周りの友達も絶賛してる人多しで、かなりの話題ということもあり、今日、レ・ミゼラブルを観てきた。
フランス人権宣言以降の1800年代前半が舞台とはいえ、まだまだ、人ひとりの命や尊厳が軽かった時代。
その時代の価値観に教育、生まれ育った環境で人は順応もするが、一方で悩み傷つき、混乱していく。過渡期の混沌とした時代。現代の人間の価値観までの変遷の過程の中での、人間としての苦悩がとてもよく描かれていたのが、刑事ジャベールの自殺シーンで、とても象徴的だった。私には印象深い。
それまで、是として信じていた、「法」。法による行政に対する忠実さのあまり、人の尊厳をおきざりにしてきたこと、いつの間にか法によりさえすればという感覚に陥っていたことすら気付かない忠実な男が、根底から覆されたその信条。その先にすすむことすらできす、信条が崩れたことで自らの身体も魂も抜け殻として葬ってしまう。
そこに、現代までの人間史みたいな切なさと、今という時代に生まれたことへのシアワセと、重みと責任を感じたな~
私の一番の琴線だったかな。
あとは、当時の社会情勢や貧困の様も歌と音楽というものに乗せて、表現がある意味リアルでストレートにわかりやっすかった。
でも・・・・・・・・・・・・
私ってやつは・・・・・・・・・・・・・・
となりでぐすぐす泣いてるカップルを気にしながら笑をこらえてたの~~←きゃ~超ひんしゅくかしらん
だってね、すんごい良いシーン、たとえば託された手紙を読んだりするのって、やっぱ歌われちゃうと、ふざけんなよ~っておもっちゃうんだよね。
そこはセリフにしてくれ~~ってつい思っちゃって、泣いてる人は思わないのかな~!?って思うと、妙につぼになって笑ってしまった。
で、後半なんて、そういうリアルシーンも連発だから、また歌ってぇ~~なんて思ってそのうち、可笑しくなってきてしまったのだ!
ま、そういう意味も全てひっくるめて、いい映画だったと思う。
私的には、歌半分、セリフ半分くらいの構成がいいな。好みの問題かしらね。
で、
帰宅して、ニュースZEROでサラブライトマンの柔らかい声に3時間弱の歌声つかれから浄化された感じで、絶妙のタイミングだな~と思った。
いい締めくくりだったな。
もちろん、笑ってばかりじゃなく、ぐっときたシーンも随所にあったよ~~前半のほうがぐいぐいくるね。
ラストは圧巻の、映画館迫力だったそ、そこはおおいに歌いあげるのよ~~って感じさ~←最後は何様!?監督様目線~~
ずっと、涙、涙っていってるお友達(たとえばTちゃん)と行ったら、私は絶対どつかれるねきゃ~~