万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2176 作者未詳

2011-12-17 | 巻十 秋雑歌
秋田苅 苫手揺奈利 白露志 置穂田無跡 告尓来良思 【一云 告尓来良思母】

秋田刈る 苫手動(とまでうご)くなり 白露し 置く穂田(ほだ)なしと 告げに来ぬらし 【一云 告げに来らしも】


「秋の田そばの刈り小屋の、むしろを縛る細縄が動くよ。白露が、降りる稲穂がもうないと、告げにきたらしい 【一に云う 告げに来るようだ】」