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ドルトムントの喜劇、終わる。  FIFA ワールドカップ2006 日本 vs ブラジル

2006-06-23 09:41:03 | 柄にもなくスポーツ関係
  
 ドルトムントの喜劇が終わった。
終わってみれば、ブラジル代表の美技炸裂のシュートの嵐だった。
不調を報道されていたロナウドも、この試合で調整できたのか2本のシュートを決めている。

       
試合前から、あからさまに結果が見えている予選というのも珍しい。
それは日本のマスコミからウザいくらいに垂れ流された「ドルトムントの奇跡」という言葉。

          早い話が神頼みだ。

日本人の神風頼みは元寇の頃からの話だし、60数年前にも神風頼りの特攻を行った民族でもあるので、今度の神頼みもたいして驚かない。
だいたい、「奇跡」とか「神頼み」とか言ってる段階で勝負はついている。

  
日本代表は予想以上に頑張ったと思う。
@幕張、最初は6-0くらいで完封勝負になると思っていたから。
しかし所詮は日本とブラジルの力量の違い、『ワールドカップ出場が目標の日本』と『ワールドカップ優勝が目標のブラジル』の差が出てしまったように思う。

あるテレビ局のインタビューで、ドイツの選手がこう言っていた。
「私たちはワールドカップで始まり、ワールドカップで終わる。」「ワールドカップで優勝することを目標に4年間戦ってきた」…等々。
いみじくも日本の選手が言った「ワールドカップに出られて幸せ」という意識からして、他の強豪国の選手とはかけ離れているのだから仕方がない。
ワールドカップは終点じゃあない。でも日本代表の多くは終点だと思っている節がある。

日本代表選手は試合に負けた時、「次こそは、次こそは」と言うけれど、『次回』を期待して試合に臨むなら勝負なんて永久に勝てない。
ボクシングの4回戦ボーイがダウンを奪われて、「次こそは、次こそは」と思いながらマットから起き上がれないのと同じ理屈。
ダウンしたマットから起き上がらなければ、永久に4回戦ボーイから上に上がれないのが分からない。

  

ところで、『神風』を願った第二次大戦時の日本軍部の戦略といえば『大鑑巨砲主義』。
今大会で日本代表監督を退くジーコ監督の後任監督の選抜基準について、某週刊誌によると川渕キャプテンは「知名度」を最重要視するらしい。
要はジーコ監督と同様なビッグネームが第一条件だってこと。

       ビッグネームばかりに頼る戦略は、まさに大鑑巨砲主義と同じ。

4年前から進化のない日本代表に、8年前から進化が止まったJFA。
これじゃあ開催国としてのアドバンテージなしで1次リーグを突破できるのは、100万年くらい先。
       
@幕張的には、個人技ばかりでなく団体戦でも秀でた戦略を持って各国代表を率いてきたヒディング監督を招聘したら4年後が楽しみなのに。
何はともあれ、『今日で日本の2006年ドイツ杯は終わった』のではなく、『今日から日本の2010年の南ア杯が始まった』のである。 ((( (( (

*上記に掲載写真はすべて(c)2006_FIFA、(c)NHK


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2 コメント

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Unknown (ぴろ)
2006-06-23 10:14:06
こんにちわ はじめまして○┓ペコ

2005 味噌スープ検索でここのブログにたどり着きました♪(私も買いました) とても楽しいブログですね♪ また遊びにきます★
返信する
Unknown (@幕張)
2006-06-25 14:47:53
コメントありがとうございます。

そうですか、ぴろさんも味噌スープの罠にはまりましたか…

ブログ再開してから不定期更新になってしまいましたが、

また遊びにいらしてください。
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