小さな日記

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初めての収穫

2011年07月16日 | Weblog

どっしりと重くなったゴーヤくん、2個を、とうとうはさみで切り取った。先週からいつ採ろうかと思いあぐねていたが、息子はもっと大きくなりそうだと言うので、様子を見ていたが、きょう、母が訪れたので見せてあげたかったのと、つれが被災地から帰宅したので、みんなで食べられるということで、思い切った。

5階なので、地上よりはましかと思うが、やはり、放射能があると思い、種とわたをとり、薄切りにしてから、酢水に5時間つけて、その後、塩水に2時間、塩もみして水洗いしてから、皮付きのまま千切りにした生のじゃがいもと炒め、甘めの卵と豆腐で炒りつけた。なかなか好評。いもとゴーヤの歯ごたえの違いがよい。優しい甘さがゴーヤのほろ苦さを食べやすくしてくれた。

ゴーヤくんは、どんどん育っていて、他に5個くらい、収穫を待っている。その元気な発育ぶりに、励まされる毎日。

さて、きょうは、経済産業省、資源エネルギー庁が、ある入札をした。

平成23年度原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)

http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/3.pdf

ごらんになればわかるが、ツイッターやブログなどに、原子力等に関する不正確な情報又は不適切な情報が出されていないか常時監視する業者を募っているのだ。もちろん、業者に払われる報酬は税金だ。不正確な情報、不適切な情報とは、つまり、政府見解とは異なる情報ということで、政府情報が次々と覆されている今、何をかいわんやである。

わたしたち国民は、税金を払って、自分たちを監視してもらう。変だと思いませんか?それほど、原発を続けたい勢力は強い、また、焦っているということだ。菅首相がいなくなったら、脱原発を推進しようとする政治家は、ひとりも出てこないだろうと危惧するのは、こういう動きを知るときだ。

わたしは、特に311以降、ネットで得る情報がなかったら、どれだけ錯乱していたことだろうと思う。テレビや新聞(当時は朝日)が、自分の感覚や知識と全く異なる情報を流すので、自分が異端者になったような、異邦人のような、もう、人前で何も言えないような変な気分だった。ネットをのぞけば、自分はそんなに変ではないと感じた。

牛肉や牛乳は危ないというのは、ネットではずっと流れていた情報だ。今になって、33都道府県に、汚染肉が流通したと流すのが政府だ。農水省大臣は、「わらは秋に収穫するものと思っていたので、わらに規制をかける必要があるとは思い至らなかった」と言った。春にわらを収穫するかどうかは、現場が知っている。現場と密接に情報交換していないのだろう。

これからもそういうミスなどたくさん出てくるに違いない。わたしたちは、自己防衛する権利すら奪われるのか。あらゆる情報から、何が正しいかを決めるのが政府であってはならない。それも、原発維持したい政府の安全情報など。