舞姫

ひぐらし日記

日本企業のワクチン開発

2020-07-31 | 日記
日本企業のワクチン開発では、アンジェス同社はDNAワクチンの第1、第2相試験を7月末に終える予定で、その後第3相試験に移り、来春の実用化を目指すという。
DNAワクチンは、ウイルスが持つたんぱく質を作り出すプラスミドと呼ばれる環状の遺伝子(DNA)から成るもので、ウイルスを用いないため安全性が高いといわれる。

塩野義製薬が子会社のUMNファーマ(秋田市)が保有する昆虫細胞などを用いた、たんぱく発現技術を活用して、新型コロナウイルス用のワクチンの開発に取り組んでおり、年内にも臨床験に入りたい考えだ。

第一三共は6月に、新型コロナウイルスの遺伝子(mRNA)ワクチンの開発に着手した。すでに動物モデルを用いた試作mRNAワクチンの薬理評価で好結果を得ており、2021年3月ごろの臨床試験開始を目指す。

KMバイオロジクスも5月に、感染力をなくしたウイルス粒子などから作る不活化ワクチンの開発に着手しており、2021年春以降に臨床試験を始める計画だ。

英アストラゼネカが日本に供給は第一三共、明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマ(東京都中央区)、KMバイオロジクス(熊本市)の計3社と協力してワクチンの国内生産に取り組むことで合意


リパーパス(re-purpose)と呼ばれる医薬品開発の手法

2020-07-30 | 日記
過去に開発に失敗した薬でコロナ治療薬を再開発する

小野薬品工業の「アピリモド」はPIKfyveキナーゼ阻害薬と呼ばれるタイプの薬で、ウイルスの侵入に関係するタンパク質としてPIKfyveは前から研究レベルでは注目を集めていた。アピリモドは、胃腸の難病であるクローン病などの治療に開発されていたが失敗した薬だ。
肺に近い細胞での効果を厳密に調べている。この結果、アピリモドはiPS細胞を使って作られた肺細胞でウイルスの増殖を止める効果が確認されている。実際の肺細胞で特に効果があると確認された。

エーザイの「エリトラン」血液中に細菌が増加するなどして臓器が侵される敗血病
の治療薬で開発


コロナ治療薬開発、創薬ベンチャーが機動力で存在感

2020-07-30 | 日記
「変異型にも対応する治療薬にしたい」―。ペプチドリームはアミノ酸が結合した
化合物「ペプチド」を使った治療薬開発、ヒト細胞に入り込み、増殖する。ペプチドリーム
はこの入り込む動きに着目し、治療薬を開発する。ウイルスは外側にある
「スパイクたんぱく質」を通じてヒト細胞に侵入する。同たんぱく質の動きを抑えれば
感染を抑えられる可能性があるという。
スパイクたんぱく質内で、変異しないとされる「保存領域」を無力化する。
抗体の100分の1サイズのペプチドを使うからこそ限定的な領域に入り込める。

 コロナウイルスは次々と変異して新型が出現している。ただ、保存領域を無力化
できれば、さらなる新型コロナウイルスも治療できる“ユニバーサル治療薬”を
創れる可能性がある。 2021年中の臨床試験入りを目指すと言う。

「VHA抗体」発見 花王コロナ治療薬開発

2020-07-25 | 日記
コロナ治療薬 「VHA抗体」発見、熱に強い 花王開発 

 イプシロンモレキュラーエンジニアリング(EME、さいたま市桜区)は、ラクダ科由来の抗体「VHH抗体」を用いた治療薬を開発する。花王がEMEの持つスクリーニング技術を実施し、北里大学が評価。スパイクたんぱく質に結合するVHH抗体を特定した。治療薬への応用可能性を探る。

新型コロナ患者に『幹細胞』治験 ロート製薬が8月から

2020-07-25 | 日記
新型コロナ患者に「再生医療」『幹細胞』治験 ロート製薬が8月から
ロート製薬が計画している治験は、新型コロナウイルスによる重症肺炎の患者6人に、人の脂肪から培養した「間葉系幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞を、点滴で投与するというものです。

新型コロナウイルスの重症化には、免疫システムが暴走してウイルスだけではなく、正常な細胞まで攻撃してしまう「サイトカインストーム」が関係しているとされています。
今回の治験では、既に肝硬変の治験で使われている間葉系幹細胞を用いて、「サイトカインストーム」を抑える効果があるかどうか、安全性などを慎重に確認します。

【今回の治験について医学的見地からアドバイスしている大阪大学・澤芳樹教授】
「(間葉系幹細胞には)極めて重症化の進行を止める役割があるのではないか。サイトカインストームが起こるような状況のなかで、それを手前ぐらいで止めるのが、細胞治療の役割」
重症化した肺炎の症状では、体の免疫システムが過剰に反応する『サイトカインストーム』に陥ることがあるとされます。
幹細胞には、この状態を抑制する効果が期待されるということです。
幹細胞を用いた新型コロナウイルスの治験は国内初とみられ、ロート製薬は、国が認めれば今年8月から治験を開始する予定です。
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その他にも
コロナ治療薬開発で「VHA抗体」発見 熱に強い 花王