Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

パウンドケーキ作り / お茶のお稽古(桜色地枝垂桜柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理中級・3月)

2016-03-19 23:21:11 | 着物
今年は暖冬でしたが、春のお彼岸に入るとやはり本格的な春を感じられるように
なってきました。暑さ寒さも彼岸まで。ぽかぽか気持ちの良い春になります
残念ながらお天気は雨模様ですけれど


お稽古の出発前にバタバタしつつ明日の手土産のパウンドケーキを焼きました。
以前から何度も作っている、ラム酒漬けのドライフルーツをたっぷり入れて上に
ナッツを散らしたフルーツパウンドです


今年は桜の開花が早いため、例年ならば桜の時期にもまだ着ていた桜柄の着物も
今年は粋と言われる時期、花が咲く前に着ることに

桜と言えばソメイヨシノが主流の世の中になってしまったので、ソメイヨシノの
開花時期を外れると桜の柄は時期外れのように思われてしまいがちですが、日本
には本来500種もの桜があって、全てを合わせれば開花時期はかなり長いもの


こちらは満開の枝垂れ桜が描かれているものですが、桜の色が淡いので紅枝垂れ
ではなく普通の枝垂れ桜ですね。このタイプはソメイヨシノよりも1週間ほど早く
咲くのだそうで、この時期に着るにはぴったりです


ごく淡い桜色の縮緬地に満開の八重枝垂れ桜が描かれ、枝垂れ桜に浮かぶように
配された金彩使いの丸紋には、鼓や鴛鴦などの可愛い柄が詰め込まれた小紋。

帯はピンク色の塩瀬地に大きな金彩使いの老松が描かれて、その中には桜と菊が
詰め込まれた染め名古屋帯。小紋の八掛けのピンク色に合わせて選びました。

帯揚げは菱形地紋の白い綸子地に、ピンク色の絞りで葵柄が表現された輪出し。
帯揚げは白~鮮やかな鶸色のグラデーションになった組紐。

今日のお稽古は裏千家の四ヶ伝のひとつである「盆点て」をさせて頂きました。
唐物のお点前に小さなお盆が加わったお点前で、お道具がひとつ増えるだけでも
かなり大変になるなぁといった印象でした

お菓子は鮮やかな緑色の羊羹に黄色のかるかんの「菜畑」で「清月堂」製です。
お軸は3月28日の利休忌にちなんで、千利休の画像がかけられており、お床には
三つ具足(花入れ、香炉、蜀台)が飾られていました。
茶花は利休忌には菜の花と決まっています。

午後は夫と交代して、娘を連れて実家へ遊びに行き、夫の帰宅にあわせて自宅に
戻ってから、娘を早めに寝かしつけてディナーの準備をしました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:シチリア料理中級編・3月】


前菜はジャガイモのスフィンチョーネ。ジャガイモのグラタンのようなお料理で
イモ好きな私にはとっても嬉しい一皿。ジャガイモを下茹でする手間もないので
材料を重ねるだけでとっても簡単に出来ますよ


パスタはアンチョビとサフラン風味のヴァルミチェッリ。ヴァルミチェッリが
なかなか手に入らないので、ブカティーニで代用しています。サフランの香りの
ついたフレッシュトマトベースのソースがとっても美味しいのです


メインは甘酸っぱいポルペッテ。シナモンや刻みアーモンドが入っているのが、
日本の肉団子との大きな違いですね。玉ねぎをじっくり炒めて甘さを引き出した
ところにビネガーや砂糖でソースを作っていく、シチリア風肉団子の甘酢あん


デザートは今朝作ったフルーツたっぷりのパウンドケーキ。ラム酒をしっかりと
効かせているので、大人の味のケーキです。上に散らしたナッツがポイント