もうかれこれ１０年近く前にもなろうか・・・。
元事務所の近くに綺麗な花畑があった。 そばには建物だけで、持ち主は近くに住んでいるのだとか・・・。
散歩コースで、いつも「いい香りがするなあ」と思いながら歩いていた道。
だが突然、その花がカットされていたのだ。 まだまだ花盛りに・・・。
残念に思いながら、事務所に戻りその話をした。 すると主人がハサミを手にした人がそばでカットしていたという。
そして数日後に畑の手入れをしている方に話しかけると、全く知らない人がやってきて、切って持ち帰ったのだとか・・・。
しかも実に堂々と・・・手にはさみ持参で・・・。
ご近所さんにも見ていた方がおられたのだとか・・・。 非常に摩訶不思議な状況。
その後畑の持ち主は、球根類を建物のすぐそばに植え替えたとか。
またまったく別の場所でのこと・・・。 ある教会の門のそばにあった立派な桜の枝を自転車で来て、折って持ち帰る光景を目の当たりにした。 そこの教会長さんはまったく知らない人なのだとか・・・。 山道に綺麗に咲いていても、折るということがまずはためらわれるのでは。
そして昨年末のこと、ご近所でおしゃべりしていると、自宅玄関前に飾って大事に育てている鉢植えを車を自宅前に停めて堂々とこれまた持ち帰られたとのこと。 それ以降、大事な鉢植えは毎日玄関内に入れるようになったとか・・・。 御老体を思うと何とも気の毒である。
何と表現したらよいのか・・・。 開いた口が・・・である。
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