
いつも国道20号線を使って上京するんだけど、月曜はたまたま関越道を走っていて見つけたこの車。
後ろから見た姿は、熊谷ナンバーのごく普通のスカイライン。
リアウィンドウとサイドウィンドウにはかなり濃い色のフィルムが張られているものの、ごくありふれた車だ。
でも、なんとなく車の挙動がおかしい。
上信越道から関越道に合流してからしばらくスピードを出して走っていたものの、前方にこの車を見た瞬間に、@幕張の猫ヒゲ がピピッと反応し始めた。










一見すると何の変哲もないこのスカイライン、3車線ある高速道路の中央車線を90~100km位で走っているんだけど、
他の車が追い越し車線から追い越すたびに後についていき、不思議な事に前を走る車はその都度減速しながら車線変更をしていった。
あるワンボックス車などは追い越し車線を120km位のスピードで飛ばしていたのに、スカイラインの横についたとたん急ブレーキを踏んで減速しだした。
追い越し車線の後ろに車がいれば、間違いなく追突事故を起こしている挙動だった。
危ねーなー・・・

流石にスカイラインも危ないと思ったのか中央車線から左車線に車線変更したんだけど、周囲の車の動きはどう見てもこれが覆面パトカーだと示している。
それにしても、普段から見慣れている覆面パトカーとはずいぶんと姿形が違う。

< これは警視庁のVIP用(?)の護衛車。無線アンテナ4本、車内ミラーも4枚ついている。見慣れた覆面パトカーのイメージって、こんな感じ。 >
覆面パトカーの特徴って、ナビ席側に補助サイドミラーとかトランクに車載電話のアンテナを模した無線アンテナがついていたりするんだけど、この車にはそれがない。
おまけに車のナンバーも昔のような特装車を示す「88」じゃなくて普通車ナンバーの「300」、フェンダーミラーじゃなくて普通のサイドミラーだし。
でも、リアウィンドウの濃色フィルムの向こうに、微かに車内ミラーが2枚見えるんだよなぁ・・・





怪しい動きをするスカイラインが左車線に移ってほどなく、追い越し車線を120~130km位のスピードでホンダのFitが通り過ぎていった。
すると、今まで左側を走っていたスカイラインがスルスルと中央車線に移動し、絶妙のタイミングでFitの後方につくと屋根がクルリと回転して赤色灯が現れる。
哀れ、覆面パトカーの餌食となったFitは左車線に誘導されると、そろそろとスカイラインの後をついていった。
“神”に“生贄”が捧げられれば、その後に祭りが来るのは世の常。
今まで大人しく走っていた周囲の車が徐々にスピードを上げ出す。
気が付けば、@幕張も周囲の車と共にちょっとしたスピードで走っていました。
関越道では、熊谷ナンバーの灰色スカイラインに要注意!ですぞ~ッ!!
