お散歩日和 ♪

「山歩き」「街歩き」と「酒」の日々・・・

編笠山(東タツガ岩)

2019-05-26 11:22:13 | ひとり山歩き

2019年5月26日(日) Icon_walk_ss14.387km

 累積標高(+)1418.518m(-)1381.882m

 

今日が実質今シーズン初の山歩きになる。5/4に「若草山」があったが、やはり「若草山」は山歩きと言うより「歴史散歩」と言った方が的を得ている様に思う。本格的な山歩きは、実に昨年の11/18の「一徳防山・編笠山(東タツガ岩)」以来約半年振りになる。
行先は何処がいいだろうか。当然の事ながら足腰は鈍りきっている。楽なところで「地蔵山・学文峰」辺りが思い浮かぶ。しかし、半年振りに大好きな「東タツガ岩」からの眺望が見たくなり「編笠山(東タツガ岩)」に決める。
今年初と言う事で真面目に早い電車に乗る。南海高野線「白鷺」7:59発で「三日市町」に8:20着。

バスに乗り換えて8:38に「南花台四丁目」バス停下車。

住宅街の坂道を登り、サッカーや野球の練習場、浄水場を通り過ぎると、里山の風景がひろがる。

まだ田植えには早いのか棚田に水は張られていない。土手にはタンポポやアザミが美しく咲き誇っている。

あちこちに木苺(クサイチゴ)の赤い実が見える。口に含むと、実に爽やかな甘酸っぱさが広がる。食べ始めると止まらなくなってくるが、時間の関係もあるので先へ進む。

やがて道は森の中へと入って行く。

林道「ナメシ谷線」だ。

沢沿いに続く緩やかな坂道を登って行く。

この季節この辺りはヒンヤリと涼しくて気持ちいい。車一台が通れる位のひろさの道が終わり、人一人が通れる位の山道になる。すぐに分岐が現れる。

左折すると「ニノ坂峠」への急登が始まる。
久しぶりに味わう勾配にすぐに息が上がる。少し登っては休みを繰り返してゆっくりと登って行く。

今日はどう言う訳かやたらと「ヤマアカガエル」に出会う。

久しぶりの来訪者を出迎えてくれているのだろうか。そんな訳はないのだが、そう思えるくらいに多い。カエルの可愛らしい姿に励まされて「二ノ坂峠」に到着。

しばらく休憩して、植林帯の中を登る。これがかなりキツイ。登っても登っても延々と登りが続く様に感じる。前回(2017/5/27)ここを登った際は比較的に楽に感じた記憶があるのだが。やはり今回は相当足腰が鈍っているのだろう。息も絶え絶えに何とか登り切る。

登り切ると、しばらくは気持ちのいい自然林の尾根道が続く。

途中で巨大なムカデに出くわした。


「観音講山」と言う地図にも載っていない小さなピークを通り過ぎて、少し登ると「一徳坊山」から「一徳坊三角点」に続く尾根筋に乗り上げる。

今回「一徳坊山」はパス。左折して「一徳坊三角点」に向かう。
程なく「一徳坊三角点」に到着。

ここで小休止。ここから少し霞んではいるが、大阪平野から六甲山まで眺望出来た。

北側には「金剛山」「大和葛城山」も見える。

三角点周辺の斜面にはワラビが自生している。収穫を期待して探すが時期が遅かったのか発見出来ず。

そうこうしていると声が聞こえて「一徳坊山」方面から2人の男性ハイカーが現れた。三角点で休憩して行くのかと思っていたが、素通りして私がこれから向かう「編笠山(東タツガ岩)」方面へ行ってしまった。今日の昼食予定場所の「東タツガ岩」は1〜2名しか入れない岩場。先を越されるとマズイ。慌てて後を追うが、2人はかなりの健脚であっという間に姿が見えなくなってしまった。

「一徳坊三角点」からはしばらく下りが続いた後、何度かアップダウンを繰り返した後「編笠ノコル」に到着する。ここで休憩している先程の2人組においついた。
ここから「編笠山」山頂までは急登が続く。私も休憩したいところなのだが、挨拶して追い抜く。体力が万全でもキツイ急登、今日はいうまでもない。汗が吹き出す。休憩と水分補給を繰り返しながら進む。

道中で緑がかった黒色の「オオセンチコガネ」の美しさに少し心が癒される。

後ろが気になり時々確認するが、2人組の姿は見えない。ようやく山頂手前の分岐に到着。左折してしばらく行くと「東タツガ岩」。心配していた先客はおらず、ホッと胸をなでおろす。



さて昼食にしよう。



(本日のメニュー)

・ラ王(豚骨)
・(ラーメントッピング用)豚肉・ネギ
・シーチキンフレークL
・マヨネーズ
・ハートランドビール500ml
・日本盛300ml

まずはビールで乾杯!



期待していた程の鮮やかな新緑ではなかったが、少し霞んで見える雄大な山並みは味がある。何処からか蝉の声が聞こえる。

絶景を見下ろして飲むビールは、やはり美味い。

ツマミは定番中の定番「ネギマヨシーチキン」。

何度食べたか分からないが、久しぶりに食べるとまた新鮮に感じる。

ワンカップを燗してツマミでチビチビ。



(ここで一句)

しろたえの 霞にけむる 蒼き峰
ぬる燗美味し 春蝉の声

締めも定番。

ラ王(豚骨)に豚肉とネギをたっぷりトッピング。この豚肉もいいツマミになる。

酔いも回って、腹も満たされた頃、先程の2人組が予期せぬ方向から現れた。足元の岩場を登って来たのだ。私の地図には記載がないが、話を聞くと知る人ぞ知るルートがあるとの事。この辺りは歩き尽くしたつもりだったが、まだまだ未知のルートがあるのだ。いつか挑戦して見よう。

2人組を見送って私も出発する。

「編笠山」山頂を通り過ぎ「岩湧寺」を目指して下る。

舗装路に出て更に下ると、杉の巨木に囲まれる様に建つ古刹「岩湧寺」の多宝塔が現れる。

ここから「いにしえの道」の石畳を更に下る。

途中「雨乞い地蔵」様の脇の湧水「長寿水」を採取する。

夜の「お湯割り」用で、ここを通る際は必ず採取している。

この後はアスファルト舗装の一般道を歩く退屈なルート。「行司河原分岐」まで下り右折、「竹ノタワ」まで登り返して「流谷」の山村へ下る。

山村に差し掛かる辺りで、またもやカエルに遭遇する。

「ヤマアカガエル」と似ているが、見た事のない鮮やかな体色だ。「ニホンアカガエル」だろうか?ネットで調べてみたが判別は難しい・・。


気持ちいい山村の道を歩いて南海高野線「天見」駅に到着

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