@幕張日記

@幕張が日々を想いのままに綴る日記

【京都小紀行 その4】 11月25日 <南禅寺~哲学の小径~下鴨神社>

2005-11-30 22:23:35 | @幕張の日本小紀行
 南禅寺の大伽藍を見学し、よく響き渡る鐘楼の横から寺の横道を抜け奥丹総本店の前を通り過ぎる。哲学の小径へ行く途中、永観堂の紅葉にも興味があったが中は
かなり混んでいる様子。山ちゃんとユッキーと相談してパスすることにし、永観堂に付属している幼稚園の中を通り抜けただけで出てきてしまった。

  
哲学の小径の紅葉①                           哲学の小径の紅葉②

時間は3時を回り、今日の予定が消化できるか微妙だったので哲学の小径へと急ぐ。哲学の小径なんて高校生の修学旅行で歩いて以来。当時歩いた道はもっと細くて川の土手みたいな印象がだったけれど、周辺を整備したのか立派な歩道になっていた。すでに3時間近く歩いていたため甘味処を探して休憩することにしたが、肝心の甘味処が見つからない。和菓子の有名店がガイドブックに書いてあったが、路地を入ったところにあるのかなかなか見つからなかった。いくつか目印を探し当ててこの辺、と目星をつけた周辺の店で場所を聞く。すると近くにあったものの道路が一本隣の通りにある事が分かった。ガイドブックなんて、こんなものか...

やっと目的の和菓子屋を見つける。ガイドブックによると和菓子をいただきながら抹茶を飲める…と書いてあったのだが、中に入ると様子が変。恐る恐る「この店の中でいただけるのですか?」と尋ねると、店の女将が「いいえ、ウチのところは買っていただくだけどす。」との答。

      またガイドブックかよッ!

地図の場所が違えば店の内容も違う。ま、一つ間違えれば後は同じか...
周囲が少しづつ薄暗くなってきたのでタクシーを捉まえ、今日最後の見学地の下鴨神社へ。
神社に到着したのが4時30分過ぎで、もうかなり薄暗くなってしまっていた。広大な参道をとぼとぼ歩いていくと大きな鳥居の手前に小さな祠を見つけた。祠には「相生社」とあり、横に生えた木が絡まっている。いわれを書いた高札には「京の七不思議 連理の賢木(さかき) 縁結びの御神木」とある。それによると、二本の木が一本に絡まったところから縁結び、安産子育て、家内安全のご利益があるのだそうだ。とりあえず今回は「縁結び」とある社には端からお参りすることにして、ムニョムニョ…とお願い事。

  
縁結びのご利益がある相生社                     下鴨神社の大鳥居

周囲が薄暗くなっていたせいか、大鳥居の横には天皇家の御印である『十六葉八重表菊形』の入った提灯が掲げられていた。鳥居をくぐり、中に入ると右手にかわいいカラスの子供が着物を着て千歳飴の袋を持っている絵の書き割りを発見。最初に見たときは「かわいい絵だけれど、ナゼにカラス?」という疑問だった。それによく見ると二羽のカラスの絵はどちらも三本足。

     
       ンッ? 八咫烏?

最初、下鴨神社と八咫烏がどのように繋がるか@幕張には分からなかった。下鴨神社のご祭神「賀茂建角身命」が八咫烏に姿を変えたのだと知ったのは帰ってきてからの事である。境内の中には十二支それぞれの祠があったので、それぞれにお参りする。午後5時を過ぎた頃、禰宜さんから閉門を告げられ神社を後にした。

【写真館】 京都小紀行 <円山公園~青蓮院~南禅寺>

2005-11-29 23:33:57 | @幕張の写真館

  
円山公園の紅葉                              青蓮院門跡の紅葉


  
南禅寺参道①                               南禅寺参道②


  
天授庵 庭園①                              天授庵 庭園②


  
天授庵の中から庭を望む                         庭の赤い紅葉と黄色の紅葉


【京都小紀行 その3】 11月25日 <円山公園~青蓮院~南禅寺>

2005-11-28 21:36:56 | @幕張の日本小紀行
 二年坂を北に上り、円山公園の中を横断する。
ここ数年、市中の町屋や二年坂、産寧坂の旧家が次々と土産屋に改装され“どことなく和風土産屋”らしき店が増えた。“どことなく和風土産”というのは別に京都でなくとも良く、金沢でも萩・津和野でも高山でも、小京都と云われるところならどこにでもありそうな和風の土産物の事で、土鈴や着物の端布を使って作った小さな動物の置物やら骨董品らしきもの、自家製の染を施した日本タオルや藍染の服などを扱っている。別に「ここでなければ買えない」という代物でもないけれど、たぶん京都に来た勢いで買ってしまいそうな土産だった。


<円山公園の中の見事な楓>

円山公園から三条通を横切り、そのまま岡崎に入る。京懐石料理で有名な美濃吉本店の竹茂楼や朝粥、鶉粥で有名な瓢亭などの横を通り過ぎ、高級住宅街の中になぜかポツンと2軒だけ建っているラブホテルの脇を通り過ぎて南禅寺へ。

京都国際会館前の五叉路は警察官が3人で交通整理をしていたものの車が渋滞しており、大型観光バスが急カーブを曲がるために切り返しを行なったり、運転の下手なオバンが無理矢理、交差点に突っ込んできたりして車はちっとも前進していないようだった。そんな車道の横を通る歩道も南禅寺に向かう観光客と南禅寺から帰る観光客で溢れていて、何人かは車道を歩いている。一時的に細い道路を一方通行にしたり進入禁止にするだけで随分渋滞も解消すると思うのだけれど、そんな解決法を探っている様子はここ十数年お目にかかっていなかった。

南禅寺へ通じる参道も大型観光バスがすれ違いができなくて立ち往生していた。土産屋の一角に駐車した乗用車が道路にはみ出していたことが原因だったのだが、どちらか一方のバスが後退して道を譲れば擦れ違いできない幅ではない。しかし両方とも強情で図々しい事で有名(?)な関西系ナンバー、京都ナンバーとなにわナンバーのバスのためか道を譲る気配がない。共に前に進むだけ進んでしまったために、後から別の車がつかえて二進も三進も進まなくなってしまっている。後は道路にはみ出した乗用車が移動しなければどうしようもないところまできていた。旅行会社時代の@幕張ならすぐにバスから降りて交通整理を行ない、自分のバスがいち早く渋滞から抜け出す方法を考えるのだけれど、車内のバスガイドも添乗員も動く気配がない。
「ヤレヤレ…」というため息と共に狭いバスの脇をすり抜けた。ハアッ!!

南禅寺も混んでいたから、最初に三門横にある天授庵を見学する。天授庵は南禅寺がどれほど混んでいようと、いつも人が少ない@幕張の大好きな穴場。方丈の渡り廊下に腰掛け、ボンヤリと枯山水の庭園を眺めていると時の経つのを忘れられる場所。庭園の紅葉は何本かすっかり葉を落としていたけれど、昨年に比べて紅葉が美しいせいか見ていて飽きない。ここでも山ちゃんとユッキーと交互に記念写真。いつもは一人で来るため「自分の写った写真」というものをほとんど撮らないが、今回は3人もいるために交代で写真を撮り合った。

  
<2004年 11月>                                <2005年 11月>
<去年の紅葉に比べ、今年は左手前の楓がすべて葉を落としてしまっていたが、右手奥の紅葉が去年より美しく色づいていた。>

天授庵をゆっくり見てから南禅寺境内へ。南禅寺三門は知恩院や東本願寺大師堂門と並び京都三大門と称され、特に歌舞伎の「楼門五三桐」ではかの石川五右衛門が楼門の上から「イヨォ~オ 絶景かな、絶景かなあ~」と大見栄をきるところで有名な場所。本当は三門に上がりたかったが、観光客が行列を作っている。

     しかたない、諦めよう。次の機会でイイや。

【写真館】 京都小紀行 <清水寺>

2005-11-27 23:06:49 | @幕張の写真館
  
この日は天気が良すぎて、街の方が霞んでしまった。   恋の願かけ地主神社。@幕張と最も縁遠いのがここかも ...


  
少し遅れ気味の紅葉は、清水寺では最高潮!


  
ついでに、人出も最高潮


  
どこを撮っても絵になるけれど、どこに行ってもカメラマンだらけ

今日の昼メシ その37 京都 奥丹 清水店の湯豆腐

2005-11-27 23:02:30 | 今日の昼メシ、晩ごはん
  
つるつる滑らかなゴマ豆腐


  
木の実味噌の田楽                          これで3人分。鍋の中で三重に重ねられた豆腐は量が多い


  
出汁は秘伝とか… 固めの豆腐が旨い!             最後はとろろご飯と天ぷらで締め。もうお腹一杯

【京都小紀行 その2】 11月25日 <八坂神社~奥丹~清水寺>

2005-11-27 22:46:27 | @幕張の日本小紀行
 ホテルで荷物を預けると、早速目当てのM嬢ご推薦の昼食場所に連絡をしてみたのだが残念ながら予約は一杯で入れそうもなかった。そこで3人で5分ほど相談して、清水の奥丹で湯豆腐に決めた。京都には京懐石、精進料理などと和食の名物が揃っているのだが、豆腐や湯葉料理も有名で至るところに店がある。その中でも奥丹は順正などと並び称される湯豆腐の名店だった。とは言っても、昼食はお手頃価格である。夜は諭吉先生が同伴しないとダメらしいのだが、昼食なら漱石先生か一葉先生の介添えで食べる事ができる。電話をすると11時からオープンで予約制ではなく先着順だというので、少し時間は早かったが先に昼食にすることに。

駅前でタクシーを拾うと、この季節は観光地はどこも大渋滞になるためか「今日は行きたくない、行きたくない…と思っていたら、早速お客さんがその場所に行くんですよ」などとドライバーは軽口を言いながら裏道を走っていく。八坂神社の袂、道の突き当たりで車を降りる。降りたタクシーの前ではナンチャッテ舞妓が記念撮影をしていて、いきなり萎えてしまった。@幕張はかつて、過去に佳つ乃さんや豆狸さんなど、祇園や先斗町の舞妓さんや芸妓さんに何人かお会いした事があるが、皆、凛とした雰囲気があり、時にはそれがひどく冷淡に見える時があった。しかし、ナンチャッテ舞妓は顔に締りがなく、着物の着付けもすぐに乱れて気品が感じられないので、誰でもすぐに見分けがつく。一時、舞妓の格好でタバコを吸ったりカメラを構えたりと、「京都の顔である舞妓の名誉を汚す」として総スカンだったナンチャッテ舞妓も、最近は業者が観光客にきちんとお願いをしてから舞妓姿に変身させているので随分マシになったのだが、それでも本物は大口を開けて笑ったりなどしない。

八坂の塔から清水寺の方角へ写真を撮りながらブラブラ歩き、11時過ぎに奥丹に到着すると、すぐに奥の座敷に通された。
既に何組かの客が入っており、開店早々だというのにあちらこちらの座敷から賑やかな声が漏れてくる。奥丹は寛永12年の創業で、おそらく湯豆腐では最も古くからある店。清水店の方は南禅寺店より新しいのだが、人一人がやっと通れるような狭い廊下や急な階段を歩いていると、それで十分に京都らしさを感じる事ができた。


<奥丹の湯豆腐。旨い!>

最初にゴマ豆腐、次に木の芽田楽が出る。豆腐は昔豆腐という江戸時代の製法で作られたものだそうで、いつも食べている木綿豆腐等に比べても締まって食感は固い。絹ごしよりも木綿ごしと、食感の固い豆腐が好きな@幕張としては美味しい料理を食べるのは最高に幸せな時間。田楽を食べているとお待ちかねの湯豆腐が出てきた。3人分が一緒に入っている鍋はかなり大きく、一人あたりの分量も一丁以上あるのではないかと思えるほど。この湯豆腐のだし汁は一子相伝というか、店に一人しか調合できる職人さんがいない門外不出のだし汁なのだそうだ。昆布と鳥か何か動物系の出汁が合わさっているような気もして美味しいのだけれど、薄味なので中身は全然分からない。続いて天ぷらとご飯が出てきたのでとろろ汁をかけて食べたが、この時点でお腹一杯。大食漢の@幕張にとっても、かなり量が多い食事だった。
帳場で昼食代を精算していると、店の入口付近にはずらりと順番待ちの列ができている。中の一人に聞いてみると、もう30分も並んでいるのだとか。

二年坂から産寧坂(三年坂)に入り清水寺に向かう。通りは観光客でびっしり。思わず山ちゃんとユッキーに「貴重品に気をつけて」と声をかけた。そうなのだ。ここは昔から人混みを利用するスリが出没していて、観光客は懐中を狙われる要注意箇所なのだ。肩に下げたバッグを前に担ぎなおし、人を掻き分け前に進む。人の流れの沿って歩くが、後ろからおばさんたちのグループがぐいぐい押してくる。どうやら前を行く団体さんの一行らしい。「すみません、失礼します」と一言あれば快く道を譲るのに、失敬にも後から両手で@幕張の背中を突いてくるので道を譲らなかった。挙句に身体をグリグリと強引に間に割り込んできたので思わず独り言。

     「ったく、常識のないオバンだぜ…」

たぶん本人にも聞こえたはずなのだが、3人のおばさんはそ知らぬ振りで今度は前を歩いているカップルをどついていった。

       だから、中年のオバンはイヤだ。


<もう人、人、人… >

なんとか清水寺に辿りつき、清水の舞台から周囲を見渡すと周囲は素晴しい紅葉。紅葉の清水寺には初めて来た@幕張だが、これほど美しいとは思わなかった。清水の舞台で写真を撮っていると、ユッキーがおみくじを引いている。山ちゃんが何気に「どうだった?」と聞くと何とも複雑な顔。

           「…凶だった」
            エッ? 凶?


< 凶...  >

おみくじにも凶が入っているのは知っているが、実際に引いた所出くわしたことは少ない。だいたい、小吉とか末吉とか「吉」の最後の方でも凹むのに、出てきたのは「凶」。ユッキーはおみくじを結ぶ枝を捜しているが、周囲には「枝結びご遠慮ください」と書いてあって結ぶ場所がない。気を取り直して、清水の舞台の奥にある地主神社でお参り。地主神社は別名「縁結びの神社」といって恋の病を治す神社として有名なところ。山ちゃんに促されて@幕張もお参りする。どちらかというと@幕張には転職の方が先な気がするが、この際どっちが先でもイイや。


<清水の舞台も大混雑>

地主神社でお参りをしてから音羽の滝までぐるりと一周して歩き、もと来た産寧坂から二年坂を経由して丸山公園へと向かった。 (続く)

【京都小紀行 その1】 11月25日 <Prologue>

2005-11-26 23:31:22 | @幕張の日本小紀行
 久し振り、ちょうど1年振りの京都旅行。
いつもなら春の都踊りの季節と夏の大文字送り火の季節を中心に何度か京都に行っているのだけれど、今年は転職活動&プー生活の為に一度も京都に行っていなかった。おまけに最近とみに人付き合いが減ってしまったので、これはいかん!と京都旅行を思い立ったのだった。

昨秋に京都に紅葉を見に行った時には一人だった。その後、例によってbw社長から「一人で京都に行く@幕張って……(^_^;)」と言われてしまったので、今回はしっかり仲間を募っての旅行。だって、去年は会社の人間関係のわずらわしさから逃げ出すための京都旅行だったけれど、今回は友人とたっぷり楽しみたい旅行だったから。同行してくれたのはバンコック旅行や金沢旅行にも一緒に行った県庁職員の山ちゃんことY氏、ユッキーことY嬢。山ちゃんは長野オリンピックやスペシャルオリンピクス長野の時に@幕張の上司だった人で、同じく県庁職員のユッキーと共に@幕張のいつもの旅行仲間だ。

朝7時16分発の特急列車に乗る。
実は@幕張、前日は遠足に行く小学生の如く全然寝付けなかった。なんとか布団の中で目を閉じたのが午前2時30分過ぎ、うとうとしていて「あ、寝坊した!」という夢に慌てて飛び起きたのが5時30分。結局3時間余りしか休んでいなかった。特急列車が駅に滑り込む少し前、同行の山ちゃんから何通かメールが来ていた。

     「7号車(自由席)です。混んでいて座席がありません」

そうなのだ。京都旅行を思いついたのが先週だったので始発の「しなの」の指定席の予約が取れず、始発駅の長野から乗車する山ちゃんとユッキーに自由席の席取りをお願いしていたのだが、始発駅からすでに混み合っていて席が取れなかったらしいのだ。列車が駅のホームに入ると、山ちゃんが電車の中から手を振っているのが見えた。車両の一番後ろの席だったので、席と車両の隙間にでも入ろうかと思って乗り込むと、車両の中央に進めと盛んに手振りをしている。

     「真ん中にユッキーがいるから…」

そう言われて前を良く見ると、4~5列ほど先の座席にユッキーが座っている。オマケに隣の席には山ちゃんの鞄が置いてあって、@幕張のために座席を取っておいてくれていた。終点の名古屋駅で降りてから知ったのだが、実は長野からは本当に座席が一杯で2席しか取れなかったのだそうだ。ところが偶然にも車両の一番後ろに共通の知人の県庁職員のM氏の奥様が乗っておられて、その隣がたまたま松本で空いたのだそうだ。そこですかさず山ちゃんが空いた座席をキープし、@幕張の為にユッキーの隣の席を空けてくれたのだった。

電車の中ではユッキーと今日の予定について簡単に打ち合わせる。
急に旅行が決まった事と、京都の観光地の混雑が予想されていたので大雑把に観光する地域の候補を挙げておき現地の情勢によって予定を決めよう、という@幕張お得意の『行き当たりばっ旅』である。運良く、やはり旅行仲間のM嬢が先週京都を訪れていたとかで、ユッキーがM嬢から現地情報をたっぷり仕入れていた。なので、彼女の情報からとりあえず今日の昼食場所だけ決めた。途中から電話を入れて予約できれば昼食場所で午後の予定を決めてしまおう、というわけだ。

木曽福島を過ぎた辺りまで旅行の打ち合わせを行ない、今回のだいたいの旅行イメージを膨らませる。今回の旅行テーマは「美味しいもの食べ歩き&紅葉見学ウォーキング」になりそうだった。
                                       
木曽福島を過ぎた辺りから異様な睡魔に襲われ熟睡。
仲間内では工事現場のようだと評判の自分のイビキが一瞬気になったが、自分で気にする間もなく寝込んでしまった。
                               
     ま、顔が下向いてりゃ大丈夫でしょ…

気が付くと終点名古屋まであと10分ほどの位置。幸い、寝ている最中の@幕張は大人しかったようだ。

名古屋駅で新幹線に乗り換える。いつも思うのだけれど、新幹線乗り換えの自動改札機って何とかならないものだろうか。改札機のゲートの部分に小さく「キップはまとめて入れてください」と書いてあるだけなので、新幹線への乗り換え以外の乗客が間違えて切符を挿入したり、改札機械に入れる切符が足りなかったりなどと、改札機でエラーになるケースが多くていつまでも混雑している。自動改札機よりも手前に大きく『しなのの特急券、新幹線の特急券、乗車券の3枚を改札機に一緒に入れてください』と大きく注意書きを掲げれば済むはずなのに、駅員が一人大声を張り上げるだけなのでちっとも列が前進しなかった。

乗り継いだ新幹線「のぞみ」は500系という車体の断面が細く丸いボールペンのような車体の車両で、中はいささか狭い。この車両は元々スピードアップの為に導入されたために天井が従来の新幹線よりも低く、車内も天井付近が旅客機のように丸く絞られているために「狭い」「閉塞感がある」として不評だったのだ。この後に導入された700系は空力を更に追求したカモノハシ形の先頭車両と車内を広々使える断面が四角形の車体に変更されたため、結局500系だけが「早いけれど狭っ苦しい」といわれていた。

  
<旅客機のような500系新幹線の中>                <滋賀県の民家>

この新幹線の車内も大混雑で、3人ともバラバラの指定席に座る。
窓の外を流れる景色を見ていて気付いたのだが、静岡県から以西、愛知県・岐阜県・滋賀県の民家は明らかに東京や信州の民家と作りが違う。随分と昔に富山県に赴任した時にも向こうの民家の作りの違いに気付いた事があったのだが、壁が板張りになっている愛知・岐阜・滋賀の民家の外見は、モルタル壁が中心の東京や信州、富山のどれとも違っていた。実はこれが更に京都・大阪と続いて岡山辺りからまた作りが変わってくるのだが、その辺りは別の紀行で書くことにしよう。
名古屋から京都までは、のぞみで僅かに40分ほどで到着する。駅に到着すると、最初に歩いて数分のホテルへと向かった。  (続く)

bw社長の目

2005-11-25 23:48:25 | 日々の雑記帳
  
ボダナート寺院の“真実の眼(Buddhist eyes)”          スワヤンブナート寺院の“真実の眼” 

 先週火曜日の日記に書いた「2005 45th ACC CM FESTIVAL」で俳優になったbw社長。
bw社長は異邦人テイスト満載で坊主頭が似合う、↓こんな顔って書いたら、社長本人から「まったくわかりませぬ。何が目だか、、、」とお言葉をいただきましたので問題の絵の写真を見つけてきました。
                              б  
                         ~<◎>ζ<◎>~
                              ζ    

インドじゃなくて、ネパールにある寺院の壁画で「真実の目」なんですね。中でもスワヤンブナート寺院やボダナート寺院に描かれたものが有名らしい。
喋るとユーモアたっぷりのbw社長だけど、愛車のV-Maxにまたがったこの“眼”が車のルームミラーに映ったら怖いッス。

デジタルカメラ修理 ~その後

2005-11-25 23:18:41 | 日々の雑記帳
 修理に出していたデジタルカメラが無事に戻ってきた。
10月以降にデジタルカメラメーカー各社が一斉にCCDの不具合を発表し、9社がCCDの無償交換を案内していた故障に@幕張のデジカメも該当してしまったらしい。
昨日、富士写真フィルムのサポートセンターから「修理が終わったので送ります」という連絡と共に「修理代金は1,800円です」と言われ、思わず「ゴルゥァア!!!!」と叫んでしまった。 だいたい、わざわざサポセに連絡して故障内容を相談して「その故障内容ならCCDの無償交換になります。もし有償修理が発生する場合には前もって連絡します。」と話が付いた上で修理に出していたのだから、例え1,800円でも話が違う。前に話をした担当者名やメールの事を伝えると「再度確認します。」となり、1時間ほどで「社内で行き違いがありました、すみません。」と連絡があって一安心したのだが、連絡があったのが夕方遅くだったので今日到着するか不安だったのだ。

前日にそんなやり取りがあったため、実は明日からの旅行までに配送が間に合わないと思って修理に出した富士写真フィルムのF-700の後継機のF-710を購入してしまった。近所の量販店で定価が75,000円だったこのカメラの販売価格が18,000円だと言われたので、思わず衝動買いしてしまったのだ。

デジカメとしては、どちらも2年前~1年前に発売された機種で世代交代の激しいデジカメ界にあっては古い世代になるみたいだけれど、暗い室内でも良く写せるし、撮影条件の悪い場合でも難なく仕事をこなしてくれる。何よりも、今はメモ代わりに手放せなくなっているから。

【写真館】  えびす講 花火大会 その1

2005-11-24 10:41:51 | @幕張の写真館
    
二号玉?                                二号玉?


   
スターマイン                              スターマイン


  
スターマイン                              スターマイン


  
スターマイン                              スターマイン


  
尺 玉                                  尺 玉


  
尺 玉                                  尺 玉

【写真館】  えびす講 花火大会 その2

2005-11-24 10:41:06 | @幕張の写真館
  
新作花火                                 新作花火

  
新作花火                                新作花火


  
新作花火                                スターマイン


  
スターマイン                              スターマイン


    
ナイアガラ花火                            尺玉百連発


  
尺玉百連発                              尺玉百連発


長野市 えびす講花火大会

2005-11-24 10:33:17 | @幕張の今日は何処へ



 昨日、野沢温泉の帰りに行ってきた長野市のえびす講花火大会は、犀川河川敷で行なわれる全国でも珍しい冬の花火大会。
市役所の観光課に移動になった“にわかイベンター”ことI氏から案内をもらったので、およそ10年振りに花火を見に行ったのだ。90年代に長野に住んでいた頃には毎年楽しみにしていた。なぜなら、当時勤めていた長野オリンピック組織委員会(NAOC)の事務所から見る花火が最高で、事務所横のベランダが特等席だったから。

5時過ぎに長野市内に入ると、会場に続く道路はどこも大渋滞。裏道を通って会場まであと1km位まで来たところで二進も三進も行かなくなってしまった。渋滞にはまること約1時間、目的のビッグハット裏に車を停めた頃には最初の花火が打ち上がっていた。

停めた車の中からコールマンの折り畳みイスやモンベルの携帯毛布を引っ張り出すと、昔の職場の跡地へと急ぐ。@幕張にとって昔の職場、NAOCの跡地には今年の9月までスペシャルオリンピックス長野の実行委員会が置かれていたが、今は空事務所になっている。元々がタイヤの倉庫だった事務所なので、2階までトラックが上がって荷物を積み降ろしができるように建物横には大きなスロープとベランダが付いている。そのベランダが@幕張にとっては特等席で、到着すると10人ほどの先客が壁にもたれて立って見ていた。

昔はこのベランダに事務所の中からイスを引っ張り出して陣取り、花火を見ながら携帯コンロで鍋を突いて職場の仲間と一杯飲むのが楽しかった。ちょっとした宴会気分で飲んだり食べたりしていると、いつの間にか他の仲間が来て差し入れを置いていってくれる。@幕張が東京に転勤になったのはアトランタオリンピック直後だったから、思えば一番いい時間を長野で過ごしたのかもしれない。

早速、一段低い手前に陣取るとイスを組み立て毛布に包まって準備OK。途中で買ってきたおでんをつまみながら花火を楽しむ。えびす講の花火も久し振りだったので目の前で明滅するスターマインを見ながら、ここで一杯飲んでいれば完璧に自分の世界に浸っていられたんだけど、帰りの車の運転のために飲めなかったので今いちノリが悪い。しばらく自分の世界へノスタルジーに浸っていたのだが、周囲で子供が「寒いよー」とか「ボクも座りたいー」とかむずがったり、「イスを持って来れば良かったね…」などと後から聞こえる度に一々現実に引き戻された。7℃前後あった気温は普段の夜に比べて暖かいとはいえ初冬の長野、そりゃジャンパー1枚で突っ立っていれば冷えますって。

しばらくすると、@幕張に後におでんやら酒やらを準備した家族の一団が来てシートを拡げ、花見よろしく酒盛りを始めたのでホッとする。それまではイスに座って毛布で包まり、暖かいおでんを食べながらヌクヌクとしいたのが@幕張ひとりだったので、周囲の視線がジロジロと痛かったから。

今年のえびす講花火は100回記念&長野市市町村合併記念とかで、いつもの4,000発の花火から今年の花火は50%増しの6,000発に増えて打ち上げられている。おまけに新作花火も多く含まれていて、色もいろいろ、形もとりどり。最近の新作花火は新色が増え、一つの花火で何色もの鮮やかな色が見られる。8月15日の諏訪湖花火大会で見た花火よりも色も形も様々で見ていて楽しい。
最後には尺玉100連発を行なうなど、今年のえびす講はトンでもなく贅沢な花火大会。

8時に花火大会は終わったが、会場周囲が車や人で溢れて動きが取れなくなったので近くの赤兎馬で遅い夕食。いつものチャーシュー麺&ライスで身体が温まったところで車に戻り、道路が空くまで一眠りした。10時過ぎに目覚めた時には、ビッグハットの周囲は人っ子一人いなく静まっていた。9時前に車に戻った時には脇道も市道も大渋滞だったから、思わず深夜まで寝過ごしたかと思ったほど。
              
        

例によって国道20号線を通り、2時間ほどかけて家路につく。それにしても長野の道路は暗くて寂しい。市街地の照明も少ないが、山間地になると国道といえども照明一つなく、時々すれ違うトラックが道路の軌跡を示しているだけ。市街地はもう少し明るくしても良いんじゃないだろうかと思う。いくら田舎でも、これじゃあまりに寂しすぎるよ。

       最後に“にわかイベンター”こと、I氏に一言

     『今年のえびす講は諏訪湖に勝ったぜ
            どうも、お疲れ様!

【写真館】  野沢温泉 その2

2005-11-23 16:34:37 | @幕張の写真館
  
野沢温泉のトレードマーク「湯」は故岡本太郎氏のデザイン   外湯(公衆浴場)の麻釜湯


  
外湯の中でも最も大きい大湯。最近建て替えて新しくなったらしいが、昔は麻釜湯位の大きさの建物だった(…と思う)


  
野沢温泉の遠景。後方の山が野沢温泉スキー場        千曲川を挟んで反対側にある戸狩スキー場
もうすぐ楽しいスキーシーズン♪

【写真館】  野沢温泉 その1

2005-11-23 16:30:54 | @幕張の写真館
  
麻釜源泉の温度は100℃近く、周囲に硫黄臭が漂う       源泉で野沢菜や白菜を茹でる。たまに温泉卵を茹でることも


  
茹でた野沢菜は冷水で揉む。                    野沢菜は蕪の仲間で、昔京都から伝えられたと云われている
                                      実は野沢菜の蕪を三杯酢に漬けて食べると美味しい  

  
マンホールの蓋には長野オリンピックのエンブレムや野沢温泉のお土産の鳩車が描かれている