小さな日記

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プーさんが好き

2011年03月04日 | Weblog
ちかごろ、クマのプーさんに心酔している。石井桃子さんの訳に飽き足らず、英文を読み、解説書まで買っちゃって。

幼いころ、プーさんを知らなかった。石井さんの訳書は1940年に出ていて、1957年には岩波少年文庫で改訳されているので、手に入ってもよさそうなものだが、知らなかった。わたしがプーさんの名前を知ったのは、札幌に引っ越してから。当たり前のように級友が話すのを聞いて、読まなくてはと手にとった。けれど、既に中学生。生意気で背伸びしていたわたしは、「虚栄の市」だとか、「緋文字」だとか、よくわかりもしない大人の文学を読むのに夢中だったので、一行目で興味をなくした。

そして、我が子たちは、ディズニーのプーさんの絵本を読んで育った。特に好きな絵本でもなかった。

縁あって、先月、岩波少年文庫のプーさんを読む機会があり、ぐっときちゃったのである。ディズニーのプーさんとは違う。世界中の幼い子どもの心を捉えたこのキャラクターの奥深さ、素敵さが、わたしの胸にも染み入った。

幼いころ、せめて、小学校低学年で出会っていたら。。。
でも、60歳も近い今だからこそ、プーさんのおおらかで礼儀正しくて、とっても穏やかなキャラクターが、新鮮なのかもしれない。

aikoさんという歌手は、「ボーイフレンド」という曲を聴いた時から、オリジナリティーがあって、歌唱も詩も曲も、すごいと思っていた。いつも、等身大の現在を、的確な言葉で描いて、そのリアリティーがパワーを与えてくれる歌手だと思う。カブトムシという曲の歌詞は、なんだか、現代版清少納言のように感じる。

若いころ、こんな歌に出会っていたら。。。
でも、やはり、若いころのわたしは、きっと、歌詞を味わうこともなく、素通りしていたろう。今だからこそ、aikoさんの世界が、現実の揺ぎない肯定と感じて、美しいと思うのだろう。

自分は、どういうふうに、変わっていくのかな?これから。



カラオケ aiko カブトムシ

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