電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.485 (3/3)

2006年03月25日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/18~06/03/19

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第50話)
 プロミネンスの力でブライトを救い出す晴雨姉妹だけど、ブラッククリスタルはおひさまの国に取り付き、おひさまの恵みは奪われたまま……悲しみにくれる住民たち。もはやおひさまの国の国王夫妻まで悲しみに沈んでしまってブラッククリスタルの威力はとどまるところを知らず……
 ついに意を決した晴雨姉妹はおひさまの国に乗り込み、グレースストーンが1つ足りない状況でファイナルプロミネンスを発動させてるけど……さて。
 う~ん、なんか全然話が進んでないね。

◎BLOOD+
 (第23話)
 おやま、ジョエルって赤い盾の総帥が代々受け継いでる名前かい。
 近付いてきたソロモンにいきなし戦闘モードのハジ。戦いに来たのではないというソロモンに、ハジを止める小夜。
 おいおい、ジョエルって新しい生物を作り出すための材料として小夜とディーヴァを飼ってたってかい。
 小夜たちって数年の活動期の後は30年間繭の中で眠るってかい。それが宮城家の墓の中にあったやつだな。
 小夜を殺したくないからって仲間に引き入れようとするソロモン。それを阻止しようとするハジ。
 動物園で小夜を探し回ってるデヴィッドたちだけど……ディーヴァの歌を耳にし、引き付けられていくリク。その気配を感じて急ぐ小夜だけど、すでにリクはディーヴァの歯牙にかかった後ってか……
 さて、ディーヴァに血を吸われたリクってどうなるんだ。別に血を吸われたから翼手になるってわけじゃなくて、あれは血を入れられた場合の話で、吸われるだけならそういうことにはならないだろうけど……逆に血を吸われた人間が生き残るかどうかってのもわからないわな。
 しかし、ここでリクがやられると、ますます悲惨な展開になっていくんだろうな。ま、カイはある程度しぶとく残りそうだけど……

◎MAJOR(第2期)
 (第40話)
 中学生編が終わって、何か色気の無いEDに変わったね。ま、2期も2クールなら海堂編の途中か、早く進んでも海堂編の最後までで終わってしまうだろうから、もう清水の出番はその次まで待たないといけないからねぇ……

◎蟲師(終)
 (第20話)
 巻物を前に頭を抱えてるねーちゃん。
 そこの書庫を訪れたギンコだけど……なんか相当に特別な書物みたいね。地下の洞窟の中に書庫が作ってあるし……
 左足全体が真っ黒な痣になって生まれてきた女の子。それは遠い昔の先祖が蟲を封じた跡だってかい……そのままでは足は動かないし、やがて全身に回って死んでしまうみたいだけど、それを眠らせることが出来れば長生きできるってか。
 蟲を抑える方法。それは蟲師が話す蟲を封じた話を書き留めること……その話自体が体内の蟲に苦しみを与えて活動を抑えさせるって話ね。その代わり、その時には痣に激痛が走るって大変だね。
 そうして巻物に書き綴った字そのものが蟲の封って話だけど……
 書庫の巻物に紙魚が付いて、一部の封が解けたって……なんか文字の並びが逃げ出してるって、シュールな光景だね。で、一目散に逃げてる文字列だけど、少女のいる部屋からは逃げられないって……糊で動きが止まるってか。で、新しい巻物にその文字列を正しく書き写していく少女。いずれ紙は朽ちてしまうから封はこうして書き移していかないといけないって、開き直って紙魚をペットにしてるってか。
 日々そうして徐々に封を書き続けていても、痣はわずかにしか消えていかない。死ぬまでに消えなかったら、それは子孫が引き継ぐことになるってか。大変だね。

 どうでもいいけど、わざわざフジテレビに付き合って打ち切りにすることはないだろ>関西テレビ。ま、『サムライチャンプルー』と同じパターンだけど……

◎BLACK CAT
 (第20話)
 星の使徒を壊滅して万々歳の掃除屋同盟。女の子も無事に親と再会できて良かったね。それを見て「家族っていいな」と思うイヴだけど……
 単独行動をとっていたリンス(いや、そもそも最初から仲間じゃないんだけど)、いったい何を調べてるのかと思ったら例のトルネオ事件の発端である遺伝子研究施設の爆破事件のことみたいだけど、それで行き着いたのがティアーユ博士……このねーちゃん、アニメ版は出て来ないのかと思ってたらクリードより後回しにしたか。原作ではトレインがナノマシンでガキになったのを直しにもらいにティアーユ博士を探して、そこでレールガンの能力を得た後にクリードとの対決だったんだけどねぇ……
 セフィリアの前に現れた敵。てっきり星の使徒のタオ使いの連中だけかと思ってたら、ナンバーズの中にも内通者がいたってか……
 一連の事件が終わって落ち着いたからそろそろ身の振り方を考えろとイヴに迫ってるスヴェン。ま、スヴェンにすりゃ学校に行かせてちゃんとした社会教育を受けさせるのも親心なんだろうけど……
 スヴェンに厄介払いされそうに思って飛び出したイヴ。港で一人たたずんでるところに現れたのがドクター……そういや、こいつ、手下のナノマシン兵器を送り出して後はずっと姿をくらましてたな。こいつも例の連中の一味だったってか。しかし、こうなるとクリードって自分では世界を動かすつもりだったみたいだけど結局はこいつらに利用されてただけって感じで、なんかかわいそうだな。
 ドクターにコントロール装置を仕込まれ、あっけなく連れ去られてしまうイヴ……
 イヴを探すスヴェンとトレインだけど、操られたイヴは容赦なく襲い掛かり、一味とともに去っていくけど……
 一方、爆破事件後にティアーユ博士が運び込まれた病院を探り出し、従姉妹と偽って潜入してるリンスだけど……このねーちゃん、記憶喪失ってか。イヴそっくりのティアーユ博士を見て驚いてるけど、そりゃイヴはこのねーちゃんのクローンだからねぇ。
 何かラストに向けて完全にアニメオリジナルの展開になってるみたいだけど、そうなると助っ人としてキョウコ&シャルテンの再登場とかもあるのか?

◎灼眼のシャナ
 (第23話)
 この前、カムシンが調律していったばかりというのに、こんな大規模な自在法と封絶を長時間続けてたら、結局は歪みが余計に酷くなってるんじゃないのか?<御崎市。
 星黎殿に突入するシャナとヴィルヘルミナ。意外と徒がいなくて空っぽかと思ったら、探耽求究が罠を仕掛けてたってか。侵入者の存在の力を吸収してしまうって、凶悪だね。ヴィルヘルミナは仮面が取れ、シャナは翼を失ったどころか炎髪灼眼さえも消えて、贄殿遮那を振り回す力も無くなってるって……戦いの頼みは体術だけってか。ま、相手が探耽求究の機械燐子だから何とかなるかもしれないけど……
 悠二と一体化して悶えてるヘカテー……なんか思いっきし深夜アニメらしい展開なんだけど……
 おもいっきし余裕をかましてるベルペオルとシュドナイだけど……しかし、この機械燐子、なんか無数に沸いて出てきてるね。
 しかし、玻璃壇にあそこまで大きく映し出されてるって、相当に大掛かりなことやってるな。で、零時迷子から御崎市一帯に湧き出た存在の力はその総量が限界を超えて飽和を始めてるって……いったいどれだけキャパシティーを持ってるんだ?<ヘカテー。それとも、時間を0時のまま止めて延々と零時迷子を発動させ続けてるのか?
 存在の力があふれたら世界がどうなるかはわからないから、実際に実験して確かめて見るって……そりゃ無責任な<探耽求究。
 この土壇場に戻ってきて星黎殿に乱入していくマージョリー。自在法の中心を突いて探耽求究の罠を消滅。こうなるとさすがにベルペオルとシュドナイもフレイムヘイズの迎撃に出てるけど……
 前にシュドナイが最初に来たときには何かビビってた感じのマージョリーだったけど、あれはエロ兄妹も一緒で3対1じゃ圧倒的に不利だったからか? 1対1なら臆するところは無いって感じね。
 一方、零時迷子の破壊に拘るヴィルヘルミナだけど、シャナが決然と悠二を助けるって決めたことを聞いたら、それをあっさり認めるか。
 シャナだから自分を助けたって、何をいまさらなことに気付いてる悠二。そして、ヘカテーの元にたどりついたシャナ。さて……

◎交響詩篇エウレカセブン
 (第47話)
 ダイアンに駆け寄ったレントンだけど、たちまち周囲の光景は図書館に。それはスカブコーラルの考え方を視覚化したものだというダイアン。そして、その図書館にいるダイアンや他の人間たちは、スカブコーラルの考えに触れ、自らの意思でそこに留まっているとも……
 おいおい、この星は地球そのもので、あるとき宇宙から飛来したスカブコーラルが海中で他の生物を取り込みながら成長して、その結果、世界はこういう姿になったってか。
 人間もスカブコーラルも一緒に共存の道を考えようというレントンだけど、時すでに遅く、まもなく件の限界が引き起こされるというダイアン。その結果、宇宙が裂け、何もかもみんな飲み込まれてしまうって……いったいどんな宇宙観なんだ?
 それを防ぐためには司令クラスタが破壊される前に人間とスカブコーラルが融合するしかないというダイアンだけど……
 ガキたちの前に現れたおっさん、何者かと思ったら、アドロック・サーストンだったってかい。
 結局、レントンとエウレカが地上からの攻撃を阻止することを待つという司令クラスタの意思を伝えたダイアン。しかし、時を同じくして地上では地球をスカブコーラルの手から取り戻すとばかりに最終決戦を開始しようとしてるデューイ。最悪だな。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第7話)
 奇跡のしずくの力が強くなってきたから、フェアリーキャラフェを探せというフラッピ。なんか露骨におもちゃ屋商売だな。
 カレハーンは枯葉に還り、7つ揃ったしずくで何とか木の泉が甦えったけど……これで終わりじゃないのか? 最終目的がなんなのか漠然とし過ぎだな。フィーリアとかいうどこかで見たような感じの王女が出てきたけど、最終的にはこいつを見つけ出せとか言う話なのか?
 どうでも良いけど、戦いが片手間過ぎるな。何かと日常生活が邪魔されることを怒ってるんだけど、そんなの社会人になったら日常茶飯事だぞ。それで日常生活を優先させられたらいいだろうけど、現実は甘くないからね。プリキュアになって戦うと決めたんなら日常生活は捨てろよ。

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第47話)
 郷&南、岸田&上野と2班に分かれてパトロール中のMAT。いつも本部にいて息抜きの出来ない丘を気遣ってる伊吹隊長だけど……
 いきなり機体の不調で墜落してる郷と南。本部に連絡するも、通信装置のスイッチがオフになってて繋がらず、消息不明に……
 二人の捜索に出掛けた隊長と岸田。日没で捜索を断念し引き上げようとしたところで旅客機とニアミス。本部の管制レーダーのスイッチがオフになってたって話。
 相次ぐミスで1ヶ月の休養を命じられた丘だけど、その直後に怪獣出現。隊長と岸田、上野の3人で対応しなければならないMAT……なんか組織のピンチだね。誰が本部に残るかって話になってるけど、本部を守るより国民を守る方が大事だと3人とも出撃。ま、なんとか怪獣を撃退して帰って来るけど……
 怪獣出現の騒ぎでも連絡の無い丘を心配して実家に連絡する隊長だけど、まだ帰ってないという話。ちょうどそこに帰ってきた丘。何か酔っ払った感じで石油臭いというのは良いんだけど……何故にセーラー服? いつも常勤してるってことは女子高生のアルバイトとかいう話でも無いだろうに……というか、そんな歳でも無いだろうに。
 トランプで次の出撃の際に本部に残る者を決めようとしてる隊長だけど、それを破り捨てる岸田。隊長は若い2人のどちらかを生き残らせようと考えてるんだろうけど、組織力のある隊長が残らないと次世代のMATを作れないって話……なんか悲壮感漂うんだけど……そんなに人材が逼迫してる組織なのか?<MAT日本支部。
 そこへ千葉の海岸に泳ぎ着いてる郷と南。伊豆から千葉って、いったいどんな泳ぎ方してるんじゃい。そこに怪獣出現。実家から消えてる丘。
 ウルトラマンから逃げて海に入る怪獣……はいいけど、何か露骨にスケール感がなくなって、こりゃ普通の海辺で水に入っていく着ぐるみの2人だな。で、行き先はMATの海中本部……話が唐突過ぎ。
 結局、ウルトラマンにやられた怪獣。爆発の中から何か光るものが海岸へ……と思ったら丘が倒れてたって話。何もわからず、ここしばらくの記憶も無いような丘。またミスをして責められてるのかと怯えてるんだけど……宇宙怪獣に乗り移られていて、ミスはそいつの仕業だったっていう伊吹隊長。おいおい、どんな根拠があってそんな解釈に?

◎ウルトラマンマックス
 (第38話)
 いきなし壊滅してるベースタイタン。M78星雲に帰らないといけないというウルトラマンマックス……なんかいきなし終末的状況だね。
 ミズキに未来を占えと言われて、1年以内に死ぬ確率が48%……戦闘での帰還状況等から割り出した純粋に確率的な話なんだけど、半分ってのはよほど普段の行動が危ないんだな。
 地球環境を破壊する経済活動を30時間以内に停止しなければ世界中のUDF基地を破壊するというデノス。モホロビチッチの不連続断面の中に存在してる地底文明だってかい。ダッシュバード3でデノスとの交渉に向かうカイトとミズキだけど……
 交渉決裂に備えて基地を放棄してるDASHの面々だけど……ダッシュバード3の不時着でミズキの生命反応が低下……カイトの叫びも届かず、地上のUDF基地への攻撃は強行……
 地上に現れた塔は高濃度の酸素を生み出し、大気組成を太古の昔に変えようとしてるって話だけど……地上人の環境破壊によってオゾン層が破壊され、有害な宇宙線によって滅びようとしてるって言ってるけど、そんな地下深くに住んでたらオゾン層の変化の影響なんかあんまし受けないと思うぞ。
 塔が生み出してる酸素濃度の濃い大気も、人間どころか脊椎動物一般が生まれる前の環境だろ。そんな環境ならデノスだって生きられないんじゃないのか? なんかメチャクチャだね。そんな地下に閉じこもってるから外部の状況がまともに判断できなくなってるんじゃないのか?
 もう後戻りが出来ないと悲嘆し、生命活動を停止したミズキ……ま、デノスにやられたわけじゃないから怒って仕返しとかいうわけにもいかないところだけど……マックスは地球上の文明同士の争いだからって中立を決め込んでるし、いったいどうなるのかねぇ。でも、昔のウルトラセブンは地球先住民のノンマルトとの争いに平気で加担してたんだけどねぇ……

◎仮面ライダーカブト
 (第8話)
 ワームを1匹取り逃がしたというカブトに問答無用で襲い掛かるザビーと部下のシャドウ部隊。その乱戦の中で傷付いた影山。部下のことを気遣って戦いを止める矢車に、去る天道。その天道を仲間を傷付けたと言って非難する加賀美だけど、手を出してきたのは相手の方なんだから、それは言いがかりというものだろ。
 矢車の下で働きたいという加賀美。おいおい、そこまで矢車に心酔するのはいいけど、シャドウ部隊なんかに入ったらバイトと掛け持ちなんか出来ないような気がするぞ……と思ったけど、矢車だってけっこう暇そうに出歩いてるな。
 影山に麻婆豆腐が食いたいと言われて例の豆腐屋に行く矢車だけど、豆腐は天道に買い占められてしまった後。おいおい、豆腐屋なんかそのへんいくらでもあるだろ。それともそこの豆腐は何か特別に美味いとかいう話なのか?
 取り逃がしたワームが出現。万全を期して警備に当たった矢車だけど、警備の漏れ落ちで聖歌隊にワームが紛れ込んでたことを天道に指摘されて面目丸潰れ。そのワームもカブトが倒して矢車に良いとこ無し。
 完全に面目を失った矢車は天道の出した豆腐を叩きつけ、決闘を挑んでるけど……

週刊アニメ定点観察 Vol.485 (2/3)

2006年03月25日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/15~06/03/17

◎かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~
 (第10話)
 何か泊りがけの用意をしてるとまり……部活の合宿かい。祭りの日、とりあえずしばらくはずむとの関係は現状維持を約束してるとまりとやす菜だけど……
 シーサイドパークのチケットでみんなを誘ってるはずむだけど、とまりもあゆきも都合が悪くてダメ。フィギュアがもらえるのは明日までだからってやす菜と2人だけで行くことになってるけど……相変わらず相手にされてない明日太、悲惨すぎ。お父さんも1日525円の小遣いってのも大変だね。
 観察結果がまとまったからって一度本星に帰ると言ってる宇宙仁。いなくなった方がはずむ的には安心なんだろうけど……
 後輩のキス話に聞き入ってるとまり。はずむとのことをからかわれてるけど、ま、普通の女の子にとってははずむが女になったら恋愛対象から外れるわな。
 とりあえず目的のフィギュアは無事ゲット。水族館のマグロを見て「美味しそう」って言ってるやす菜……どこか世間からずれてるな、このねーちゃん。男の顔が見えないのと関係あるのか?
 カップルだらけの水中トンネルで思いっきし意識してるやす菜だけど、はずむにとまりの名前を出されて現実に戻ってるか。
 とまりへの土産に巨大ジンペイザメ・クッキーを選んでるはずむ。そのまま合宿所まで届けに行こうとしてるけど……駅ではずむが電話中に駅員に話しかけられてるやす菜……男性恐怖症が発動。それを見て心配して余計に近付いてくる駅員だけど……おまいが原因だってばっ!
 やす菜を抱いて介抱してるはずむだけど、それを見て何か誤解してるとまり。べただねぇ。
 しかし、もう電車が無いって……とまりじゃないけど、電車の時刻ぐらい確認してから行けよ。で、合宿所に泊まることになってる2人。
 とまりが風呂に入ろうとしたら、先にはずむが入ってて驚いてるけど……入るのに向こう向いてろって、女同士でも見られるのが嫌かい。
 夜中にはずむを誘い出してホタルを見せてるとまり。そのままはずむとキスしてるけど……それをやす菜が見てしまっててさぁ大変。とまりにしたら駅でやす菜が先に約束を破ったって思い込んでるんだけど、やす菜にすれば完全にとまりの方が約束破ったって感じだからねぇ……
「うそつき」
 結局、最後ははずむ自身にどちらかを選ばせるしかないんだろうね。

◎ガンパレード・オーケストラ
 (第21話)
 洋服屋のショーウインドウを覗き込んでるデカ女。身長186cm、体重71kg……こんな世の中の規格を外れた女に着られるような服が売られてるわけでもなく……
 そんな自分でも好きな人がいるって……石塚かい。
 補習を忘れてて罰に教室の机を運ばされてるデカ女。メチャクチャ放り込んだ体育倉庫の中から出てきた1通の手紙。与謝野晶子の句を書いた恋文だってかい。で、てっきり机の中に入ってたものだと思って持ち主を探し始めてるけど……謎のポエム女・田上でも、最近恋をしてるアズサでもなく……大迫が3年前に書いて体育倉庫に隠してた手紙だったってかい。
 自分も恋をしようと石塚のもとに行こうとするけど、目の前で辻野友美とキスをしてる石塚……いや、目のゴミを取ってたとかいうお約束のオチだとは思うけど……
 失恋したデカ女は幻獣と化して暴れ放題……って妄想かい。雨に濡れて駆け込んだ先は例のみずほの隠れ家……
 おや、さっきのはゴミじゃなくてコンタクトだったってか。しかし、1945年以来ずっと幻獣との戦いが続いてる世界でもコンタクトレンズって普及してるのね。

◎あまえないでよっ!!喝!!
 (第10話)
 ノーパンで寝てますか<一希。でも何か思いっきし寝冷えしてそうな格好だね。その脇にあるクマのぬいぐるみがやたら意味深な感じがするのは気のせいか? おいおい、おまい絵本読むのが趣味かい。
 朝から逸剛にアタックするも失敗。なんか千歳に思いっきし逆恨みしてる感じだね。
 いつもの変な作戦会議の後、怪しげなメイド喫茶を始めて逸剛を連れ込んでる一希だけど……速攻で警察のガサ入れが入ってるとは悲惨ね。いや、悲惨なのは警察に連れてかれた逸剛だけど……
「酷いにょ、お兄ちゃん」
 今度は記憶喪失の妹キャラって、何か思いっきし複雑骨折した設定だな。例え血が繋がってても……って善戦してる一希だけど、逸剛を千歳に連れ去られてあえなく玉砕。

「乳なんてただの飾りだ……」
 所詮はMSの足程度の存在だってかい<乳。
 千歳の足止め作戦……なんか無駄に予算ばかり掛かってそうな気がするけど……それで失敗してたらマヌケ過ぎ。無意味に本物の幽霊まで連れてきてるし。
 除霊のため逸剛を逝かせようとした一希だけど、千歳に先を越されて失敗。なんかもう完全に千歳を敵視してるみたいね。しかし、千歳に宣戦布告する一希、いつにもなく真剣そうだけど……

◎かりん
 (第17話)
 いよいよ文化祭本番。果林たちのクラスのお化け屋敷。吸血鬼はリアリティ無いからって不評みたいだけど、その次の部屋は何か怖そうだね。
 メイド喫茶にネコ耳占い……最近の文化祭って……。しかし、いくらなんでも金魚救いの人魚姿のねーちゃんたち、風紀を乱すって学校当局から怒られるだろ。
 おや、恐怖の目って雨水の目だったか……そりゃ怖いだろうね。
 ようやく雨水に恋心があるかどうかって根本的な問題に思い当たってる果林だけど……模擬店で焼きそば焼いてる雨水の母親。高校時代を思い出したからって、このねーちゃんは……とても高校生の息子がいる母親だとは見えないね。
 夕方になって学校に現れたエルダ。手始めにカップルを襲ってるけど……確かに両方とも恋心が無くなったら悲劇にはならないわな。
「果林さんのクラスの副委員長……」
 わざわざそんな回りくどい言い方しなくてもおまいのクラスの副委員長でもあるだろ>ウィナー。
 屋上にいるエルダを見付けた果林。おまけにそこにのこのことやってきた雨水。飛んで火に入る夏の虫とばかりに雨水の血を吸おうとするエルダだけど、その前に立ちはだかる果林。思わず増血してそのことがエルダにバレてるけど……
 そこにやってきたウィナー。シンクレアという姓を聞いて何か思い当たるところがあるみたいなエルダ。まさか昔の恋人の子孫がウィナーとかいう話じゃないだろうな。

◎しにがみのバラッド。
 (第3話)
 死んだ祖父の遺言でRPGを始めたカンタロウ。補習合宿をサボったからって付いて来てる幼馴染で委員長のトマトだけど……私服で弁当持ちってやたら用意が良いんだけど……おまけに宿代持参かい。
 姉弟だといって一緒の部屋に泊まってるけど……机のバリケードを挟んでるかい。硬いねぇ。両親の都合で自分はどこか遠くに引っ越していくというトマト。
 地図の場所には祖父が小さい時に好きだった女の子との思い出が埋められてるって話だけど……ビー玉かいっ!
 カンタロウを導いて祖父のメッセージを渡すのがモモの役割だったけど……それが祖父がモモに頼んだことだったって話だろうけど……結局、最後までカンタロウの前に直接姿を見せて話し掛けることは無かったか……ま、トマトがいなかった場合にそうしてた可能性が高いんだろうけど。それとも、前もってトマトのところに現れてカンタロウと一緒に行くように仕向けてたのかな?

◎アニアニランド
 びんちょうタン
 (第6話)
 また無造作に一番下に張ってあった張り紙を手にしてるびん。途中、電気屋の店頭のテレビに映ってる『プカシューの冒険』に見入ってるけど、無残にチャンネルを変えられてるとは哀れね。しかし、やたら頑丈そうな筐体に、ガチャガチャのチャンネル、「どのチャンネルが映るんだ?」という客の質問……いったいいつの時代の話ですか?
 寺で線香を炊きながら何か怪しげな面持ちのれんタン。とっても勘の鋭い女の子で何かを感じてるって……ナレーションで説明するなよ。
 駄菓子屋の当たりチョコ……まさか霊感をそんなことに使ってるのか?<れんタン。
 『プカシューの冒険』の再放送……どうでもいいけど、サメから空に逃げてるけど、そんなことしたらクラゲは干からびてしまうんじゃないのか?
 夜中に墓場で木魚を叩いてるれんタン。周囲に人魂が集まって来てるってそりゃ不気味だな。それを目撃したちくタン……災難ね。

 REC
 (第6話)
 また声優さんが直々に張り付いてキャンペーンって、赤も大変だね。
 で、そのそばで生番組の収録があるからってキャンペーンを中断してるけど、野次馬根性でふざけてるうちに中継を台無し。おまけに赤はドアップでパンツさらしてるって……壮絶だな。いや、おかげで商品が売れまくったって話で、いい宣伝だね。赤の方は大変だろうけど……それで仕事が舞い込んでるって、色物タレント扱いだな。
 仕事が増えて時間が合わない2人。日曜日にイベントで出掛けようとする赤を押し倒してる松丸だけど……怒って出て行くと言ってる赤。破局の予感だね。それが芝居に出て、吉岡さんはすべてお見通しって感じだけど……借金あるなら清算してくれるって、なんか親切なマネージャーだね。
 タイムカウンター付の映像でアフレコしてるけど、テレビアニメにしては映像が完成してるね。外国ドラマか何かのアテレコか? もう松丸の家に帰れないって感じで後悔してる赤だけど……ちゃんと芝居できてたのかなぁ? 一応OKは出てたけど……

◎ガラスの仮面
 (第49話)
 尾崎一蓮との記憶をたどってる月影。月影って身寄りが無く盗みを働いてたのを劇作家の一蓮に引き取られて育てられたってか。
 女優として成長し、一蓮の書く芝居を演じていく月影。ある時、屋敷が火事で焼け、姿をくらました一蓮。月影がようやく探し当てた一蓮はこの山中で一人『紅天女』の台本を書いてたって話。紅梅の谷で月影と再会した一蓮は月影の中に紅天女を見出して完成させるけど……そこに速水会長の妨害が入ってきたって展開。
 速水会長と衝突し、次第に干されていった一蓮。最後までそばに残った月影の想いをようやく受け入れたと思ったら、朝起きたら首を吊ってたって……悲惨な光景だね。いや、女のいる部屋の中で首を吊るか? そりゃ首を吊る方は誰かがそばにいることで安心して死んでるんだろうけど、残された方が災難だな。
 後を追おうとした月影だけど、一蓮の残した『紅天女』を上演することが一蓮のためだと説得されて思いとどまったってか。

 何とか一命を取り留めた月影。そこにやってきた劇団月影と一角獣のメンバーたち……こいつら久しぶりだけど、まだこのメンバーでアマチュア劇団を続けてるのか? 息が長いね。
 しばし歓談にふけるマヤを横目に、一人黙々と稽古を続ける亜弓だけど……翌日、どんな稽古をしたかと問われた2人。演技者としての心構えを認められるもまだまだ足りないといわれる亜弓に、相変わらず自分がなりきって満足するんじゃなく観客を意識しろと叱られるマヤ。要するに、亜弓が認められた部分ってのはマヤに唯一欠けてる部分で、そこさえ補われればマヤは完璧だと言われてるのと同じだな。何か対等のライバルというよりはマヤに対する咬ませ犬みたいだな<亜弓。
 紅梅の谷で劇団のメンバーたちに思い思いに精霊を演じさせ、その中でマヤと亜弓に紅天女の目覚めを演じさせる月影。スタートの合図がなかなかされずにじれていく亜弓に対し、本当に眠ってしまったかのようなマヤ。合図が届くや否や、待ちかねたかのように堰を切って優雅な目覚めを演じる亜弓だけど……マヤの紅天女は目覚めが悪いかのように徐々に置き出して、世界を感じながら自分が何者かを理解して行き、そして人を遥かに超越した高みから自然をつかさどるように演じていく……その姿に月影さえも本物の紅天女を見たような表情だけど……
 格の違いをまざまざと見せ付けられた亜弓。マヤの才能の前にはもはや努力なんてものは何の意味も持たないのだと失望し、負けを悟ってこっそり帰ろうとしてるのだけど……その目の前で橋板が腐ってて危険な吊橋を渡ろうとしてるマヤ。危険を知りつつも「ここでマヤが落ちてしまえば……」と思って眺めるだけの亜弓……

 お嬢様風のライバルキャラって、普通は最初に主人公に嫌がらせばかりしてるんだけど何かがきっかけで和解して、それからは良き協力者になるって展開が多いのだけど……亜弓は最初から高潔なキャラで、マヤに対して対等な立場で良きライバルとして接していてけっして嫌味な感じは無かったんだけど……その負の反動がクライマックスに来て一気に出てきたって感じで怖いね。ま、意図的というより、つい魔が差したとか気の迷いに近いものなんだけど……
 視聴者としては、ずっと亜弓を見ていて悪いキャラじゃないと知ってて、ここで亜弓がマヤに対して抱いている敗北感が痛いほどわかるだけに、おもいっきし感情移入してしまうわけだね。それだけに、ここでマヤが落ちたらとかいうことを亜弓と一緒になって期待してしまったり、そんなことしても亜弓自身が満足できるわけないんだから、どうかマヤを引き止めてほしいって……どちらにしてもマヤの立場じゃなく、亜弓の立場から結果がどうなるのか心配してしまうところなんだな……

◎ノエイン もうひとりの君へ
 (第22話)
 シャングリラに召喚されたハルカの家。中にいるイサミ、アイ、ミホとアトリ。これでイサミたちが不幸な未来から解放されたというノエイン。彼らの未来を見てきたように語り始めるけど……
 祖母が死んで兄弟バラバラになったイサミ。学校で苛められてるミホ。不良と化したイサミを見て心配するアイ……チンピラに絡まれて、仲間を庇ってナイフで刺されたイサミ。クイナが片目だったのってこの怪我が原因だったんかい。
 トビにマジックサークルプロジェクトを説明してる内田。トビの世界より5年早いって話だけど、それは因果律の侵犯が起こってるからってか。
 イサミの怪我を知って駆けつけようとするアイだけど、いきなり足に異常で、もうサッカーは出来ないってか。ヒッキーになったミホ。完全にチンピラ化してるイサミ。足の切断で悲観して飛び降りようとしてるアイ……
 彼らの未来を見て悲しむハルカだけど……おいおい、信じるなよ。少なくともラクリマのそいつらはその不幸の先にいるのかもしれないけど、それを乗り越えてしっかりと生きてたはずだからね。
 ハルカの介入で救われたそいつらだけど……自分は悲しみを乗り越えられなかったユウだというノエイン。それはいいんだけど、おまい、どうやってその力を手に入れたんだ? これが一番の謎だね。

◎金色のガッシュベル!!
 (第148話)
 おや、ガッシュとゼオンは双子の兄弟だってかい。しかし、王家の血を引くと言われてる雷帝ゼオンと双子ってことはガッシュも王家の血を引いてたのか? いや、そんなもの王を決める魔物の子の戦いがあるからには何の意味も無いような気がするけど……で、自分を差し置いて落ちこぼれのガッシュがバオウを授けられたことを恨んでるってか。何か逆恨みのような気がするけどね。
 原作の方ではシェリー&ブラゴが参戦してファウードを転倒させて時間稼ぎしてるんだけど、アニメじゃ出番は無さそうだな。で、その機会にバリーがファウード内に侵入してきてるんだけど……こいつはアニメの方が先に出てきてるし。しかし、アニメの方は行方不明になってる感じなんだけど……まさかキースと戦っただけでお役ごめんってわけじゃないだろうな?

◎ケロロ軍曹
 (第101話)
 いきなし世界中で起こったコンピューターネットワークのハイジャック事件。冬樹のオカルト資料まで消されてるとは災難ね。やっぱし大事なデータはオフラインのメディアにバックアップしとかないといけないな。
 いきなしケロロ小隊関係者の人間以外の時間が停止……は良いけど、時間が止まってる人間に触ったら倒したり出来るのか? いや、倒れた状態で時間が戻ったら大変だな。
 すべてはケロン軍の悪夢と呼ばれるガルル中尉、ギロロの兄ってか。
 情け容赦なく地球侵攻を開始するガルル小隊は良いけど……軍曹の部隊も中尉の部隊も同じ小隊って、ケロン軍の階級ってどうなってるんだ? しかし、惑星の時間を止めた後なら、そりゃ侵略も簡単だわな。
 意外と奮闘すると思った裏桃華だけど、あっさり消滅してるか……

◎アニメ魂
 LEMON ANGEL PROJECT
 (第11話)
 デビュー曲が完成し、デビューイベントも決まった第2期レモンエンジェル。バラエティ番組の宣伝枠にも出て、まずは良好の滑り出しかとも思ったけど……
 おいおい、デビュー曲で100万枚出したら伝説だぞ。
 で、それにぶつけるように出てきた唐突な第1期レモンエンジェルの復活。小暮にも寝耳に水とは酷い会社だな。アンに会って話がしたいというみるだけど……本当のこと知ってるのは智と美希だけだろうからね。
 片桐に呼びつけられる美希。なんか練習に力が入ってないってことだけど……ま、先代の復活プロジェクトにこっそりちょっかい出してるのが後ろめたいんだろうねぇ。
 第1期のディレクターに付いて行って真実を知ったみる。憧れのアンがただのCGだと知って相当なショックみたいね。結局、智の口からみんなに第1期のことが知らされたけど……
 第1期のプログラムを修復したのは自分だという美希。氷室の理想の詰まった第1期を正面から徹底的に打ち破るのが自分の復讐だってか……てっきりテロメア機能を仕込んでいて、本番中に自滅して氷室に恥じ掻かせようとでも企んでるのかと思ってたんだけど。なんか早夜あたりはおもいっきし反発しそうだけどねぇ。

◎パピヨンローゼ New Season
 (第2話)
 アンヌも雫もかつての記憶を無くしていてつぼみの相手にはなってくれないって、悲惨だね。
 先週のヒバゴンを店で引き取ってもらってるのはいいけど、ツチノコの方はどうしたんだ? やっぱし懸賞金と交換したんだな。
 いきなしアキバで暴れてるマッチョなカッパ。G馬場と合体してるってか。
 立ち向かうパピヨンローゼのビニ傘ジャベリンだけど、必殺の26文キックを食らってあえなく撃沈。それでも立ち上がるローゼを見て記憶を取り戻してる2人。
 リリーとマーガレットに変身してG馬場カッパに立ち向かう2人だけど、敵の圧倒的パワーには歯が立たず。そこに復活してきたローゼ。「考えがある」というマーガレットだけど……カッパ相手に亀甲縛りってかいっ!
 結局、3人ともカフェミュウミュウ(違うっ!)で働くのね。

週刊アニメ定点観察 Vol.485 (1/3)

2006年03月25日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/13~06/03/14

◎Fate/stay night
 (第10話)
 何かメチャクチャ貧血気味そうな凛……なんか思いっきし寝ぼけてる感じね。
 学校をサボってセイバーに稽古を受けてる士郎だけど……よく無理やりにでも学校に引っ張っていこうとしないね<大河。一応は担任の教師なんだろ。
 セイバーの稽古……なんか思いっきし士郎を痛め付けるのかと思ったら、意外と士郎の現状に合わせてるのね。
 昼食を買出しに出た士郎だけど、商店街で出くわしたのがイリア。そのまま何か捕まってるけど……昼食をさんざん待たされたセイバーは怒ってなかったか?
 学校で慎二に仲間にならないかと誘われたらしい凛だけど……ま、こんな何考えてるかわからないやつよりはへっぽこな士郎の方が信用できるってか。
 風呂場で裸のセイバーと鉢合わせした士郎。士郎の方はおもいっきし焦ってるんだけど、セイバーの方は全然平気……ま、現実に死んで肉体から解放されて何百年も経てばそんな羞恥心も何も無くなるのも当然だろうけどね。
 いきなし凛に宝石を呑まされた士郎。体内に魔術回路を作っておいていつでも任意にスイッチを入れられるようにしとかないと役に立たないってか。
 そんな士郎の前に現れて、お前は実際に戦いになったら勝てないから、その前に心の中で勝てることをイメージしろというようなことを言ってるアーチャー。本人は忠告のつもりなんだろうけど、意味不明。士郎が理解したかどうかは甚だ疑わしいな。

◎タクティカルロア
 (第10話)
 先遣艦隊がやられて撤退モードの連合艦隊。しかし、自分たちは逃げに掛かってるのに民間護衛艦に対潜哨戒戦闘を行えって、メチャクチャな命令だな。
 リニア推進の航跡をカモメが発見し、ミサイルによる先制攻撃を放つパスカルメイジだけど、敵潜水艦の反撃でカモメ撃墜。
 ソナー反応の消えた敵潜水艦に対し冷静さを失う七波だけど、そんな七波を沈めたのは洋衛軍時代の同僚だった副官のターニャ。冷静さを取り戻した七波は正面からの攻撃を予測し、被害を最低限に抑え、さらに敵の魚雷攻撃をデコイで回避。
 敵のオカマはパスカルメイジはOSを入れ替えたから云々とか言ってたけど、OSなんかよりはやはり指揮官の能力の問題って気がするぞ。
 しかし、七波の奮闘もそこまで。敵の方が一歩上手で、パスカルメイジの回避運動を読んで予め仕掛けてあったミサイルで後方から艦底を集中攻撃。甚大な被害が報告される中、ダメコンE班が連絡途絶。応急処置もままならないまま艦内各所に浸水と火災の被害が続出。結局、総員退艦を命じる羽目になってるとは、悲惨だね。

◎Canvas2~虹色のスケッチ~
 (第22話)
 おや、とりあえず軽傷で済んだか<エリス。しかし、大事をとって2、3日入院はいいけど……病室に画材道具一式持ち込んで絵を描くなよ。いや、水彩画なら問題無いだろうけど、油絵なんか描いたら病室に絵の具の匂い染み付いてしまうからね。
 しかし、見舞いに来てまでいちゃつかれたらエリスも嫌だろうね<浩樹&霧。
 どうにか赤い絵の具を克服しようとしてるエリスだけど……それに気付いてやれない浩樹。エリスにとってはもう完全に遠い存在になってしまったような感じね。
 花瓶を持ってエリスの見舞いにやってきた橋爪……こいつまだ出番があったのか。すっかり存在を忘れてたぞ。で、元あった花瓶を「好きな人の彼女が持ってきた」と言ってるエリス。そこへ浩樹と霧がやってきて、自分の花瓶を持ち帰ろうとする霧。
「好きな人の彼女って……」
 そんなこと、2人ともとっくに理解してるはずなのに、いざ口に出してその関係を肯定してしまうのはやるせなく躊躇われてしまうって微妙なところ。思わず飛び出していくエリス……
 病院の庭のモミの木にクリスマスの飾り付けをしてるガキたち。それを手伝ってたのが朋子だけど……エリスの見舞いに来ないと思ってたら、本人も入院してたってか。
 おや、朋子の病気って心臓かい……秋庭里香と同じだな。手術しても後何年生きられるかわからないってか……
「生きてさえいれば何だって出来るよ」
 重みがある言葉だね。おかげで覚悟の決まったエリスは赤色と浩樹のことを克服できたってか……

◎Angel Heart
 (第22話)
 香瑩から真実を確かめて撃とうとした夢だけど、香瑩が目覚めず躊躇してるところにリョウがやってきて復讐は失敗。結局、不信感から自分の屋敷に戻った夢だけど……そこに唐突に現れた風間。予想通り、ウォーカーの正体は風間だったか。
 風間の正体に気付きながらみすみす邸内に入れてるリョウ。それでも相手はプロだから自分の名前に傷が付くのを恐れてすぐには殺さないとか、香瑩に解決させてやりたいとか言ってるけど……
 そんなこと言ってるうちに風間は夢たちを始末することに……おいおい、大丈夫かと思ってたら、陳のジジイの手下が屋敷を囲んでいつでも突入する構え……って、あんさん、それ私設部隊なのか? おまけにリョウも狙撃の準備万端。
 そこにいきなし突入してきた香瑩の車。速攻で風間の銃を弾き飛ばして差し押さえてるって……なんかメチャクチャね。

◎舞-乙HiME
 (第22話)
 カルデアに向かうというナツキたちに協力を申し出たアンナン王。エルスがシュヴァルツだったことを詫びてるけど……エルスってアンナンのオトメ候補だったのか。
 ミドリちゃんたちの不在のアスワドの村にやってきたセルゲイとワルキューレ部隊。マシロ様とアリカの引渡しを要求してるけど……セルゲイの姿を見た途端のこのこ顔を出してるアリカ。状況が把握できずに呆然としてるのはわかるけど……マシロ様の方がよっぽど冷静だね。
 セルゲイがおじさまだったことを隠してたことを責め立てるアリカに、レナのことは口にせず、アリカに惹かれたからだと話すセルゲイ。結果的には嘘は言ってないんだけど、レナのこと抜きだと説得力が無いのも確か。それを聞いてセルゲイはニナの想いを受け止めるべきだというアリカに、あくまでニナは娘だというセルゲイ。
 この状況でニナのことを思いやってる辺りがアリカの良いところだけど、状況を把握できて無いというか、甘いというか……
 セルゲイとの交渉は決裂。入れ替わって出て来たのはトモエを中心とするワルキューレ部隊。マスターを持たない暗黒のローブに身を包んだその姿、まさに悪役だな。独自に動こうとしてたチエだけど、命令を無視するとローブが拒否反応を示すってか。やっかいだね。アリカへの憎悪をぶちまけて襲い掛かるトモエだけど、自分のことはともかく、死んだエルスのことを嘲笑されたとたんに怒りを炸裂させてるアリカ。しかし、セルゲイとチエにマシロ様を人質に取られてピンチ……
 ……と思ったら、自分を殺すならとっくに殺してる。マスターとオトメは一心同体、どちらかが諦めてしまったらおしまいだと叫んでるマシロ様。実に適確な判断。ま、トモエたちはともかくセルゲイとチエは2人を殺す気は無いだろうからね。
 反撃に出たアリカだけど、逆にトモエたちはアリカ抹殺のために必殺技を使おうとしてるけど……あわやと言うところで究極の助っ人登場。ミユかい。瞬時にしてアリカとマシロ様を救い出してる手際は見事。しかし、そのミユを一目でアンドロイドだと見切ってるトモエって……
 ミユのシステムには「シアーズ」のクレジットが。さらに秘密兵器の認証にはアリッサの遺伝子情報……おや、この世界って1作目の遥か未来で、ミウは前作の美優そのものだってか?
 レナの遺体を使って作り上げられたワルキューレのローブに怒りを表すミユ。それを破壊することがレナの意思だって……おや、そうするとミユがアリカを見守ってきたのもレナの頼みだったからか……
 反撃に掛かるトモエたちを一撃で倒し、振り向きざまにセルゲイに一撃……ま、セルゲイへの攻撃はアリカの叫びでとっさに急所を外したみたいだけど……

 一方、カルデアヘ攻め込んだミドリちゃんたちは怒りに任せて破壊のし放題。フィア・グロスもやられてマスターのアルゴス14世も消滅。完全に壊滅状態のカルデアにやってきたナツキたちは呆然……だからこいつら、いったい何しにカルデアにやってきたんだ?
 そしてヴィントブルームを占拠中のナギ。瀕死の女官を捕獲して歌を入手したって……アオイってまだ生きてたんかい。
 すべてのカギを揃えてハルモニウムの扉を開くニナ。ついに禁断の力・ハルモニウムを手にしたニナ。その力を使って最初に行ったことはセルゲイの元に飛んでいくことだけど……そこにいたセルゲイは腹を刺されて傷を負った状態。そしてその前にはアリカが。再び憎悪に燃えたニナは暗黒闘気に包まれて必殺技をアリカに向けて炸裂。
 ……どこかで目覚めたアリカ。そばにはマシロ様も横たわってるみたいで何とか助かったみたいだけど……そのアリカの前に現れて怪しげな眼光を放つ2人の人影……って、どう見ても命(神祖の霊廟にいたのと同一人物?)と舞衣にしか見えないんだけど、いよいよ舞衣の登場ですか。

◎落語天女おゆい
 (第10話)
 黒衣の花嫁として取り込まれ、暗黒竜と化してしまった妙。江戸市内に侵攻してくる妖魔の大軍……炎上する江戸の町。江戸無血開城どころの話じゃないな。
 しかし、瞬間移動できる暗黒竜って凶悪すぎ。源内のカラクリがやられ、頼みの綱の涼がくたばってしまい、残るは唯の落とし話だけ……しかも、高度1万メートルからの攻撃しか効果が無いってか。
 次々に仲間がやられ、鈴のサポートも無いまま暗黒竜に突撃するかいっ! ま、妙の導きで成功するってのはお約束だけど……
 神楽天女に覚醒した妙が江戸の火事を治めてるけど……当事の家は木造の簡素な家ばかりだから、アレだけ燃えてりゃ火を消したってあんまし被害は変わらないと思うぞ。
 しかし、戦えるのは唯と妙だけってのたまってる圓朝……おいおい、まだ戦闘続行かい。確かに目前の妖魔の城は無傷で残ってるけどねぇ……

◎焼きたて!!ジャぱん(終)
 (第69話)
 なんか間に合わせで終わったって感じね。審査員でピエロってのはミエミエだったけど……最後の判定を霧崎本人にさせるか。
 ま、原作でも霧崎が悪人になったのはリアクションで性格を変えるパンを食い続けたからって言ってるけど……なんか付け焼刃的に出して来た間に合わせの解釈って感じしかしないんだよね。
 少なくともこのパネル争奪戦のシリーズになってからの霧崎って、東に敵対してるというより東を育てるために勝負を仕組んでるって感じで、対戦相手もそれに見合ったキャラを選んでるってのが明らかなんだけど、それをそんな安っぽい設定で上塗りされてしまったら作品の深みも何もなくなってしまうんだね。

◎BLEACH
 (第72話)
 一応は護廷十三隊の死神である花太郎はともかく、岩鷲まで現世に来るか? いったいこいつら何しに来たんだ? それにしてもコンビニの店員として現世に馴染んでる花太郎って……
 病院で水のドールに襲われてる一護たち一同……バウントってあの3人だけじゃなかったのか……こりゃ当分は話が終わりそうに無いな。

◎地獄少女
 (第23話)
 今回のターゲットは若くて美人の看護婦さん、桜木加奈子。優しくて評判が良くて、とても他人から恨まれるようなねーちゃんじゃないんだけど……パジャマからへそを出して恥ずかしがってる様子がなかなかね。
 どうしても恨まれる人間とは信じられない柴田だけど、あくまで裏があると疑ってるつぐみ……おまいは人間不信症か?
 夜中のナースステーションに怒鳴り込んでるおっさん。自分の妻が死んだのは加奈子のミスが原因だと疑って逆恨みしてるってか……しかし、逆恨みで地獄少女を呼ぶか? ま、現実世界で訴訟を起こそうにも誰にも相手にされないんじゃ、地獄少女くらいしか頼るものが無いって話なんだろうけど……
 逆恨みで地獄送りにされたんじゃ、たまらないわな。地獄少女もいくら本人の死後の地獄行きが条件とはいえ、依頼があったら何でもほいほいと地獄送りにするのは考えものだろ……とか思ってたけど、依頼者はこのおっさんじゃなかったのか?
 じゃ……まさかおっさんの言い掛かりに耐えかねて本人が自分を地獄送りにするようにでも依頼したのか?
 ……と思ったけど、おっさんの言い掛かりもちゃんと受け止めようとしてる意志があるとこをみたらそうでもないか。で、いきなし地獄送りにされたけど、地獄少女とは初対面ってことは、本人が依頼者ってわけじゃないのは確実だな。
 病院のロビーで薄笑いしてる男……まったく見も知りもしない人間の恨みで殺されたのか……と思ったら、柴田が追いかけた男は毒を飲んで自殺。おいおい、自分が死ぬ道連れに無理やり加奈子を付き合わせたって話か? 酷すぎ……これまでにも後味悪い話はいくつかあったけど、これはもう究極の後味の悪さだな。
 悲惨な現実を目にして駆け去るつぐみの前に現れた地獄少女……
「仙太郎を知ってるの?」
 そりゃ誰じゃ?

◎鍵姫物語 永久アリス輪舞曲
 (第11話)
 本心を現したタキオン。最後に残るのはありすだと踏んでたのに思惑が違ってありすが舞台を降りて消えようとしたから、リデルが封印して押しとどめたってか。
 物語を完成させてありすを救うには2人のどちらかが勝ち残るしかないないと、きらはに戦いを挑むキサ。ま、最初からきらはに負けるつもりだったのはミエミエだけど……
 キサの物語を書き写すように有人に差し出すきらはだけど……このクソ男、まだ腑抜けたままで何もせず、キサの物語は消滅……悲惨ね。
 おいおい、タキオンが原作者本人で、リデルがタキオンの生み出したアリス(有人にとってのありすみたいなもの)だったって……そんなのリデルって名前が付いてる時点で容易に想像できてるものだけどね。
 しかし、この期に及んでも逃げ回ってる有人に、根本的に思惑が外れたタキオン。もうこいつらは不要とばかりにリデルに始末を命じてるけど、リデルが向けた矛先はタキオン自身……
 ま、『終わらないアリス』を完成させることで永遠の命を手に入れようとしてるタキオンなんだけど、それ自身が今の有人のようにタキオンが運命から逃げ回ってるって話なんだな。で、リデルはそんなタキオンの逃亡劇を終わらせることで、そのこと自体が『終わらないアリス』を完成させるというか、その幻想からタキオンを解放させるというか……そんなとこなんだろうかね。

◎よみがえる空 -Rescue Wings-
 (第10話)
 クリスマスを前にして一人身を思うめぐみ。遠距離恋愛も大変だね。
 本郷に食事に呼ばれた内田。函館の親戚が大量に送ってくるからって、カニ鍋ですか。豪勢だね。家族がいれば仕事に気合が入るだろうという内田に逆だと答える本郷。なまじ家族がいると残される者のことを考えて判断が鈍るってか。
 返品されて来た在庫の山を断裁処分すると聞かされてやりきれない気持ちのめぐみ。キャンペーンとかフェアをやって売れることをしようというめぐみだけど、中小の出版社じゃ無理ってか。
 処分するくらいなら古本屋に……と考えためぐみだけど、悪い噂が立つから止めろと言われてるとは惨めね。で、断裁処分に付き合ってるめぐみだけど……大量の在庫の本も呆気ない最後だな。
 雪山を進む大学の山岳部らしきパーティー。へばりかけてるやつが現役とか言ってたから、他の連中はOBか? どこも部員がいなくて大変だね。
 で、吹雪の中、その現役部員が足を滑らせ、雪渓を転落。どうも骨を折って動けない様子。助けを呼ぼうにもそこは圏外……って当然だろ。山で連絡手段にするつもりだったら衛星携帯ぐらい用意しとけよ。

宮川泰『ヤマト』音楽の思い出(2)

2006年03月25日 | 雑記
5.生の『ヤマト』音楽

 そんな感じで宮川泰の音楽は『ヤマト』と結び付く形で、おもにレコード媒体で親しんでいたわけですが、やはり生で聴く楽しみに勝るものはありません。
 『ヤマト』の音楽はヤマトブームの当時からイベントで生演奏される機会は(恐らく、アニメや映画の劇伴音楽としては例外的なくらいに)多かったものと思いますが、それでも年端の行かない地方のファンとしてはそんな機会に触れることはありませんでしたが……それでも当時のライブ盤が出ていて、その雰囲気を楽しむことが出来ました。
 長じてコンサートなんか気兼ねなく行けるようになった頃にはヤマトブームなんかとっくに去っていて、おそらくもう生でヤマトの音楽なんか聴くことは出来ないだろうななんて悲観的な気分になってたりしましたが。
 それが頻繁では無いにしてもたまに宮川泰の主宰するコンサートで演奏されていることを知ったのは、コンサートのために東京くんだりまで遠征するなんてことまで覚えてからの話です。

 渋谷のオーチャードホールで行われる宮川泰のコンサートで『ヤマト』の音楽が演奏されると聞いたのは90年代半ばの頃。当時は出張続きの仕事で1年の半分ぐらいは関東方面にいたから、そのついでに聴きに行くことが出来たって感じでした。
 選曲はおもに『交響組曲』から。それに「大いなる愛」とかが付いてた感じかな。演奏はレコードどおりじゃなくてコンサート用のアレンジでしたが、生演奏用としてはこれがオーソドックスな形だったのかな。
 ボーカルはささきいさおじゃなかったけど、スキャットも入った本格的なもの。「大いなる愛」にスキャットが入ったバージョンってのを聴いたのはこの時が最初だったと思います。

 90年代の後半には『ヤマト』を含む松本零士作品の音楽を奏でる『幻想軌道』と題したコンサートが2年連続で行われました。もちろん1年目のすみだトリフォニーホールも、2年目の東京芸術劇場にも行ったことはいうまでもありません。
 『ヤマト』はどちらもメインとして、優先的にプログラムが組まれてた感じでしたが、欲を言うなら選曲にもっと冒険心がほしかったところですね。いつもいつも『交響組曲』と『さらば』からの選曲じゃ、後の作品の音楽が蔑ろにされてるように思います。
 それでも、パイプオルガンの生演奏による「白色彗星」なんて、この機会じゃなければ聴けなかっただろうものを聴けたのは感激ものでした。

 2000年代に入ってからは、コロムビアから出ていた『ETERNAL EDITION』のCDシリーズの最初に出た『交響組曲 新・宇宙戦艦ヤマト』絡みの企画で行われたシークレット・ライブを聴きに行きました。これは旧・日本コロムビアの1スタで行われた名匠宮川組によるディスコアレンジ版の演奏でした。
 これは昔ポリドールから出ていたディスコアレンジアルバムに収録されていたものとは別のアレンジでしたが、客席がすぐそばだったこともあって、プレーヤーの名演が肉薄してくるような、素晴らしいライブで、オーケストラ演奏とは別の『ヤマト』の音楽の魅力を体感させてくれました。
 いまのところ『ヤマト』の音楽を生で耳にしたのはこのライブが最後であり、宮川泰の姿を拝見したのもこの時が最後になってしまいました。

 『幻想軌道』は2回ともそれぞれライブ盤CDが出ているので、その演奏の空気を味わえるかと思います。最後のシークレット・ライブの演奏は、後に『ETERNAL EDITION』の全巻購入者特典の抽選で何枚か配布された非売品CDに何曲か収録されているのですが、それこそ激レアなアイテムなので一般には簡単に聴けないのが残念に思います。

6.最後に

 先月亡くなられた伊福部昭の特撮映画音楽は『SF交響ファンタジー』として作曲者自らの手でまとめられたものがあり、この曲は1983年の初演以来、数多くの楽団で繰り返し演奏され、日本のオーケストラコンサートでも馴染みの深い定番ナンバーとなっています。
 それに比べると『ヤマト』の音楽というのは主題歌そのものの演奏を別にすれば、劇伴音楽を元にした演奏というのは宮川泰あるいは宮川彬良の主宰するコンサートであったり、何か特別なイベントでしか演奏されないという特殊な存在になっています。
 思うに、何かというとささきいさおのボーカルなり、川島和子のスキャットなり、羽田健太郎のピアノなり……その都度、その都度、特定の演奏家の存在を前提にしたアレンジが繰り返されていて、演奏家を選ばない、通常の構成ならどんな楽団でも演奏できる、そういう一般演奏を前提にした形にまとめられたものが存在しないわけですね。
 ま、伊福部昭のようにクラシック音楽界の大家として内外に評価されている作曲家の作品でもなければ、何かと右翼の街宣車が流しまわっていて、作品の素材そのものからして右翼的あるいは戦争的なイメージがあるところが敬遠されてたり、日本ではまだまだポップスオーケストラのコンサートというものがクラシックのコンサートと比べて市民権を得ていないとか様々な事情がありますから、今すぐ頻繁に演奏される作品になることは無いでしょうけど、ふと親しみのある音楽が演奏したいとか、アンコールに1曲とか普通のオーケストラが手軽に演奏できる作品として残るものがあってほしいです。
 10周年の記念に後世に残るようなものをと言って作っても、結局は一度演奏したらお蔵入りの『交響曲』のような下手に音楽的完成度の高いものよりも、もっとシンプルで手軽に演奏される曲を何曲がシリーズでまとめたもの、まぁ伊福部昭の『SF交響ファンタジー』が見本ですけど、ああいう形でいつまでも演奏され続ける曲にまとめたものがほしいですね。
 『交響組曲』の「序曲」と「誕生」の組み合わせってのもそんなイメージに近いものがありますけど、コンサート等ではこの2曲が途中でくっつけられたものがよく演奏されていますが、川島和子のスキャットとかささきいさおのボーカルに拘ってるあたりがダメなんで(いや、オリジナルの形で演奏することの価値はそれはそれでありますけど、そんなことに拘ってたら演奏できる機会なんて無くなってしまいますから)、これをオーケストラのインストゥルメンタルだけで演奏できる形にしたものでもスコアとして出版して広く演奏されるようになると良いんですけど……

 ……

 『ヤマト』の宮川泰の音楽というのは例えシンフォニーと呼ばれることがあっても、それはクラシック的な音楽の作りとは違う、あくまでもメロディーを中心にしたポピュラー音楽の範疇に入るものでした。
 しかし、プロデューサーの西崎義展の意向もあってのことか『交響組曲』以降はクラシック的なイメージの志向を持った音楽として(少なくともサントラ盤として発売されたアルバムは)作られていたことは確かであり、それは学校の音楽の授業なんかよりもずっと効果的に本物のクラシック音楽への関心をファンに呼び寄せてくれました。
 もっとも、あすか自身は『ヤマト』以外のアニメや特撮の劇伴音楽への関心の方がそれを上回ってしまい、その挙句の果てに伊福部昭の音楽に傾倒してしまうまでに至ったわけですから、けっして素直なファンだったとは言えないでしょうけど、『ヤマト』の音楽無くして今の自分が無いのは間違いありません。

 アニメ作品が作られたらサントラ盤が商品化されるというのも『ヤマト』の音楽の成功があってこそ定着したものであり、これが無ければ世の中の音楽はずいぶん寂しいものになっていたかも知れません。
 あの特撮映画音楽から始まる伊福部音楽の再評価も、そんな流れの中で商品化されたレコードがきっかけであるわけだから、『ヤマト』が無ければそっちの方だってずいぶん今とは事情が違ってきたはずです。
 世間一般では宮川泰の代表作が『宇宙戦艦ヤマト』だと言っても、まず主題歌しか意識しないものなんでしょうけど、主題歌がヒットしてもそれは単なるヒット曲が1つ生まれただけに過ぎません。本当に大きな影響力を与えたのは劇伴音楽の世界なんですね。
 『ヤマト』の音楽的成功が示したのは劇伴音楽そのものがファンが作品を楽しむ上での有効なアイテムであり、それが商品として売れること。そして商品として売るからにはそれなりのクォリティが求められるということです。アニメのサントラ盤というそれ以前にはけっして考えられなかった商品が『ヤマト』の後では当たり前のものになってしまったのです。
 現在、多くの才能あふれる作曲家がアニメの劇伴を手掛け、その大半がサントラ盤として発売され手軽に楽しめることが出来ますが、それはすべて『ヤマト』の音楽的成功から始まったことです。その影響力を思うと、宮川泰という音楽家の偉大さを深く感じざるを得ません。

交響曲 宇宙戦艦ヤマト COBC-4425
交響曲 宇宙戦艦ヤマト COBC-4425


宮川泰『ヤマト』音楽の思い出(1)

2006年03月25日 | 雑記
 『宇宙戦艦ヤマト』の音楽を手掛けられた宮川泰先生がお亡くなりになられました。先月、伊福部先生の訃報を耳にしたばかりですが、ジャンルは違うとはいえ、あすかの人生に大きな影響を与えてくれた2人の偉大なる音楽家が相次いでこの世を去ったことは悲しみにたえません。
 もっとも、伊福部先生のようにその手掛けられた作品すべてを追っ掛けの対象としてるわけではなく、宮川先生の場合は『宇宙戦艦ヤマト』とその周辺に限られてしまうわけですけど、『ヤマト』で劇伴音楽に目覚めた身としては、それが無ければ伊福部先生の作品との出会いも無かったと思うと、その影響力の大きさは計り知れません。
(以下、敬称略)

1.『宇宙戦艦ヤマト』の音楽

 初めて『ヤマト』の音楽に出会った時のこと、そのインパクト、『ヤマト』の音楽が日本のアニメ界に与えた影響などは以前にニフティで書いてた『アニメ音楽年代記』の連載記事の最初に触れているのでそちらを参照……とか言ってもすでに参照する先がありませんね。(いずれどこかで連載再開&旧記事の再掲載をやろうかとは思ってるのですが、貧乏暇なしで現在のところ手が付けられません)
 仕方が無いので内容が重複するだろうけど、書いておきます。

 あすかの場合、初めてアニメについてる劇伴音楽というものに意識が向いたのが『宇宙戦艦ヤマト』だったわけです。
 そりゃ最初から劇伴に目が向いたわけではありません。最初はオーソドックスに主題歌がカッコイイというところから音楽に関心が向くわけですが、本放送当時は家庭用のビデオなんてものもなく家に1台しかないテレビで『ヤマト』が見られたのは僅か数本。本格的に見たのは再放送からです。
 『ヤマト』の主題歌というのは、シリーズの最初はスローテンポのコーラスから始まる形で、現在のイントロ付きでアップテンポに始まるバージョンは途中から変わったわけですけど、そのイントロがめちゃくちゃカッコよく思えて、ヤマトの歌はイントロから歌う(もちろん当時はカラオケなんてものは存在しないからアカペラオンリーですが)というのが当たり前になっていました。
 そんな中で小学生の僅かな小遣いをはたいて買った『ヤマト』のレコード。当時は本放送から何年か経っていてので売っていたのは33回転盤でA面に主題歌2曲、B面にドラマ入りというものでしたが、それを聴き込んでいました。
 で、それに飽きた頃、『ヤマト』のLPレコードを買ったわけですが、当時はアニメのサントラ盤なんて売られているわけもなく、これは『ヤマト』の全26話のストーリーをLP1枚に収めたというめちゃくちゃダイジェストなドラマ編でした。当時ビデオも何も無い時代でしたから、アニメを手元に保存して楽しむというのはこういったドラマ編のアルバムを聴くか、あるいはまだ高価だったカセットテープにテレビの音声を録音するか、あるいはテレビの画面そのものをカメラで撮影するとかいう以外にはありませんでした。いわゆるアニメのムック本も『ヤマト』の劇場版の後に出たロマンアルバムが最初でしたからね。
 当時の児童向けレコードは物品税(いわゆる贅沢品に掛けられた税金。消費税導入時に廃止)が掛からなかったとは言え、物価から考えればそれなりに高い買物でしたが、それでも録音用のカセットテープを全話分揃えるとか、テレビ画面を録った写真を毎回プリントに出すとかのコストを考えたら、相対的には手頃だったかと思います。
 ところが、このアルバム、実は相当な曲者で、物語がダイジェストなのは仕方が無いにしても、アニメの名場面をそのまま集めて収録した物ではなく、むしろ名音楽場面集って感じでドラマを劇伴で繋いで再構成したって感じで、音楽的にどうでもいいようなところは重要なところでもナレーションで割愛されてるとかいう感じのアルバムだったわけですね。
 当時は他に繰り返し『ヤマト』を楽しむというメディアがありませんから、このアルバムばかりを繰り返し聴くことになりますが、そうするとドラマ編を聴いてるつもりでも頭の中に刻まれていくのは劇伴の印象ばかり。そんな風に『ヤマト』の劇伴はファンの心に植えつけられて行ったのです。

2.『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』

 そんな感じで『ヤマト』の劇伴が染み付いてくると、今度は純粋に(セリフやSEの入っていない)劇伴だけを聴きたいという欲求が出てきます。そんな中で発売されたのが『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』というアルバムでした。
 宮川泰という作曲家は、レコーディングが終われば楽譜はポイポイ捨ててしまう人だったようで、『ヤマト』のブームで再び楽譜を使いたいということになったときに困ったらしいです。で、仕方なく作曲家本人が以前の録音を聴いて耳コピしたとか……
 そんな苦労もされて新たにレコーディングされたアルバムがこの『交響組曲』ですが、これはいわゆるシンフォニー・アレンジ・アルバムの奔りであって、ファンが望んでいた劇伴そのままを収録したアルバムとは似ても似つかないものでした。ま、作り手としてはあくまで映像作品に付加するために作った劇伴そのものより、最初から聴き手を意識した純粋な音楽作品として出した方が親切だと考えたのかもしれませんが、コアなファンにとっては欲求が満たされたアルバムではなかったですね。
 本来はピアノ伴奏付きで奏でられる「無限に広がる大宇宙」はスキャットとストリングスを主体にした「序曲」に作りかえられてるし、雄雄しいヤマトの旅立ちを告げる「地球を飛び立つヤマト」は後半のカノンがしつこい「出発」に成り代わってるし。ヤマトの浮上やドメル艦隊の出撃シーンに使われた「艦隊終結」はどこにもはいってないし、「真赤なスカーフ」はおもいっきしアレンジされまくり……
 いや、『交響組曲』はそれ単独のアルバムとしてはやはり金字塔に輝く名盤であることには代わりは無いのですが、ファンが聴きたかったのは序曲でなく「無限に広がる大宇宙」であり、「出発」ではなく「地球を飛び立つヤマト」であり、「艦隊終結」であり、物悲しいアコースティックな「真赤なスカーフ」のテーマだったのです。

 それでも「序曲」はLPの帯に『白鳥の湖』を引き合いに出す意気込みがあるぐらい音楽としえてはうまくアレンジされていますし、「誕生」のヤマト発進へのシークエンスは後に『さらば宇宙戦艦ヤマト』や『宇宙戦艦ヤマト完結編』の発進シーンでほとんどそのまま再利用されているくらい完成度の高いものです。とくに「誕生」のクライマックスの『ヤマト』のメインテーマは、インストゥルメンタルで奏でられたメインテーマでこれに匹敵するものは他には無いくらいに素晴らしいものです。
(『ヤマト』のコンサートというとどういうわけだかいつでもご丁寧にささきいさおを呼んできてボーカル入りになってしまうんですけど、一度ぐらいはボーカル抜きで『交響組曲』のインストゥルメンタルを再現するような演奏が聴いてみたいものです)
 ま、ともあれ『交響組曲』は『交響組曲』として純粋な劇伴とは別の形で『ヤマト』の音楽の魅力をファンに知らしめてくれたことは確かです。でも、結果としてファンが純粋な劇伴をレコードで聞けるようになるのは、それから数年後まで待たなくてはなりませんでしたけど……

3.『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降

 『ヤマト』の音楽はシンフォニックだといわれるけど、それは『交響組曲』等のレコードで出た音楽集や『ヤマトよ永遠に』以降の劇伴の話で、『さらば宇宙戦艦ヤマト』までは実際に使われる劇伴はオーケストラ録音ではあるもののそれほど大編成でもなく、アレンジも比較的地味なものでした。この辺は今なら作品自体もDVD化されてるし、BGM集のCD等が出てるので容易に聞き比べられますが、当時はビデオも珍しく、シンフォニックにアレンジされたレコードしか出ていない状況ですから、レコードの音楽しか頭にないとそのイメージが固まってしまうのは致し方ありません。
 それでも『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降の作品では『交響組曲』等のレコード用音楽が使われてたりしますし、後にステレオ化収録されたビデオなんかはオリジナルのモノラル版よりもその傾向が大きくなってるので、劇伴の音楽自体もスケールアップして感じられるのもけっして間違いではありません。

 『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降の音楽というと、もっとも特徴的だったのは毎回、敵側のテーマが異なる音楽世界で作られていたということですね。
 『さらば宇宙戦艦ヤマト』の白色彗星帝国は荘厳なパイプオルガン。現在ではバロック音楽や宗教音楽のイメージしかなく、劇伴に使われることはあってもそういうイメージを出すための現実音楽という使用法が多かったパイプオルガンですが、それを純粋な劇伴楽器として使ってしまったのがこの作品です。もっとも、そういうパイプオルガンにまつわる古典的・宗教的な絶対権威のイメージに白色彗星帝国の権勢のイメージを仮託しようという目的であることは確かですが。そして、今では白色彗星的な絶対的強大さを示す敵を示す時の劇伴にしばしばパイプオルガン(PCM等による代替音源を含む)が使われるようになっています。
 続く暗黒星団帝国。『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』での自動惑星ゴルバに用いられたのがピアノコンチェルト。いや、暗黒星団帝国そのもののイメージにはゴルバ登場時の電子的エフェクトや、FM音源的シンセサイザーの効果を当て込んでいたようですが、音楽的に一番印象に残ってるのは中盤のピアノコンチェルトの部分なんですね。
 その次回作『ヤマトよ永遠に』で全貌を現した暗黒星団帝国は、より電子音楽的な一面を強調しています。冒頭で地球に奇襲してくる重核子爆弾、無人艦隊を破り地球を制圧した黒色第3艦隊。さらに敵母星デザリアムがその本体を現してからは音楽なのか効果音なのかも判然しないスクラッチ的なサウンドまで投入されています。
 まぁ、SFでシンセサイザー等の電子音楽というのは(往年の伊福部音楽や『ヤマト』や『スターウォーズ』以降の作品を除けば)ある意味で定番だったのですが、ここで試みられているのは電子音楽単体による表現ではなく、オーケストラとの融合でもあり対比でもあるわけです。実際、暗黒星団帝国の音楽も電子音楽だけで表現されているものは極めて少なく、多くはオーケストラによっても表現されているわけです。
 『宇宙戦艦ヤマト3』のボラー連邦はスラブ系のダンス曲をイメージさせる音楽、『宇宙戦艦ヤマト完結編』のディンギル帝国は『カルメン組曲』を髣髴させるスパニッシュ・ギターの響く音楽。ボラー連邦のスラブ音楽はその設定自体が旧ソ連をイメージした国家だからベタなイメージなんですが、ディンギル帝国のスペイン風音楽というのはメソポタミアのシュメール文明を意識した設定とは本来何の関係も無いのに、これが絶妙に決まってるのが劇伴の醍醐味です。

 宮川泰による『ヤマト』の劇伴音楽というのは、いわゆる邦画の映画音楽を担ってきた現代音楽作家の人たちが好んで用いる、そのキャラクターとか情景ごとライトモチーフを組み合わせたり、アレンジ展開させたりして重ねていく作り方よりも、個々にテーマメロディーを組み立てていくように作り上げられたものが多いんですね。
 これは宮川泰が天才的なメロディーメーカーだったことも手伝ってることは確かですが、クラシック音楽の本格的な作曲法を身に付けていなかったということによるものが大きいと思います。このことは現実に『ヤマト』の音楽の総決算ともいえる『交響曲 宇宙戦艦ヤマト』の作曲が宮川泰自身でなく、羽田健太郎の手に委ねられたことにも繋がってきます。
 つまり宮川泰はあくまでポピュラー音楽の世界の作曲家であり、それを超えるものは作り得なかったといえるでしょう。しかしながら、それだからこそ宮川泰は『ヤマト』の音楽に出来る限りの心血を注ぎ、持てるだけのメロディーを投入してくれたのでした。10年間に及ぶ『ヤマト』のための作曲活動が終わったとき、(確かかどうかはわかりませんが)宮川泰はそのメロディーの創作能力をほとんど使い果たしていたと言います。
 白色彗星のパイプオルガンも、自動惑星ゴルバのピアノコンチェルトも、ボラー連邦のスラブ音楽も、ディンギル帝国のスパニッシュ・ギターも、捻りが無いといえば捻りが無く、直球的といえば直球的で、いま聴き返してみればそのまんまのベタな作りの音楽なのですが、でも、そこに使われているメロディーは宮川泰が渾身をこめて書き上げた愛情溢れるメロディーなのです。
 こうして『ヤマト』の音楽を聴き返せば、宮川泰が『ヤマト』に携わらなかったら歌謡曲の大ヒット曲をあと何曲も生み出せたという話には信憑性があるように感じられます。

4.その他の作品

 アニメの劇伴作家としての宮川泰は『ヤマト』以外にはあまり多くの作品を手掛けていません。『ワンサくん』や『アローエンブレム グランプリの鷹』などがありますが、やはり音楽性を考えれば『オーディーン 光子帆船スターライト』が見逃せませんが、現在CDで聴くことが出来ないのは如何ともしがたいものです。
(羽田健太郎の『ハネケンランド』にも入ってなかったところを見ると、権利関係で問題があるのか、音源そのものが行方不明って可能性もありますが、ぜひともCDで復刻して欲しいものです。映画冒頭で使われてる「大航海時代」は宮川音楽のひとつの極点ともいうべき傑作ですから)

 アニメ以外といえばやはり歌謡曲での活動がメインなわけですが、この方面については詳しくないので割愛します。
 ただ、宮川泰がヒットメーカーとして認識されたきっかけが『恋のバカンス』等のザ・ピーナッツの曲だったことは見逃すことが出来ません。ザ・ピーナッツというと『モスラ』で登場する小美人役として忘れられませんが、そこで宮川泰と特撮怪獣映画の接点が出てくるわけです。
 1作目の『モスラ』で使われた「モスラの歌」は古関祐而の作品であり、2作目『モスラ対ゴジラ』で使われた「聖なる泉」と「マハラモスラ」は伊福部昭の作品ですが、3作目『三大怪獣 地球最大の決戦』で使われた「幸せを呼ぼう」が宮川泰の作品になってます。小美人も3作目になれば日本語で歌を歌ってるって感じですが、キングギドラの襲来にモスラを呼ぶシーンで効果的に使われている曲です。この映画の劇伴は言うまでもなく伊福部昭の作品ですから、奇しくも相次いで亡くなられたジャンルの違う2人の音楽家の作品が同じ映画で使われていたことで、何か感慨深いものがあります。

週刊アニメ定点観察 Vol.484 (3/3)

2006年03月19日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/11~06/03/12

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第49話)
 おひさまの恵みが失われ、悲しみに包まれてるふしぎ星。各国の王まで悲嘆にくれて、元気なのはおひさまの国の国王夫妻と各国のプリンセスたちだけ。しかし、ミルロまでなりふり構わず「笑って笑ってダンス」をしてるって……きっとまた晴雨姉妹に悪い影響でも受けたと思われてるんだろうね。
 ひとりぼっちになってしまったブライト。両親に会おうと宝石の国の王宮に戻ってその有様を見、ようやく自分の間違いに気付いてしまったってところ。
 ブライトに会いに来たアルテッサと晴雨姉妹だけど、もう取り返しがつかないと絶望にくれてるブライト。そんな中でパーティーを開き、ブライトに明るさを取り戻してもらおうとする晴雨姉妹。
 アルテッサとのダンスで、観客たちが明るさをを取り戻していくのを見たブライトは、自分が本当に世界を救うために出来ることに気付き、完全に闇の力を克服。黒い衣装が元の白い衣装に戻り、頭上のブラッククリスタルも外れて万々歳……かと思ったら、いきなし増殖を始めたブラッククリスタルから逃げ遅れたアルテッサを庇い、閉じ込められてしまうブライト……一度踏み込んでしまった業からはそう簡単に逃れられないってか。

◎BLOOD+
 (第22話)
 動物園にやってきた小夜。動物園なんて世界中に無数にあるだろうに、よく場所が特定できたものだね。
 ようやく隔離が解かれたカイたち……ご苦労さんね。
 ハジと出会った頃の小夜。おや、小夜はどこかのお嬢様って感じね。住んでるのは男爵の屋敷みたいだけど……小夜の友達としてやってきたハジって、まだガキかい。で、例の日記を残したジョエルってのは執事だったのか。
 おや、ハジにチェロを教えたのは小夜だったんかい。成長して背が伸びたハジだけど、小夜はずっと以前のまま。
 動物園って、元々は小夜が住んでた屋敷の庭園だったって感じね。
 ジョエルの誕生日に絶壁に生えてた赤い百合の花を採ろうとした小夜。危険だからって代わりに採ろうとして転落してるハジ。そのハジを助けようとして小夜が自分の血を飲ませたから、ハジはシュヴァリエになったってか。
 そして、駆け戻った小夜の前で炎上している屋敷……小夜の覚醒を知って秘密の漏洩を恐れジョエルが自ら火を放ったのか、それともディーヴァの仕業なのか……
 しかし、あれだけ派手に燃えてたのに、『ジョエルの日記』っていったいどこに残ってたんだ? いや、あれはジョエルの名前が付いてるけど別にジョエルが付けてた日記じゃなくって、それ以降の小夜のことを記した記録のことを総称してそう呼んでるのかね?
 引き続きディーヴァのことも思い出そうとしてる小夜の前に現れたソロモン。さて……。

◎MAJOR(第2期)
 (第39話)
 清水の高校選択の話。ま、吾郎と同じ高校行きたいから海堂に拘ってるってのはミエミエなんだけど、肝心の吾郎が全然気付かないようなやつだからね。
 そんな時、川澄涼子と再会した清水。公式戦には出られないけど高校でも野球を続けてるという涼子。そういや、このねーちゃん、1つか2つ年上だったな。その話を聞いてソフトボールを続けることを決めた清水。いや、海堂で0からソフトボール部を作るって道もあったはずだぞ。
 ま、ここで清水が海堂に行かなかったことが、後々重要な意味を持ってくるんだけどね……

◎蟲師
 (第19話)
 天から垂れてる糸を掴んだとたんに姿が消え去った少女。
 霧の中、ふと山を通り掛ったギンコが見付けたから、少女は記憶を失い、蟲の気を帯びて他人には見えない存在になってたってか。
 なんとか記憶が戻って里に帰った少女だけど、勝手に逃げたと思われて仕事がクビになってるとは哀れね。
 その家の息子に求婚されて里に残ることになったけど、親が認めてくれずに狭い思いをしてる間に存在が薄くなって再び消えてしまったってか。
 息子が今の少女の姿を受け入れなくなったから少女が見えなくなってしまったと言ってるギンコ。結局、息子は花嫁のいない祝言を挙げてすっかり変人扱い。やがて里のはずれに独立して暮らし始めたみたいだけど……そんな生活が続いてるうちにようやく姿が見えるようになったって話。
 ま、息子の思いが通じたというより、蟲の気が薄れていったからって気がしないでもないけど……

◎BLACK CAT
 (第19話)
 冒頭からいきなし全開でクリードに挑むセフィリア。しかし、伏兵エキドナ・パラスに不意打ち食らってあわや……と思ったら、エキドナごときは簡単に払い飛ばしますか。
 しかし、クリード相手には苦戦。直接切り掛かっても勝ち目がないとわかるや、今度は建物を破壊してクリードを圧殺。粉々に散ったかのようなクリードだったけど、不死のナノマシンで復活。もはや無敵ってかい。
 打つ手の尽きたセフィリアを抹殺しようとしてるクリードだけど、そこに壁をぶち破ってトレイン登場。
 原作と違ってレールガンの使えないトレイン。サヤの兆弾技でクリードを追い詰めるも、それはクリードの怒りに火を注いでるだけ。例え体が粉々になっても生きてる細胞がある限り死ぬことは無いと言うクリードに、オリハルコンの弾丸ならクリードの細胞を破壊できるというセフィリア。
 クリードを殺しに来たのではないというトレインはオリハルコンの弾丸を使うことに躊躇するけど、通常弾じゃいくら当てても埒があかず……ついにオリハルコンの弾丸をハーディスにこめるトレイン。しかし、狙いはクリードの急所ではなく、戦闘形態のナノマシン。翼を砕かれ、敗北するクリード。急所を狙わなかったことを責めるセフィリアだけど……
 くたばってるクリードに自分のナノマシンを送り込み、不死のナノマシンを全滅させてるイヴ。そのまま、エキドナと一緒に去っていくクリードを見送ってるけど……おいおい、いくら不死の力を失い、星の使徒も壊滅状態とは言え、そんな危険なヤツ野放しにして良いのか? セフィリアみたいに殺せとは言わないけど、ちゃんと捕獲して連れて行って報奨金をもらわないと掃除屋の商売にならないんじゃないのかにょ?
 ま、そんな様子を見てトレインのことを認めた感じのセフィリアだけど……ラストでいきなし現れてる敵。星の使途にいたタオ使いのおっさんだったか? ま、こいつらはクロノスへの復讐のためにクリードに手を貸してたって感じだから、クリードがやられたからっておいそれと引き下がるわけにはいかないんだろうけど……

◎灼眼のシャナ
 (第22話)
 自分たちで悠二を救い出そうと、ブルートザオガーを持ち出そうとする佐藤だけど、相変わらずびくともせず。
 封絶の中、時間が止まったままの御崎市。そんな長時間封絶が続いたままでも大丈夫なのか? 気が付けば全市民がトーチになってたとかいう事態じゃないだろうな。
 おや、敵の狙いは悠二とヘカテーの器を合わせることで、ヘカテーの持つ莫大なキャパシティーの存在の力を零時迷子に絶えず復元させ続けようってことかい。
 なんとかブルートザオガーを運び出し、シャナのところに持ってきた佐藤と田中。フレイムヘイズじゃなく平井ゆかりとして悠二を助けてくれって頼んでるけど……おいおい、本物の平井ゆかりはすでに消滅して、そこにいるのはニセモノだぞ。
 悠二の心を読み取ることで何か満ち足りていく感じのヘカテー……って、この声は能登麻美子かい。そして悠二も自分のことを思い出して行くけど……
 そしてシャナの前に現れた吉田さん……シャナに頼むのは屈辱とばかりの態度だけど、こいつらの意地の張り合いも怖いね。
 おや、マージョリーって出て行ったんじゃなかったのか?
 そして、いよいよ星黎殿に乗り込もうとするシャナとヴィルヘルミナ。何か目的が双方で違うような気がするんだけど、大丈夫か?

◎交響詩篇エウレカセブン
 (第46話)
 くたばって熱でうなされてるレントン。それを看病しつつも変異が進展し、ついに羽まで生えてしまってるエウレカ……なんかもうすっかり終わっちゃってる感じだね。
 そんなレントンたちをよそに、いよいよ最終戦争へ向けての準備を進めてるデューイと、わずか2隻でそれに抗おうとしてる月光号とドミニクらの寝返り部隊。でも、こっち側もいろいろと過去のしがらみは残ってるみたいで一枚板というわけでもなく……
 巨大な琥珀が現れたと思ったらニルヴァーシュが動き始め、その導くままに進むレントンたち。やがて進路上に不気味な構造物が見えてくるけど……そこが目的地ってか? で、たどりついたレントンたちの前に現れたのがレントンの姉のダイアンってかい。相変わらず唐突でよくわからない展開ね。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第6話)
 舞の父親の仕事のついでに三日月湖に行く美翔家の一家。誘われて付いて行く咲だけど……お兄さんがいないのが残念そうだね。
 天文学者がそんなとこに何の用かと思ったら、講演会ね。多くの人の前で話をして、料理も出来る舞の父親は最高だと言ってる咲だけど……木之本藤隆さんみたいなタイプだね。いや、今はずぼらな女の子が多いから、料理の出来る旦那というのは必要条件なんだろうな。
 そんな咲に、咲の父親もレストランやホテルからのスカウトを何度も断ってるぐらい凄いパン職人だと言ってる舞の父親。両親とも共働きじゃ井戸端会議で近所の噂話聞き集めてるとは思えないのだけど、いったいどこからそんな情報が……
 ま、舞の父親は今風の理想のお父さんだけど、咲の父親は一昔前の理想のお父さんって感じだな。
 しかし、帰ってきたらちょうどスカウトの人が来ていてそれを断ってる最中で、それを見た咲が父親を見直すというのは蛇足過ぎ。子供の知らないとこで断ってるから格好良いんであって、子供の前でみせたら価値半減だろ。

 ところで、これが最後だと宣告されてるのにあっさりと逃げ帰ってるカレハーン……大丈夫なのか?

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第46話)
 怪獣の紙芝居に見入ってるガキたちだけど……そりゃ初代ウルトラマンの時代ならまだテレビが無い家庭も珍しかっただろうけど、高度成長期も終息に近付いてるこの頃じゃ一家に一台ぐらいは普及してるだろうに、それでも紙芝居なんか喜んで見てるのか? いや、怪獣が現実に存在してるこの世界じゃ怪獣特撮番組なんてものはテレビではやってないのかも知れないけど。しかし、オープンリールテープののSE入りというのは本格的だね。
 紙芝居にウルトラマンが出て来ないからって文句を言ってるガキたちだけど、ウルトラマンは宇宙人じゃないかって言い訳して納得させてるんだけど……このおっさん何か胡散臭いね。
 共働きの両親が帰って来ないからって1人残ったガキを、MATを見に行こうと連れ出してるおっさん。基地にでも行くのかと思ったら、巡回パトロール中のマットビハイクルを待ち伏せするだけかい……と思ったら、そのマットビハイクルの前にガキを突き落とし、MATがガキを撥ねたと言い触らす始末。
 郷を加害者に仕立て上げた紙芝居屋は宇宙人の手下だったってか。で、紙芝居通りに怪獣レッドキラーを暴れさせてるけど……
 マットアローがやられ、スーパーカノンを使おうとするMAT。原爆と同じ威力があるって……いくら放射能が0でも、そんな破壊力あったら怪獣だけでなくあたり一面火の海だろ。
 予定通りにいったんはやられた振りして消え去るレッドキラー。しかし、すぐに復活して暴れてたらやられた振りしてる意味ないじゃないかい。おまけに意識の戻ったガキの証言から正体がばれてる紙芝居屋。作戦の発想としては悪くは無いんだけど、爪が甘いというか、実行過程がマヌケ過ぎ。せっかくレッドキラーがブーメラン使って健闘してるのにね。
 ところで、紙芝居屋に指図していた宇宙人の上官だけど、紙芝居屋がやられたらそれで終わりかい。

◎ウルトラマンマックス
 (第37話)
 もっともらしくプトレマイオスの天動説からコペルニクスの地動説までを人類普遍の歴史のように語ってるけど……それは、あくまで西洋人ローカルの天文観にしか過ぎないってことはちゃんとわかってるのか?
 今月二度目の満月だから不吉だと言ってるショーンだけど、今の太陽暦の1ヶ月は月の動きとは無関係に決められてるんだから、そりゃ月に2回満月があることなんて珍しくもなんとも無いだろ。いや、2月に2回満月があったらそりゃ大変だけど。
 いきなし星が集まって現れた怪獣ケプルス。光を嫌うみたいで、閃光弾を撃ったら姿を消してるけど……
 怪獣の行方を追うミズキ。プラネタリウムのような場所に紛れ込んだと思ったら、そこに謎の男。星空はサドン星人が作ったプラネタリウムで、邪魔な光を消して星空を取り戻すためにケプルスがやってきたってか。そしてミズキもサドン星人の末裔だと言ってるけど……
 星空に憧れを抱くミズキなら天球の外の宇宙へ旅立てると言ってる男。おいおい、本当に空に扉を開けるかい。
 星空の光も地上の光もどちらも守るべき大切なものだというミズキの言葉を聞き、未来の地球人を信じてケプルスとともに去っていく男……
 ま、地球人を外の世界に導きたいという善意なんだろうけど、だからって日常生活に直結する文明の灯を怪獣を使って消し去ろうってのは、一般の地球人にとってはありがた迷惑出しかないね。

◎仮面ライダーカブト
 (第7話)
 相変わらずワームにやられまくってるゼクト。1人残った加賀美が生身で対決しようとしてるけど、そこにやってきた新しいライダー、ザビーと本部精鋭のシャドー部隊。同じゼクトとは思えんぐらい強いね。いや、ライダーがいれば当然だろうけど……
 そのザビーに変身してるのは矢車とかいう男。田所とは旧知みたいだけど……
 豆腐屋で最後の豆腐をめぐって鉢合わせしてる天道と矢車。部下に食わすための豆腐って……こいつって部下思いなのね。
 例の料理店で豆腐料理対決してる天道と矢車。豆腐を提供させられた上に審判をさせられてるひより……相変わらず災難ね。ひよりが選んだのは矢車の麻婆豆腐だけど……単に温かいものの方が好きだったってだけかいっ! てっきり天道に嫌がらせしてるのかと思ったんだけど……
 結婚式場を襲うワームに、襲われたのは新郎新婦ばかりだと、新郎新婦に変装して待ち構えてる加賀美と祐月だけど……ワームは別の場所に。単に白い服の人間を襲ってただけってかい。
 互いにワームと戦うカブトとザビーだけど……結局、最後はカブトを倒すって話になるのかい。でも、ま、矢車も悪いやつじゃないからねぇ。

週刊アニメ定点観察 Vol.484 (2/3)

2006年03月19日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/08~06/03/10

◎かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~
 (第9話)
 なんか祭りの夜店にトラウマがあるみたいなはずむ……
 喫茶店でメニューが選べないはずむ。とまりは簡単に適当に選べとか言ってるけど……で、夏祭りの話になって話題が浴衣に。なんか露骨にそらそうとしてるとまり。はずむは女の子の浴衣なんて家に無いと言い掛けてるけど、両親のこと思い出したら、すでに買い揃えてありそうな予感。
 別れ際にとまりに浴衣着るように圧力掛けてるあゆきだけど、こいつもとまりのこと昔から知ってるんなら、浴衣なんか着ないこと知ってるだろうに、わざとか?
 家に帰って浴衣の話をしたら天変地異でも起ったような家族の反応。当てにならないと慌てて浴衣を買いに出掛けたけど、残り少ない小遣いでは厳しい様子。それにしても浴衣って5000円ぐらいであるものなのか? いや、浴衣本来の目的考えたらそれくらいで買えないと使い物にならないだろうけど、特に10代、20代の女の子なんかは今は普段着じゃなく、外出用に着飾る意味合いが大きいからね。
 困ってるところへ、そこにやってきたやす菜と鉢合わせ。結局、やす菜の浴衣を借りることになってるけど……こんな1年に1回、着るか着ないかというものを何着も持ってるのね。ま、洋服じゃないから体型が変わったから着られなくなるってことはないから、何年でも使えるものだけど……
 はずむのトラウマって綿菓子の白とピンクを選べすに迷ってるうちに雨が降って祭りが中断されてしまい、結局どちらも買えなかったってことかい。いまはそれにとまりとやす菜のことも重ね合わせてるみたいだけど……
 しかし、優柔不断もここまで徹底すれば見上げたものだね。
 そんなはずむに両方の綿菓子を買って差し出してるとまりとやす菜。ま、迷うぐらいならどちらもというのは大人買いの特権だけど、一夫多妻制の神界じゃあるまいし、女の子はそういうわけには行かないわな。
 それにしても、今回の明日太は特に悲惨ね。

◎ガンパレード・オーケストラ
 (第20話)
 みずほって母親が兵隊さんで、父親が天体観測員で、目の前で幻獣に両方とも殺されたってか。広島の第7中隊のエステルと似てるけど、こっちの方が記憶が生々しいね。
 みずほを見つけ出した教官。無理やり引っ張っていくのかと思ったら、両親の乗ってた潜水艇に乗らないかって誘い出し、本当に優先的に乗せてるあたり、意外と生徒への思いやりはあるのね。しかし、相変わらず石塚がサボってるから連帯責任で浜辺をダッシュというのはねぇ。ま、誰も走ってないけど。
 潜水艇の搭乗員……さすがにデカ女は問答無用で待機かい。しかし、顔に緊迫感が無いから残れってのも……
 潜航し、スクリーンシールドを展開してるけど、一応は対幻獣兵器なのか? しかし、みずほの両親が乗ってたってことはかなり古い機種だろうけど……
 不明物体を発見する潜水艇。幻獣かと思ったらマッコウクジラの群れ。ま、こんなとこ幻獣なんか来ないってか。戦闘訓練とばかりにアームを出したらクジラと接触。怒ったクジラの体当たりで破損し、浸水する潜水艇。慌てて浮上し、緊急脱出する一同だけど、みずほだけは潜水艇に留まったまま……
 脱出した3人は石塚のカヌーに救出されたけど、みずほは行方不明。ま、クジラに助けられてたって話だけど……これで両親の死の悲しみを乗り越えられるかとか言ったら微妙だと思うぞ。

◎あまえないでよっ!!喝!!
 (第9話)
 浄徳ババアが京に会いに行って留守の賽円寺の門前に捨てられてた赤ん坊。警察に届けた方が良いという春佳をよそに、せめて浄徳ババアが帰ってくるまででもと面倒を見ようとしてる千歳たちだけど……
 さくらと雛美も意外と役に立たないし、千歳と結子と陽はあやしてるんだか何やってるんだかわからない状態。そこにやってきた一希にいたっては抱いただけで泣かしまくってるし……
 子供は嫌いだと引っ込んでた春佳が実は一番上手にあやせたって話。
 なんとか落着いた赤ん坊。かわいいのは今のうちだってやたら悲観的な将来の妄想を膨らませてるさくら……子離れできないタイプってか。やたら教育に拘ってる結子もなんか意外だけど……お受験って言葉を使って見たかっただけじゃないのか?
 そんなこんなでやってるうちに浄徳ババアが帰ってきて、さあ大変……と思ったら、ちょうど母親が連れ戻しにやってきて助かったってか。
 春佳に懐いてたのは、単に母親に似てたからってか。

◎ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 (第176話)
 ポケモンブリーダーのユマに唆されてポケモンコンテストに出場してるタケシ……は良いけど、コンテストに出場するにはコーディネーターの登録カードが必要だったはずだけど、ちゃんと登録したのか?
 順当に勝ち残るタケシ……ま、こいつのポケモンの知識は相当なものだし、ずっとハルカのコンテストを見てるから、まるっきりの初心者レベルじゃないからね。
 で、2次審査のポケモンバトルの決勝でハルカと当たるタケシ……ま、元ニビジムのジムリーダーの本領発揮というところか。しかし、こいつのバトル、コーディネーターのバトルというよりトレーナーのバトルじゃないのか?
 さすがにハルカじゃ、それもデビュー戦のイーブイじゃタケシには手も足も出ないだろと思ってたら……後半になって反撃に出て、ダメージで逆転勝ちってかい。
 コンテストが終わったらユマに一緒に行こうと誘われてて、すっかりその気になってたタケシだけど……「もう教えることは何も無い」って結局は相手にされなかったとは、哀れね。てっきりオレンジ編みたいにタケシが抜けて新キャラが出て来るのかと思ったんだけど……バトルフロンティアももう大詰めだから、ここまで来てその展開は無いって話か?

◎かりん
 (第16話)
 エルダに襲われる雨水だけど、すんでのところで杏樹に助けられてセーフ。その場に駆けつける果林。2人の様子を見て何かを察しているエルダだけど……
 その夜、果林相手に延々と昔話するエルダ。
 昔、人間の男を愛してしまったエルダ。しかし、人間の社会では吸血鬼は受け入れられず、仲間は無惨に処刑されてるって話だけど……中世のこととは言え、十字架に磔にされて日光で焼き殺されてる光景って……
 ま、血を吸っても相手にプラスになるなら人間との共存も可能だったんだろうけど、エルダの血の嗜好は「恋心」。血を吸えば相手は恋心を失ってしまうとかいうんじゃ、そりゃ共存も無理な話。
 特に相手の父親は吸血鬼嫌いで、2人は引き離されてしまうって展開……最後に生き延びるために相手の血を吸って、2人の関係はお終いという悲劇か。
 結局、それが原因で人間との恋は悲劇にしかならないと考えてるエルダは雨水の血を吸って果林への恋心を失わせようと思ったみたいだけど……雨水に恋心なんかあるのか? いや、果林の方は恋を意識してる感じはあるけど、雨水はそこまで果林を意識してないだろ……と思ったけど、血の嗜好が「恋心」のエルダが麻希を捨てて雨水の血を吸おうとしたってことは、単に表に出てないだけってことか? いや、単に吸血行為を見られたからその始末をつけようとしてただけかも知れんけど……

◎しにがみのバラッド。
 (第2話)
 夜のプールで制服着たまま漂ってる浅野水月。その前に現れたモモだけど……死の宣告かい。驚いて立ち上がったら、その背後にいた藤島豊花。プールにピラニアを放したから早く出た方が良いって……物騒だね。しかし、塩素消毒してるプールの水の中でもピラニアは大丈夫なのか?
 死んだ姉の部屋のベッドに寝転んで姉のことを思ってる水月……なんか危ない趣味でもしてるのかってのは気のせいか?
 なんかいきなし水月のことが好きになった豊花。それを聞いて、自分はもうすぐ死ぬと言ってる水月だけど……普通なら馬鹿にされたと思うわな。しかし、もうすぐ死ぬと言ってる相手に頑張れって……いったいどんな死神なんだ? ま、死んだ姉に頼まれたとか言ってるけど……
 豊花に助けられて生きる意欲を覚えた水月を見て涙ぐんでるモモ。おいおい、最初から死ぬ予定は無かったってかい。
 ピラニア放ったり仮病で休んでたり、プールの授業をとことん避けてた豊花。いきなしプールに出て来たと思ったら……胸に大きな傷跡があって、他人に見られたくなかったんだな。

◎アニアニランド
 びんちょうタン
 (第5話)
 どうでもいいけど、こいつら仕事の中身を確認してから決めるとかしないのか?
 仕事先が立派な学校だからってオシャレして行けと言われたびん。新しい着物を出して来たけど、あいにく天気は雨。クヌギたんの馬車に水を撥ねられてびしょ濡れ。汚い格好だからって仕事先の責任者に叱られるとは災難ね。
 おお張り切りで道具市に出掛けたちくタンだけど、雨で中止。これなら仕事を交換しなかった方が良かったってか。
 仕事を終えて出てきたびんに、汚した服を弁償しようとしてるクヌギたん。しかし、それを拒否して去っていくびん。あまりにそっけない態度に、こりゃ相当に怒ってると感じただろうねぇ<クヌギたん。声が一条さんだし……

 REC
 (第5話)
「おっきい……先輩の」
 何かと思ったら、エロゲの仕事かい。新人声優の一度は通るべき試練だな。他に良い仕事はないかと言って吉岡さんに叱られてる赤。
 おや、毎年1万人も声優学校の卒業生がいるのか。そのほとんどは仕事なんか有り付けないというのに、うまいこと言って生徒を集めてるって、ボロイ商売だな。ま、半分ぐらいは単にモラトリアムの受け皿として機能してるって面もあるんだろうけど。
 とりあえずエロビデオで勉強しようとレンタル屋さんに行く赤だけど……露骨に変装するのはかえって目立つだけだぞ。
 部屋を暗くしてビデオに見入ってる赤。そこに松丸が帰ってきて、大慌てでビデオを隠してるけど……結局、松丸相手に演技の稽古かい。
 ま、何とか収録を終えた赤……なんか吉岡さんには見透かされてるって感じだけど。
 そのエロゲを買ってきた松丸……って、いったいどんな速成ソフトなんじゃい。ゲームの音声はそりゃ脚本できなきゃ音入れも無いけど、普通はプログラムよりはずっと早く録り終えてあるはずだから、アフレコから発売なんて半年以上はざらだろ。下手すりゃ発売延期が重なって陽の目を浴びるのは数年後なんて作品も珍しくないし……

◎ガラスの仮面
 (第48話)
 紅梅の谷で雨宿りするマヤと速水。速水が自分が紫の薔薇の人だと名乗らないからギリギリのところで壁が出来てる感じだけど、すれすれいっぱいの2人。互いに相手が自分を嫌ってると思い込んでたという誤解が解けたって話だけど……速水がマヤが自分を嫌ってると思い込んでるのはわかるけど、マヤの方はちょっとわからないんだけど……
 どう考えても速水の行動を見てたらマヤを嫌って行動してるような素振りは全然ないだろ。ま、マヤの方が突っ掛かった態度を取ってるからそれに合わせてるって感じはあるんだけどね。それとも、大都芸能を辞めた時のことでも気にしていたのか?
 月影の課題の3つ目、水の演技。たくさんの見物人の前で上半身裸になって人魚を演じる亜弓……なかなか大胆ね。マヤは滝の中から現れる竜神の演技。亜弓の人魚は水との一体化を演じてるわけだけど、マヤの竜神って水の支配を演じてるわけだけど、何かセリフに頼って抽象的な気がするね。その辺、月影がどう反応するか見たかったけど……演技の中身に対するツッコミは無かったか……
 そして、最後の土の演技。土器を演じる亜弓と、植物の芽生えを演じるマヤ。技巧的な亜弓と原初的なマヤという、2人の特徴がそのまま出てきたような演技ね。月影は演技については何も言わず、1週間後に『紅天女』を演じろと言うだけ。もう2人は紅天女のことがわかってるはずだからと……
 行方不明の養父が月影に匿われているのを知った速水。そこを出て東京へ帰ろうという息子の進言を拒絶する速水会長。ま、月影に助けられてそこにいることで、これが月影と和解できる最後のチャンスだとでも思ったのかな。
 速水会長生存の情報が伝わった途端、何か急に物事が動き出したって感じなんだけど……

◎ノエイン もうひとりの君へ
 (第21話)
 カラスの形跡を見失って慌ててるトビ。ま、シャングリラに行ったから追跡できなくなったってことだろうけど……
 おぼろげな光景のシャングリラ。ここは幻だというカラスだけど……ま、カラスたちラクリマの人間にとっては自分たちの存在とは背反する世界だからね。
 内田に接触してきた黛。マジックサークルの中止を要求する内田に半信半疑の黛だけど、ハルカがその中心にいるといわれたら他人事で済ませられないわな。
 苛立って自分をシャングリラに送れというアトリ。それを静めようとしてるミホだけど……どうみてもミホのほうがわがまま言ってるとしか思えないんだけど。記憶が戻ってるみたいなアトリだけど、この世界が好きになて守りたいと思うようになったのは確かみたいね。
 元妻を呼び出した黛。函館は危険だからハルカをつれて東京に来いって……実験の中止よりそっちの方が優先かい。ま、確かにハルカが現場にいなかったら空間に対する干渉は少なくなるだろうけど、それでもヤバイ実験なのは同じだろ。自分の娘さえ助かったらそれで良いとか思ってるのか?
 大人になったときのことをカラスに聞いてるユウだけど、それでカラスの未来のハルカが死んでしまったことに気付いて訊き返してるけど……おや、未来のハルカってラクリマを存在させるために量子コンピューターの一部になったってか。
 そこに現れたノエインに、ユウとカラスの無事を条件についていくハルカだけど……そんな条件、はなっから守るつもりは無いってか。本当に最低なやつだな。
 いきなし龍のトルクが発動したと思ったら、シャングリラに転移されてるハルカの家。ま、自分をシャングリラに送れというアトリの要求は図らずも達成されたわけだけど、トビたちが出払った後で中にいたのがアトリとイサミとアイとミホだけってのもなんか微妙だね。

◎金色のガッシュベル!!
 (第147話)
 ファウードをめぐるリオウとガッシュの最終決戦……と思ったら、いきなし割り込んできてリオウを倒してるゼオン。ま、伏線張ってたからには出さざるを得なかったんだろうけど、何か打ち切りで慌てて出して来られたラスボスって感じで、唐突過ぎね。

◎ケロロ軍曹
 (第100話)
 なんか切羽詰ったケロロ小隊。そこにいきなし落雷で記憶を失ってしまったケロロ。おまけにギロロまで……とか思ったら、タママもクルルも記憶喪失。で、何を切迫してたのかと思ったら秘密基地の自爆タイムリミットってか。
 記憶喪失戦隊オモイダセンジャーはともかく、笑点の大喜利までやるかい。
 しかし、海産物一家って……
 結局、記憶喪失はウイルスで暴走した監視衛星こまわりの仕業ってのは良いけど……呆れて自爆装置を止めてくれたって。で、続くのか?

◎アニメ魂
 LEMON ANGEL PROJECT
 (第10話)
 強化合宿が終わって来週のレコーディングまでオフにはしゃいでる智たちだけど、早夜だけは特訓すると気合入り。そんな早夜に少しは休まないといけないという片桐。そんな早夜には用意してるものがあるといってる小暮だけど……
 向かった先は廃駅になる福澄駅のイベント。星井やよい時代に世話になった西岡の依頼とかいう話だけど……仕事はニワトリの着ぐるみを着て司会のにーちゃんの相手役。
 智たちやエリカはともかく、美希まで見に来てるのが意外だけど……実は鉄チャンで、福澄駅を写しに着たってかい。
 着ぐるみの中で1人でツッコんでる早夜が最高ね。
 爆笑して来てるのがバレてる5人(いや、智やエリカの変な変装もともかく、美希がいつもの格好だからマルバレだろ)。早夜と一緒に一日駅長することになってるけど……やりたいのを我慢して反対してる美希がなかなか。
「さよ」を待ってるという老婆が気になって一緒に待ってる早夜。「さよ」ってのは孫のことかい。仕事が終わっても老婆と「さよ」を待つ6人。最終列車が来ても孫は現れず……ま、ボケ老人が帰ってくるはずのない孫をいつまでも待ってるというパターンだろうけどね。でも、普通は家族とか駅の職員や近所の人がそうと教えてくれるだろうに……
 後日、レコーディングスタジオに届いた老婆からの手紙。孫は3年前に死んでたって話だけど……ま、ボケてたわけじゃないのね。
 なんか、初代レモンエンジェルのプログラムの修復に成功してる氷室たちだけど……いまさら初代を出しても世間が相手にしてくれるのか? ま、成功したのは美希がこいつらの尻尾を掴むために匿名の協力者を装って近付いてたからだろうけど……

 どうでもいいけど、廃駅イベントで「こんな駅、潰れて当然」なんてギャグはシャレにならんからやめた方が良いと思うぞ。

◎パピヨンローゼ New Season(新)
 (第1話)
 「New Season」とか付いてるところをみたら続編ものみたいだけど、こんなのあったっけ? いや、昔、なんか『セラムン』と『ウェピー』の焼き写しみたいなサイトがあったのは覚えてるけど……
 地上波でやってるのは「地上波放送版」ってあるけど、若干トリミングしてるって話かな。見た感じBS日テレのとそんなに変わらんような気もするけど……

 なんかコスプレ会場みたいな場所。
「地球が狙われてる」と言ってる女に「ヤマトのキャラですよね?」と尋ねてる先代プリキュア風の2人。いや、似てるのはコスチュームじゃなくて、松本零士風のキャラクターデザインだろ。しかし、金星人って……『三大怪獣 地球最大の決戦』かいっ!
 地球を守るのはパピヨン戦士だといわれて、彼女たちを探す怪しげな黒服たちだけど……
 メイド喫茶で働く主人公って……ま、基本的にやってることは『東京ミュウミュウ』と同じだな。
 地球人をハニワと呼んでる侵略者たち。武器を持たずに攻めて来たって、マヌケ過ぎ。仕方が無いから太古に祖先が残した武器を掻き集めてるってか。
 猫が戦士を目覚めさせるってあたりは『セラムン』そのまんま。しかし、言葉が喋れないんじゃ話にならないね。
 いきなしアキバに現れたインド神話に出てくるという核兵器搭載型宇宙船。その中から現れたのはヒバゴンとツチノコの合成怪獣ツチノゴン……ろくな敵じゃないな。
 なんか記憶が戻ってるつぼみ。いったい何をされたんだ?
「ローゼ・パピヨンパワー・エレクション」
 微妙に卑猥な気がするけど、セラムンのパクリの範疇を超えてないな。しかし、コスチュームが下着ですか。どうでもいいけど、大人の事情で使えない前の武器って……しかし、手にして念じたら何でも武器になるんなら意味ないじゃないか。
 胸を掴まれるローゼの危機に手裏剣投げて現れた虎影……月影のナイトみたいなものだな。
 どうでもいいけど、敵の3姉妹がラン、スー、ミキって、キャンデーズかい。しかし、このクソ思いっきり下手なEDはやめろよ。
 ま、キャラクターデザインとかは悪くは無いけど、やってることがどこかで見たような光景ばかりだし、おまけにアニメの出来が素人レベルに毛が生えた程度って……確かにキャラは崩れてはいないんだけど……動かないからねぇ。ネタにしかならない作品だな。

週刊アニメ定点観察 Vol.484 (1/3)

2006年03月19日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/06~06/03/07

◎Fate/stay night
 (第9話)
 1人で柳洞寺に向かったセイバーだけど、その前に現れたのは佐々木小次郎を名乗るアサシンのサーヴァント……って、佐々木小次郎ってアサシンの属性だったのか? いや、宮本武蔵よりはずっとまともな剣術使いだったと思うけど。
 思わず名乗り返そうとしてるセイバーを止めて、対決に入るアサシン。秘剣ツバメ返しって……本物の佐々木小次郎だったかい。このままじゃ相手にならないと奥義を出そうとするセイバーだけど……剣を振り出しもしないうちに辺り一帯に魔力の嵐って、なんか相当な技みたいね。
 しかし、そこに士郎と、戦いを見ているもう1人のサーヴァントの存在を感じて戦いをやめるアサシン。もう1人のサーヴァントって何者だ? 士郎が何者か見てたのは確かだけど……ライダーは山門の中に入って戦ってたから隠れてたやつとは違うみたいだし。
 士郎が駆け付けたとたんに倒れてるセイバー。おいおい、よく隠れてたもう一人のサーヴァントとか言うのが襲ってこなかったみたいね。いや、サーヴァントって一応は英霊ってことだから、そんな気を失ったやつを襲ってくるような卑怯なやつはいないのかも知れないけど……
 セイバーに戦うなという士郎に、なら士郎が剣術を覚えろというセイバー。ま、戦いの過酷さを知ったら自分に戦うなとかは言い出さないだろうと考えたのかも知れないけど、士郎はアホだから本気で自分がサーヴァントと戦う気になるかも知れないぞ。

◎ブラック・ジャック
 (第61話)
 ある工場の依頼で奇病の患者を見にやってきたブラック・ジャック。その町の海辺でピノコに良く似た女の子を見掛けるけど、女の子も顔色が悪く、患者同じような症状を持ってるらしい。そのことを保健所の主治医に告げるブラック・ジャックだけど、若い主治医は無免許医のいうことなど聞く耳を持たないって感じ。
 女の子の名前はロミ。かつて子役のタレントをしてて、ブラック・ジャックがピノコの体を作るときにモデルにした女の子って話。
 患者の手術をしたブラック・ジャックは病因を工場で作ってるゼータ金属の中毒症と診断。即刻、工場の操業停止を勧告してるけど……揉み消しを図る工場主。ロミのことで工場主に相談しようとする主治医だけど、揉み消しを要求されてすごすご引き下がり、呑んだくれてる有様。
 主治医がふてくされてる間にロミの容態は急変、直ちに処置を行うブラック・ジャックだけど……
 主治医が帰って来たらロミの姿は無く、手遅れだと語るブラック・ジャック。主治医は渡された砂を元にゼータ金属中毒症の論文をまとめ公表しようとするけど、工場側の口封じに遭い崖から転落……ま、主治医もロミもブラック・ジャックの手術で助けられたって話だけど……まさか、原作では本当に死んでたのかな?<ロミ。

 しかし、ゼータ金属ってなんだ? Zガンダムの装甲にでも使われてる特殊金属か?……はいいけど、金属の粉を吸って発病って……いったい何を作ってる会社なんだ? 製鉄会社のようなところなら金属は溶鉱炉に溶かして扱うから、直接金属粉を吸い込む機会は少ないって気が。鉄工所みたいに金属を加工してる工場なら金属粉を吸い込むのもわかるけどにょ。
 それに、工場の廃液から流された金属粉が貝にたまって、貝殻を集めてたロミがその金属粉を吸い込んだってのも謎。いくら貝に貯まってもそれは貝の身の部分が中心だろうから、その貝を食ったとかいうならともかく貝殻を集めたぐらいで吸い込んで中毒症状を起こすような量の金属粉に接するとは思えないぞ。そんな少量で発病するなら、工場の従業員全員が発病して倒れてるだろうし……
 これ、元ネタは極一般的な水俣病とかイタイイタイ病等、水銀やカドミウムの重金属障害で、中毒症の原因は海産物を食ったからだったんじゃないのか? それを金属粉を吸い込んだからってのは生々しさを避けたのか、それとも最近のアスベスト禍問題に引っ掛けたのか……どっちみち姑息なやり方でリアリティを無くしてしまってるだけのように思うけど……

◎名探偵コナン
 (第433話)
 「コナン変な子」って物語とどう関係あるサブタイトルなのかって疑問に思ってたら……回文かいっ!
 どうでもいいけど、小五郎がコナンだけ連れて作家のところにやってきた用事って何だったんだ? まさかサインもらうためだけに来たって言うんじゃないだろうな?
 で、作家になろうとした小五郎。いきなし原稿用紙買いためてるけど……いまどき手書きで始めるか?
 あと、作家が死んで殺人事件だとわかった時に、いきなし目暮警部を呼べって言ってるんだけど……個人的な相談でもあるまいに、ちゃんと正規の通報手段で警察呼ばなくて良いのか? そりゃ最終的な行き場は同じかも知れんけど、警察も組織的な運営をしてる以上、ちゃんと手続き通った出動要請が無いと面倒な気がするけど。

◎タクティカルロア
 (第9話)
 ランスイール諸島のゲリラ退治のための環太平洋連合の治安維持活動に参加してるパスカルメイジ。軍事作戦に民間護衛艦まで引っ張り出すかい。
 七波に決断を迫られて以来、微妙に接触を避けてる凪宮。一方、翼は完全に凪宮にラブラブ状態なんだけど……キスしてからちゃんと凪宮に会ったのか? 今の凪宮だと優柔不断でろくに相手もしてくれそうにないと思うけど……やっぱし凪宮の方が避けてて会ってないんだろうね。
 副長の話では七波と凪宮は血が繋がってないって……いや、そういうことが出てくるのだけに今までじらしてたのか? いったいいつの時代の作品なんだ? それくらい2人の態度見てたらわかるだろうに。2人の苗字が違うのは七波が既婚者だからかと思ってたんだけど、単に親が再婚しても本人の苗字は変えなかったってだけの話か?
 七波に返答を迫られても中途半端な答えを出すしかない凪宮。そりゃ、こいつにしたら七波のことは(多少、血が繋がっていないことは意識してても)姉としか考えてなかったんだから、面と向かってどういう関係か決断しろって言われたら、かえって迷うわな。
 海賊相手だからって油断してる先遣艦隊の司令。後方支援艦隊の中でいつもの哨戒活動を行うパスカルメイジだけど、哨戒レベルが高すぎるって怒られてるって……平和ボケしたやつらはダメだね。
 さっそく現れた海賊の潜水艦にあっけなくミサイル攻撃を食らってる先遣艦隊。気が付けば海賊の艦隊に包囲されてるってマヌケ過ぎ。

◎Canvas2~虹色のスケッチ~
 (第21話)
 クリスマスの飾り付けをしながら帰りの遅い浩樹を怒ってるエリス。その浩樹は霧と一緒に例の焼鳥屋だけど……霧ってそんなにそこが好きなのか?
 なんかすっかり両思いの2人だけど……もうすっかりエリスの入り込む隙間も無いみたいね。
 屋上で菫と話していたエリスが降りてきたら、廊下で発作を起こしてる朋子……おいおい、シナリオ的にこいつ大丈夫なのか?
 可奈と菫が話してるところにクリスマスの過ごし方を聞きに来た浩樹。可奈の答えはオーソドックスな日本の恋人同士のクリスマスだけど、菫の答えって……いや、前半は浩樹と同じ発想だけど、さらにその先があるかい。
 クリスマスパーティーの合唱部のコーラスでソロを歌う菫。成功したらご褒美に絵を描けって浩樹に要求してるけど……エリスのためってのはミエミエか。
 クリスマスに雪を見に行かないかと浩樹に誘われた霧。なんか勝ち誇るかのようにエリスに話してるんだけど、さすがにもうエリスも祝福するしかない状況だね。しかし、本心は穏やかじゃないようで、半ば放心状態で歩いてたところを交通事故に……
 まさか、ここにも涼宮遥の呪いが……

◎Angel Heart
 (第21話)
 夢のヴァイオリン演奏会に招待された香瑩。それを聞いて全員の正装を用意するといってるジジイだけど……リョウと信宏のは忘れたってか。酷いジジイね。しかし、信宏はともかく、リョウは正装の一つぐらい持ってろよ。
 なんかやたら音楽に造詣の深いジジイ。家庭教師のねーちゃん、遥の恋人とかいう有名なヴァイオリニストのにーちゃん、風間雅臣。やたら緊張してる夢だけど……
 マッドドッグがターゲットにした被害者のうち1人だけ行方不明になった子供がいるって話で、それが夢だってこと。マッドドッグの本当の娘ではなかったのか……
 演奏会の最中に舞台を爆破してるドッグウォーカー……おや、遥がウォーカーってわけじゃなかったのね。すると、なんか怪しそうなのは風間とかいうにーちゃんか。
 夢を守って重症の香瑩。付き切りで看病してる夢の携帯にウォーカーからの連絡。父親のことを教えるといって夢をトイレに誘い出し、父親の敵は香瑩だと告げ、武器を渡してるウォーカー……そして意識の戻らない香瑩に銃を突きつけてる夢だけど……

◎舞-乙HiME
 (第21話)
 ニナの前に現れ立ちはだかる神祖だけど、悪しきオトメを打ち破るのかと思ったら、眠ってしまってお終いかい。
 アリカとマシロ様を呼び出し、カルデアに復讐して皇帝アルゴス14世の一族郎党を根絶やしにするから手を貸せというミドリちゃん。裏切った相手には徹底的に復讐って、怖いねぇ。ま、相手もそれを見越してナギにマシロの所在を教え、代わりにアルタイがアスワドと戦うように仕向けてるけど……
 そこへ流れ着いてきたヴィントブルームの貧民街の難民たち。掟にしたがって排除しようとするアスワドだけど、手を出すに及ばず、例の砂漠の怪物に襲われる難民たち。ミミがやられるのを見かねるマシロの様子にマテアライズして飛び出していくアリカ。怪物は一撃で倒したけど、ミミはすでに手遅れ……
 女王として難民たちを守ることを決意し、ガルデローベの技術と引換えにアスワドと手を組むことを決断したマシロ様。そのマシロ様にオトメとして忠誠を誓うアリカ。そして2人を置いて自分たちだけでカルデアへの復讐に出て行くミドリちゃんたちだけど……
 トモエたちワルキューレ隊を率い、アリカとマシロ様を叩くためにミドリちゃんたちが出払うのを伺ってるセルゲイだけど……本気でアリカを叩くつもりか? ま、少なくともトモエだけはやる気がありそうだけど……
 まるでトモエにおとなしく飼われてる状態みたいなシズルも不気味だし、出撃前にチエがシホに頼みごとしていった内容も気になるけど……これはエアリーズにいるナツキたちにマシロ様の所在の情報を伝えるように頼んだってところか?
 で、マシロ様たちがアスワドにいるという情報を受け取ったナツキはカルデアに向かおうとしてるけど……なぜ?

◎落語天女おゆい
 (第9話)
 熊さん、八っつぁんって……ベタな名前の長屋の住人だね。これで近所にご隠居がいれば古典落語の定番トリオだな。
 先週、何か足りないと思ったら、妙が出てなかったんだな。とことん影の薄いやつ。
 そこを敵に付け込まれ、闇に取り込まれていくって展開だけど……

◎アニマル横町
 (第22話)
 久々に見たら、なんかギャグも壮絶になってるね。あみちゃん40歳説は笑った。

◎焼きたて!!ジャぱん
 (第68話)
 完全に原作に追いついてるから黒やんのリアクションもオリジナルなんだけど……あんまし捻りが無いね。
 だいたい、雪乃がそんな簡単に負けを認めるか?

◎BLEACH
 (第71話)
 バウントにとって生きた人間の魂を食うことは、その莫大な力を得られることと引き換えに世界のバランスを崩してしまうからタブーだったんだけど、あのリーダー格の男がその禁を破って生きた人間を襲い始めたってか。
 女のバウントはそれを何とか阻止しようとしてるみたいだけど……
 一方、浦原たちの調査ではこの世にひずみが生じてきて、ホロウのいる世界との間に穴が開き、簡単に行き来できるようになってしまうとかいう話。なんか、ようやく藍染一味と繋がってきた感じだな。きっとバウントのリーダー格の男を唆して生きた人間を襲わせてる黒幕が藍染か、その部下って感じが……
 で、女はこの事態を収拾するのにクインシーが必要だとか言ってるんだけど……力を失った石田にいったい何を期待すれば良いんだ?

◎地獄少女
 (第22話)
 朝帰りの柴田に不機嫌なつぐみ。怒って1人で出掛けたと思ったら、母親の命日だったってか。
 学生時代からの付き合いだったらしい柴田だけど、披露宴から新婦を置き去りにして取材にばかり飛び回ってるんじゃ、そりゃ破局に向かって一直線だわな。で、家庭を顧みないまま仕事に明け暮れて、ある日、政治家の不倫を張り込んでたら、その不倫相手が自分の妻だったって……悲惨ね。
 それで一方的に相手を責め立てて離婚し、娘には会わせなくしてるってどこまでも勝手なやつだな。で、妻はつぐみとの面会を拒否された帰路に事故って死んだってか……
 今回の地獄送りは、男をとっかえひっかえ金蔓にしてた女がふられた男の依頼で流されたって話だけど、実質ほとんど原因なんて語られてなく、背景的に進行してただけって感じね。
 しかし、他人が地獄少女に依頼したことを偉そうに避難する柴田だけど、それは自分が妻に対してやったことと同じってか……
 どうでもいいけど、つぐみと母方の死父母は柴田家の墓に参ってるんだけど、離婚したんなら小川家の墓のはずじゃないのか?

◎鍵姫物語 永久アリス輪舞曲
 (第10話)
 自分の記憶が無いことに悩んでるありすだけど……アスカの羽根を受けたから記憶が無くなったわけじゃなくて、最初から記憶喪失だったのね。
 有人に昔のありすのことが知りたいと言われて思い出の場所を案内するありすだけど、ありすが懐かしがってる場所は、けっしてそういうような場所じゃないって……ありすが適当に嘘言ってるだけなのか、それともそう思い込まされてるのか……
 そんなありすにきらはと戦えと有人の『終わらないアリス』を読ませるアスカ。その話に乗ってきらはを呼び出してるありすだけど……
「きらはちゃんの危険を感知するアンテナがびんびん反応してるですの」
 おまいは鬼太郎かいっ!>キサ。
 メルベイユスペースに向かう有人とキサを邪魔しようとしてるアスカだけど、キリカに殴られてダウンとはお粗末ね。
 きらはを追い詰めてるありすのところにたどりついた有人たち。戦いを止めさせようとする彼らに対しありすが言ったことは……ありすは有人の『終わらないアリス』の中の存在に過ぎないってか。しかも、ありすはきらはのことが好きな有人が、その罪悪感から生み出した代替物ってかい。
 ずっと有人のそばで存在していたいという望みを叶えるために物語を集めようとしていたというありす。有人さえ自分を選んでくれたらそんなことする必要もなくなるというありすだけど……この期に及んでも何の決断も出来ない有人。それを見て悲嘆し去っていくありす。最低だな。
 そこに現れたアスカだけど……怒りまくってるきらはに瞬殺されてるとは惨めね。
 そしていきなし姿を現してるタキオン。残ったのがこいつらだけって……きらはとキサのことか。おまけにありすを拘束してるし……
 しかしねぇ。ありすが本当に有人の物語から生まれた存在ならアリスロワイヤルとは無関係なはずなんだけど、そうじゃないってことはアリスロワイヤルとかタキオンとかの存在自身もすべて有人の物語が生み出した存在ってことになるんじゃないか?

◎よみがえる空 -Rescue Wings-
 (第9話)
 緊急避難用具を使って乗客を降ろしに掛かる内田。何かとうるさいチンピラだけど、女にたしなめられたらおとなしくなってるって、情けないね。
 女子供から先に降ろすってことで一番手はガキと継母。父親と一緒じゃないと嫌だとダダをこねるガキを何とか宥めて降ろしてるけど……別にガキは父親と一緒にしてやってもよかったんじゃないのか?
 続く老婆も老婆でなかなか降りようとせずに時間の浪費してるって感じ。こいつら一刻を争う事態だって理解してるのか? で、老婆まで降ろしたところで再びゴンドラが激しく揺れ、緊急避難用具も脱落し、絶体絶命。
 ここでようやく広沢三佐が対策本部に到着。ようやく自衛隊の出番だけど……消防が縄張り意識なんか持たなかったらもっと早く出て来れただろうに。
 ゴンドラ自身の脱落が迫ってるため、ヘリでゴンドラごと吊り上げ、地上に降下させる手で来てるけど、ゴンドラの重量は懸垂能力ギリギリって、なんかやばそうだね。内田だけ飛び降りさせて重量を減らさせるといってる本郷……おいおい。
 なんか見てたらいかにもすぐに外れそうなフックで吊り下げてるって感じで冷や冷やしたけど、なんとか無事に全員救出。しかし、牽引時に揺れるから乗客の安全を確保しろって……自転車のタイヤのチューブで柱に縛り付けるのか。
 ま、万引き少年にも何か得るところは大きかったみたいね。

バックナンバー一覧を設置

2006年03月10日 | 雑記
 左サイドのブックマーク(最近の投稿とかコメントとかの下の方)に当ブログの過去の記事タイトル一覧を載せました。
 ま、以前から個人サイトに載せてたのにリンクを張っただけですが、過去記事を参照したい方はどうぞ。現状では上部に単独掲載記事、下部に『週刊アニメ定点観察』を下から古い順に掲載しています。今後、記事内容とか年度別に構成しなおすかもしれません。


 ブログというのは単に日記として書いてる場合は、カレンダーから過去記事をたどれて便利なのでしょうが、単独にテーマ別の記事を掲載してる場合、バックナンバーをたどることは途端に困難になってしまいます。
 例えカテゴリー別にバックナンバーがあっても、カテゴリー内の記事が一定数を越えるとたちまち役に立たなくなります。Google等の検索を利用するにしても、必ずしもすべての記事が収集されてるわけでもありませんし。
 確実にバックナンバーをたどりたい場合は、どこかにまとめてリンクを張った一覧を作っておく必要があるんですね。
 ま、ブログの記事は書き捨てだとかいう人には用は無いでしょうけど、せっかく書いた記事を出来るだけ長く読んでもらいたいというような人は、自分でちゃんと一覧を残しておくように気を付けたほうが良いと思います。
 いや、何でもかんでもダイレクトに記事本文に飛ぶようなバックナンバー管理でなく、記事のタイトル一覧ぐらいブログのシステム側で自動生成してくれても良いような気がしますけどね。

週刊アニメ定点観察 Vol.483 (4/4)

2006年03月10日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/05~06/03/05

◎交響詩篇エウレカセブン
 (第45話)
 ドクター・ベアと話をして真実を確かめようと月光号に乗り込んでるドミニクと艦長だけど……堂々と2人だけで敵地に乗り込むとは、腹の据わった艦長だね。ま、それもドミニクを買ってるからで、ドミニクがそこらのアホ同様だったらそんな危険なまねなんかせずにデューイの命令どおりにやってるだけなんだろうけど……
 異常を来たしたエウレカの痛みを自分も受け止めようと自らを傷つけるレントン。しばらく関係がギスギスしてたかと思ったんだけど、互いにそっぽを向いてたわけじゃなかったのね。
 しかし、そんなレントンに銃を向けるモーリス。本物のママを殺したエウレカはその償いのためにずっと自分たちのママでいて、レントンなんかとくっつくなってか。いや、気持ちはわかるけど、いまさら過ぎないか? ま、銃を手にしたことで溜まっていたわだかまりが噴き出して来たんだろうけど……レントンより役に立つってのは確かかもしれないけどね。
 レントンもレントンで、ここでいきなしチャールズのことを思い出すか? でも、モーリスの騒ぎのおかげでエウレカが逃げることをやめたって効果はあったか。エウレカも自分のことで逃げてるどころの話じゃないからねぇ。
 ドクター・ベアの話に納得したのか、月光号からの映像を艦隊全体に流させてる艦長。何を流すのかと思ったら、以前のノルブとドクター・ベアが情報交換したときの記録映像……手抜きかいっ!
 で、ようやく寝返ったか<ドミニク。月光号のブリッジで懸命に自分の決意を語ってるところがレントンそっくりだけど、それを楽しみながら見てるホランドたちって、意地が悪いね。
 ブリッジが禁煙って……なんか久々の『マクロス』ネタだな。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第5話)
 咲の幼馴染の星野健太……どっちかというと『おジャ魔女どれみ』の系列のキャラって気がするけど、今回は先輩じゃなくて同級生が相手ってか。いや、速攻で舞のお兄さんに取って代わられてるって気がしないでもないけど……
 おいおい、いくら天文台の研究員でも自宅に観測ドームまで作るか? そんなに儲かる仕事とも思えないんだけど……
 舞の兄から『太陽系の起源と惑星間物質』とかいう本を借りた咲だけど、健太に紅茶をこぼされてさあ大変。本屋に探しに行くのは良いけど、ハードカバーでけっこう高そうな本だと思うぞ。おまけに絶版で版元にも在庫なし……ま、よくある話ね。
 舞のアドバイスで町の古本屋に探しに行くけど、そんな小さな町の古本屋じゃ置いてないだろ。
 で、結局それで諦めて誤りに行ってるんだけど……おい待て。ここはいつの時代だ? 現在が舞台ならネットを使って入手するという方法があるだろ。アマゾンでも中古マーケットやってるし、せめてヤフオクで出てないか探すぐらいしろよ。
 ま、物を見付けても中学生じゃネットで決済できないだろうけど、そこは大人に頼るぐらいしても良いだろうし……

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第45話)
 冒頭、いつものごとくネズミ怪獣を倒してるウルトラマン。それを見て悔しがってる謎の少女。
 戦いの負傷で医者の診断を受けてる郷。鼠咬症に似ているからと半ばドクターストップを掛けられてるんだけど、まさか本物のネズミを巨大化させた怪獣だったのか? しかし、最近ネズミに咬まれたことがあるかを訊かれて否定してる郷も郷だけど……
 空港で何かを女性のバッグに入れる少女。機内でそれについてスッチーに尋問されてる女性だけど、何でいきなしスッチーが? いや、持込物をチェックするなら搭乗前にするだろ。ま、この当時は国内線での手荷物検査はやってない時代だけど……それとも自分のバッグに見たこともないペンが入ってるからスッチーに届けたのか? いや、機内で混入したとは思えんからスッチーに言っても無駄だと思うけど。
 どのみち、現在なら搭乗前のチェックで弾かれてるな。いや、案外金属探知機程度じゃ引っ掛からないかも知れないけど……
 で、スッチーが手に取ったら中から時限爆弾の音。あわてて床に落とすけど、途端に飛行機は木っ端微塵。どうやらその飛行機には郷が乗る予定だったけど、怪我のために取りやめたって話。いや、自分の放った怪獣のお陰で暗殺計画をミスしてるとは、この暗殺者もマヌケだね。
 そしていきなし次郎のクラスに転校してきたその少女。白鳥エリカと名乗ってるけど、次郎と仲良くなって万年筆をくれるって展開。しかし、5色出る万年筆って、そりゃどんなんだ? ま、どんな万年筆でもインクを変えれば色は変わるけどね。
 帰って来るなり自慢げに郷に見せる次郎だけど、すかさず窓の外に放り投げる郷。文句を言う次郎だけど、途端に大爆発。郷のマンションがどんな場所に立ってるかは知らないけど、いきなし窓の外に爆弾放り出して、周囲に被害は出なかったのか?
 もらった万年筆が爆弾だったことで、速攻でエリカを暗殺者だと決めかかってる次郎。いや、以前の次郎だったらエリカを信じようとしてたと思うんだけど……やっぱし兄と姉を失ってから心が荒んで人間不信にでも陥ってるのかねぇ。ま、実際に暗殺者だったのは確かだけど……
 次郎に案内されてエリカを追い詰める郷と岸田。次郎がしがみつかれて暴れるエリカのヘアバンドにマットシュートを命中させてるけど……いったいどんな狙撃能力だ。いや、他の場所を狙ってたのにそれてヘアバンドに当たったのかも知れないけど、そんな命中精度じゃ次郎の命も危なかったと思うぞ。
 ヘアバンドが外れた途端に正気を取り戻し方のようなエリカ。自分がメシエ星雲人に操られてたとか言ってるけど……メシエ星雲人っていったいどういうネーミングセンスなんだ?
 今度は医者を操り郷を罠に掛けようとしてるメシエ星雲人だけど、エリカが一緒にいることでモロバレってのがマヌケ過ぎ。いや、あの後エリカを野放しにしてたMATもMATだけどね。それでもまんまと医者に注射されてる郷がもっとマヌケね。で、猛毒でも注射されたのかと思ったら、タダの麻酔薬って……おまい、本気で郷を倒す気があるんだろうな?
 郷を眠らせた途端にいきなし巨大化して暴れ始めてるメシエ星雲人。いくら巧妙な……というよりはマヌケさが目立つけど……暗殺計画を企んでも、仕上げがこれじゃね。理性をかなぐり捨てて暴れるだけの姿はそこらの三下宇宙人と同じ。おまけにマットアロー1機も落とせないし。ま、1機に火を付けたけど、海を潜って消火されてる程度じゃダメージは与えて無いのと同じだし。
 そして変身したウルトラマンに速攻でやられてお終い。もうちょっと考えて行動してたら郷秀樹ぐらいは抹殺できてたものを……ま、最後は理性をかなぐり捨てて巨大化するような奴に何を期待しても無駄だろうけどね。(ま、世の中にはバルタン星人とかメフィラス星人とかメトロン星人とか、巨大化しても理性を失わない宇宙人もいることはいるけど、そいつらはやっぱし一流の宇宙人なんだろうね。いや、巨大化して理性を失うというよりは、理性を失ったから巨大化して暴力に訴えてるのかもしれないけど)

◎ウルトラマンマックス
 (第36話)
 ディメンションフォースとかいう新しい防衛装置を開発しているUDF。異次元のバリアを作って侵略者から基地を見えないようにさせる仕組みらしいけど、その開発者としてやってきた四谷博士。人を舐めたような笑い方と、怪しげな名刺の配り方、豪華料理を要求するずうずうしさがいつぞやのシャマー星人そっくりなんだけど……
 四谷が何か操作したらいきなし電力低下が起こったと思ったら、ベースタイタンに現れたピグモン。そのピグモンの警告通りに町にレッドキングが出現。当初は戸惑ってる様子のレッドキングだけど、定番通りに暴れ出す展開。
 レッドキングを呼び出したのはやっぱしシャマー星人だったって話。浴びた者を異次元に送り込むディメンションビームの開発にベースタイタンの施設を利用したって話だけど……UDFって採用したものを基地に入れるのに異星人かどうかとかチェックしないのか?
 正体がばれた途端に照明を落とされてるシャマー星人。せっかくのディメンションビームも捨てて小さくなって逃げ惑ってるとは惨めね。
 一方、ディメンションビームによってエリーの体に転送されてしまったピグモン。カイトにベタベタって……なかなか大変ね。
 本物の四谷博士は自宅で無事発見されたって……ちゃんと始末しておかないとこっちから正体がばれて失敗するとかは考えなかったのか?>シャマー星人。ま、基本的に血を流さすに策を弄するタイプの宇宙人だからねぇ。ま、地球占領後のことを考えたらむやみに人を殺して反感をもたれるよりはマシだと考えてるのかもしれないけど……
 再びレッドキングを召喚し、マックスを狙ってるシャマー星人。おいおい、おまい、あんな小さくなっててよくディメンションビームを持ち出せたものだね。
 ディメンションビームを浴びて消える高層ビル……おいおい、生体エネルギーの無いものは転送できないんじゃなかったのか? それとも、コンクリートに使われてる石灰成分には太古の生物の生体エネルギーが残留してるとでもいうのか?
 引き続きマックスを狙うシャマー星人。自ら盾になって消えていくピグモン。ショーンの新発明ブラックメイシによって太陽光線を遮断され、実体を露呈させられるシャマー星人。ビルから転落してお終いって……ま、こんなことでくたばるようなやつではないだろうけど。
 ディメンションビームでレッドキングを異次元に帰そうとするミズキだけど、エネルギー切れで失敗。レッドキングは好きで町中で暴れてるわけじゃないのにマックスに抹殺されてしまってお終い……悲惨ね。

 おいおい、ウルトラの父を出してくるか? こうなりゃ他の兄弟たちも出しまくりって感じがするねぇ<ウルトラマンメビウス。

◎仮面ライダーカブト
 (第6話)
 ゼクトに包囲された天道。加賀美を人質に取られた途端にベルトを渡して投降してるとはなかなか良いとこがあるけど、捕まったところでオレ様根性は直らんか。警察じゃないんだからカツ丼を要求するなよ。
 東京タワーの前でくたばって事務所で休ませて貰ってたひより。来たのが加賀美だから完全に天道を嘘吐きだと思って怒ってるけど、結局は天道に乗せられて樹花のためにホットケーキを作らされてるか。
 天道の証言をまったく引き出せない祐月に痺れを切らし、拷問に切り替えると言ってる胡散臭いゼクトの男。
 それは良いんだけど、何が何やらわからんうちにワームに襲撃され、移送される天道は自力で脱出し、乗り込んできた天道と合流。駐車場から逃走する祐月と胡散臭いゼクトの男を目撃するけど、その影に胡散臭い男の死体が……
 事態の経緯はよくわからんけど祐月と一緒に逃亡した男がワームだったって話。携帯でそのことを伝える加賀美だけど、ワームの聴覚は人間より優れてるって……他人の通話も筒抜けかい。
 何とかベルトを奪って脱出し、天道に渡す祐月。とりあえず天道のことは信用して本部には秘密にすることにしたみたいだけど……
 カブトの抹殺に新しいライダーを投入してる本部。おいおい、結局、この番組も複数のライダー出してくるのか。『クウガ』からのシリーズで1人で済ませたのって『クウガ』だけって伝統がずっと続くのか?