小さな日記

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You Tube 大会

2010年10月25日 | 音楽
つれがツアーから帰り、娘が急に泊まりに来て、久しぶりに全員で秋の夜長。
わたしのお気に入りイズの歌をみんなに聞かせようとYouTubeを開いたら、次から次へと、You Tube大会となった。ダンスを見たり、一緒に歌ったりで楽しかった。

OFFICIAL Somewhere over the Rainbow - Israel "IZ" Kamakawiwo?ole



南アフリカ関連専攻の娘は1985年のアパルトヘイト反対の曲「サンシティー」を探したら、あった、あった。

サンシティーとは、南アフリカ共和国、プレトリア近くの一都市だ。
アパルトヘイト時代、この地区は、ボプタツワナという黒人居住国家として独立させられ(独立国家と認めているのは南アフリカのみ)、南アフリカ共和国の法律では禁じられている賭博やトップレスショーなど合法にして、1979年南アフリカのホテル王、ソル・カーズナーが超高級リゾートを作った。6000人以上入るコンサートホールもあって、金に糸目をつけずに世界中の大スター(クイーンやらエルトン・ジョンやら、悲しいことにレイ・チャールズも)を出演させていた。

想像してみて。見渡す限りのサバンナに食うや食わず、電気も水道も満足にないスラムのような集落があって、その真ん中にドデカイホテル。遊園地、ゴルフ場がある光景。黒人の一年分(それ以上?)の給料を一日で浪費する白人の群れ。もちろん、そこには黒人は入れない。アパルトヘイトだから。

それを非難して、1985年、「アパルトヘイトに反対するアーティストたち」49人が「サンシティーなんかには出演しないよ!」と歌った曲「サンシティー」マイルス・デイビスやルー・リード、ロン・カーター、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムズ、ブルース・スプリングスティーン、ボノ、ピーター・ガブリエル、リンゴ・スター、ジャクソン・ブラウン、ボブ・ディランなども。

"Sun City" by Artists United Against Apartheid


歌詞の大意(まみまみ)

ぼくたち、ラッパーやロッカーは、みんなして、南アフリカで起こっていることが気に入らない 今こそ、本当のことを言って、正義が行われなくては
ぼくたちにはそのためのたった一つのことがわかっているんだ

そう、絶対サンシティーなんかで演奏しない

偽の故郷に移住させられ、家族とははなればなれ、わけわかんない
2300万ものひとが選挙権を持てない、黒人だからだって理由でね!
ぼくたちは仲間の背中を刺し続けてるんだよ

だから、絶対サンシティーでなんか演奏しない

ぼくたちのアメリカ政府はやれることは全てやってるとのたまう
建設的契約ってレーガンのプランさ
だけどその間に南アフリカのひとは死にかけて希望さえ失いかけてる
こんな生っちょろい外交なんてジョークにしかならない

そうだよ 絶対サンシティーでなんか演奏しない

今こそ自分の責任を引き受けるんだ
自由は誰も無償では得ることはできない恩恵なんだ
世界を見回したら言えてるって思うだろ?
ぼくたちなんでいっつも悪い方の側にいるの?って聞く奴がいる

だからさ 絶対サンシティーでなんか演奏しない

ボプツワナなんて遠く感じる 遠いさ
でも ぼくたちはそれが南アフリカだということを知ってる、そうかれらがなんと言おうと南アフリカにあるのさ
どんなに金を積まれたって関係ないね
サンシティーでやってなんて頼むなよ ぼくはやらないから

宣言するよ サンシティーでなんか演奏しない



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