小さな日記

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自殺種子 農業、そして放射能

2011年10月04日 | 情報

若杉友子さんの本を読んで、F1種子が日本の農業にはびこっていることがわかった。思えば、わたしは、農業のことなど何一つ知らない。パルシステムの宅配を数年利用しているが、遺伝子組み換えのない、無農薬、減農薬のものという認識くらいしかなかった。お恥ずかしい。

今回、放射能拡散で、パルシステムは、政府の暫定規制値のまま、産地は、一つの野菜にたくさんの産地があって、届けられるまでどこのが来るかわからない状態だった。10月から自主規制値による政府より低い設定にはなるが、産地については同じだ。近所の生協は、産地はひとつだが、農薬のことまではわからない。食材を求める際、たとえば、アメリカの遺伝子組み換えとうもろこしを飼料にした牛肉と日本の若干でもセシウム入りの牛肉とどちらを買うかという選択をいつも迫られた。

「放射能か、農薬か、はたまた遺伝子組み換えか?」

わたしの決定は、たいてい、どちらも買わない(笑)  3月からわたしが買う食材は、種類がとても少なくなった。それでも工夫してメニューは豊富だったと思う。

さて、パルシステムの活動を紹介する冊子に、なたね油のことが載っていた。パルシステムのなたね油は、オーストラリアのカンガルー島で、非遺伝子組み換え原料にこだわって作られているそう。オーストラリアで遺伝子組み換えが禁止の州は、たった2州だけ。カンガルー島は、本土から17キロ離れているので、花粉などの飛散の心配がないという自慢の品。

日本に輸入される菜種の95%以上がカナダ産で、カナダの菜種栽培面積の94%が遺伝子組み換え品種とのこと。日本には遺伝子組み換えの表示義務がないから、一般的な食用油はほとんどが遺伝子組み換えと思われる。

なるほど、今、日本だけでなく、世界で遺伝子組み換え品種でない食物の栽培が減ってきているのだな。ということで、ちょっと調べてみた。

まず、なぜF1種子を使うのか。これには、実際の農家さんが答えてくれていました。

http://farmdiary.n-i-agroinformatics.com/article/F1%E7%A8%AE%E5%AD%90%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%86%E8%A8%B3

これによると、栽培したものから種子を取るのは畑を2ヶ月以上使えなくなるので、経営上のロスが大きく、栽培を効率化するために、同じ土地に同じ作物を植えたいから、種子は取らずに、買うのがいい。現在のニーズは「見栄えのよいものをいつでもほしいときに確実に手に入れられる」ことだから、「発芽がそろい、管理しやすく、品質が一定である」F1種子はニーズに叶う。

結局、作業の面と、購買者のニーズ、双方の要求を満たし、F1種子を購入するそうです。

では、若杉さんも、パルシステムも、悪者扱いなのは何故なのか、それにも答えてくれるサイトがありました。

http://blog.new-agriculture.net/blog/2009/02/000779.html

これによれば、日本にF1種子が蔓延したのは、戦後の食糧難が始まりだったのですね。そして、日本政府が関わってきています。この歴史は、、、効率、安定を求めた戦後の歴史の象徴のようです。放射線照射したり、ガンにさせたりしても、効率よく、安定して、楽に供給できるのが魅力なのでした。笑えなかろうが、うつ病になろうが、自殺しようが、エリート幼稚園や学習塾、誰でもかれでも大学生、そして、安定企業(今はそんなものあるのか、ないのか)に突っ込めという日本の教育みたいです。

「一番怖い遺伝子組み換え技術が「ターミネーター」と呼ばれるものです。「ターミネーター」種子は、農家の自家採種を抑えるために開発されています。これは世界中から反対を受けていますが、今でもひっそりと実験を続けていると非難されています。
 今、種苗会社の世界で恐ろしいことが起きていて、GM(遺伝子組み換え)開発会社が世界各地の種苗会社を傘下に入れつつあります。今後、資本を乗っ取られた種苗会社でGM種が売られることが危惧されます」

出てきました。これです。きょうのタイトル、ターミネーター種子=自殺種子

これについては、このブログで勉強させていただきました。

「日本の畑でもモンサントの自殺種子で栽培させろ」http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-594.html

そして、このモンサント社の自殺種子が、自分の農場に飛んできて、50年かけて地道に品種改良した自分の菜種を全滅させられたカナダの一農民が、この巨大企業に立ち向かい、脅迫にも負けずに戦ったことでドイツのライトライブリフッド賞を受賞しました。ここに、その概要とインタビュービデオがあります。感動です。26分、ぜひ、見てください。

巨大種子企業に立ち向かうカナダの一農民 農民の権利と種子の未来とは?

http://democracynow.jp/video/20100917-1

隣の畑から飛んできた種子にわずらわせられる、、、そういえば、隣の畑が農薬をまいていたら、無農薬農家にも農薬被害が出ると聞いたことがあります。空気はつながっていますものね。そして、これは、放射能も同じこと。

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地震21回

 

 

 


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