Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

楽しや形成外科

2011年01月29日 19時18分50秒 | 乳房再建
さて、私の乳房再建の初受診は昨年末の12月22日に予定通り無事終わった。

初めての形成外科。

一言、楽しかった~~

これまでの生活でそれなりに、色んな医師を見てきたけど、(脳外科、脳神経内科、循環器内科、心臓血管外科、乳腺外科・・・・・などなど・・・)

だけど、形成外科の先生はどこか違う感じ

そりゃ~、医師たるもの、皆、夢と希望をあたえる正義の人ってのが正しいでしょう。
でも、中には命とぎりぎりの厳しいところで向き合っていることも現実だし、
なにより、病気というマイナスから治すというゼロにもっていく、もしくはマイナスをそれ以上大きくしないという希望をつなぐまでの夢先案内人が、普通のドクター。

でも、形成外科は、ゼロからプラスへの夢先案内人。
人は病気前は少なくともゼロではなくプラスであったのだろうからね。
少しでもそのプラスを取り戻したい願いに寄り添う医療だなぁ~と思った。

そんな違いをイメージしながら、その時間を楽しんだ。

そして、

再建の具体的な希望の根底にあるものをけっこう細やかに、多角的に聞いてきたのにはちょっと感激。
例えば、もし、健側より小さいものしか出来ないとしたら、それでもいいのか?
いいとしたら、どれくらいが許容範囲か?
そこには、
胸のふくらみを取り戻したい気持ちの境目、変な言い方だけど費用対効果をどれくらいまで許容するか?みたいな感じで、心理面にも配慮してくれていたと思う。

まったくの、板状態の胸より、少しでも柔らかな膨らみでもいいと思っているのか?
完璧に近い状態しか描いてなく、それ以下だったら今のままでもいいと思っているのか?

みたいな、どの程度の意思確認っていうのかな。
形成みたいな作りだす医療は、医学的な失敗はまぁ、別として、仕上がりのイメージの差というのが、けっこう失敗と評価され患者の心に新たな「負」を残してしまうこともある。
そんな事をじっくり話もできた。

多分、私の場合はかなりギリギリで作る感じだからよけいなのだろう。
一応、同じ大きさの胸は出来るとの事です! 



診察時間もたっぷり1時間はとってくれ、あっちむいたり、こっちむいたり、色々身体のサイズを測ったりするのは、オーダーードレスを作るよう

後半くらいには看護婦さんも教授であろうが、先生であろうが関係無く、あーだこうだと会話に入り、診察って感じは微塵も無いといっても過言でない感じ。
正にチーム!!

写真も沢山とり、ここまでたどり着いた日々を皆が分かっていてくれて、患者と同じ目線で喜びを共有していてくれているのが、ここち良かった。

そして、物作りの職人ぽいこだわりも、世界で一つだけの私の身体にのみ向けられたエネルギーで、何だかお姫様気分の時間だった。

脂肪がどうの、下垂がどうの・・・・と一見、嫌~~な場面でも楽しや、形成外科!!

って感じ~~

で、具体的に私の再建手術はどんな感じなのか?というのは、
また、別でね

ちょっと、怖いよ~~