2164 作者未詳 2011-12-05 | 巻十 秋雑歌 瀬呼速見 落當知足 白浪尓 河津鳴奈里 朝夕毎 背を早み 落ちたぎちたる 白波に かはづ鳴くなり 朝夕(あさよひ)ごとに 「川瀬(の流れ)が早く、(滝から)落ちた水がさかまいて激しく流れる、泡立ち白い波のあいだで、カエルが鳴くよ。朝に晩に」