@幕張日記

@幕張が日々を想いのままに綴る日記

庭に舞い降りた春のお客様

2007-03-31 23:50:20 | 信州の四季 雑記帳
  


 前の記事に書いた、白馬村観光局の庭に咲くふきのとうにお客様がやってきました。


          「お客様」というのは二羽の雀。


ふきのとうを食べるわけでもなく、その周辺の地面を突いては餌を探している様子。
窓の内側からそぉ~~~っとカメラを出して写真を撮っていたのに、かすかにカメラが出す赤外線に反応したのかあっという間に飛び立ってしまいました・・・


白馬での映画制作が終わるまであと少し。
自然が間近にあるこのオフィス、間もなくお別れです。

春の味覚 『ふきのとう』、現る!

2007-03-20 18:48:31 | 信州の四季 雑記帳
          


 @幕張が白馬村に通いだして早2ヶ月、今年の白馬は異常な速さで雪が消えていきます。
例年より1ヶ月以上も早く「ふきのとう」が芽を出し、早速「ふき味噌」を作って楽しみました。


暖かいご飯にたっぷりとふき味噌を乗せて食べる、季節の食事は最高!!
最近少しずつ痩せてきて、お腹に力を入れると僅かに腹筋の縦線が見えるようになってきた@幕張ですが、
またまた“蛙のお父さん”状態に逆戻りしちゃいそうです。
 

庭にメジロが来ました

2007-01-09 12:08:44 | 信州の四季 雑記帳
  



 連休中降り続いた雪も止み、昨日、今日と晴れたいい天気が続いています。
そんな陽の眩しいベランダに吊るした干し柿に、二羽のメジロがやってきました。
写真を撮ろうとカーテンを少し揺らしたら、あっという間に逃げてしまったけれど。



  



写真は年末に撮ったもの。
最初の一羽がやってくると、用心深く周囲を見渡しながら干し柿をつつき
しばらくして、もう一羽を呼ぶように美しい声で鳴きます。
二羽のメジロは互いに交替で周囲を見渡しながら、仲良く干し柿をつついて食べ、
ひとしきり美しい声でさえずった後に飛んでいきました。


    


どうやら家の周辺に住んでいるらしい、このメジロの夫婦。
いつも美しい声と可愛い姿を見つけようとするのですが、
警戒心が強くてなかなか近寄ることができません。

カーテンを外しておくと、メジロが間近に見られるベランダの干し柿。
メジロが食べかけた数個の柿はそのまま残しておきましょう。


朝から雪かきっす・・・  ひたすら雪かきっす。。。

2007-01-06 23:03:23 | 信州の四季 雑記帳
  


  今日は朝の5時から雪かきでした・・・



  


午後になっても、またもや雪かきしてます・・・
せっかくの三連休なのにーーー!! プンスカ!


誰だ~! 今シーズンは暖冬で雪が少ないって予報したヤツ!!

責任者、出てこぉ~~~いいッ!!!


運動不足な@幕張、すでに腰痛と腕の筋肉痛でグロッキー状態だす・・・
  

今朝、雪が積もりました。

2006-12-18 13:39:53 | 信州の四季 雑記帳
 11月8日に今年の初雪が降ってから1ヵ月と少し。
ここ何日か氷点下の朝が続いていた今日、遂に雪が積もった。
豪雪だった昨年はこの時期にすでに何度か雪かきをやっていたから、今年は今のところは平年並みの冬。
庭に植えたシャクナゲや松の上にも、シャリシャリの砂糖菓子のようにふんわり雪が積もっている。
雪が積もると景色は白と黒しかないモノトーンの世界に見えるようになるが、陽が差すと木々の緑が雪の白色に映えて目にも鮮やか。



  



@幕張の実家のある地域は10cm以上の雪が積もると、住民がそれぞれ家の周辺の雪かきを行なう。
逆に幕張に住んでいた時は、近所でも@幕張以外の住民は誰一人雪かきをしなかった。
昨シーズンの豪雪で千葉でも20cmほどの雪が積もった時、アパートの周辺や近所の道路の雪かきをしたのは@幕張一人だけ。
他の住人は@幕張が雪かきをしている後ろから付いてくる始末だったが、信州でそんなことをしたら笑い者になる。


こちらでは朝5時前に起きて家の前の雪かきを始めなければならない。
@幕張の実家は角に面しているので、雪かきする道路の面積も他の家の2倍。
おまけにお節介な父が隣家の半分くらいまで雪かきをするので、実質的には4軒分の雪かきをすることになる。




               



ほとんど毎朝雪かきをしていた昨年の豪雪。
1晩に80cmもの雪が積もる新潟にいた頃と比べると楽は楽だけれど、寒い中をできれば雪かきはしたくない。

雪が降っても元気な我が家の猫たち。
『猫は炬燵で丸くなる』なんて言葉は関係なく、以前飼っていた犬と同じように雪の中を遊び回っている。
ちょっと見習いたいと思う今日この頃・・・

高ボッチ高原の霧氷

2006-12-12 22:44:18 | 信州の四季 雑記帳
  


 今朝、実家から高ボッチ高原の方を見ると山が白い。
今朝の最低気温が氷点下を下回ったので、霜の水分が凍った霧氷の一種、樹霜が現れたのだろうか。
春から何度も遊びに行って野生動物や美しい風景を楽しんだ高ボッチ高原も、今日から4月下旬まで山頂までの道路が冬季閉鎖となり全面通行止となってしまった。

北アルプスの山々も真っ白になり、いよいよ今週土曜日から主なスキー場がスキー場開きを行なう。


          信州は、いよいよ冬到来。


信州からの2006初雪便り

2006-11-08 23:45:31 | 信州の四季 雑記帳
 昨日、信州の中央に位置する松本平に初雪が降った。
今年は初氷もまだなのに、一足飛びに雪になるなんて…


一昨日の夜から季節外れの大きな雷が鳴り響き、中信地方では一晩中冷たい雨。
昨日の朝になってようやく雷は治まったものの、1~2時間おきに雨→曇り→晴れ→雨と目まぐるしく天気は変わった。
そして、ついに午後から町の中でも白い物が空からフワフワ……



  
< 奥の峰々が穂高連峰、眼下は塩尻市、山形村、波多町。。。>         < 雪化粧した北アルプス連峰。常念岳、槍ヶ岳…。眼下は松本市、安曇野市。。。>


・・・そして今日は快晴。
もう“ピーカン”という言葉がぴったりな雲一つない素晴らしい天気。
昨日の猫の目のような目まぐるしい天候の変化なんて嘘みたい。


昨日の雪は平野部ではチラチラと舞っただけなのに、北アルプスの山々は雪化粧で真っ白になっている。
つい3日前までは小さな雪渓しか見えなかった穂高岳連峰や槍ヶ岳も、今日は大半が雪に覆われていた。


    
< 奥の峰々が穂高連峰。左から西穂高岳、明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳。>   < 真ん中の尖った山が槍ヶ岳…。姿が少しK2に似ている。>


一昨日から昨日までの雨と風が大気の塵を洗い流してくれたのか、遠くの山々も普段よりも2割増しくらいに良く見える様子。

いつもは白く霞んでいて良く見えない富士山。
今日は良く晴れているせいか、100km分くらい富士山が近くなったような錯覚に陥るほど大きく見える。



  
< 普段はこんなに大きく見えない富士山。いつもは霞で真っ白な諏訪湖周辺。>


例によって遊びに来ていた高ボッチ高原から見下ろす松本平と諏訪盆地には薄~く白い霞がかかっているものの、いつになく美しい光景が眼下に広がっていた。
平日は閑散としている展望台も、今日はそんな景色を見にきた人がたくさんいる。


諏訪か塩尻の某精密機械工場に出張か商用で来たらしい、横浜ナンバーのBMWで展望台まで乗り付けた三人組のスーツ姿の外国人。
雪化粧した富士山や北アルプスを眺めては「Wow!」「Beautiful!」を連発。
別に自分が関係してるわけじゃないんだけど、外国人が日本の景色を「美しい」って言ってくれるのはすごく嬉しい。


穂高連峰や富士山ばかりじゃなく、乗鞍岳や御嶽山までこんなにきれいに見えるのは久しぶり。
こんな景色のまま平野部には雪が降らない冬になってくれれば、最高なんだけど…


  
              < 木曽の御嶽山 >                              < 北アルプス連峰の南端、乗鞍岳。>
 

塩尻ワイナリーフェスタ2006《秋の美しきワインめぐり》

2006-10-28 23:23:48 | 信州の四季 雑記帳
  

いきなり腐ったようなブドウの写真を載せてしまったが、これが貴腐ワインの元となる貴腐ブドウ。
左の写真が糖度約30%くらい、右の写真で糖度約40%くらいになっているのだそうだ。
写真の貴腐ぶどうはシャルドネ種で、フランスのブルゴーニュ地方ではモンラッシェやムルソーなどの畑で栽培される代表種として有名な白ブドウ。
また、シャンパン用にも使われるブドウでもある。



  

塩尻市の桔梗ヶ原には9つのワイナリーがある。
五一ワイン(林農園)、イヅツワイン、信濃ワイン、アルプスワイン、メルシャン、JA塩尻ワイン、サントリー、勝沼ワイナリーと最近できたKIDOワイナリー。
ことにKIDOワイナリーは家族3人で経営する小さなワイナリーで、有機栽培したブドウを使うワイナリーとして雑誌なんかに紹介され始めている。
この他に桔梗ヶ原の外れにある県立志学館高校が全国で唯一、ワインの醸造免許を持つ高校ワイナリーとして「桔梗ワイン」を作っている。
今回のイベントには、志学館高校ワイナリーを除く9社が参加していた。



    

  

左が『垣根式栽培』と呼ばれる欧米に多く見られるブドウ栽培方式で、摘果を施して選りすぐったブドウを栽培する場合に用いられる。
中央は日本に多い『棚式』のブドウ栽培方法。
右は垣根式栽培と同じだけど建物の壁を利用している。(上のイヅツワインの建物で栽培されているもの)
どれも赤ワインに用いられるメルロー種のブドウ。(すべて9月下旬撮影)


    

ワインフェスタ開催中は普段は公開していない工場や地下の倉庫なんかの見学もできる。
左の写真は信濃ワインの地下倉庫。一樽の中に約800本前後のワイン(フルボトル)が入っているのだとか。
倉庫の中は気温が15℃前後、湿気が70%ほどに自然に保たれているので換気などはしていないそうで、中はカビ臭い。(壁もカビがびっしり…)

壁の一隅に保存されていたのは信濃ワイン創業時のブランド『エビスワイン』のラベルと50年前の創業時に作ったワイン。
当時はコルクじゃなくて、ビール瓶のようなボトルに詰めて王冠を被せていたんだって。


          50年前ものワイン、飲めるのか…!?  


今年こそワインフェスタを存分に楽しもうと、9月から各ワイナリーを訪れて写真や資料を集めていたのに、急遽、日曜日に転職先企業の副社長面接が予定に入ってしまった。
仕方ないから上京する前に五一ワインで貴腐ブドウを、信濃ワインで地下倉庫をそれぞれ駆け足で見学して、その後にKIDOワインと井筒ワインの横を通り抜ける…という祭もへったくれもない一日だったので書く内容がない。
横浜まで車を運転するので各ワイナリーの無料試飲会も参加できず、今日から発売されるワイン新酒を買っただけ。

でも撮った写真がモッタイナイから、無理やり記事に。
ちなみにワインフェスタは2,000円(当日2,200円)の入場券を買うと、漆塗りの特製ワイングラスが2脚もらえて、その上各ワイナリーでワインの試飲がほぼ飲み放題


     ワイン好きには堪らんイベントです。


いっそのこと、ワインの試飲と同時に美味しい料理も食べたい!と思っていたら、ワインと料理を楽しむ「ヌーボーワインフェスティバル」「ワインと語る夕べ」というイベントも他にあるのだとか。


           今度こそ、参加するゾー!!


そうそう、2006年桔梗ヶ原産ヌーボー(添加剤無添加の新酒)、各ワイナリーから発売中です。
甘口中心だけど、飲みやすくて美味しいよ!

蓼科山の紅葉  蓼科・女神湖・白樺湖を行く!

2006-10-18 22:45:18 | 信州の四季 雑記帳



 午後から所用で蓼科~白樺湖周辺へ。
蓼科から女神湖周辺は今が紅葉のちょうど見頃。
平日にもかかわらず、県外ナンバーの観光バスや乗用車がたくさん来ていました。


そんなきれいな紅葉の中で、ちょっと珍しい色…というか、気になった物がひとつ。
蓼科の老舗旅館、「滝の湯」さんへ入る脇道の横にあった紅葉の紅葉、すごく変わった色の紅葉になってる。
1本は赤黒い葉の色から鮮やかな黄色へのグラデーション、もう1本は鮮やかな赤色から黄色へのグラデーション。
赤黒い葉の色があまりに珍しくて車を停めて写真を撮っていたら、通りがかった県外からの乗用車や観光バスまで停まってしまい、ちょっとした写真撮影会になってしまいました。





山の中腹にポツン、ポツンと建っている瀟洒な別荘が白樺の林や紅葉の中に映えて、この辺の景色は本当にきれい。
用事を終えた後は、まっすぐに帰らず女神湖から白樺湖へと森の中をドライブ。
車山の影が夕焼けの中にぼんやり霞むまで、久し振りに楽しいドライブを楽しんできました。




高ボッチ高原に行ってきました。 その2

2006-10-09 23:21:59 | 信州の四季 雑記帳
               

 何にも考えずにぼーーーっと牛を見ていると、時間なんかあっという間に過ぎてしまう。
おまけに写真撮影に夢中になっていたら、いつの間にか太陽が北アルプスの彼方へと沈んでしまった。


  
        < 奥の台形の山が霊場“木曽の御嶽山” >           < 一番後ろにある切り立った山が穂高連峰。前穂、奥穂、西穂の峰々。 >


夕焼けがバラ色になって、遠くに金色に光る御嶽山や初雪の降った穂高連峰をピンク色に染めていくのがとても美しい。
高ボッチ高原牧場で春から放牧されてるホルスタイン達も、間もなく各農家に引き取られて行く季節。
牛たちの後ろに霞んで見える山々、左側の峰が三つあるモコモコした山は雪渓と初雪の模様がきれいな穂高連峰、写真の右端にちょこんと突き出ているのが槍ヶ岳。


               
               < ↑―――この辺が穂高連峰―――↑、この先の尖った山が槍ヶ岳↑ >

高ボッチ高原に行ってきました。 その1

2006-10-09 22:02:51 | 信州の四季 雑記帳
 今日は日本全国3連休の最終日。
「第3回 信州・松本そば祭り」に今年も行こうかと考えていたのに、新聞やテレビニュースでは祭りの大混雑を伝えている。
なんでも毎日5万人以上の観客が蕎麦祭りに押し寄せているそうで、どの蕎麦のブースにも行列ができているらしい。
出かける前に新聞やニュースを見なければ良かったと後悔したが時すでに遅し…
行列に並ぶのが嫌になった@幕張は、すっかり蕎麦祭りへ行く気が失せてしまった。
かといってせっかくの3連休、今は365日連休の@幕張だけど、どこかへ出かけないのは何となくもったいない気がしてきたので、近場の高ボッチ高原へ遊びに行くことに。


  


大雨の後で天候が良かったため、高ボッチ高原からは蓼科高原や白樺湖方面の山々、遠目には初雪の降った富士山が霞んで見える。
高ボッチの頂上付近もススキなんかも出ていて、まだ紅葉には早いものの秋の気配だ。


               


そうそう、信州へこれから紅葉を見に来る皆さんへ。
日も短くなってきて、木に覆われた林道なんかは午後3時を過ぎると薄暗くなってたりします。
林道のブラインドカーブなんかでは対向車が認識しにくいので、昼間だけどライトを点灯しましょう。
特に山から下ってくる観光客の車は信じられないスピードを出してくることがあるので、カーブミラーに向かって2~3回パッシングをすると向こうも気づいたりします。

呑気に高原の牧場に向かっていた@幕張、ブラインドカーブからいきなり@幕張の真正面に飛び出してきた品川ナンバーのランドクルーザーに肝を冷やしました。
乗用車のすれ違いがやっとの細い林道で、あのランクルは多分50km位出してたんじゃないかと…
もう少しで相手のランクル諸共、沢底へ逝ってしまうところだった。





信州は実りの秋! 新蕎麦の季節

2006-10-07 23:25:12 | 信州の四季 雑記帳
  
            < 真っ白なソバの花 >                             < 熟したソバの実 >

 さあ、いよいよ新蕎麦の季節がやってきた。
この季節に信州の山際の道路を走っていると、雑草が生い茂っているように見える畑や休耕田と思しき場所が目につく。
実はこの中には、あの日本蕎麦のもとになるソバ畑も含まれている。

ソバは養分の乏しい、痩せた土地でも栽培できるために、辺鄙な山際の畑などでも多く栽培されている。
夏には真っ白で可憐な花を咲かせるソバも、特に実の収穫期にあたる今頃になると遠目にはどうみても半分枯れた雑草が生えているとしか見えない。


  
         < 遠目に見ると、どう見ても雑草 >                  < 畑一面に密生していて、とても栽培作物には見えない >

  
       < 畑の際に来て、やっとソバだと見分けられる >              < 直径5m/mほどの黒い点々、一つ一つがソバの実 >


写真の黒い粒々がソバの実で、周囲の黒い殻を取り除いた中にある胚を茹でて乾燥させ、石臼などで粉に引いたものが蕎麦粉になるのだ。
蕎麦はルチンなどの必須アミノ酸を多く含み、栄養価の高い蕎麦は江戸時代から「江戸患い(脚気)」の予防にも良いとされてきた。

いわゆる信州蕎麦は黒い蕎麦が多い。
これはソバの実を石臼などで粉に引く際に、外側の皮まで一緒に粉に引いてしまうため。
こうすると打った時に蕎麦の香りが最も強くなり、田舎蕎麦などとも云われている。

対照的に石臼で引いた際に一番最初に出てくる粉は、『一番粉』と呼ばれ胚の中心だけを蕎麦粉にしたもので色が白い。
この一番粉を使って打った蕎麦が、『更科蕎麦』と呼ばれて東京などの蕎麦屋で多く見かける蕎麦だ。


今日から松本市の松本城で「第3回 信州・松本そば祭り」が開催される。(~9日まで)
蕎麦好きな人、全国から蕎麦自慢の団体が蕎麦打ちに集まっくるから行ってみそ。



< ソバの根が赤いため、昔から天邪鬼・瓜姫伝説や山姥伝説などいろいろある。 >

信州は実りの秋! 今日はシシダケの巻

2006-10-06 09:05:28 | 信州の四季 雑記帳
  


この見た目の悪い、一見毒キノコに見えるキノコの名前はシシダケ。
味が濃くて出汁がよく出るキノコで、煮ても焼いても美味しいのだそうだ。
笠の裏側はリコボウやアミジコと同じスポンジみたいな網目状になっている。

一昨日このキノコを採ってきた父が、早速天ぷらと炊き込みご飯を作ってくれたので試食会。
元々旅館を経営していた調理師の父の料理だからか、それともシシダケの素質がすごいのか、シシダケは見た目のグロさとは大違いでとっても美味しい。
もうグルタミン酸の中にでも漬けておいたのかと思う位、旨味成分が溶け込んでいる。

美味しい美味しいとただ書いたものの、味を何と表現したら良いのか適当な言葉が見つからない。
とりあえずは生シイタケの食感に干シイタケの出汁の旨さを足して3乗した位の美味しさとでも書いておく。
適当な言葉が見つかったら、後から訂正しておくから。

信州は実りの秋! 秋の味覚の王者 松茸!の巻

2006-10-05 23:29:39 | 信州の四季 雑記帳
  


今年もやってきた松茸の季節!
梅雨が例年になく長く、夏も気温が低くて降水量も多かったために松茸をはじめとしたキノコの収穫が危ぶまれたものの、蓋を開ければ意外にも豊漁だったらしい。
山菜採りが趣味の父が山から帰ると、だいたいバケツ数杯分のキノコを持ち帰っている。

そんな父の昨日の獲物は30本以上の松茸と20本以上のシシダケ。
松茸は笠が20㎝以上あるものや3㎝ほども太さのある立派な物が含まれていて、市中のスーパーでなら1本1万円以上はイケると思う。



                   


実は@幕張、食い意地が張っている割には松茸料理とかフグ料理にはあまり興味はない。
松茸やフグと美味しいラーメンや美味しく炊いたご飯のどちらかを選べと言われたら、躊躇せずに美味しいラーメンやご飯を選ぶタイプ。
だから松茸は実家で父が採ってきたものを食べるくらいで、敢えて食事店で食べたいメニューとは思わないんだけど…
それでも採れたての松茸は香りも良くて歯ごたえも良いので、旬のものは食べてみたい。

昨夜は夕食に牛丼を食べてしまったので、焼き松茸と揚げたての松茸天ぷらは両親だけで楽しんだとか。
なので@幕張の今年の初松茸は、今日炊いた松茸ご飯と昨日の残りの天ぷら。


     はっきりいって昨日の天ぷらなんて、いくら松茸でも不味い。


仕方がないから、昼食に残り物の天ぷらをチャッチャッと天丼にして食べました。




あ~あ…などと思っていたら、今夜の夕食にも 松茸とシシダケの揚げたての天ぷら が… ウキャッ


           …ハフハフ、ウマウマ



玄蕃之丞・妖怪ギツネの故郷で野生の足跡を追う!

2005-06-18 20:29:11 | 信州の四季 雑記帳

(右から左に向かって長さ15cm位の指のある足跡、左上から右下に向けても大きな蹄の足跡が…)


 近所にツキノワグマが出没している事は先日書いたが、実は@幕張が住んでいる周辺は野生動物や野鳥が豊富。

実は最近、北海道以外で初めて狐を目撃した。
場所は「クマ出没注意」の立て札のある畑から100mも離れていない所。
最初は大きなネコか甜(テン)かと思った。地を這うように身を縮めて目の前の道路を走りすぎたから。
でも生コン工場跡地に逃げ込んだ影をサーチライトで照らすと、大きな尻尾が特徴的な紛れもないホンドキツネ。
サーチライトに照らし出されて眩しかったのか、しばらく立ちすくんだがすぐに森の中に逃げ込んでしまった。

@幕張は野鳥撮影用に光学12倍望遠のデジカメの他に300mm/F2.8の望遠レンズや銀塩高感度フィルムを用意し、サーチライトも準備している。
早朝の野鳥撮影にはそれで充分なのだけれど、夜行動物の撮影にはかなりの装備不足。

学生の頃は動物写真家の宮崎学さんに触発されて、赤外線を使った自動撮影装置を自作したこともあったが今ではその知識も部品ない。
本当は赤外線自動撮影装置にノクトビジョン(暗視装置)があれば完璧なんだけど…。

@幕張の実家のある地域はその昔、玄蕃之丞という古狐の伝説があったところ。
だから狐がいても不思議じゃないんだけれど、すばしっこいだけに今まで見たことがなかった。

どうやら畑の長芋狙いのようで、畑の芋づるの根本は何箇所か掘った跡が…。
近くには人間の足跡とは違う、指の跡も鮮明な大きな足跡も。(写真)

畑の足跡を視ると、近所には狐の他に、クマやイノシシ、カモシカもいるらしい。

う~ん、テントに双眼鏡、ノクトビジョン...買おうかなぁ…。自作の赤外線装置は千葉に帰ったついでに秋葉原に行けば部品が揃うし。