万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2347 作者未詳

2012-06-05 | 巻十 冬相聞
海小船 泊瀬乃山尓 落雪之 消長戀師 君之音曽為流

海人小舟(あまをぶね) 泊瀬(はつせ)の山に 降る雪の 日長く恋ひし 君が音ぞする


「“海人小舟” 泊瀬の山に、降りしきる雪のように。長い間恋していた、あなたが(わたしを訪ねて闇夜に)足音が聞こえてきます」