舞姫

ひぐらし日記

カルナバイオがGilead社と「飲むオプジーボ」期待で

2021-07-13 | 日記
 カルナバイオは2019年6月にGilead社と脂質キナーゼ阻害薬の研究開発などで提携する契約を結んだ。今回の特許出願で明らかにされたDGK阻害薬は、その成果とみられる。共同で研究開発を進める脂質キナーゼは非開示とされていた。

 Gilead社が力を入れているがん、同社は低分子の経口PD-L1阻害薬(GS-4224)を第1相臨床試験に進めており、「飲むオプジーボ」の実現を目指している。キラーT細胞の活性化を促すDGK阻害薬はこれと相性がよいと考えられると。キラーT細胞の活性化を狙う創薬標的分子としてはA2A受容体、TING、IDOなどがある。

  DGK阻害薬がその一番乗りに成功すれば、飲むオプジーボを実現させるキードラッグ、あるいは他のがん免疫薬の併用相手として一定の地位を築く可能性もありそうだ。