前の記事で豪語しましたが、その通り気分は料理人!?になるのが、茶懐石を作る時。
ちょうど、初釜を終えました。この初釜は、点心形式で進めたので、正式茶事では無い分わりと応用で色々できて、ある意味おもしろく、楽なのよん。その再現をちょっことアップ。
これが、私の愛用基本書。かなり読み込み、使いこんでますよん。
一冊の本から多くを習得した良い例ではないかとまたまた自我自賛。てか、沢山見るより一冊をじっくりの方が私の勉強に合ってるみたい。いろいろ見るのめんどいじゃん!レベルが上がってくれば補強で、他のもざっとは見たりもするけどね~
こんな手順で、作る鯛の昆布締めは私の得意料理 なんだか、渋いわね~うひひ
で、さっそく、本当に作ってるとこも披露します。
こうして手順どおり下こしらえを進めて、さて、昆布にハサミます。昆布は羅臼昆布がお薦めよん。
包み終えて、錘を載せて、まつこと5時間、ちょうどいい風合いの昆布ジメが完成。
盛り付けられて鯛もイキイキしゃってるぅ~~って思うのは私だけ!?
昆布ジメの赤い部分を上手に出しながら高くもりつける。隣には食用菊のおひたし、紅たて。それにほどよいところにわさびをつける。これが、変わったところで、お茶席ではお刺し身に、お醤油とか、ポン酢とかつかわないの。
きめられた器の形状とか数もあるし、その器もお道具として拝見するのも一つのお遊びだからね。食べ終わったときに器の柄がきれいに見えるようなお料理が茶懐石なのだ~。
なので、加減酢という、かんきつ系とダシで作ったものをまわしかけるの。その時にわさびが器についていると流れてしまうので、こうしてハンパなところにそえるのよん。はぁ~~と思ったわ、最初。
で、最初はこういう感じで、向付け、紅白なますの入った「つぼつぼ」というまるい器、これもお正月とかおめでたいときだけ。お箸に杯を伏せて、お客一人一人に運びだしますよ~~
その後は初釜らしく、松葉に万両の葉を漬物置きにつかってお赤飯に添えてだす。
そして・・・・・・・煮物椀、焼き物と続くのだが・・・・・・・・・
ここからが、まさに、「気分はザ・料理人!」さ~
熱いものは熱いうちに、焼き立てはほくほくのうちに「くいやがれ~~」と思ってしまって、気がせる。
写真なんて撮ってる間に冷めてしまうではないか!ってことで、写すことも忘れて、完全キッチンスタジアムで格闘中気分!の慌ただしさ・かつ、こだわりを持ってもりつけ、できた~!の声とともに、出すという感じ。
こんな感じで、季節ごととか、会の趣旨に合わせて、いろいろ作るの好きなんだ~
でも、こんな事普段はやってられません。特別な日の特別なお料理、茶懐石が私の趣味の一つなのでした。
で、趣味って、むずかしかったり、奥が深かったりするととてもハマるけど、なにより、「おぉ!私、これ以外とイケてるじゃん 」って思えることが一番はまると思うの。すなわち、私の懐石はイケてます。マジで
おいしいよ~~