きょう午後２時００分、内之浦宇宙空間観測所から、「惑星観測衛星」を搭載した新型ロケット「イプシロン」が打ち上げられた。
前回の打ち上げ日には１万人以上の見学者が見守る中、カウントダウンがゼロになっても微動だにせず、子供たちの期待を裏切ったあのロケットである。
「夏休みが終わってしまう」とつぶやいた子の言葉が、今も心に残る。
今回はテレビ中継がなかったので、ネットで生中継された発射の瞬間を見た。
非常に安定した感じで打ち上げシーケンスが進み、当然のようにするすると空に上がって行った。
衛星の分離も順調に行われ、「ひさき」という愛称が付けられた。
「ひさき」は約２ヶ月後に運用を開始し、２０１４年には他の天文衛星や地上の望遠鏡と連携して木星を観測することになっている。
ＮＨＫの７時のニュースでは、現地の見学者や発射に期待していた人たちの様子も細かく報道されていた。
「ロケットに乗って月に行きたい」という、昔の私と同じ夢を語る子もいた。
宇宙に対する子供たちの思いを、大切にする社会にしたいものだ。