社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

そうしたものなのねえ・・・

2014-05-26 10:51:27 | 日々の生活で・・・
 先日友人と話をしていて、「連休中は息子さんご夫婦帰ってらしたの?」 「ううん。帰って来ないよ。」と友人。 私は掃除に明け暮れた連休だったが、友人たちは遠方の子供さんたちが帰宅されて、さぞかし賑やかなことだろうと思っていた。 まさに台風一過なのかしら、大変だよねえと思っていた。 わが家は娘たちが今は同居。 そのうちやさしい旦那さまと帰省してくれるようになるとよいと思うのだが・・・。

 亡き母が言っていたものだ。 「あなたのところに行って冷蔵庫は開けられるけど、お兄ちゃんのところに行って開けられないからね。」と。 この一言が万事なさぬ中の兄嫁との関係をよく言い表しているとよく思っていたものだ。 母は昔で言う「まさに嫁いびり」をまともに受けていた。 小姑が沢山いて、しかも祖父母は徹底的に意地悪く接していたようだ。 それは幼い私もはっきりわかった。 だから母方の祖父母は大好きでよく遊びにも行ったが、父方には行かなかった。 そうした中で母がよく言っていたのは、「あなたは嫁いびりを平気でするような家には嫁ぎなさんなよ」と。 でもそんな関係であったために兄嫁には物凄く気を使い、見ていても痛々しいくらいであった。 「ここまで気を使うの?」と思えるくらい・・・。 だから当時、「あア、時代は変わったのねえ」と母に言ったものだ。
 
 しかしもっと変化している・・・。 その母が生きていて、今風のお嫁さんを見たらどう思うかしら。 自分たちと若い女性とでは夫の親に対する気疲れ度、気づかい度がずいぶん違うと思うのでは・・・。 私も舅姑を知らずに今に至る。 結婚する時にはすでに他界していた。 でも今の若い人の話を聞いていると、「自身の領域に無遠慮に踏み込まれたくない」と言うか、「わが世界ここにあり」と言うか・・・そんな感覚が強いように思うのは私だけであろうか。 友人の話を聞いていると、驚いたことにお嫁さんは「お客さん」扱いのようだ。 友人たちの方が気を使っていると言うのが多い気がする。 「そうしたものなのねえ。」

 私は息子がいないから、どんなやり取りになるのかも想像できない。 まあもちろん、義理の息子ができても想像だけだが、娘のことが大切だから気を使うであろう。 やはり義理の中は何かと気づかいが必要だということだ。 いずれにしてもだ。 

 お嫁さんもお婿さんも気づかいはするのだろう。 ただ言えることは気づかいの内容と言うか範疇と言うか、何か違うんだなあ。 ピントがかみ合わないと言うか・・・。 それが30年近く違った世界に生きてきたということなんだろうなあ・・・。

 でも友人の一人が言っていた言葉が心にひっかかっている。 「もうお嫁さんにとられたようなものよ。」 

 「わあ・・・」お嫁さんが強くなったんだなあ・・・。 「母さん、こんなに世の中変わったよ」。


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