まかなーのブログ

今はブログより「フェイスブック」とか、「ツイッター」とかが主流になって「ブログ」は時代遅れかも知れませんね。

方言

2013-09-11 20:31:11 | 日記

「ふるさとの訛りなつかし停車場の、人ごみの中にそを聴きにゆく」石川啄木。
九州出身なので九州なまりを聞くと、なんとなく懐かしい気持ちになる。
「・・・いうとるとね」「・・・したったい」「よかねー」などの言い回しは博多弁のように言われることがあるが、九州全般で使われている。
「いっぺこっぺさろっもしたで、すったいだれもした」
鹿児島弁とは?と聞かれた時に、昔よく引き合いに出したフレーズである。
「あっちこっちうろうろしたので、すごく疲れました」という意味になる。
今は、鹿児島の若者はきれいな標準語を話す。
少し年寄りは、言葉は標準語だがイントネーションが鹿児島弁の「からいも普通語」を話す。
方言は大きな区分では、箱根の山を境に西と東に分かれるようだ。
どこでも「小島」は「こじま」、「大島」は「おおしま」だが、「中島」は西では「なかしま」、東では「なかじま」と呼ぶ。
物を片付けることを、西の方では「直す」という。
「そこの椅子を物置に直しといて」などと使う。
関東では「かたす」と言うようだ。
落ちている物を拾うは、標準語では「ひろう」と言うが、西では全般に「ひらう」と言う。
これはなかなか気づきにくく、つい最近まで自分でも「ひらう」だと思っていた。
辞書を調べて、そのような言葉がないことに愕然とした覚えがある。
東京より西の方の人が話す言葉は、関西弁を含めてだいたい内容が分かる。
関東より北の言葉については、住んだことがないのでさっぱり分からない。