Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

ウィッグの母

2013年03月06日 21時07分10秒 | 乳がん

 

うちの近くには、学問の神様で有名な神社がある。

どこか遠方からわざわざ来たのだろうか、駅におりたはいいが、場所がわからず、私がちょうどお会計をしていたコンビニのレジに飛び込んできて、そこへの行き方を尋ねる女性とでくわした。

ああ、受験生のお母さんなのね。

そう思って、何気なく見ると、顔色は悪く汗を大量にかいている。

髪は私にはすぐにわかった。ウィッグだ。

抗がん剤の最中なのかな・・・・

私と同じガンだろうか・・・・

母は強いなぁ。抗がん剤のしんどさ、フルウィッグの辛さ、それで場所のわからないところに来るのがどれほどたいへんか。

コンビニの店員さんは、地元の人ではなく、説明も要領を得てない。

思わず、口出した。「あ、そこなら、ここ出て、まっすぐ見えるところですが、信号でちょっとだけ回らないといけないんです。」

丁寧にお礼をいわれたけど、付き添ってあげたい心境だったよ~

そうすべきだったかなぁ~。でも、それだと、あなたウィッグってすぐわかったからと言ってるようだし・・・・と一瞬にして色々気をつかってしまった。

無事いけたか?行けただろうけど・・・・・体調大丈夫かな。

彼女の願いが伝わりますように、と思って後姿を見送った。

母は強いね。

受験生を支えて頑張る母たちに、早く春が来ますように。

今日は、半端にいい人だったなぁ・・・・・・・・・・・・・