電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.473 (3/3)

2005年12月31日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/24~05/12/25

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第39話)
 ふしぎ星の隠しスポット、海底の国にやってきたアルテッサとお供一行。マザー珊瑚の涙とかいう秘宝が3つ目のグレースストーンじゃないかという話だけど、そんなとこにあったら計算が合わないだろ。
 マザー珊瑚の涙を奪ったブライトだけど、違うとわかればポイ。ま、間違っても人の上に立つ人間のすることじゃないね。
 マザー珊瑚の涙の奇跡で海が繋がったから帰ってきたとかいうパールの両親。ふしぎ星の海って要するに円筒型コロニーの内面に張り付いてる海だから、そりゃ星の外殻に水路でもあれば繋がらないことはないだろうけど、近道が出来るとかそんなことないだろ。だいたい、ふだん繋がってないんならいったいどうやって出掛けていったのか不明だし。
 ま、近道になるかどうかは知らんけど、使えるとしたら円筒形コロニーの端っこの壁になってる部分だな。ふしぎ星そのものは円筒形というよりも球形に近いかも知れないけど、あらゆる方向に回転するわけには行かないから長さが短く両端が曲面を描いてる一種の円筒コロニーと考えて、人の住む国は自転による遠心力が仮想重力として真下に働く筒状の内壁だけ。端の方に何があっても基本的に人が近づく場所じゃないから。でも、どのみち陸地の地下に水路を作るより近道とは思えんけど……
 ま、見えないだけの話で、実はふしぎ星の中心(って、おひさまの国だな)から四方八方にエレベーターが伸びてて、それを使って行き来できるとか……晴雨姉妹が気球で回ってる意味が全然なくなるけど……
 それはそうと、コロニーの中心におひさまの国があると、おひさまの国では仮想重力は働かないことになるんだけど……

◎BLOOD+
 (第12話)
 ディーヴァの確保が目的だと言うデヴィッドだけど、ディーヴァって何だ? リセから持ち出されたコンテナの中身みたいだけど……
 1920年からのカールとソロモンの写真……歳を取ってないって、シュバリエとか言うのも吸血鬼の一種なのか?
 コンテナの中身を見て驚いてるヴァンだけど、中にいたのは捕らわれてる吸血鬼か何かか?
 で、ディーヴァに近付くに連れて何か右手が疼いてる感じのハジ。こいつの右手も翼手みたいなものだからねぇ。
 歌に連れられて出て来る施設にいた子供たち。ファントムが小夜たちを待ち伏せしてたのはいいけど、いきなし翼手に変わってる子供たち。翼手というより何か別のホラーSF系のモンスターみたいだけど。
 しかし、その光景を見て何かに怯える様子で戦えない小夜。おかげで赤い盾の特殊部隊の連中は次々に子供の翼手の餌食に……最悪だね。ついにデヴィッドも襲われ、小夜にも近付いてきてるけど……ま、ハジのお陰で命拾いしたみたいだけど……
 ところで、牢を脱出したカイたちだけど、リクもムイももろに歌を聴いてるんだな。ま、リクは単に素質として聞こえてるだけだろうけど、ムイも翼手になるとかいう展開なのか?
 で、この施設では怪物にならない実験体の開発を目指してたみたいなんだけど、それじゃ翼手になってる子供たちってのは失敗作なんだな。じゃ、ムイが翼手にならない成功例の実験体かも知れないな。とにかく、こいつらが求めてるのは翼手の持つ力か何かを人間に与えることであって、翼手を生み出したりそれをコントロールして兵士として使おうというわけではないみたいね。いや、米軍の思惑は違うかもしれないけど。

◎BLACK CAT
 (第9話)
 例の脱獄犯の1人、ギャンザ。なんかスヴェンと因縁あるやつみたいだな。
 町でチンピラに絡まれてるキョウコ。通り掛ったトレインに助けられておもいっきし一目ぼれ。キスを迫ってるのは良いけど野良猫を押し付けられてるとは、お約束。
 囮捜査を始めるスヴェンだけど、トレインを女装させるつもりが自分が女装する羽目になってるとはいとおかし。結局、囮は役に立たずにギャンザはキョウコの前に現れてるけど……またキョウコを助けてるトレイン。お礼しようとするキョウコだけど……また同じ目に遭うとはマヌケ。
 で、そのまま終わりかと思ったら、スヴェンの名前を聞いたとたんに復活してるギャンザ。しぶといというか執念深いというか……呆気なくやられてた意味が不明ね。
 結局、最後はシャルデンに止めを刺されて……というより、薬の副作用で自滅して終わりってか。で、トレインに自己紹介して去っていくシャルデンとキョウコだけど……ま、事態を把握し切れなくて呆気に取られてるって感じだな<トレインたち。しかし、結局は食い扶持を取りそこなったってことで、哀れね。
 ま、今回はキョウコの「クロ様ラブラブ」がすべてだろうね。

◎銀盤カレイドスコープ(終)
 (第12話)
 ショートプログラムで2位につけ、一躍現地でも有名人のタズサ。そしていよいよ最後のフリープログラムだけど……どう考えても物語端折りすぎだぞ。
 嫌味なドミニクはタズサの成績を気にしすぎて自滅。タズサの直前のリアは難なく自分の演技を完遂し、いよいよタズサの番だけど……他の国の選手はいないのか? いや、こいつらの演技が出てるだけでもショートプログラムの時よりマシなんだろうけど。でもねぇ、あれだけ引っ張ってるんだからリアの(ショートの方だけど)「ツィゴイネルワイゼン」ぐらいはちゃんと映したれよ。
 もう邪念も何も無く、ピートとの最後のフライトを滑走するタズサ。もう会場のレベルを超えた演技だったって感じだけど……結局4位でメダルには届かずってか。総監督曰く、直前のプログラム変更に伴う技量不足って話だけど……いくら技量があっても気分が無けりゃああいう演技は出来ないだろうな。
 表彰式をキャンセルして湖でピートとお別れするタズサ。意外とさっぱりしてるというか……全体的にこの最終回、なんかシーンを棒つなぎにしただけって感じで、全体的な流れというか空気というかそういうものが欠落してるって感じがするぞ。物語自体が端折りすぎだから、なんかダイジェスト版の総集編でも見てる感じだな。
 エピローグ。コーチの結婚式、ヨーコの恋、ミカの新作、至藤響子の復活、リアの来日、いつものタズサ……とか、原作じゃまだまだ続いてるって話なんだろうけど、こんなカット入れるくらいならピートとの別れに余韻を持たせて、そのまますっきり終わってしまった方が良くないか?
 ま、この作品、第10話までが本編で、残り11話、12話はおまけって感じかねぇ。とても作品として評価できるものじゃないって感じ。何か監督が胡散臭そうな外国の人の名前になってるし……(DVDの発売が無期延期になってるのも関係あるのか?)

◎灼眼のシャナ
 (第12話)
 鍛錬の後で悠二をどこかに連れて行くシャナ。水面に映る星空が見える絶景の場所ってか。しかし、そこで2人がいるとこを目撃した吉田さん。そのことを聞いた池は怒って悠二に詰め寄ってるけど……いたたまれなくなって立ち去っていく吉田さん。
 追いかけてきた平井さん(ニセモノ)に、自分も悠二を好きなのにそれを認めないのは卑怯だという吉田さん。なんか開き直って悠二に告白することを宣言してるけど、それをやめさせようとわめく平井さん(ニセモノ)。売り言葉に買い言葉で自分も告白するとか言い出すのかと思ったら……エロ兄妹の襲撃ってか。
 封絶かと思ったら他の自在法で周囲の空間を止めてるみたいだけど、それでシャナの抜き放った贄殿遮那の存在をキャッチしてるってか。
 やる気の無いマージョリーをせかして戦わせてる佐藤と田中。ま、こいつらが自分で戦うと言っても悠二と違って何の能力も無いから無駄死にするだけだからねぇ。
 自在法のための存在の力の仕掛けを探しに出たる悠二に成功したらご褒美をくれと言われて、ドラマで見たキスを思い出してるシャナ……うぶだねぇ。
 シャナに襲い掛かるソラトの剣、吸血鬼ブルートザオガー。存在の力を込めるだけで剣に触れてる相手に傷を負わせるって凶悪な剣だけど、そんなのありゃ、別に贄殿遮那なんて入らないだろうに。ま、天生牙があっても鉄砕牙にこだわる殺生丸みたいなものか。(いや、当初の天生牙は剣の本来の目的としては役に立ってなかったけどね)
 自在法による存在の力の供給によって、やられても直ちに再生してくるソラト。その供給源と思われる植物の花本体を狙うシャナだけど、どうやらそれは罠だったらしく、たちまち魔方陣の中に閉じ込められて絶体絶命……
 ま、自在法の根本はエロ兄妹がシュドナイに守らせてるオルゴールとかいうのと関係あるんだろうけど……果たして辿り着けるのか?<悠二。いや、悠二が行ったところでシュドナイと戦えるわけもないけど……
 ま、マージョリーたちが悠二の動きをキャッチしてたみたいだから、そっちに期待しろって展開ね。

◎交響詩篇エウレカセブン
 (第36話)
 月光号にやってきたノルブだけど……ずいぶんぐうたらな坊主だな。こういうのが高僧って、ボダラクもろくな宗教じゃないな。
 風呂はいいけど、飛行中に湯船に湯を張ったりしてたら、戦闘は当然として乱気流に巻き込まれただけでもあたりが水浸しになるんじゃないのか? で、ケロリン桶っていったいどこから持ってきたんじゃい。
 で、レントンと一緒に風呂に入って初恋の話をするホランド。その相手がレントンの姉のダイアンだったって話だけど……ホランドから掛かってきた電話に嫌がらせしてるジジイが良いね。
 なんかダイアンはスカブコーラルの研究に行き詰って失踪したって話ね。死んだのが確認されてるとかいう話じゃないから生きてるって可能性は大きいんだけど……今頃になってこんな話を持ち出してるとこを見たら、最後の鍵を握るキーパーソンって感じなのかなぁ?
 ニルバーシュの傷を気にして隠そうとしてるレントンを見て、以前にスカブコーラルと同化した時の後遺症を気にしてるエウレカ。ギジェットに化粧を教えてもらってるけど……出来たのはまるでオバケ。ギジェットもどうせ化粧を教えるなら最後まで責任持てよ。で、エウレカを宥めようとしてるレントンだけど、まさかエウレカが自分でやったとは思ってないのがいとおかし。
 結局、タルホにフォローしてもらってるって展開か。

◎ふたりはプリキュア Max Heart
 (第43話)
 おや、科学部はもう世代交代したのか……と思ったらラクロス部も同じね。しかし、エスカレーター校ってのは受験しなくて良いから、部活も遅くまでやれるのね。普通の学校なら秋にはもう世代交代してるんだけど……
 ともあれ、これでほのかもなぎさもベローネ学園的にはもうどうでも良いお払い箱ってか。ひかりは部活やってそうにはないし……ま、ほのかは最終回でパリ行き決定だろ。どうせこいつら、クビになって次回作には出してもらえないし、最後は使い捨てで良さそうな気がするけど。
 しかし、ほのかのおばあさんがミップルのこと知ってそうな伏線ってのはどうなったんだ? このまま、単なる思わせぶりで終わるつもりかなぁ?

◎ぴよだまり
 (第4話)
 暇だねぇ。

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第35話)
 南極から灯台や船舶を襲いながら日本に向かってる何物か。調査に飛んだ伊吹隊長たちが発見した事件の生存者らしい人間。なんか顔が虹色に光ってるけど……と思ったら、運び込まれた病院でいきなし消失。後に残ってた何かの結晶を持ち帰ってMAT本部で解析しようとするけど、結晶は徐々に光を放ちながら消滅。それは例の被害者が何者かによって結晶化させられた末路って話だけど……
 坂田と共に灯台に張り込んでた郷の前に現れた怪獣プリズ魔。灯台を消滅させたと思ったら、次に次郎の懐中電灯を狙い、さらにはヘッドライトを付けて逃げる坂田の車を追ってるのは良いけど……その付近に他にプリズ魔の気を引くような光源は他にないのか? そんな周囲に人里も無いような僻地の灯台とは思えんのだけど。
 変身したのは良いけど、プリズ魔の硬い結晶体に全然歯が立たず、やられる一方のウルトラマン。なんとか反撃しようとしてるかと思ったら、プリズ魔は朝になって去っていってるとはマヌケね。
 太陽黒点の異常で南極に閉じ込められてきた怪獣が脱出してきたって話は良いけど、何かいきなし饒舌にプリズ魔のことを語ってるMAT隊員たちが違和感あるね。しかし、絶対温度-273度って、そりゃ摂氏-273度か絶対温度0度の間違いだろ。
 町中の灯火を消し、球場の照明でプリズ魔を誘き出すMATだけど、攻撃に現れた自衛隊の戦闘機らしきのがスタンドの上を編隊で飛んでるんだけど……いくらなんでも、そりゃ縮尺の間違いだろ。
 せっかく誘き出したのに呆気なくやられそうになってるMAT。結局、ウルトラマンが内部から破壊して倒してるけぢど、郷も相当にダメージを受けたみたいだね。

◎ウルトラマンマックス
 (第26話)
 クリスマスプレゼントの買出しに出てるショーンとコバ。付き合ってるエリーが不思議そうにしてるんだけど……クリスマスの知識ぐらいデフォルトで入ってないのか?<エリーのAI。
 公園で怪しげな実験をしてるジジイの装置の放電でショートして倒れてるエリー。当然のこと、応答も何もなくなって騒ぎになってるDASH本部だけど……そんなに落ち着いてて良いのか?>隊長。エリーが勝手に行動するにしてもGPS機能さえ使えないってのは変だと思わないのか?
 12年に一度しか現れないユニジンを捕まえるために国有林のトネリコの木を伐採しようとしてるジジイ。犯罪行為だと必死に止めようとしてるエリーがいとおかし。結局、通り掛かりの人にトネリコ製のステッキを貸してもらってるけど……トネリコってそんなに珍しい木材なのか? 単にジジイが金をケチってるだけだろ。
 トネリコの次はバッテリー。防犯カメラに記録されてるってか。いや、ジジイが盗んだのはエリーが返してるけど、代わりに捨ててあったバッテリーを拾っていったってか。
 防犯カメラに映ってたジジイを見てペテン師博士だと言ってるショーン。ヨシナガ教授もそんな生物が異時空から飛来してきたら多くのものが時空の狭間に吸い込まれて大事件になるとか言ってるし……
 エリーを連れ戻しにやってきたDASHの隊員たちだけど……エリーに良い人だと言われたら、呆気なくジジイのことを信じきってるミズキがいとおかし。
 そこに現れたユニジン。たちまち装置が発動してユニジンが捕らわれてるけど……長時間同じ時空にいたら時空にひずみが現れてくるってか。難儀な怪獣だね。
 ユニジンを水晶に捕らえようとしていたジジイだけど、悲しそうなユニジンの目を見て解放してやるってか。いや、わざわざ変身して飛び出してるマックスだけど、時空への影響がわかってるならなんで自分でユニジンを解放しようとしなかったんだ? ジジイがユニジンを捕まえることが正しいとか思ってたのか?
 ユニジンの飛び去った後に残されてたクリスマスプレゼント。
「おお、これはイイギリの実だ」
 いや、いまさらそんな12歳のときに探してた物もらったって嬉しくもないだろうに。しかし、12年に1度、異時空からやってきて数秒間だけ地上に降り立ってるユニジンだけど……いったい何をするために来てるんだ? いや、単に移動の途中で足を休めてるだけかもしれんけど……

◎仮面ライダー響鬼
 (第45話)
 夢枕に立っただけかと思ってたら反魂の術で甦えってたってか<ザンキ。トドロキのことが気になって、死ぬに死ねないってか……
 しかし、イブキよ。おまい、ザンキが死んでるの発見した後、その遺体をそのまま放置してたんじゃないだろうな?
 桐矢に陰陽環を奪われたことが気になってるガキ。いや、気になるんならモッチーに付き合ってる場合じゃないだろ。自分が蒔いた種は自分で摘み取るのが男のやり方だぞ。それなのに、ずるずるとモッチーのボランティアサークルの手伝いまで約束させられてるとは……とことん優柔不断だな。
 で、陰陽環を奪ったことをガキに知られた桐矢だけど、相変わらず屁理屈こね回して正当化して開き直ってるのが凄いね。ま、桐矢が復讐してたように見えてたのは実は魔化魍の仕業だったってオチだけど、何でうまい具合にその2人が狙われてるんだ? どう考えても無理があるだろ。
 その魔化魍と陰陽環を使って戦おうとしていた桐矢だけど、結局、陰陽環は使えず、ガキと一緒に逃げ回っていたら、魔化魍がどんどん増えてくるって凶悪な事態。ま、ヒビキとイブキがやってきて助かってるんだけど……なんか済し崩し的にヒビキに認められてる桐矢。
 おいおい、このままガキは自分が出来ることはボランティアだと言って去っていって桐矢がヒビキの弟子になるって嫌な展開じゃないだろうな。そんなことしたら人間不信になるぞ。
 ところで、死体を引き摺ってトドロキのリハビリの手助けをしてるザンキだけど、魔化魍の気配を感じて戦いへ……なんか本当におちおち死んでられない状況だね。
 そのザンキを止めようといきなし自分の足で立てるようになってるトドロキ。いや、それだけじゃなく鬼になって戦ってるし……いくらなんでもいきなしそれは無理だろって展開なんだけど、もう脚本メチャクチャだね。
 で、トドロキと一緒に魔化魍を倒したザンキは、復活したトドロキの姿にもう思い残すことが無いと成仏していくって話。どうでもいいけど、鬼は死んだら遺体が残らないのか? それとも反魂の術の副作用なのか?

《後記》
 ああ、もう次の週も終わっていく……

週刊アニメ定点観察 Vol.473 (2/3)

2005年12月31日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/21~05/12/23

◎涼風
 (第25話)
 わざとらしく萌果の家の神社のところに来てる涼風。そこで津田和輝が死んだときのことを思い出してるんだけど……
 全国大会で優勝したら告白するって……その宣言自体がすでに立派な告白になってると思うんだけど。第3者に自分の決意を伝えてるとかいうならともかく、告白する相手にそんなこと言って、もし優勝できなかったら相手の方も困るだろうに。
 それもこれもちゃんと走って帰ってきてからの話だけど、津田は会場にもたどり着かずに死んでしまったというヘタレな話。いや、全国大会に行けるどころか都大会の予選で敗退してるどこぞのメデタイやつよりはマシかも知れんけどね。
 買い物に出掛けた萌果が涼風と鉢合わせ。大和が好きだと認めろという萌果に反発してる涼風も涼風だけど、あることないこと涼風に八つ当たりしてる萌果も萌果だねぇ。
 涼風を見付けて無理やりキスしてる大和。自分が萌果にキスされてその気になったからって、何か誤解してないか? 当然、返って来たのはビンタの嵐。腫れ上がった両頬がマヌケ過ぎ。
 しかし、大人が女子高生に無理やりキスしたら犯罪になるけど、高校生同士だったら犯罪にはならないんだろうか?

◎ARIA The ANIMATION
 (第12話)
 冬真っ盛りのネオベネチア。ま、気温制御してると言っても所詮は火星だから地球よりは冬がきついだろうねぇ。
 しかし、この作品、何気に普通の日常描写してるけど、舞台が火星だったら重力は地球の0.38倍(1/2.6)だから、その辺の描写が無いといけないんだけど……気温制御は出来ても重力制御まではいくらなんでも無理だろ。
 雪で開店休業状態だからって、ネオベネチアで一番古いとかいう木造の橋にやってきた灯里だけど……そこで出会った星野明子とかいうねーちゃん。お茶をご馳走になってる灯里。
 アクアの1年はマンホームの2倍あるとか言ってるけど、確かに火星の公転周期は地球の2倍近くあるけど、日常生活に使うカレンダーは地球と同じものを使ってるはずだと思うんだけどね。まさか、火星独自のカレンダー使ったりしてるわけじゃないよな。
 水路の水がまた流れてなかったり、映像の記録にカードレコーダー使ってたり……まだ火星が行き過ぎたテラフォーミングで水浸しになる前の世界なんだな。水が無けりゃ雪も降らないって話ね。
 水路の開通を見に集まってる住民たち。明子さんって学校の先生かい。
「偉そうにするな、ガチャモン」
 マンホールに伝わる空想の珍獣って、そりゃガラモンかい。
 地球みたいに便利な店が無いから何でも手作りでやってる火星。
「アクアは手作りの星なんですよ」
 恥ずかしいセリフ禁止だろ。
 水路に流れてくる水。水に包まれた町、ネオベネチアの最初の瞬間ってか。
「さようなら、私のアッテミーレ」
 明子さんは灯里が未来から来たって気付いてたんかい。

◎ガンパレード・オーケストラ
 (第11話)
 駐屯地でガキ相手に剣道道場開くんじゃねぇっ! しかし、対幻獣戦の最前線とはいえ、住民も逃げ場が無いから避難できないっていうのは大変だね。おまけに青森ツインブリッジの一つが落ちてからは食糧難って……この世界ってそんなに北海道に食糧を依存してたのか? ま、幻獣の最前線から遠い方が安定して食糧生産できるのは確かだろうけど……。
 竜造寺の指示でいやいや病院に診察に来た源。そこで見たのは病院の配給食糧をかっさらって闇に流してる第15中隊の連中。問答無用で殴りかかってる源だけど、それで済むわけは無く……
 駐屯地のスポンサーであるシルフィール伯爵夫人の視察とかいう話だけど……どう考えても亡命外国人って感じだけど、ヨーロッパなんか幻獣出現の直後に早々と陥落してるはずだし、当時は第2次世界大戦の最中だったはずだから、いったいどうやって亡命してきたんだろ?……と思ったけど、あらかた大戦時にアジアの植民地にでもいた零落貴族なんだろうねぇ。
 で、その視察に選ばれたのが第15中隊なんだけど、何か芝村も良い感情は持ってないみたいね。いや、こいつの場合は自分以外は誰でも見下してるんだろうけど……
 夜陰に乗じて第15中隊に忍び込み、横流しの証拠を押さえてる芝村中隊。伯爵夫人の視察を利用して横領を暴いてるって……ま、発覚した第15中隊の連中は自業自得だろうけど、面目を潰された軍の上層部や伯爵夫人には災難だったみたいね。もっとも、第15中隊も一部の人間が関与してただけで他の連中は知らなかったみたいだけど……
 ま、騙されて源と殴り合ってた連中が一番損をしてるって感じだね。

◎かりん
 (第8話)
 ことあるごとに、かりんをめぐってウィナーに決闘を挑まれる雨水……大変ね。
 雨水に弁当を渡すようになっても一向に不幸の種が消えないかりん。依然として母親の仕事が見付からない雨水、吸血鬼ハンターの仕事がまっとうできないウィナー、ウィナーに相手にされないクラスの女子たち……教室の中は不幸だらけ。
 ついに我慢の出来なくなったかりん。辛うじて雨水に連れ出され、廊下で鼻血を噴出してるけど……それをウィナーに感付かれたから、さあ大変。しかし、ウィナーは廊下の血を見てどうして吸血鬼の仕業だと思ったんだ? 普通、吸血鬼なら現場にあんなに血を散乱させるはずが無いだろうし。それとも、吸血鬼の血は人間の血と違って何か特徴でもあるのか?
 で、吸血鬼狩りに乗り出したウィナーから逃げまくるかりんと雨水……はいいけど、雨水が凶悪な吸血鬼の手下で、かりんが被害者ってかい。おもいっきし私情のこもった判断だな。
 吸血鬼用にウィナーが仕掛けた数々のトラップ……はいいけど、十字架もニンニクも流水も効果なし。しかし、流水に至っては元ネタがわからないってあたりが笑えるけど。

 ウィナーは吸血鬼が人類の天敵だとして退治しようとしてるわけだけど、実際に吸血鬼がいたとしたら、吸血鬼がどんどん人間を襲って殺してしまったら最後には自分らの身にも及ぶってのは誰でもわかること。吸血鬼が多数派で暴力を持って君臨できるなら、家畜のように人間を飼ってその血を適量だけ吸うのが堅実なやり方。逆に少数派だったら寄生虫のように人間社会にひっそり隠れながら目立たないように徐々に適量だけ吸うのが懸命で、折り合いをつけて共存しなけりゃいけないって話。
 世の中の吸血鬼物の中には吸血鬼がある程度多数派を占めてる作品(『トリニティブラッド』等)もあるけど、たいていは極少数派に過ぎないから、いざ人間たちが本気になって吸血鬼狩りを始めたらひとたまりも無く全滅するのは吸血鬼の方。だから人間の天敵なんておおっぴらな敵対行動なんかとれないはず。
 そういう意味で真紅家の吸血鬼というのはリアルなんだけど、逆に代々吸血鬼ハンターして来たにしてはウィナーの知識がお粗末過ぎるのね。ま、昔は吸血鬼ももっと多くいたとかいうようなこと言ってるから、その頃には横暴な吸血鬼も(人間社会の犯罪者並みに)数多くいたんだろうけど……それでも吸血鬼の弱点とかが変わったりはしないだろうからね。

◎SHUFFLE!
 (第23話)
 病院に運び込まれた亜沙だけど、医者も症状がわからないって感じだね。
 母親の亜麻から聞かされた亜沙の秘密……いつもの被り物を脱いだ亜麻には魔族特有の長い耳。この被り物って趣味じゃなくて耳を隠すためだったんかい。ユグドラシル計画の最初の実験体が亜麻だったってか。
 魔力の暴走で転移した先が、まだ通路が開く前の人間界だったってか。そこを助けてくれた男性との間に生まれたのが亜沙だけど、亜麻の実験によって強化された魔力を引き継ぎ、それが人間の体に溜まりこんでるのが亜沙の容態の原因ってかい。
 容態を回復させるには亜沙に魔法を使わせたら良いだけって話だけど、魔法嫌いの亜沙はそれを使おうとしないって話。魔法を使ってしまったら自分が普通の人間じゃないってことを認めてしまうことになるから嫌だって話かい。
 それはともかく、原因がわかってるなら普通の病院になんか担ぎ込まずに魔王のおっさんにでも相談した方が確実だろうに。いや、それをやりゃ亜沙が嫌がるだろうけどね。
 亜沙が魔法を拒否してるのは、自分が普通の人間じゃないところを見せたら亜麻が悲しむからってか。でも、そうやって拒否してるのが一番悲しませてるって簡単なこと、何でわからないんだ?
 自分の限界を悟って病院を抜け出してる亜沙……おいおい、亜沙シナリオのバッドエンドで終わるのか、この作品は。
 ま、奇跡は起こるんだろうけどね。

◎ガラスの仮面
 (第38話)
 立場が逆転したアルディスとオリゲルド……前半とは打って変わって、これこそがマヤと亜弓の配役を変えた効果の真骨頂って感じだね。さすがにこの後半のアルディスはともかく、オリゲルドをマヤがやるにはまだ無理がありそうだな。ここは亜弓の迫力の演技に完敗というところか。
 もっとも、その亜弓の演技もマヤのアルディスがあってこそ引き立てられてることは確かだけど……
 それにしても悲惨な作品だね。アルディスの両親が殺されるは、最後は和解するのかと思ったらアルディスは逃亡して、残ったオリゲルドはけっして心安らぐことの無い地獄の道を自ら選んでるって感じだし……
 それでも、オリゲルドは心の中でアルディスだけは信じていたことは確かなんだろうね。

◎ノエイン もうひとりの君へ
 (第11話)
 母親に受験を強要されなくなったユウだけど、結局は自分には何も才能が無いからってずるずると受験を続ける方向に流されてるかい。
 いや、受験が悪いとはいわないけど、動機がネガティブ過ぎるんだよね。おまけに誰でも努力したら勉強できるようなこと言ってるけど、そりゃ嘘だろ。努力しても出来ないやつは出来ないし、努力しなくても出来るやつは出来るって言う点では勉強もサッカーや絵とかも同じこと。
 もっとも、サッカーとか絵とかはそれぞれ単独の技能で評価されるのと違って勉強は総合評価だから、歴史だけ出来るって言ってもそれだけじゃ社会に認めてもらえないし(歴史学者になるには他の教科もちゃんとできて大学に受からないといけない)とかいう面がある代わりに、勉強は裾野が広いから、とりわけ人一倍できるとかいう部分が無くても、凡庸なやつは凡庸なりに評価してもらえるということ。裏返せば勉強で評価される内容なんてその程度の価値しかないってことだけどね。
 もっとも、日本もこれからは階級社会の時代だから、小さい頃からエスカレーター式の私立の名門校に通ってる金持ちのガキと、公立しか通えない貧乏人のガキとじゃ、生涯収入もかなり違ってくるだろうから、今からでも勝ち組コースに変更しようという心構えはそれはそれで立派かもしれない。
 でもねぇ……結局、5年後にデコヒーレンス現象が起こるから、そんな努力は無駄になるんだろうけどね。
 内田とかいう絶臨(絶対臨界阻止計画委員会)のねーちゃん。ようするに量子テレポーテーションの計画がこのまま推し進められて失敗したら量子論的多元宇宙における全宇宙消滅とかいう物騒な話。それを阻止するためにはマジックサークルプロジェクトの最初の責任者だった黛博士の協力が必要だってことだけど、それがハルカの父親だってかい。
 おいおい、それじゃハルカが龍のトルクの力を持ってるのも量子テレポーテーションの研究と関係してるとかいう話なのか?

◎ケロロ軍曹
 (第90話)
 忘れたころにやってくるケロン軍本部の成果チェック……は良いんだけど、そもそもペコポン侵略の本隊が撤退した後で取り残されただけの連中を、「よく頑張った」と撤退を迎え入れるでもなく、成果を上げないと査定に響くとか、よく言えたものだね。
 どう考えてもケロン軍本部に本格的なペコポン侵攻作戦を再開する意図は無さそうだから、ケロロ小隊って捨て駒にされてるだけだな。
 成果云々も軍がケロロ小隊に要求してると言うよりは、国民にペコポン侵略に失敗したと言えない軍が国民を欺くために必要としてるってとこなんだろうね。だから、ケロロの報告がいい加減で信憑性が無くても、軍はそれで国民に言い訳できたら言いだけだから、実際のところ適当にやって、とりあえずペコポンに足場を築いてるだけで十分ってところが本当だな。
 とりあえず他の宇宙人に対しての広告塔の役にも立ってるから、へたにまじめに侵略行動起こして失敗して追い出された方が困るんだろうね。

◎アニメ魂
 ToHeart2
 (特別編)
 ただの総集編かい。どうせならヒロイン別そのままじゃなくて時系列順に再編集するぐらいの芸は見せてほしかったところだけどねぇ。
 わざわざ1本総集編を入れたのは落合祐里香がちゃんと年越せるだけのギャラが入るようにとの配慮なのか? 真冬に電気やガス止められたら正月越すどころの話じゃないからねぇ……(おい)
「文化や習慣の違いからトラブルに巻き込まれてしまうるーこさん……」
 いったいどこの文化や習慣なんだ?
「典型的な詐欺の手口……」
 そりゃ花梨が巧妙と言うより引っ掛かってる貴明の方が間抜けすぎだろ。
 ああ、またイルファが無視されてる…… いや、ゲーム版のサイトに出てるキャラで未登場のキャラがいる方が気になるんだけどね。アニメ版には出て来ないのか。
 EDのクレジット。第10話(イルファの回)は入ってないだろ……と思ったら、ラストの姫由里姉妹のカットが辛うじて第10話の絵だな。セコイ。

週刊アニメ定点観察 Vol.473 (1/3)

2005年12月31日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/19~05/12/20

◎はっぴぃセブン ~ざ・テレビまんが~
 (第12話)
 第1話で出てきた『太平記』の天王寺の妖霊星って、伏線というよりそのまんまのネタだったのか。亜麻乃の祖先が妖霊星を封印するカギになっていて、それが亜麻乃に引き継がれてたってベタな話。
 妖霊星を出現させるため亜麻乃の力を解放させようとする生徒会長。亜麻乃を呼び出して、はっぴぃセブンの連中も菊之介のことが好きだったと教え込んだら良いだけだって……安直すぎ。
 で、力を解放した亜麻乃はやってきたはっぴぃセブンの前で死んでるって無責任な展開。いや、いったいどうやって収拾つけるのやら。

◎ブラック・ジャック
 (第53話)
 ブラック・ジャックへのクリスマスプレゼントにユニコのマグカップを買ったピノコ。しかし、速攻で不良女子高生に鞄を当てられて、マグカップは落ちて粉々に。
「ちゃんと謝ってよ!」
 違うだろ、反応が。ちゃんと弁償しろと言えよ。おまいは謝ったらマグカップのことは許すのか? そんなに小遣いに余裕があるのか? 言っとくけど、謝罪を要求しといて後から弁償を請求するのは無しだぞ。
 ま、そんなピノコに言いがかりをつけて拉致し、保護者として引き取りに来たブラック・ジャックに目を付けて金蔓にしようとしてるけど……ブラック・ジャックが有名なもぐりの医者だと知ってるんなら、裏に顔が利いて不良女子高生なんか手も足も出ないくらいヤバくて恐ろしい人間だとは思ったりしないのか? もっとも、そんな背後なんかはいないけど、ブラック・ジャック自身はおまいらが相手に出来るほどおとなしい人間ではないぞ。
 で、別の女性から巻き上げたコインロッカーの鍵を使って中身を奪おうとしてるけど、そんなとこにまず金目のものは無いだろ。案の定、代わりに出て来たのは生後間が無い赤ん坊。いわゆるコインロッカーベイビーってやつだね。人間の赤ちゃんは母親から生まれるんじゃなくて、コインロッカーから生まれたのをコウノトリが運んでくるという都市伝説(違うっ!)。
 不良の1人が気になってブラック・ジャックのところに連れて行くけど、小児科は専門外だからと追い返される始末。それでも世話しようとしてたところに現われたブラック・ジャック。その不良女子高生が世話をするという条件で治療してるけど……
 ある日、毎晩の不審外出と治療費として金庫から持ち出した大金が両親に見付かって部屋に閉じ込められてしまう女子高生。一晩飛ばしてから何とか抜け出したものの、コインロッカーにはすでに赤ん坊はいなかったという……
 帰宅したら付いてたTVで流れてたニュースでコインロッカーの中から発見された赤ん坊のことを扱っていて、ま、何とか良かったという感じ。
 しかし、ずっとコインロッカーの中に置いといて、よく誰にも見付からなかったものだねぇ。鍵が掛かってなかったら誰かが見付けそうなものだけど、毎日ちゃんとコインを入れて鍵を掛けてたのか。毎晩遅くに出掛けてたのは人目につかないようにという配慮もあるけど、日付の切り替わりを避けることで毎回1日分の料金で済ましてたんだな。
 それでも、捨てた母親が気になって届けてそうな気がするんだけど……もう完全に赤ん坊なんて捨てた気になったか、それとも不良たちに見付かってどこかに連れて行かれたと思ってたか、どっちなんだろう? ニュースを見たからっていまさら名乗り出てきてもどうかと思うけど……

◎名探偵コナン
 (第424話)
 地震感知機能付きのガスコンロって、なんかもろにスポンサー様の宣伝だな。きっとこの作品にはオール電化の家なんてのは出て来ないんだな。
 事件は工夫もミステリーも無い単純な殺人事件。死後硬直の遅延化なんてこの作品で何度も出てるネタなんだから、いまさら画期的な発想のように取り上げられても困るんだけどねぇ。ま、アニメオリジナルの脚本家に過去全部のエピソードのネタを研究しろというのは無理だろうけど、死後硬直の遅延化なんてどこでも使ってるような基礎的なネタだろ。使うなとは言わんけど、当然考えて当たり前のネタのひとつだと扱えよ。
 それにしても、携帯嫌いで、パーティーの参加者があらかじめ貸衣装屋に携帯を預けてくるほどの被害者が、なんで携帯のメールで連絡してくるとかいうネタが出てくるんだ? そんなのありえるわけ無いだろ。

◎D.C.S.S.~ダ・カーポ セカンドシーズン~
 (第25話)
 兄妹とはいえ特定の男子と一緒に登校できないと先に家を出て行く音夢。もう夏休みは終わったのか……
 純一が音夢を選んだということが完全にリセットされてしまったという世界。ま、確かに3年前の状況に戻ってるって感じね。いや、その頃はアイシアはいなかったけど……ちゃっかりアイシアも恋人候補になってるのね。
 なぜか異様に積極的な眞子。音夢に頼んで純一をデートに誘おうとしてるけど、音夢がチケットを渡し損ねてパー。純一はしっかりことりとデートしてるってマヌケな展開が哀れね。
 みんなが幸せそうだからって喜んでるアイシアだけど、その前に現れて難癖つけてるさくら。みんなが幸せになることは無いって、そこでことりと眞子を比較するのは眞子がかわいそうだろ。
 アイシアが枯れない桜を復活させることが出来たのは自分自身が純一の恋人になりたいって願望があったからってか。確かに漠然とみんなを幸せにしたいという願いよりも自分が幸せになりたいという願いの方が切実だろうからね。でも、アイシアにとっては自分のために音夢と純一を犠牲にしたなんてのは認めたくなんか無いよな。
 それにしても、純一が選んだのが音夢だったからみんな納得してたってか。ま、確かにわからないことは無いけど、それじゃ純一に自由意志による選択は許されないって話なのか? それも酷いね。
 しかし、さくらがなんと言おうが、あのだらけきった音夢と純一見るくらいなら、このリセットされた世界の方が面白いんだけどね。
 ことりとのデートの最中にペアウォッチを見て音夢のことを思い出してる純一。そして昭島に告げられた看護学校時代の手紙を見て純一への思いを甦えらせてる音夢。2人は本来の気持ちを思い出すことで現状に苦しみだしてるけど……
 しかし、そういえば先週の誓いってすっかり忘れ去ってたのね。てっきりあれでアイシアの魔法を乗り越えるのかと思ったら、あの時点ではまだ魔法が不完全だったって話なのか……

◎Canvas2~虹色のスケッチ~
 (第12話)
 洗濯物を見てため息をついてる浩樹。干し方が雑だけど、エリスが家事をやってるってか。これまではずっと浩樹が家事をやってたってか。家庭向きの男なのね。
 父方の従姉妹の娘を預かることになった浩樹だけど……絵本にはまってておとなしく読んでるのかと思ったら、いきなしスッタモンダジャンプ城の探検に行くって……絵本通りの試練をこなせってか。大変だね。
 いや、探検はともかく、その覆面の格好は嫌だろ。

 ところで、本当は12個入りなのに13個入ってる銘菓・座敷ワラシって……その13個目はいったいどうやって入ってるんだ? どうみても箱の中は12個分に均等分割されてて、余分なもの入る隙間なんか無かったように思うんだけど……

◎Angel Heart
 (第12話)
 李大人の身代わりに狙撃された弟の葬式にやってきたリョウとグラス・ハートだけど、船の中で葬式って……てっきり豪華客船で豪勢な葬式やるのかと思ったら、所詮は影武者だから身内だけの葬式か。船でしたのは他の人間に知られないようにするためか。
 弟の思い出話をする李大人とリョウだけど、聞けば聞くほどダメ人間だな>李大人。弟がいなかったらろくな人生送ってないだろ。いや、いまだってろくな人生とは言えないけどね。
 グラス・ハートを連れて我が家に帰ってるリョウ。これが初めてだって……そういや、ずっと入院してたんだな。

◎ラムネ
 (第11話)
 おや、結局、2人の外泊はあれだけだったんかい。もうちょっと引っ張ってくれたら良いのに。
 それにしても、美空っていつまでここにいるんだ? まだバイクの部品が届かないのか?
 台風の最中、健次の部屋に飛び込んできた七海だけど、停電したと思ったらいきなし腹を抱えて苦しみだして、慌てる健次。119番が通じないからって嵐の中をリアカーで病院まで運んでるけど……そりゃ、雨の中運ばれる方も大変だろ。
 結局、七海はただの盲腸だったって話で、七海の入院中、台風で荒れた畑を手入れしてる健次。七海の退院の日も出迎えに行かずに畑仕事をしてるけど……その帰路、いきなし道路が崩れて転倒事故って、なんか呪われてるね。
 そうとは知らずに畑にやってきて健次を探してる七海の姿がむなしいね。ま、いくら声が鳴海孝之と同じだといっても『君望』じゃないんだからそのまま健次が何年も眠ってる間に七海が端野と出来てたとかいう展開にはならんだろうけど……

◎舞-乙HiME
 (第11話)
 ニナの誕生日……本人は知らないからセルゲイが適当に付けたって話だけど、マシロ様と同じ日。
 そのマシロ様は自分のパーティーとか城の修理のために増税って……ろくでもない女王様だな。
 そんな時にニナとアリカに届いたプレゼント。ともにバースデイプレゼント……アリカも同じ誕生日って、ようするにアリカの誕生日が本物で、(本人はそんなこと知らないんだろうけど)マシロ様は本物のお姫様の誕生日を騙ってるだけで、ニナのはセルゲイがわざとお姫様の誕生日に合わせて付けたってところだな。で、それに勘付いて不機嫌になってるニナ。
 しかし、アリカは自分の母親のことも知らないのによく誕生日を知っていたものだね。いや、お姫様の誕生日くらい調べようと思ったら調べられるだろうし、当時の国民はみんな知ってた知識かも知れんけど……
 で、マシロ様の付き添いでジパング国の王子を出迎えに出掛けるアリカとニナだけど、駅で不良少女にセルゲイからのプレゼントを盗まれてるニナ。仕事もそっちのけで追いかけるけど……結局カラスに取られていって奪還失敗。
 一方、マシロ様もマシロ様で迎えにいく相手が自分のお見合い相手だと知って逃亡。公衆電話BOXで変装して羽を伸ばそうとしたところ、カラスとケンカして転落してきたミコトの直撃を受けてダウン。そのカラスが咥えてたニナの時計が落ちてきてるけど……倒れたマシロ様は通行人に運ばれてるけど、このどこかでみたような顔は……巧海かいっ! こりゃそのうち舞衣も出てくるのか?
 時計が見付からず途方にくれてるニナたちの前に現れたセルゲイ。その手に探してた時計を持ってたって話だけど……おまいどうやって入手したんだ? なんかマシロ様の行動を逐一監視してでもいないと偶然見つけるなんてことはありえないと思うんだけど。あるいは巧海がセルゲイの手下だって線もあるけど……
 しかし、ニナの誕生日ってセルゲイがニナとであった日付だったのか。それが偶々アリカの誕生日と同じ日だったって話ね。いや、アリカの誕生日だからこそニナと出合って引き取ることを決めたのかも知れないけど……
 ところで、マシロ様もアリカ&ニナも出迎えに現れない中を到着したジパングの王子だけど……晶かいっ! やっぱし実は女だとかいう設定なのか?

◎BLEACH
 (第61話)
 メノスと手を組み去っていく愛染一味……はいいけど、この辺、原作と比べたら端折りすぎだな。
 原作では愛染たちが取り押さえられた時点でじ丹坊以外の3人の門番を操って戦局打開しようとするんだけど、そこにじ丹坊と空鶴がやってきて目論見失敗って展開なんだけど、そいつら3人には出番なしか。
 さらに白夜がルキアに真相を話すのも原作では白夜が回復してからの話だからねぇ。何か展開を急ぐ理由でもあるのか?
 しかし、ルキアの姉って原作読んだときはそうも思わなかったけど、ルキアに瓜二つだな。

◎地獄少女
 (第12話)
 夕暮れにたたずむ少女……すでに契約済みってか。
 引きこもりの少女のところに毎日やってきてる先生……ご苦労さんね。部屋のドアをドンドン叩き続けてるけど、親も親だね。毎日娘にちゃんと食事を食わせてるんだろうから、親は娘と顔を合わせてるんだから、その気になったら教師に会わせることぐらいは出来るだろうに。
 毎日やってくる教師をウザイからってだけで地獄通信に書き込んでる娘……ひどいガキだね。
 その先生のクラスに取材にやってきた柴田。こいつ教育問題の取材もやってるんか……はいいけど、よく学校が許可出したものだね。でも、案の定、主目的は地獄少女の噂の取材かい。
 欠席の続く沢井茜をいい加減に退学させるとか言い出してる教頭。その日、ようやく茜本人に会えてるけど……やっぱし親が会わせる気があったら会わせられるんじゃないか。退学の話とか言って脅したからか?
 翌日、説得に応じて登校した茜だけど……
 引きこもり中のメル友がその教師だったって展開だけど、その教師も疲れてて嫌気が差してたって話ね。で、自分の名前が地獄通信に書かれたと知ったら「地獄送りにしてくれ」って、自分で望むか?
 で、その頼みを聞いて本当に人形の糸を解いてる茜。嬉々として地獄に流されていく教師だけど……さすがに依頼者本人も地獄落ちと聞かされたら後悔するかと思ったけど、泣き喚いて助けを求めたりはしないのね。生徒も生徒なら教師も教師だね。

◎魔法少女リリカルなのはA's
 (第12話)
 管理者権限を取り戻し、ヴォルケンリッターを復活させ、自ら変身してるはやて。
 半径百数十キロの範囲で空間を歪めながら目標を消滅させるアルカンシェルって……そりゃ、はやての家が吹き飛ぶどころか、周囲の町を幾つも消し飛ばしてしまうんじゃないのか? 結界を張ってるとはいえ、とても地上で使えるような兵器じゃないね。
 で、なのはたちが出したプランは暴走プログラムのコアだけを取り出して宇宙空間に転送し、そこでアルカンシェルを放つって、幸運と僥倖とまぐれに頼ったような博打みたいな手。無条件でそれを了承するリンディさんも凄いけど……
 作戦はそれぞれの攻撃で防御プログラムの何重もの魔法障壁やバリアを次々に破りながら最後にコアだけにしたところおをユーノとアルフの空間移動魔法でアースラの前に放り出すという算段。
「ちゃんと合わせろよ、高町なのは!」
 ようやく名前をちゃんと発音できるようになったのね<ヴィータ。
 攻撃の主体はヴィータ、なのは、シグナム、フェイト、はやて、クロノの順番。実戦経験の無いはやてがどうやって戦うのかって疑問があったけど……『闇の書』リインフォースに溜め込まれた膨大な知識が引き出せるから、ある意味最強なのね。なのはのエクセリオン・バスターも目じゃないって感じ。
 しかし、やられるたびにどんどん再生していく防御プラグラムも凶悪だね。まるでデビルガンダムだな。最後はなのは、フェイト、はやて3人の同時攻撃でコアを分離。シャマルが隔離固定したところを空間転送ってか。
 最後のトドメ、アルカンシェルによって防御プログラムのコアは消滅。暴走の危機は無事収まったか。それにしても、結界の中からだと宇宙空間は見えないのね。
 作戦完了と同時に倒れてるはやて……いや、これで死んだとかいう展開じゃないだろうけど。それより今回はアリサの混乱振りがなかなか。

◎ぱにぽにだっしゅ!
 (第25話)
 宇宙を席巻し、地球に迫りつつある白色彗星……って、いきなし先々週の話に戻るんかいっ!
 マサチューセッツ工科大学と中津産業大学が共同開発したというメカゴジ……じゃなくてパニポニXターボR。出動を要請される桃月学園1年C組だけど、寒いからってやる気無しかい。
「タラバガニおいしゅうございました。マツバガニおいしゅうございました……」
 そのコスチュームの元ネタ、レイナ・ストールかい。
 巨大彗星の影響で大流星雨が降り注ぎ、ヴァンアレン帯が発火したって……流星雨って小型の隕石群が地球大気圏に突入して発火して生じる現象だから、大気圏より遥か上層に位置するヴァンアレン帯が発火するわけないだろ。
 オゾンホールが開いて宇宙ビールスが飛来してきたとかいうのも、オゾンホールで問題なのはオゾンに吸収されるはずの紫外線が直接地上に降り注いでくることだから、宇宙ビールスの侵入とは何の関係も無いだろ。
 各都市に飛来してきている宇宙人……これから彗星に破壊される地球をわざわざ侵略に来てどうするつもりなんだ?
 ブラックホールと中性子星と宇宙軟体生物が地球に向けて接近中……いや、宇宙軟体生物なら地球に接近してくるかも知れんけど、ブラックホールや中性子星がわざわざ地球まで出向いてくることは無いだろ。だいたい、それなら彗星接近なんぞよりよっぽどの大事件だぞ。
「フライホイール接続、点火」
「パニポニX発進!」
 彗星からのメッセンジャー……彗星の正体は一条祭と書かれた愛媛みかんの箱。宇宙の果てから地球に帰ってきたって、どこぞのヴィジャーかいっ!
 説得しに行った一条さんだけど、例によって「それで良いのか?」の一言で事態を悪化させてるって……
「ギガ粒子砲スタンバイ」
「ターゲットスコープ、オープン。明度20」
「射程まであと5秒。4……3……2……1……」
「撃て!」
 拡散波動砲かいっ!
 応戦むなしく一条祭に吸い込まれたパニポニX。中には古代コロンビア遺跡の黄金のジェット機やら3メートル宇宙人ロボットやら……なんか日向冬樹的インナー宇宙だな。そこに現われた一条さんテレサ。一条祭の弱点は{1:渦の中心核、2:真上と真下、どちらかを選択)……じゃなくて中心の御神体ってかい。
 幻覚に飲み込まれた1年C組。バニーちゃんの世界で幸せに浸ってる姫子、存在感のある喜びを抱きしめてるくるみ、受験前日の脅迫感に追われてる都、カラーひよこの世界を夢見てる6号、現金には目がくらまなかったもののスクエニの株券に心を囚われてる玲……しかし、ベッキーの「抜き打ちテストだ!」の一言で目が覚めるとは、日本の学生も大変だね。
 外装を外したパニポニX……某人型最終決戦兵器かい。
「みんなの夢は」「この手で掴む」「学校守れと」「とどろき叫ぶ」「パニポニXターボR」「ベッキー」「ラブラブ」「桃月拳~~~っ!」
 爆熱ゴッドフィンガーと石破天驚ラブラブ拳を合わせたような必殺技だな。
 結局、御神体ってそれかいっ!
 EDの張り紙……今回は黒板ネタ無かった代わりかいっ!
 ……で、結局すべては姫子の妄想だったってオチか。