社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

変化・・・

2015-09-10 11:08:51 | 日々の生活で・・・
 散歩をすると必ずと言ってよい程目につくのは、長期間人が住んでいないような閉め切り状態の家。 草がぼうぼうと生い茂り、家屋も廃屋になりかけたものもある。 昨今では老朽化による危険性が問題になったり、住宅のトラブルにもなっていると聞く。 かつてはマイホームとして家族団らんの場がそこにはきっとあったであろう家が見る影もない状態・・・実に侘びしく淋しい・・・。 その空間だけが取り残されたふうにも見える。

 昔のように「家督を継ぐ」と言う「家制度」が事実上なくなり、学業を終えると個々人が独立。 家ももつ、各夫婦中心の新たな家族を築く・・・。 人口減少もあるが、核家族化、そして単身化・・・家族の形態が変化してきていることが、空き家増加にも影響しているのだろう。 

 私が幼い時分には、祖父母、両親、兄弟と言う家庭がごく一般的に普通だと思っていた。 そんな時代に両親は核家族での生活を選び飛び出した。 父は「長男としてのありよう」を祖母にこんこんと説かれていたようだ。 今なら「時代錯誤よ」で済ませられるところだが、田舎のことではあるし、当時はそれでは済まなかった。 後々まで両祖父母が他界するまであとを引きずったようだ。

 今では「家を継ぐ」という意識は薄れていると思う。 親が死んだり、高齢者向けの施設に入居しても、空き家になった実家に戻らなければいけないと言う感覚は無くなっているのかもしれない・・・.

 「お墓」と言うものに関しても考え方が変化していると思う。 散骨や樹木葬などもある。 「そうだろうなあ」、家を継ぐと言う意識が変化すれば当然だろう。 家を継ぐとは、家名、財産、お墓、土地家屋などの不動産を相続することだろうかと思う。 また家業もあるかもしれない。 その家の歴史、先祖代々の生き方、考え方などもつないでいく。 祭司継承もおこない、その家の「縦」の流れをつないでいく。 

 戦後の「家督相続」廃止から、名実ともに本当に相続と言うものが変化してきている。 

 「子供たちに迷惑にならないように、自身のことは自身で最後まで・・・」生きたいものだ。 そんなことを思う今日この頃である・・・。


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