタドベリ先生と同じくらい、お似合いな役だと思います。
今回は、歌い方にマガルディ入っている気がして、ちょっと違うかなぁ・・・と。
『街の絵描き』のナンバーは、S&D3で使われたこともあって、とってもなつかしくて、ジーンとしてしまいました。キムさんが絵描きで、下で踊るダンサーさんたちの衣装が華やかでステキだったんですよねぇ・・・。

寺田さんといえばムッシュダルクのイメージが強烈ですが、怪しい役がホントにお似合いですねぇ。
弁護士の情けなさそうな表情も、ステキ。


カテコ、主だったナンバーを少しずつ歌いながら出てきてくれるのが、楽しくていいですね。
入場のときに楽譜も配られてましたが、「ご一緒に歌いましょう~」は、ファミミュよりは参加しやすい雰囲気です。
小林さんに、「さあ」って感じでニコっとされて、つい、歌ってしまいました。

ピアノ・リード・パーカッションの生演奏なのも良かったです。

もっと何度も観たい作品です。
関西か名古屋で上演してくれないかなぁ・・・。



【キャスト】
デュティユル 石丸幹二
イザベル 木村花代
部長/刑務所長/検事 高井 治
八百屋・娼婦 丹 靖子
C氏(公務員)/囚人 小林克人
デュブール医師/警官2/弁護士 寺田真実
B氏(公務員)/警官1/看守1/ファシスト 荒木 勝
画家 渋谷智也
M嬢(公務員) 佐和由梨
A夫人(公務員)/共産主義者 岩本潤子
乞食/看守2/裁判長 井上隆司
新聞売り 有賀光一
コメント
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