Tamasaburo "The Written Face - Interviews" 坂東玉三郎 書かれた顔
「ベンジャミン・バトン」の後、「トロイ」も見て、つくづくブラッド・ピットは上手いと思った。テレビのCMで上戸彩さんと樋口加奈子さんが、白犬おとうさんを挟んで話すシーン。声、目がなくとも、体のシルエットでおとうさんに対する気持ちを表現していて、すごいと思った。
大好きな玉三郎さんが女形について語るこの映像。
杉村春子さんは、実人生ではあまり色っぽくない方だったそうで、だからこそ、女を演じるに研究を重ね、廊下を歩き挨拶するそれだけで、色香が匂い立つようだったという。彼女が、「山田五十鈴さんは実人生が色恋で満ちていたから、なにも演じる必要はなかった。あるがままで色っぽかったから。わたしはそうじゃないから、いろんな人の仕草や表情を観察したのよ」とおっしゃっていたのを覚えている。
武原はんさんが肩幅が広いとは驚きだ。わたしは、はんさんの舞いを見て、肩の線に魅了されたのに。
わたしは、少女のころから声が出て、容姿も文句をつけられる風ではなかった?ので、あるがままに舞台に立ってきた。けれど、連れ合いの夏の苛酷なツアーに参加するようになってから裏声を失って取り戻すのに数ヶ月かかるようになり、そのうち、取り戻せなくなった。ツアーが終わって4年目?の今、ようやっと声が戻ってきている。
声が出るときには考える必要を感じなかった声について考え工夫し、得るものが多いここ数年だった。年も取って容姿も文句をつけられそうなので、舞台に立つからには研究、工夫が必要かもしれない。
「ベンジャミン・バトン」の後、「トロイ」も見て、つくづくブラッド・ピットは上手いと思った。テレビのCMで上戸彩さんと樋口加奈子さんが、白犬おとうさんを挟んで話すシーン。声、目がなくとも、体のシルエットでおとうさんに対する気持ちを表現していて、すごいと思った。
大好きな玉三郎さんが女形について語るこの映像。
杉村春子さんは、実人生ではあまり色っぽくない方だったそうで、だからこそ、女を演じるに研究を重ね、廊下を歩き挨拶するそれだけで、色香が匂い立つようだったという。彼女が、「山田五十鈴さんは実人生が色恋で満ちていたから、なにも演じる必要はなかった。あるがままで色っぽかったから。わたしはそうじゃないから、いろんな人の仕草や表情を観察したのよ」とおっしゃっていたのを覚えている。
武原はんさんが肩幅が広いとは驚きだ。わたしは、はんさんの舞いを見て、肩の線に魅了されたのに。
わたしは、少女のころから声が出て、容姿も文句をつけられる風ではなかった?ので、あるがままに舞台に立ってきた。けれど、連れ合いの夏の苛酷なツアーに参加するようになってから裏声を失って取り戻すのに数ヶ月かかるようになり、そのうち、取り戻せなくなった。ツアーが終わって4年目?の今、ようやっと声が戻ってきている。
声が出るときには考える必要を感じなかった声について考え工夫し、得るものが多いここ数年だった。年も取って容姿も文句をつけられそうなので、舞台に立つからには研究、工夫が必要かもしれない。