昨日のNHKクローズアップ現代で、「がん幹細胞」のことを取り上げていた。
「がん幹細胞」とは、がん細胞を生み出す細胞のことである。
「幹細胞」はいろんな臓器を作り上げる元になる細胞で、自分自身を複製すると同時に他の種類の細胞を作り出す働きがある。
失われた指の先に幹細胞から作り出した白い粉を振りかけると、指が再生するという場面をテレビで見たことがある。
これまでがん細胞は異常増殖を無限に続けて、その結果臓器の正常な機能が失われてしまうと考えられていた。
ところが最近の研究で、一定の期間が経てばがん細胞も増殖をやめてしまうらしいということが分かってきた。
無限に増え続けるように見えるのは、「がん幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞が新たながん細胞を生み出し、その細胞がまた増殖を繰り返すためだと言う。
これまでのがん治療は、増殖のスピードが速い通常のがん細胞を狙い撃ちする形だった。
この方法では増殖のスピードが遅い「がん幹細胞」を死滅させることができない。
これが、一旦治ったかに見えたがんが、転移して再発する原因の一つのようだ。
がんを根本的に治すためには、この「がん幹細胞」を叩く必要がある。
実際に「がん幹細胞」の増殖を活発化させてがん治療薬が効きやすくする方法、リウマチの薬を使って弱らせる方法などの研究が進んでいるそうだ。
がんは日本人の死因のトップだ。
今後の新しいがん治療の進展に期待したい。
手や足がちょっとしたタイミングで急に痛くなるという、筋肉痛の話である。
8日の演奏会のあとの帰りの車の中での出来事。
信号で止まったので左手で地図を取ろうとしたら、突然指が動かなくなって痛みが走った。イテテテテ。
地図と言っても別に重いものではなく、4、5枚の紙である。
こんなことは初めてだったので驚いたが、ハンドルは右手で操作し、左手もしばらくしたら回復した。
家に到着して荷物を下ろそうとしたら、今度は右の指が動かなくなった。イテテテテ。
これもしばらくしたら治ったが、両手が一度につったりしたらいったいどうなるのか。
これまで足がつったことは何度かあった。
朝、布団の中でノビをしようとしたら、突然右足の太ももに激痛が走った。ギャーッ。
しばらくじっとしていたら治るかと思ったが、世の中そんなに甘くなかった。
だんだん痛みが増してくるような気がした。
必死の思いで起き上がりいろいろやっているうちに、足の指を内側に曲げると痛みが和らぐことが分かった。
しばらくきゅっと指を曲げたままにしておいたら、やっと痛みが引いた。
その後も2、3回、同じような経験をした。
どうも、クセになるということらしい。恐ろしいことだ。
指がつったのは初めての経験だが、そういえばギターのメンバーの中にそのようなことを言っていた人がいた。
ギターを長く弾き過ぎると、指がつってくるのだそうだ。
コンサートで独奏している最中にそんな状態になり、仕方がないのでトークでごまかしたとか。
ひとごとのように聞いていたが、自分の身に降りかかってくるとは思わなかった。
8日の演奏会当日は、確かにリハーサルなどで長時間ギターを弾いた。
その疲れがあって、指がつったのだろうか。
加齢現象なのであろう。
クセになるのだとしたら、今後は要注意だ。
25日に千葉市の公民館で演奏会があるため、今日はその練習日。
全部で7曲だが、何回か練習しても大丈夫だった。
ギターだけでなく、他の要因もあるのかも知れない。
まだ若い頃、ヘリコプターに乗ったことがある。
機会はいくらでもあったが、実際に乗ったのは1回きり。
地上の空港からではなく、17階建てビルの屋上から飛び立った。
飛行機には乗ったことがあるわけだが、その場合はゆっくりと地面が離れていくもんだ。
ビルを外れると、いきなり地面がなくなるというのは、とても恐ろしい経験だった。
膝の上に載せた重い機材がなければ、膝がガクガクと震えたに違いない。
ちいさなヘリで、薄っぺらいドアの外は空中である。
おまけに窓を開けて飛んでいるので、生きた心地がしなかった。
ものすごい音と振動が、少しだけ気を紛らわせてくれたかも知れない。
台風の取材に同行する形だったので、九州に接近している台風に向かって飛んでいった。
だいぶ近くまで行ったと思う。
台風の雲が見えたところで、操縦士が「引き返しましょう」と言ってくれた。
そうでなければ、台風に向かって突っ込んで行ったかも知れない。
ヘリは飛行機に比べても、とても危険な乗り物だそうだ。
操縦が難しいということもあるし、空中でローターが止まったらそのままドスンと下に落ちてしまう。
実際にはローターがついていさえすれば、ある程度の滑空はできるらしいが。
その時の操縦士は、しばらくして亡くなったと聞いた。
農薬を散布中に高圧線に引っかかって、墜落したのだそうな。
やはり、ヘリコプターにはあまり乗りたくないと思う。
「エポキシ」と言えば、昔使っていた「アラルダイト」というエポキシ系接着剤を思い出す。
2液混合型の接着剤で、強力な接着力が売り物だった。
混ぜるのが面倒な割には、効能はそれほどでもなかったと記憶している。
今回購入したのは、セメダインの「エポキシパテ・プラ用」という製品。
プラ用はプラモデル用ではなく、プラスチック用という意味。
フィギュアの制作にも使われるようだが、基本的な用途は家電製品や車などのプラスチック部分の成形補修、接着となっている。
今回はこれを、ヘッドホンのプラグ部分の補強に使用した。
ヘッドホンやイヤホンはプラグの根元部分が良く故障する。
たぶんプラグを抜くときにコードを引っ張る不心得者がいて、そこに力が加わって断線することが多いのだと思う。
うちでも息子に貸すと、たいてい壊されて戻ってくる。
修理は、プラグの根元部分を切り離し、中のコード4本を繋ぎ直してハンダ付けする。
普通は上からビニールテープを巻いておくのだが、それだとまた切ってしまうヤツがいる。
今回はこの部分をエポキシパテで固めてしまおうという作戦である。
セメダインのエポキシパテは丸い棒状で、中と外に2種類の材料が一緒に入っている。
これを取り出してよくこねると、材料が混ざって化学反応を起こし硬化接着する仕組み。
混ぜ初めてから60分で実用強度に達し、24時間経つとヤスリがけもできるくらい固くなる。
硬化する前は多少の毒性があるので、手袋が付属している。
少しだけカッターで切って使おう、と思ったらなかなか切れない。
カッターの刃にへばりついてしまうのだ。
えらく苦労して切り、混ぜ始めたら、今度は手袋にやたらとくっつく。
混ぜている間に手袋が破れてしまった。
なんだかんだとものすごく苦労して出来上がったのが、写真の状態。
2つ目の修理を始める前にネットで調べたら、水で湿らせながら作業すると良いと書いてあった。
そんなことは説明書に、大きな字で書いておいて欲しいものだ。
出来上がりは確かにかなり固く、丈夫な様子。
他にメガネの折れたフレームの修理、テニスラケットの欠けたグリップの補修などに使っている。
大型の台風18号は午前8時前に、愛知県豊橋市付近に上陸した。
NHKは午前中からずっと台風関係のニュースを続けている。
最初に京都、滋賀、福井に「特別警報」が出た。
この8月にできたばかりの、「数十年に一度の大雨が降る恐れがある」という警報だ。
京都府各地では14万人に避難指示。
昔、良く行った京都嵐山の桂川にかかる渡月橋のライブ映像がテレビに出ていた。
欄干の上にまで水しぶきがかかって、いまにも流されそうな様子。
これまでにあまり見たことのない風景だった。
京都市ではこの桂川に氾濫の恐れがあるとして、新たに24万人に避難指示。
その後、渡月橋の北側から川の水が溢れ、付近一帯が床上まで浸水する被害があった。
大阪市でも一時、29万9000人に避難勧告が出ている。
台風の進路に当たる愛知、静岡などでも浸水や停電などの被害が多くの地域で出た。
関東では埼玉県付近を通過、時速65キロにスピードを上げて通り過ぎた。
千葉では午前中の早い時間から強風が吹き荒れたが、雨はそれほどでもなかった。
レーダーを見ると台風を取り巻く雨雲は北側に集中しており、千葉県はちょっと外れていたみたい。
午後3時ごろには台風は仙台の東に達し、千葉では風も収まってきた。
今回の台風で被害が一番多かったのは、近畿、北陸、東海地方だったようだ。
東京や千葉にはあまり影響がなくて良かったと思うのは、ちと自分勝手過ぎるかな。