記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

筥崎宮大鳥居の解体に思う。

2018年03月07日 18時48分08秒 | 福博まちの記憶

国道3号線沿いにそびえ立つ文化財「筥崎宮大鳥居」ですが、3/6から解体工事とのことで、この日雨上がりの朝7時過ぎに工事着工前に撮影に行きました。

解体される筥崎宮大鳥居は、博多湾(福岡市)の代表的な景観美だと認識していたので、個人的に四季を通じて撮影モチーフでした。

近年は外国人観光客にも人気で大鳥居の前で撮影する方々を多く見かけていたので、観光面を含めて諸々残念です。

国道3号線の開設に合わせるように完成した大鳥居、当時の県知事や県会議長・林田春次郎さん(のち田川市初代市長、邸宅跡は登録文化財「料亭あをぎり」)の名前が刻まれています。

もともと福岡県が寄進した大鳥居、同様の再建策は検討されなかったのでしょうか。

毎年、博多祇園山笠「お汐井とり」の風景の一部でもあっただけに、最後にちゃんと見ておきたい思いもありました。

完成当時の絵葉書をみると、今とは周囲の風景も異なります。

ちなみに、ライフワークで研究している鳥瞰図絵師・吉田初三郎の高弟・前田虹映は、この大鳥居を含めて筥崎宮の絵葉書シリーズも描いています。

とりあえずは、永い間シンボルだった大鳥居に感謝ですね。


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