引き返す勇気

　雪山での遭難が相次いでいますが改めて「引き返す勇気」の大切さについて、認識をしました。これはどんな事柄にも言える事で、前へ進まなければいけないのであれば「立ち止まって考え、時には引き返す勇気」が経済・政治・労働等々あらゆる分野で求められているのではないでしょうか。
　前にも書かせていただきましたがフランスのCPE（初期雇用契約）について、ついにドピルパン首相が撤回をしました。もちろんフランス国内は混迷を深めるでしょうが、これも、引き返して考え直す英断になると私は考えます。(詳細はメディアを通じて多くの情報が配信されているのでここでは記載しない)
私がここで提起したいのは、
日本で同様な事案が生じたときに日本の労働者は怒りをもってこれだけの大きな声・行動に出来るのだろうか
と言う事です。日本では今「雇用労働者を中心にした大増税問題」が現在国政で論議されているわけですが、報道を見る中では、この事実を「全然知らなかったとか」「しょうがない」と表現する雇用労働者が大半を占めています。"隣は何をする人ぞ""私は私、他人は他人""私さえよければ"このような風潮が蔓延する今の日本において、本当に全国民の為、次の世代に「負の遺産」を残してはならない。と言う意識が芽生えるのだろうか?
今一度「立ち止まって皆で考える時ではないでしょうか」