電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

【Kanon】鯛焼きと羽根リュックをめぐる冒険 #03

2007年07月26日 | 週刊アニメ定点観察
母は、あゆが生まれた年に藍蘭島に流されてしまった。
父は、メイドロボ事業に失敗して借金を作って蒸発。
そして、あゆは取り残された……
1辺1メートル、風呂トイレ無しの古いダンボール箱。これがあゆの住む家。
でも、冬になると……(一面の銀景色)

「うぐぅ。ボク、そんな悲惨な家庭環境じゃないもん!」


 第3話「記憶のない組曲~partita~」

【ストーリー雑感】

 冒頭の夢のシーン。これ、毎回あゆの声かと思ってたけど、今回は真琴の声だな。しかも早口でさっさと終わってしまって、祐一が水瀬家に真琴を連れ帰るシーンに続いてるんだけど……
「大きなおでんダネ」
 この母娘は人食い人種なのか? いや、真琴が人間に見えてるのは祐一だけで、実は他の人間にはそう見えていないって可能性もあるんだけどね。しかし、それでもキツネをおでんの具にして食ったりはしないだろ。
 とりあえず布団を出して寝かせるのはいいけど、その直後に「起こさないと」って……布団敷いた意味が無いじゃないかい。叩いてもつねっても起きない真琴。飯だという声を聴いたとたんに起きるって……お約束なヤツだな。

 水瀬家の夕食はおでん。遠慮なくお代わりしながら自分は記憶喪失だという真琴。で、持ち物の財布をチェックしてる祐一たちだけど……
「あ、写真……」
 プリクラって言葉使えないのか? 東映版ではどうだったっけ?
 いずれにせよ身元がわかるものは無し。記憶が戻るまでここに居座るという真琴に、警察を呼べと名雪に言う祐一。ま、行方不明の捜索が出てるかもしれないから警察に伝えるのは基本中の基本だな。
「了承」
 何の詮索も無く真琴を預かることを了承してる秋子さん。太っ腹と言うか、何も考えてないというか……ま、警察で行方不明の届けが出てないか調べるくらいのことは考えてるみたいだけど。
 名前すら思い出せない真琴に「殺村凶子」と名付けようとしてる祐一。嫌がらせにしても物騒な名前だね。
「見てなさいよ! がんばって、とぉ~ってもかわいい名前を、思い出して見せるから!」
 いくらがんばろうとかわいい名前かどうかとは関係ないと思うけど。

 夜中、祐一の部屋に忍び込もうとして、祐一が起きてるのを見たからか引き返してる真琴。それを追いかけ、台所で冷蔵庫を漁ってる真琴の背中にこんにゃくを放り込む祐一。真琴の驚く様子が凄いけど、いくら真琴が冷蔵庫を漁ってる状態だとは言え、こんにゃくがむき出して放り出してあるのか? しかし、真琴の反応が人間じゃなくてコギツネそのまんまだな。
 この騒ぎに起き出して来た秋子さんと名雪。真琴のために夜食を作って、一家揃って食うかいっ!

 前の学校より授業が進んでるからって焦ってる祐一だけど、その割には授業に専念してなくて後ろの席の北川と私語をしてるみたいだけど……。で、雪の降る窓の外の校庭にストールを羽織った栞。
 ま、一応は生徒だから部外者じゃないんだけど、病気で学校休んでるヤツが私服でそんなとこ居てていいのか?

 昼休みになるや否や校庭に飛び出してる祐一。その前に現れた栞。学校を長く休んでるという栞に病名を訊く祐一だけど……
「実は……風邪です」
 いったいどれだけ長引いてる風邪なんだ? イタリア風邪だったら雪国の冬には発症しないだろうし……。もうちょっと難しい病名が出てくるのかと思ったという祐一に、それなら流行性感冒でも良いという栞。「同じだろ」と祐一は言ってるけど、流行性感冒はインフルエンザのことで、ふつうただ単に風邪と言った場合はインフルエンザは含まないだろ。
 誰かに会いに来たとか言ってる栞だけど、時間が来たからとそのまま帰る様子。自分の名前を名乗る祐一に、下の名前だけ答える栞。苗字を名乗らないのは祐一を警戒してるのか、それとも香里との関係を詮索されることを恐れてるのか……。ま、現状だと祐一は自分が警戒されてるのかと思ったんだろうねぇ。

 栞に夢中で名雪との約束をすっぽかした祐一。かんかんな名雪を何とか宥めようとしてるけど……こりゃ、百花屋のイチゴサンデーで決まりだな。そこを通り過ぎる舞と佐祐理。今回も出番はこれだけか。名雪は2人のこと知ってるみたいね。(いや、個人的に知ってるとかじゃなくて、校内でも話題の人たちってことなんだろうけど)

 学校帰りの商店街。飛びついてくるあゆ。「うぐぅ」をまねする祐一に怒ってるけど……。今日はちゃんと鯛焼きを買って食ってるのね。いや、金を出して買ったのは祐一みたいだけど……
 大切な落し物を探してるとかいうあゆだけど、何を落としたのかわからないって……ま、ここがあゆシナリオの根幹で、祐一の記憶に関わる部分なんだけど、これを最終回近くまで延々と引っ張るというのも気が遠くなるね。ま、ゲームではヒロイン1人に絞る部分をアニメでは順番にやっていくから、どうしても一番最後になるあゆシナリオ関係の展開は間が開いてしまうんだけど……
 あゆに付き合って探し回る祐一。いきなしあゆが何かを見つけたかのように走り出してるから何かと思ったら、クレープ屋の新メニュー……。おや、あゆってクレープにも興味があったのか? でも、いきなし新メニューがいっぱい増えてるって、まさか7年前との比較じゃないだろうな。最後に角を曲がった先にケーキ屋が無くて本屋になってるのも驚いてるけど、これも7年前の記憶なのか?
「携帯って何?」
 おいおい、時代設定はいつだ? 2006年から7年前だともう携帯なんか社会では当たり前になってたから、これは原作ゲームの時間なんだろうけど……

 祐一が帰宅したらいきなし飛びついてきた真琴。真琴が「沢渡真琴」って名前を思い出したって話なんだけど……おいこら、他人の名前を勝手に詐称するなよ。いや、本気で自分の名前だと思い込んでるんだろうけど……これ、ずっと後で衝撃の本物が出てくるからねぇ。
 ところで、放課後すぐに学校を出たはずの祐一が部活をやってた名雪より遅く帰宅してることに何とも思わないのか、この家は。

 夜の学校。何かを一刀両断に剣を振り下ろす舞……。ここで次に引っ張るかい。


【サブタイトル解題】

 「組曲」は特に形式の決まりは無く、複数の楽曲をまとめたもの。どちらかと言うと本来は純音楽作品ではない戯曲や舞踊曲、映画音楽などを演奏会用に何曲かまとめたものを称することが多いようです。有名なところではビゼーの『アルルの女』や『カルメン』が戯曲用の音楽から抜粋されて組曲が作られています。映画音楽からだと『スター・ウォーズ』とか『宇宙戦艦ヤマト』がありますね。
 「記憶のない」は今回のラスト近くで祐一が語ってるように、記憶喪失の真琴、何を探してるのか思い出せないあゆ、7年前の記憶が無い祐一の3人のことを指していて、その3つをひとくくりにして「組曲」と称してるわけです。


【使用BGM】

01.「約束」
  真琴の声による夢の光景。
02.「木々の声と日々のざわめき」(末尾)
  飛び起きる真琴
03.「Last Regrets」
  OP
04.「彼女たちの見解」
  水瀬家の夕食
05.「2 step toward」
  了承 ~ 殺村凶子
06.「the fox and the grapes」
  こんにゃくに驚く真琴。
07.「pure snows」
  栞との再会
08.「日溜まりの街」アレンジ版
  あゆ登場
09.「約束」ピアノアレンジ版
  あゆの探し物
10.「the fox and the grapes」アレンジ版
  名前を思い出した真琴
11.「風の辿り着く場所」
  ED
12.「Last Regrets」(イントロ)
  予告

 「日溜まりの街」と「the fox and the grapes」のアレンジ版は『KANON アレンジベストアルバム "recollections"』から。「約束」のピアノアレンジ版は前回と同じ。
 ま、現時点で「少女の檻」(舞のテーマ)が未使用なのはある意味当然なんですが、「雪の少女」(名雪のテーマ)が第1話で使われたきりってのは、何か先を暗示してそうな感じがしますね。名雪は家族として空気のような存在で、ラストにならないと特別なイベントとかも起こらないからテーマ曲の使いようが無いといえば無いんですね。そうすると、結局一番使用頻度の少ない曲になってしまいがちです。


【あゆの記憶と商店街】

 あゆが何を探してるかってことは、あゆシナリオのクライマックスに関わってくることだからここでは置いておくとして、ここではそれ以外のあゆの記憶の欠如について考えてみましょう。
 現実問題として、第1話で祐一と遭遇する以前の記憶(もちろん7年前以前の記憶は除きます)が果たしてあるのかどうかというのが大いに疑問のあるところです。舞台は雪国の地方都市という感じですが、こと商店街に関しては7年前とあまり様子が変わってないというのは、祐一が時々思い出す回想シーンからもよくわかります。

 現実の社会では地方では郊外に大規模なショッピングセンターが出来て、都心部の商店街はシャッター街化してるというのが大勢ですが、そんな雰囲気は見掛けないってところはこの町が幸せなところですね。
 そんな町でも少しは変化があります。クレープ屋のメニューが変わったり、ケーキ屋さんが本屋さんになってたり。問題はその変化がいつ起こったかということですね。

 あゆの話をそのまま聞いた感じだと、いずれの変化もそんなに遠くない過去のようです。クレープ屋はけっこう目にしてるはずだから、せいぜいここ数日から数週間ってところだろうし、ケーキ屋さんは滅多に行かない方角だとしても、いつも商店街を走り回ってるあゆのことだからせいぜい数ヶ月レベルの話のように思います。

 さて、クレープ屋のメニューに関してですが、あゆの反応ではいきなりずいぶんとメニューが増えたって感じです。しかしながら、大規模なチェーン店商売で工場で作った商品を売ってるとかだとそういうこともあるでしょうが、店頭で焼きながら売ってるような店だと一度にメニューを増やしたりするのは大変そうです。
 一方、ケーキ屋さんから本屋さんの変化ですが、異業種の店がすぐに入れ替わったりすることはショッピングセンターの中のテナントとかならともかく、一般の店舗テナントでは現実的にはあまりありません。ケーキ屋さんなら店舗スペースは小さめで構わないけど、奥にケーキを焼く調理スペースが必要です。本屋さんは逆に商品を並べるためにも出来るだけ大きな店舗スペースが必要です。当然ながら内装や外装だけの付け替えで店を変えられるわけはなく、店舗構造を変える大規模な工事が必要になるでしょう。
 そういう手間を考えると、ケーキ屋さんが潰れたときにたとえ本屋さんが店舗を探していても、出来るだけ工事の手間の掛からない物件を探すはずですし、ビルの持ち主も手間の掛からない業種の借り手を望むはずです。その手間をかけてまで本屋さんが入ってるってことは、ケーキ屋さんが潰れてから借り手がないまま空家になってた期間がかなりあったと考えた方が良いでしょう。それに今の本屋も、昨日今日新規に開店したって感じはしませんから、ある程度は商売を続けてると見て良いでしょう。ケーキ屋さんが潰れたのは遅くても1~2年前ではないでしょうか。

 そう考えると、クレープ屋のメニューや、ケーキ屋が本屋に変わっていた事に対するあゆの反応は不自然ってことになります。あゆにとっては突然の変化のように思えているのですが、現実世界ではそれなりの時間を掛けた変化だったということです。
 この感覚の齟齬というのはやはりあゆにその期間の記憶の断絶があるからだとしか思えません。あゆには最低でも数年レベルの記憶の断絶があると考えた方が良いでしょう。


【その他】

 秋子さんの「了承」。東映版だったか、PS2版だったかの以前のと比べても全然イメージが変わりなく、まさに秋子さんって感じです。
 それに比べると、あゆの「うぐぅ」を真似してる祐一。キョンの声だとやはり違和感があります。東映版の祐一だとあゆと同じ精神レベルって感じで、ごく自然な悪ふざけって感じだったのですが、キョンの声は落ち着きすぎてますからね。なんか大人が子供の相手をするのに疲れて適当にふざけながら相手をしてるって感じで祐一らしくないような気がしますね。
 それにしても、背中にコンニャクを入れられた時の真琴の反応は絶品です。真琴というキャラを理解してないとこういう反応を自然に描くことは出来ませんね。京アニの本領発揮というところですか。
コメント

週刊アニメ定点観察 Vol.515 (3/3)

2007年07月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/14~06/10/15

◎彩雲国物語
 (第24話)
 琳千夜の付き人になって金華を目指そうとする秀麗だけど、千夜は一行に出発しようとはせずに自堕落な生活。金持ちのボンボンといえばそうなんだろうけど、秀麗のいうようにこいつで身代を潰すのは確実だな。
 崔里関塞に捕らえられた影月たちの前に現れた茶家の三男、克洵。香鈴とは顔見知りなので偽の秀麗だってことバレバレなんだけど、なぜか兄の草洵たちには告げずに、逆に燕青たちの脱獄の手助けをしてるんだけど……。ま、気が弱そうなやつだから最初から悪事に加担するのは気が咎めてたって感じだし、茶家の人間だからって悪人ってわけではないんだろうね。
 結局、燕青と静蘭が二人を残して脱獄したおかげで、克洵が影月と香鈴を金華に連れて行く羽目に……
 一方、タイミングを見計らってたようにいきなり出発を言い出してる千夜。それはいいけど、それを聞くや否や茶の買占めに走ってる秀麗って……ま、普通の庶民が飲むお茶だからそんなに値段はしないんだろうけど。
 そして、20日後。秀麗って行く先行く先で茶を買い占めてたってか。ま、確かに何ら情報を漏らすことなく自分の足取りを伝えるには良く考えた手段なんだけどねぇ……最初から相手に知られてたら意味無いというか……
 いきなし秀麗にプロポーズしてる千夜。自分たちは巷で結婚が噂されてる茶家次男の朔洵と新州牧の紅家の姫と年頃が似てると言ってるんだけど、いきなし自分の結婚話の噂なんて聞かされたら驚くわな。
 しかし、その朔洵って千夜の正体なんじゃないのか? 何か最初から相手が秀麗だと知って自分の付き人に加えたみたいな気がするぞ。全商連に行く前はそんな感じはしなかったから、全商連にいる間に秀麗の正体を知ったってところか。
 同じ頃、その噂を知った静蘭。例え結婚が成立しても黎深が放った刺客に殺されることになるって……紅家も物騒だね。

◎おとぎ銃士 赤ずきん
 (第16話)
 白雪の転送魔法で移動した先は、いばらの故郷であるエルフ族の国だったって話。いや、いばらってお姫様だったのか?(ま、ネーミングの元はペローの『眠り姫』に相当するグリムの『いばら姫』だから当然といえば当然だろうけど、その線でいけば白雪だってお姫様だな。ま、継母に追放されて王族としての資格を失ってるかもしれないけど)
 エルフの国に着くや否や、せっかくの故郷で両親の歓迎を受けてるのに眠り込んでしまってるいばら。しかし、この両親も国王夫妻というよりはただの農家のおっちゃんとおばちゃんだな。
 そんないばらが眠ったふりをしてると見破ってる草太。いばらはガキの頃に眠って魔法を暴走させ周囲に迷惑を掛けてしまったから、それ以来、夜は寝なくなって、代わりに昼間にうとうとするようになったって話だけど……それって、昼間に魔法を暴走させてりゃ意味無いじゃないかい。
 そこに偶然、ランダージョが襲ってくるけど、魔法の暴走を恐れるいばらは戦えないって話。赤ずきんと白雪が2人で戦うけど、ランダージョの放ったハチの数に苦戦。結局、草太のアドバイスでいばらが参戦して形勢逆転ってお約束の展開。
 ところで、いばらの両親がらみのところで草太の母親の話が出てきてるけど、死んだんじゃなくて、いつの間にかいなくなってしまったって話。そして草太の夢には母親が何者かに連れ去られてるような光景。おまけに、2つの世界の物語をエルデで知ってる人がいるってことに不思議そうな反応してたってところ……
 どうやら、草太の母親ってファンタヴェーレの出身で、だから2つの世界の物語を知ってたってところか。そして、何者かによってファンタヴェーレに連れ戻されたって感じだな。草太の父親はそれを知ってるから、草太が出発するときに物分りが良かったのか。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
 (第29話)
 校内放送で悩み相談を始めたレインだけど、おまいらみたいに悩みとは無縁のような人間に他人の悩みを解決できるのか?
 運動部の助っ人を掛け持ちしすぎのファイン。いつの間にかシフォンがマネージャーになってるのがいとおかし。
 レインに採用されたのは差出人不明のラブレターを受け取ったというミルロの投書。しかし、こいつも身内みたいなものなんだから、わざわざ投書して解決してもらうようなことなのか?
 ま、差出人が美術部のってのはミエミエなんだけど、それに気付かず勝手な妄想で探し回ってるレインもねぇ。
 しかし、ミルロってすっかり影が薄くなったな……はともかく、キャラクターデザインが変になってないか? 同じふしぎ星出身でもアルテッサ&ソフィーのお笑いコンビに比べたら扱いが悲惨過ぎだね。

◎ツバサ・クロニクル(第2期)
 (第49話)
 カオスのことを夢で思い出してるサクラ。ま、カオスにもらった羽根にあった記憶なんだろうけど……どうも胡散臭いね。カオス自身も以前にサクラと約束してたって記憶を持ってるんだけど、これも本当のことなのかどうなのか……
 サクラの記憶の中でカオスに助けられたってところ、これって小狼の記憶をいじったとかじゃないのか? カオスの探してたサクラも本来は玖楼国のサクラとは別世界のサクラの事じゃないのかなぁ。
 カオスの作った幻覚と戦わされてる小狼たち。小狼の前には星史郎が現れてるんだけど、そういえば星史郎ってサクラの羽根を持ち逃げしたままだったね。これの決着っていつつけるんだ?
 一緒に旅をしようという申し出をサクラに断られると馬脚を現してサクラを術で捕らえてるカオス。そこに小狼たちが帰ってきたけど、黒鋼もファイもカオスに前に呆気なく敗退。残った小狼1人がカオスと対峙してるけど……

◎地獄少女 二籠
 (第2話)
 行方不明の妹のビラを配ってる姉。その耳にはどこからか水の音が……
 夜中に妹の部屋から水音がすると見に行ったら、勝手にパソコンが立ち上がって地獄通信の画面が。で、いきなしやってきた閻魔あい。そりゃ、びっくりするわな。
 地獄通信のことを知った姉は、妹がすでに死んでて、怨念が恨みを晴らそうとしてるのだと知り、今度は自分で地獄調査して通信にアクセスしようとしてるけど……
 前作の柴田親子みたいな余計なオプションが無くて、本来の復讐話がメインに戻ってるのは良いんだけど、今回のはどうも物語として後味が悪いというか、消化不良のような気がするなぁ。
 まず、姉は最後まで恨みを晴らす相手が誰なのか知らないってことだね。ま、地獄少女側がちゃんと突き止めてるのはわかるんだけど、当人に相手がわからなくて良いのか? だいたい地獄通信って恨みを晴らす相手の名前を入力するんじゃなかったっけ?
 それから、当人が恨みを晴らそうとしてるというより、妹の怨念に脅迫されて仕方なくやってるって感じがあることだね。そりゃ当人も、その時に喧嘩して妹と別れたことが事件の原因じゃないかって後悔で自責の念には捕らえられてるんだけど、それが犯人への恨みに結びついてるかといえば、作品上の描写では疑問にしか思えない。で、妹の怨念が姉にも恨みを持ってるから、地獄通信の依頼者への呪縛を姉に背負わせようとしてるって感じがあるのがどうもねぇ……

◎ゴーストハント
 (第2話)
 巫女の除霊は失敗して校長が病院送り。黒田に霊はいないと言い張る霊媒師の真砂子はポルターガイストで校舎から叩き落されても、不注意でベニヤ板を突き破っただけだから霊なんかいないと勝ち誇って病院送り……ある意味すごい根性だね。
 関西弁のにーちゃんが悪魔祓いを始めたら、天井が崩落して危機一髪のところを麻衣が察知したおかげで何とか助かってるってところ。
 とりあえずその晩は一同が引き上げ、渋谷だけが残ったけど、翌日やってきたら渋谷は事件は解決したと帰り支度。旧校舎の場所は地下水が枯渇して地盤沈下が起こってて、ポルターガイストのような現象は校舎が沈む時に起こってる現象だって話。しかし、直後に明白なポルターガイスト現象が起こって事態は振り出し。
 再度、巫女と坊さんが除霊をやり直すも効果は無く、現象はさらにエスカレートしてるだけ。もう打つ手無しって感じなんだけど……
 これ、何か裏がある事件だとしたら、1人だけ明確に霊を感知してるという黒田が怪しいといえば怪しいんだけどね。

◎はぴねす!
 (第2話)
 準の正体はクラスの自己紹介のときに呆気なくばれてるかい。もうちょっと引っ張ったら面白かったのにね。
 入学式の準備で椅子並べさせられてる春姫のクラス。魔法で一気に並べようとする杏璃だけど、例によって大失敗。おかげで男子は遅くまで居残って並べ直させられる羽目になってるけど、女子に紛れて先に帰ってる準が酷いね。
 翌日、入学式ですもものことばかり気にしてる雄真が気になる春姫。
 花見に誘われた春姫。買出しで雄真と一緒になった春姫はバレンタインのチョコのことで男の子のことと占い師の話を語るけど、それを聞いた雄真の反応はあまり魔法を良く思っていない感じ。
 特等席なのにガラガラな花見の場所。何か結界みたいなのが張ってあると思ったら……タマちゃんを使って花見の計画を盗み聞きしてた小雪の仕業かい。しかし、なんか花見に魔法で家財道具一式出して来そうな人だな。上級生だけあって杏璃とは違って魔法の使い方をわきまえてるみたいだけど……
 すももと春姫が幼馴染だって話だけど、雄真とすももが兄妹になる前の話って、文字通り相当幼い時の話みたいだね。
 しかし、その花見も途中から雨が降り出してきて残念ってところ。また杏璃の魔法の暴走で酒が降って来て、さすがに春姫も酔っ払ってダウン。この状況で最後までしらふでいた雄真と小雪ってのも怖いけどねぇ……

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第36話)
 文化祭のモニュメントのデザインを任されて悩んでる舞。いや、すでに名の知れた芸術家だとか言うならともかく、ちょっと絵がうまい程度で一人に押し付けるようなものじゃないだろ。こいつは何様だ?
 文化祭と聞いて運動会なら見逃してやると言ってるキントレスキー。こういう運動バカのオヤジとは関わりになりたくないね。
 おや、次回も文化祭を引っ張るんかい。

《おまけ》
◎ウルトラマンエース(再)
 (第23話)
 地球を侵略するためには手段を選ばないヤプール……確かに、これだけマヌケな手段ばっかり取ってる侵略者は他にはいないだろうねぇ。
 街中で怪しげな踊りをはやらせ、子供たちをさらってる麻原彰晃の親玉みたいなおっさん。ハーメルンの笛吹き男みたいなものだけど、この時点で社会問題になってないのが変だね。
 XYZ地点とかいうどういうポイント座標なのかわからない場所をパトロール中の北斗が、浜辺でおっさんと一緒に消える子供たちを目撃。しかし、そんな場所に砂浜なんか無いと信じてもらえないんだけど……
 北斗の報告を信じないTACに世界中から子供失踪の情報が。自分の甥っ子たちがさらわれて初めて北斗の言葉を信じてる竜隊長……現金だね。夜空の星が増えてるのは消えた子供たちに対応していて、こんなこと出来るのはヤプールだけだというんだけど、どういう理屈でそういう判断が出来るのかよくわからんね。
 異次元を攻撃するためにメビウスリングの原理を応用した異次元転送装置を作る梶。いや、もっともらしいこと言ってるんだけど、そんないい加減な理屈でヤプールのいる異次元なんかに行けるのか? だいたい、ヤプールのいる異次元空間の定義すら出来てないように思うんだけど。
 その装置で異次元に飛び込む北斗。おいおい、ヤプール相手に生身の北斗1人送り込んで相手になると思うのか? で、いきなしゾフィーが現れて南夕子を異次元に送り届けてるんだけど……そんなもったいぶったことやってる暇があったら、自分でヤプールと戦えよ>ゾフィー。
 で、異次元空間ではエースとヤプールがタダの殴り合い。それにしても異次元って何も無いのね。そりゃ、こんなとこに生きてたら地球を侵略したくなるのも当然だな。
 結局、「ヤプール死すとも、超獣は死なず」と言ってヤプールは四散。子供も戻ったけど、ヤプールの欠片が地球に降り注いでるって不気味な結末。ま、これくらいでヤプールが滅んでくれたら誰も苦労しないからね。

◎ウルトラマンメビウス
 (第28話)
 フェニックスネストに現れた赤い幽霊。マリナはともかく、アイハラやジョージが真っ先に逃げ出してるのってねぇ。逆に正体を突き止めると言って飛び出してるテッペイも意外だけど……
 そんな時にコノミが再会した幼馴染。なんかいきなしデートモードだけど、その幼馴染に会ってほしいと紹介された相手がゴシップ専門の悪名高い記者ヒルカワ。かつてヒルカワにぼろ糞に書かれたジョージは怒りまくってるけど、こいつ、ラスト近くでヤプールが復活した時に出てくるやつだな。
 結局、円盤生物ノーバの出現でヒルカワの件はうやむやに。しかし、円盤生物って……『レオ』でMACが壊滅した後で出て来たヤツみたいだけど、そんなのよく資料が残ってたものだね。
 しかし、所詮は赤い照る照る坊主ってとこか。

◎仮面ライダーカブト
 (第37話)
 霧の中で自分たち自身とすれ違った野球部。そのままどちらも蒸発してしまったみたいだけど……
 野球部が消えたのが呪いの鏡の仕業だと言ってる樹花。野球部に出されていた捜索願がなぜか取り下げられたってことで潜入捜査を始める天道だけど……
 樹花のクラスに転入生。蓮華でも潜入してきたのかと思ったら、神代……おいおい、おまい何歳なんだ?
 成績トップの樹花はいいけど、小林恵子とかいう屋上で天道に野球部の悪口を言ってたガリベン女は下の方……全員分貼り出してあるのか、上位何名かなのかは知らないけどね。怒って御守を捨てたところに現れた影山。その御守が自分と同じだと言ってるけど……そこに現れたワーム。変身して戦う影山だけど、それにいちゃもんつけてる矢車。自分たちは人助けして満足なんかしてはいけない存在だってかい。
 潜入捜査はいいけど、屋上でパン屋やってる天道に意味があるとも思えんし、加賀美と蓮華はラグビー部、祐月が数学教師……はいいけど、樹花のクラスの授業で神代と出くわしてしまった祐月。ご苦労さんね。
 自分で手を上げて当てられながら、じいやに問題を解かせて廊下に立たされてる神代。いや、いまどき生徒を廊下に立たせたら、色々とうるさいだろ。
 何年か前にも合唱部が消えたって話で、時折その合唱部の歌声が聞こえるときにあの世の扉が開くという話……まさか、そっちの世界にひよりがいるって話なんじゃないだろうな?
 で、歌が聞こえてきたと思ったら、霧の中から戻って来た野球部。しかし、加賀美が駆けつけたら野球部の姿は無く、そこにはワームが。こいつらが野球部に擬態してたって話か?
 一方、呪いの鏡に願いを唱えるガリベン女だけど、そこに現れたもう一人の自分……やっぱしこれってワームの擬態なのか?
コメント

週刊アニメ定点観察 Vol.515 (2/3)

2007年07月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/12~06/10/13

◎護くんに女神の祝福を!
 (第2話)
 世界の危機って……アストラルファイアが盗まれたからって絢子が暴れてただけかいっ! 犯人にはなんか心当たりは有り過ぎのような気がするけど。
 頬被りして様子を伺ってる露骨に怪しげな友香を見付けた護。飼い犬をさらわれたからアストラルファイア強奪に加担させられてたってか。
 護と犯人探しに出掛けることになった絢子だけど、まるでデート気分。初々しくていいね。しかし、それを犯人に邪魔されて大激怒。ビルに追い込んだと思ったら、それはビアトリスの無い場所に絢子を誘き出そうとしてる犯人の罠ってか。
 犯人は3年前に何かを絢子に邪魔されたのを恨みに思ってるみたいだけど、よくわからん話。飛び出した護を庇って絢子は負傷。怒った護は犯人を焼き殺し……ま、死んではいないみたいだけど、絢子でさえ使えなかった環境でビアトリスを使ってるって、護って絢子以上の才能があるのか? 犯人がアストラルファイアを絢子に向けて放った時点で、そのビアトリスが周囲に拡散したってことかも知れないけど……
 それで自分に自信を持った護は絢子の告白にOKしたって話なんだけど……護が絢子に対してコンプレックスを感じてたって描写がほとんど無くて、とってつけたような感じだったのが不自然だな。ま、コンプレックス以前に絢子のことをほとんど知らなかったって面も大きいとは思うけど。

◎ザ・サード ~蒼い瞳の少女~
 (第22話)
 浄眼機を殺したと偽って火乃香に戦いを挑んでるローナ・ファウナだけど、火乃香は戦おうともせず、逆にローナ・ファウナを救い出そうとしてるけど……
 そのローナ・ファウナはクローンですでにクローン体としての寿命が尽き掛けてるって話。以前に火乃香とブルーブレイカーの前に出て来た遺体が本物のローナ・ファウナだったって話ね。
 ローナはバイオームの心がわかるのが異端扱いされてザ・サードから隔離されていたのを浄眼機だけが受け入れてくれたってか。バイオームってのは生物群集とか人工的な生態環境系とかあるけど、ここではどういう意味かってのはよくわからんね。ま、この世界が最終戦争後の復興された世界だから、完全な自然環境と言うのはなくて、コロニーごとに人工的なバイオームが構築されてるってことかも知れないけど。
 おや、ザ・サードは生殖能力が無いってか。基本的に人類の中から突然変異で生まれてくるだけなのね。だから異性の概念も無く、恋愛感情も無いってか。それでローナ・ファウナの好意を受け入れることができなかったってか。
 結局、ローナ・ファウナは火乃香の前で息絶えたけど、その途端に暴走を始めてるナノマシンの生態融合システム。ローナの遺志を継ぐを継ぐと言ってワームホールドライバーを起動させてるけど……最後は火乃香があっさり一刀両断してお終い。もちょっと粘ってくれた方が緊迫感があったんだけどねぇ。ま、ワームホールドライバのカウントダウンがあれだけ短けりゃ粘ってる時間も無いわな。

◎XXXHOLiC(終)
 (番外編)
 モクレンから生えてる手を見付けた四月一日。今より若いって感じだけど、リュック背負ってるってことは小学生か。
 その手は通学路にも現れて四月一日を手招き。追われた四月一日を桜の木の上から呼んで助けてくれた謎の少年。四月一日の苗字から誕生日が4月1日を想像するのも無理があると思うけど、4月1日はその少年にとっても特別な日だって話だけど……
 四月一日が持ってた食塩で手を追い払ってるけど……特別に清められてない普通の食塩でも効き目あるのか?
 桜の木の地縛霊か何かと思ったけど、なんか普通の人間のガキみたいだな。で、4月1日の四月一日の誕生日に約束してるけど……
 桜の木の前で手の大群に囲まれた四月一日。それを救ったのは例のガキだけど、そのガキは7年前にそこで手に招かれて神隠しに遭ったってか。そして、この日が完全に消え去る日だって話だけど……意味がよくわからんね。今まで四月一日だけに見えてたってわけでもないんだろうけど……。
 ま、桜の木の下には死体が埋まってるって都市伝説のバリエーションのひとつか?

◎コードギアス 反逆のルルーシュ
 (第2話)
 ギアスによって敵のナイトメアを奪ったルルーシュ。ゲリラに勝手に命令してブリタニア軍のナイトメア部隊を次々に殲滅していくけど、なんかゲーム感覚で戦争やってるみたいで、感じが悪いね。
 情報統制のために大規模な増援を出せないブリタニア軍。ルルーシュにナイトメア部隊を全滅させられた総督のクロヴィスは実験中の新型ナイトメア、ランスロットの投入を命じてるけど、そのパイロットが奇跡的に一命を取り留めたスザク。
 スザクを始末した連中はルルーシュによって全滅してるから、その場にやってきた救護班はスザクが口封じのために殺されたってのは知らないから、それで単純に救護されたってところか。
 スザクはルルーシュと少女を助けるつもりで出撃してるけど、ランスロットの威力は圧倒的で、ゲリラ側のナイトメアはみるみるうちに壊滅状態。隠れて指揮をとってたルルーシュも追い込まれるも、ゲリラのねーちゃんの助けで何とか生き延びたってところ。
 脱出したルルーシュは戦術的勝利ならくれてやるが戦略的にはそうはいかないと、ギアスを使ってクロヴィスの元へ。
 一方、ゲリラを掃討するブリタニア軍は退避した一般人のイレブン毎、ゲリラを殲滅しようとしてるけど、ギリギリでクロヴィスの停戦命令。てっきりルルーシュがギアスを使ってクロヴィスを操ってるのかと思ったけど、そうでもないみたいね。単純に銃で脅迫されたからか。
 で、クロヴィスに久しぶりとばかりに素顔を見せるルルーシュ。おいおい、ルルーシュもブリタニアの公子だったってか。なんかとっくに死んだことになってるみたいだけど……

◎銀色のオリンシス
 (第2話)
 コウイチを守ると言ってテアが呼び出したズィルバだけど、住民にガーデナーだと思われて攻撃されてるとは悲惨だね。それを防ごうとしたトキトもズィルバーに飲み込まれてるけど、その途端に銀色に変わってるズィルバー。それを見てトキトとテアの旅が始まったとか言ってる謎のねーちゃん。
 ズィルバーはガーデナーより古いものだと言ってるテア。ハンターの仲間の1人がそれを見てオリンシスマシンとか言って、今の時代にはもう無いはずのもののように言ってるけど……
 タウンを守ったのに、住民からは責められてるトキト。ズィルバーを自分たちが捕獲して乗っ取ったガーデナーだと言い張ったのはいいけど、結局は厄介者のテアを引き取ってタウンを追い出されてるって展開。ま、商売よりも仲間思いのグループで良かったね。

◎ケロロ軍曹
 (第131話)
 クソ真面目なギロロが休暇を取ったからって大騒ぎのケロロたち。いや、それはいいけど、おまいら最前線の兵士の分際で休暇なんか取れるのか? ま、侵略される側に侵略されてるって自覚が無いから砲火を交えずに済んでるけど、ケロロ小隊はあくまで前線の部隊であって、後方待機の部隊じゃないだろ。ベトナムやイラクの米軍兵士もそりゃ休暇を取るだろうけど、それは部隊が交代で後方に下がってる時の話。生きるか死ぬかの最前線で休暇なんかあるわけないわな。
 それにしても、薩摩半島でサツマイモって……ベタ過ぎ。
 どうでもいいけど、ギロロの休暇は今回が初めてってことは、そのサツマイモ畑を作るのはどうやったんだ?

 運動会が嫌で雨乞いをする冬樹のために気象コントロールで当日を雨にしようとしているケロロたちだけど、なぜか強制的な力で天気は晴れに。運動会で娘と一緒に出たいと思ってる桃華の父親の仕業……出たな、池田秀一。サブタイトルに見慣れない名前があると思ったら、このおっさんの名前だったかい。
 で、せっかく大金を投じて晴れにしたのに、時差を忘れてたってマヌケ過ぎ。しかし、相変わらずケロロ小隊ってこのおっさんには勝てないんだな。

◎くじびきアンバランス
 (第2話)
 最初の雑用で購買部の手伝いさせられてる次期生徒会……はいいけど、教師の給料まで握ってる生徒会って、どんな権限のある生徒会なんだ。
 放課後はねずみ退治だけど、蓮子のメカが暴走して失敗。しかし、その暴走メカをでこピン一発で倒してる副会長の如月香澄。ただ者ではないな。どうでもいいけど、この一件だけで失格かと思ったんだけど、そこまでシビアじゃないのか。
 翌日はくじ引きで廃部が決まったのに部室を明け渡さない悪質同好会の排除。ターゲットはドミノ部。ドミノをやってる連中かと思ったら部室の中には一面に敷き詰められたドミノの牌。ドミノ倒し部かいっ!
 しかし、そいつらの真の目的は生徒会長・律子の時限爆弾による抹殺。なんか高校の部活云々のレベルの話じゃないな。こいつら最初からテロ目的で立橋院に入ってダミーの部活を立ち上げてたってところかい。
 小雪の通報にも予定を変えようとしない律子。次期生徒会が何とかするだろうって……生徒会長になったらそこまでくじ引きに委ねなければいけないってか。ま、いざとなったら香澄とリサが何とかしてくれるって信じてるところもあるんだろうけど……

◎BLACK BLOOD BROTHERS
 (第6話)
 オーギュストの襲撃を撥ね避けたところを、夜会のリーダーであるゼルマンの招待を受けたジローたち。部下には過激な連中が多いみたいだけど、当人はそんなものは超越してるって感じだね。
 カンパニーが自分たちを受け入れようと知らされた上でジローを仲間に誘ってるゼルマンだけど、自分たちは正義の吸血鬼だからって拒否してるコタロウ。ゼルマンに面と向かってそんなこと言えるって、度胸があるというか何というか……
 その後、協定血族めぐりを続けるも、どこも門前払い。暗くなったから帰ろうとすると、ジローたちを呼び止めるガキの声が。そこには特区の有力者の龍王セイと、その従者でジローの旧友であるケインが。昼間は門前払いを食わせたのは、協定血族としてはジローを特区に受け入れることは出来ないからだと言ってる2人。なんか厄介払いでもしてるって感じなんだけど、それってジローがいたら争いを生む火種にでもなるって考えられてるみたいね。
 2人と別れた後、再びオーギュストの襲撃を受けるジローたち。しかし、今度のオーギュストはドーピングでもされたかのようにバーサーカー状態。オーギュストの仲間にそれを質そうとすると一目散に逃げてるって……何か裏がありそうだな。
 何とかオーギュストを追い払ってミミコの部屋に戻ろうとするけど、いきなしミミコの部屋が爆発。ジローたちと関わったばかりにミミコも大変だね。

◎ときめきメモリアル ~Only Love~
 (第2話)
 バレー部の新人、春日つかさ。朝練中に他の部活の男子たちの視線を引き付けてるけど、本人は運命的な出会いを待ってるという、よくわからん女。
 相変わらずどうみても高校生には見えないクラスメイトが2人いるんだけど、こいつらひょっとして元ネタはキンドーちゃんとトシちゃん25歳じゃないだろうな。
 前回の天宮小百合のケータイ番号争奪戦で逃げ切った青葉に目を付けた体育会四天王が各部の青葉争奪を賭けた勝負を挑んでくるって展開だけど……今回も運だけで体育会四天王(-1)を破ってる青葉、凶悪な運強さだな。
 しかし、相手にデッドボールをぶつけて勝ちってのは酷くないか? ま、昔ある野球マンガでノーコンの投手が敵にデッドボール与え続けて押し出しで何点も取られるんだけど、そのうち相手チームは負傷者続出で選手がいなくなって不戦勝になったって話があったけど、それに匹敵するぐらい凶悪だな。ま、ひよこの特訓が何の意味も無かったのが一番笑ったけど。
 それにしても、バストへの視線を意識してリタイヤしてる水泳部長って……
 体育会四天王を撃退した青葉だけど、そんな青葉にぶつかってきた春日つかさ。ぶつかったからって運命的な出会いって……「遅刻、遅刻~~」と咥えたパンが足りないぞ。(おい)

アニメ魂
 Gift ~ギフト~ eternal rainbow
 (第2話)
 学校から帰ってきたら、いきなし帰って来てた義妹、莉子。驚いてる春彦はともかく、なんかとてもショックを受けてる感じの霧乃が意味深だね。
 冬でもないのに本物の雪が降ってる喫茶店。ギフトって便利だね。
 転校生の莉子を紹介してる担任はいいけど、「血のつながらない若い男女が同じ屋根の下」って煽ってどうする。おまけに「若いうちは何をやっても許される」って……
 その後はサブキャラ紹介みたいなものか。しかし、魔女っ子は引っ張るな。あの露骨に正体がばれるのを避けてるのって、やっぱり他人に秘密を知られたら魔法が消えてしまうのか?
コメント

週刊アニメ定点観察 Vol.515 (1/3)

2007年07月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/09~06/10/11

◎乙女はお姉さまに恋してる(新)
 (第1話)
「緊張しないで」「力を抜いて」「あたしに身を委ねて」……怪しげな手の動きと喘ぎ声。いったい何をやってるんじゃい。
 祖父の遺言だからって女装して女子高に編入させられてる瑞穂。それで、幼馴染のまりやに女装させられてたって話ね。どうでもいいけど、聖應の制服ってこの手の制服ではお約束の乳袋がちゃんと付いてるのね。
 女装はともかく、高校3年にもなって声がそのままで通用するのか? どこぞの女装教師みたいに変声マイク付きのチョーカー付けてるってわけでもないだろうし。
 トイレに行きたくなってる瑞穂だけど、学校の女子トイレには入れないってか。寮に帰っても女子トイレしかないと思うんだけど……ワンルームマンションでもないんだから各室にトイレ付ってわけでもないだろうし。
 別に女子トイレって言ったって特別なものあるわけでもないだろうし、扉を開けたら女の子が立ちションしてるってわけでもないだろうに。
 帰る途中にすれ違ってる謎の美少女……なんか意味ありげなキャラだけど、何者だ?
 寮に付くや否やトイレに直行してる瑞穂。脱ぎっぱなしの靴や放ったらかしのカバンはお嬢様としての品位を疑われるだけだろうけど、上げっぱなしの便座は確かに致命的だろうね。最近のお子様は男の子でも便座で座ったままするようにしつけられてるみたいだけど……
 それにしても、まりやも地はあんななのか。良い意味で浅野真澄らしいキャラになってるな。
 後輩の天枷美春……じゃなく上岡由佳里に紹介されてる瑞穂……はいいけど、その背後でこっそり階段を登ってるキャラがいるんだけど、何者だ?
 ……と思ったら、瑞穂が階段を上ろうとすると、まだ途中でおっちらこっちら。何かお茶のセット一式を運んでいてバランスとるのに苦労してるって感じね。大きな盆を瑞穂に指摘されてリボンを羽ばたかせてるのがなんとも……
 上級生が下級生の世話をするのがこの寮のしきたりって、どこぞのいちご舎みたいだな。で、瑞穂の世話係がこの周防院奏って話ね。こっちは声が天枷美春か。
「瑞穂ちゃん歓迎、第一回パジャマパーティーを開催しま~す!」
 いや、まりやのはどう見てもパジャマじゃなくてネグリジェだろ。しかし、そんな格好で迫られたら女の子に慣れるというより、速攻で押し倒したくなるだろ。

 エンディングの異様にあごの張った2頭身キャラが何ともいえないね。それはそうと、堀江由衣もこの瑞穂と『藍蘭島』のすずで、けっこう役の幅を広げたって感じだな。

◎N・H・Kにようこそ!
 (第14話)
 なんかすっかり祭りが終わった後のような一同。
「死ななくて良かったね」という岬に拳を振り上げる佐藤だけど、それを怯えてる岬って、なんか昔から虐待を受けてたような反応だな。岬の引きこもりの原因って、親の虐待が原因か何かなのか?
 島を出て港に着いたら、そこに旅館の迎えの人が……。先輩の彼氏ってなんか用意が良いね。で、風呂掃除の爺さんに説教されてるけど……この爺さんも経験者ってか。
 佐藤にオンラインゲームを勧めてるガキ。RMTで金が稼げるって……それ、今はどこも規制が厳しくてRMTやってることばれたらID剥奪されるぞ。
 山崎が先に帰ったと聞いた佐藤。体験版で3000円って……どこの同人ソフトの体験版が3000円もぼったくるんじゃい。
 もともと死ぬ気も何も無かった佐藤にとっては散々振り回されただけだって気がするけど、でも、佐藤のおかげで死ぬのをやめた人間があれだけいるってことは誇りにしても良いと思うけどね。
 例のカウンセリングを再会してる岬だけど、相変わらず勝手な契約書の条項読んで罰金100万円とか言ってるし。どこをどう見ても佐藤よりも岬の方が重症だよな。
 佐藤が帰ってきたら母親から電話。なんか深刻な話って感じだけど、背後で救急車の音が鳴ってるってことは、父親が倒れたとか、そういう話か。で、金の仕送りが出来なくなるとかいう展開か。いや、あんな二十歳過ぎたやつをぶらぶら遊ばせておくだけの仕送りしてる方がおかしいんだけどね。ニートだって普通は親と同居してるから出来るようなものなんだし……

◎僕等がいた
 (第15話)
 祭に矢野から誘われなかったことを少し残念に思ってる七美。その一方で竹内のことは現実逃避。
 亀を釣ってたおっさんが、かわいいからと亀をくれようとしてたけど、いきなり現れた竹内に引っ張られてる展開。どうやらおっさんは的屋のサクラで、亀をただでくれる代わりにボッタクリの餌を売り付けようとしてるって話。こりゃ引っ掛かりそうだね。

 いよいよ文化祭本番。去年は矢野と対立してた山本だけど今年は少しは融通利かせてるって感じ。しかし、ボッタクリメニューで打ち上げ費用捻出って、どんな高校文化祭じゃい。
 それにしても文化祭で神輿を担いで町を回るってのも珍しいね。宗教系の私立校じゃそうじゃないのかもしれないけど。
 文化祭の後夜祭で告白したら恋が成就するってジンクス、去年の矢野の告白で1年持たなかったことから今年は懲りるかと思ったら、矢野も竹内も七美に告白するつもりって……ご苦労さんね。少女漫画じゃなきゃありえない展開だな。

◎らぶドル ~Lovely Idol~
 (第2話)
 ネットに詳しい情報が載ってる榊瑞樹。ま、本人が売り出してるんならともかく、一介のストリートミュージシャンの情報があからさまに載ってるというのは、ほとんどストーカー並みの個人情報の漏洩だね。
 瑞樹に夢中で3期のメンバーのことは上の空の智弘。4人も気になって瑞樹にアクセスしようとするけど、相変わらず剣もほろろだね。
 一方、2期の結城瞳子と逢引してる智弘。ま、瑞樹のことを相談しようとしてたみたいだけど、瑞樹のところに行けば4人が……。瞳子の変装を見て驚いてる4人だけど、何かまだ業界慣れしてないところが初々しいね。
 その瞳子を連れ戻しに来てるマネージャーの藤沢美樹。智弘を無理やりマネージャーに仕立てて新人たちの世話をさせてる姉だってかい。
 後日、3期にメンバーが1人追加されたという連絡が。みんなが瑞樹かと期待していたら、やってきたのは妹の瑠璃ってかい。いや、本気なのか? マネージャーの妹だからって簡単にアイドルになれるわけでもあるまいに。

◎ちょこッとSister
 (第14話)
 いつの間にかちょこがはまってるオダエリの「ねこにゃんダンス」。2クール目からのテコ入れですか。
 幼稚園のお遊戯で流れてる「ねこにゃんダンス」に合わせて踊ってるところを園児たちの注目を集めてるちょこ。そのまま幼稚園で一緒に踊ってるけど……いまどきカセットテープの音かい。幼稚園も予算不足なのね。(でも、空のカセットの調達も難しくなったと思うけど、どうせ古いのを使い回ししてるんだろうな。そのうち伸びて切れるぞ)
 園児に比べたらちょこはけっこう大きいけど、小学生ぐらいの体格なのか。こいつ、設定年齢がわからんからねぇ。ま、ゆりぴょんが小学5年生とかいうから、ちょこもそれくらいなのかね。ま、昔、はるまがサンタクロースに願った時にちょうど生まれたのと同じって計算なのかな。
 しかし、大学のチアリーディング部が「ねこにゃんダンス」踊るかい。どこでも流行ってるってのはわかったけど。
 ゆりぴょんから電話で呼び出されたちょこ。何かと思ったら自分もブラを買ってもらったからって見せに来たってか。しかし、そこに通り掛った真琴にも見させられる羽目になってるとは、いとおかし。
 渋るゆりぴょんに自分も見せるからとせかしてる真琴。さすがに仕事に出てる時はノーブラじゃないってか。巨乳に圧倒されて帰ろうとするゆりぴょんだけど、実力で脱がされてるとは悲惨。おまけにそこにはるまが帰ってきてるし……
 どうでもいいけど、真琴ははるまに見られても平気なのか。ま、朱美さん的キャラだから下着はデフォって話ね。

 真琴の予告。前に温泉に行けなかったのを相当根に持ってるな。

◎Pumpkin Scissors
 (第2話)
 おや、上官に噛み付いたからって軍用犬にも降格があるのか。転属初日に伍長が遅刻してるのに怒りまくってるアリス。なんか前回と違って怖そうだね。
 ゲームと称して平民を戦車砲で撃ち殺してる領主の調査に出掛けた陸情3課だけど、戦災復興部隊と言うのは軍が予算確保のために作った茶番部隊だと言われて激怒するアリス。しかし、銃を持ったメイドたちに取り囲まれて捕まってるとは悲惨ね。
 部下3人を標的にしたゲームを観戦させられるアリス。自分も貴族だと名乗りメイドたちに反乱を起こさせるアリスだけど、後でどうにでもなると戦車の中の領主は意に介さず。で、いつものように標的を追おうとするけど……
 結局、青いランタンを使って無敵のアンチタンクトルーパーと化した伍長の前に領主は砲弾を撃ち尽くして敗北。止めを刺そうとした伍長だけど、アリスの声に正気に返ったおかげで命拾いした領主。でも、もう人生終わりだろうね。

◎金色のコルダ ~Primo Passo~(新)
 (第1話)
 学園で音楽コンクールを開きたいけど、誰も自分に気付いてくれないと嘆いてるリリ。リリに気付くのと学内音楽コンクールとどう関係あるのかと思ったら、裏庭のカリヨンが鳴ったら音楽コンクールを開くって伝統があるのか。で、そのカリヨンを鳴らすのがリリってことみたいだけど……
 そのリリに気付いたのは普通科の日野香穂子だけど、この学校には音楽科というのがちゃんとあって、そいつらは何か特別身分って感じだな。制服も違うし。
 そのコンクールの出場者は学校側が勝手に決めてるけど、なぜか選ばれてしまってる香穂子。音楽で特別に成績が良いってわけでもないみたいだけど、選んだやつって何らかの形でリリから情報が伝わってるのか?……と思ったら、校長がリリのことを見えてるみたいね。いや、最初にリリに会ったのか、あるいは27年前に祝福を受けたのがこの校長って話なんだろうけど。
 音楽室に香穂子を呼び出し、音楽の妖精だと名乗るリリ。で、香穂子に渡したのが魔法のバイオリン。誰にでも音が奏でられるってか……なんか魔法で手品をする『マジカルエミ』みたいな話だな。
 しかし、それを拒否しようとしてる香穂子。ケースを付けたら良いってわけでもないだろ。
 1年でコンクール参加者に選ばれたことで上級生にいじめられてる冬海笙子を見掛けた香穂子。売り言葉に買い言葉でバイオリンを弾いてみせることになったけど……

(ワンポイント・クラシック)
 楽器の女王はいいけど、バイオリンってオーケストラじゃダントツの大所帯だろ。そんなに多けりゃ希少価値も何も無いと思うんだけど……

◎ネギま!?
 (第2話)
 あ、エヴァに捕まってたのって本屋ちゃんだったのか。どうでもいいけど、こっそり魔法で本屋ちゃんと木乃香の首筋の噛み傷を消してる高畑先生って……
 明日菜に魔法のことを知られて記憶を消そうとするネギだけど、明日菜のマジックキャンセルの前には記憶消去も効かないってか。
 部屋に戻ってガキの姿に戻るエヴァだけど、パンツ丸見えって……TV東京の夕方のアニメでよく通ったものだね。パンツじゃないって言い訳でもしたのか。それとも地上波は修正入ってたのか?
 サウザンドマスターとの戦いを回想するエヴァだけど……何か作品違うだろ。
 本屋ちゃんと木乃香、噛み傷は消えても血を吸われたのは覚えてるのね。しかし、2人とも相手の顔は覚えてなく、記憶は曖昧なまま。いつの間にかドラキュラとチュパカブラが戦ってることになってるし……
 なんかあっさりエヴァの秘密を語ってる高畑。それにしても全体的に事務的に物語を進めてるって感じだな。

◎夜明け前より瑠璃色な Crescent Love
 (第2話)
 学校に通うフィーナ。お姫様でも普通の制服なのね。この手の作品だからスカートのミニはデフォルトだろうし。
 剣道は王族の嗜みって……どこの国の王族ですかい。
 言い付けを破って学校にやってきて叱られてるミア。心配性と言うか何というか。でも、普通はこんなお姫様の足を引っ張るようなガキみたいな付き人は無いだろ。
 お姫様も徒歩通学だけど、朝霧家は学校に近いのか? で、放課後に寄り道しようと思ってたら大使館の駐在武官がお出迎え。大使館の書記官とかならわかるんだけど、武官のお出迎えって、いったいどんな公務なんだ? 停戦条約の交渉でもしに来たのか?
 連日、夜遅く寝静まった後の帰宅。お姫様も大変だね。そんなフィーナに達哉がしてやれるのは「おかえり」と出迎えてやることだけってか。
コメント

【Kanon】鯛焼きと羽根リュックをめぐる冒険 #02

2007年07月04日 | アニメ
 彼女の名は月宮あゆ。ごく普通のけなげでかわいらしい少女のようでいて、実はうぐぅ星から来た逃げる鯛焼き泥棒である。なぜうぐぅ星から来たのが鯛焼き泥棒なのかは瑣末な問題に過ぎない。物語とは往々にして開始と同時に問答無用の奇怪な設定が突きつけられるものだ。
「あっ、どいて、どいて!……うぐぅ。ぶつかっちゃったよ」
 ところで、逃げる鯛焼き泥棒と言って置きながら、なぜ今、唐突にこの俺にぶつかってきてるのか、それは普段彼女が地元商店街を逃げ回っていて、たまたま通り掛った俺が避け損ねてしまったからだ。
「おい、こらぁ~~~~、そこの女の子!」
「おい、あゆ。お前、また鯛焼きを食い逃げしてきたのか?」
「うぐぅ。またお財布が無かったんだよ!」
 羽根リュックを背負ったよくわからないコスチュームで意味無く偉そうに答えるあゆ。その切羽詰った逃避行に、またしても俺は巻き込まれてしまった。
「おまえ、いい加減ちゃんとお金を出して鯛焼きを買えよ」
「うぐぅ。ボクも最初はそのつもりだったんだよ」
 今や彼女はこの商店街では知らぬ人はいない食い逃げの常習犯として、地元の鯛焼き業者からは警戒される存在であった。がんばれ、あゆ。去年出来た大型デパートの食品フロアの鯛焼きを食い逃げして、地元の鯛焼きを制覇するんだ……

(元ネタはある有名な作品の冒頭なんだけど、さて?)


 第2話「雪の中の入祭唱~introit~」

【ストーリー雑感】

 あゆの声による意味深な夢の光景。意味ありげに見えてどこまで意味があるのかよくわからないところだけど、原作ゲームでも1日の始まりはこれだから、ある意味お約束なんだな。ま、あゆルートや舞ルートだとそれっぽい感じもするんだけど、栞ルートなんかだと全然関係ない気がするし……

「あさ~~~、あさだよぉ~~~。あさごはんたべて~~~がっこうへいくよ~~~」
 名雪の目覚まし……東映版に比べてゆっくりすぎ。それが名雪っぽいといえばそうかもしれないけど。どうせなら録音時間オーバーして途中でぶち切れるくらいでもいいと思うけど、実際にはそういうのが多々あって何度も録音しなおしたんだろうなぁ。
 余計に眠くなるというのは確かにそうだろうけど、名雪がわざわざ自分の声を吹き込んだ目覚まし時計を渡してるってところに祐一の自覚が無いというのもねぇ。
 一方、隣の名雪の部屋では大量の目覚まし時計の大合唱。これで寝てられるというのは確かに凄いね。こういうところを東映版と違ってちゃんと実感できるように見せてくれてるのが京アニならではってところか。ぶち切れて時計を止めまくってる祐一が良いね。
「祐一、ジャム付けないの?」
「俺は甘いの苦手なんだ」
「甘くないのもありますよ」
 秋子さんの言葉を聴いたとたんに危険を察知して逃げるかのように出掛けようとする名雪。謎ジャムの登場ってか。何も知らずに名雪の分のトーストまで謎ジャムで食わされる祐一……ご愁傷様。空間が歪んで秋子さんの声にエコーが掛かってるってのが怖い。相沢祐一というより、ハルヒ絡みの事件に巻き込まれたキョンだな。
 名雪に声を掛けられて脱出のチャンスをもらった祐一。残念そうな秋子さんが何ともいえない……。

「毎日こんなに寒いのか?」
「今日は暖かい方だよ」
 ま、確かに暖かそうな陽差しではあるね。でも気温は氷点下ってところか。
 登校時の光景に見覚えあるか訊ねる名雪だけど、祐一の記憶は無いまま。
「ファイトだよ!」
 いや、それで思い出せるようなものでもないだろ。思い出せないのならそれでも良いという祐一に、そんなのは寂しいよと抗議する名雪。ま、幼馴染も思い出が無ければタダの知り合いに過ぎないからね。
 転校初日からチャイムぎりぎりの登校。ま、まだ予鈴なんだろうけど。そこにやってきた香里と北川。
「お前は昨日の荷物持ち」
 野郎の名前なんか1日では覚えないわな。ま、速攻で香里のカバン持たされてるあたり、荷物持ち以外の何者でもないのも確かだと思うけど。

 名雪たちと同じクラスで、席は名雪の隣。ま、この手の作品のお約束といえばお約束だろうけど、実世界で実現するには相当に確率低いと思うぞ。
 おや、香里がクラス委員なのね。
 今日は始業式だけだからこれで終わりって話だけど、その後、ノートとかをカバンに入れてる祐一。おいおい、そのノート、いったいいつ使ったんだ?
「祐一、放課後だよ」
 これ、『To Heart』みたいな昼休みは何する、放課後は何するってタイプのゲームなら区切りの意味があるんだけど、この作品でこんな事務的な挟み方してどうするんだろ?
 名雪は部活だと言ってるけど、香里は単に部室に立ち寄るだけみたい。香里が何の部活やってるかってのは原作ゲームでも明らかになってなかったと思うけど、何をやってるのかねぇ。

 新学期初日から部活で大変だろうという祐一に、走ることしか取柄が無いという名雪。そんなことは無いという祐一だけど……昨日今日やってきて出せるようなものは浮かばないわな。ま、典型的な美辞麗句に本気になって質問返してる名雪が意地悪というか何というか。で、出て来たのが立ったまま寝るってことかい。
 自分が名雪の家に居候してるってことは言うなという祐一だけど、
「ごめん、手遅れ……」
 登校前に口止めをしてなかった祐一がバカだな。
「今日の朝、みんなに言っちゃった」
 みんなにというのが名雪の付き合いの広さと言うか、豪快なのか……。そういって走って逃げようとする名雪だけど、階段で踏み外して、転落。その目の前にいたのが舞と佐祐理。2人とも災難だね。
 しかし、こうして2人と名雪を1画面で見たら、制服のスカーフの色が学年によって違うのが一目瞭然だな。しかし、転倒してめくれあがった舞のスカート(の中)に目を取られてる祐一……。舞とのファーストコンタクトだけど、こりゃ完全に警戒されてるな。

 すること無いからって学校を見物してる祐一。名雪の心配どおりに迷ってるってのが何とも。ま、ここで香里と出くわして助かるってのが原作通りの展開だけど……
 屋上に続く階段の踊り場でレジャーシートを見付けてるけど……言うまでも無く舞と佐祐理のだな。しかし、置きっぱなしにしてられるって、本当に誰も来ない場所なのか?
で、屋上の雪で遭難しそうになってるけど……この状況で自由に出入りできるようになってるってのが珍しいね。
 あちこち教室を開けてみてる祐一だけど……裸体デッサン中の美術室はまずいわな。ま、裸婦じゃなくておっさんだったけど。
 で、何とか香里に助けられたって展開だけど……
「振り返れば、美坂香里が立っていた」
 えらい美人じゃないのか……ま、完全にハルヒのあのシーンを意識した台詞だろうけどね。
 祐一のことを以前から名雪に聞いていたという香里。ま、祐一がこっちに来ることになってからだとは思うけど、7年前に会って以来のヤツのことをよくそんなに覚えてるものだね。(祐一みたいに完全に忘れてるのは別としても)
 香里が祐一を助けた代わりに置き去りに忘れられてる北川、哀れね。
「美坂香里か、クールな女だな」
 これは香里が挙動不審な祐一のことをどこかの工作員か何かだと思ったって台詞に掛けてあるんだろうけど、違和感ありまくり。

 で、お約束の鯛焼き泥棒登場。
「どいて、どいて~~」
「よし、箸を持つほうに避けるんだ!」
 どうでもいいけど、相手が左利きの可能性は考えて無かったのか?……って、本当に左利きだったのか。てっきり慌ててたからどっちが箸を持つほうかわからなかったってオチかと思ったけど。
 例のごとくあゆに引っ張られて逃げてるのは良いけど、道に迷ってしまった祐一。今日は災難続きだね。
 祐一が昨日引っ越してきたばかりだけど7年前には来てたと聞き、祐一のフルネームを口にしてるあゆ。同時に祐一もあゆのことを思い出したみたいだけど……。再会を喜んで飛びつこうとするあゆをとっさに避けてる祐一。で、あゆは木に激突……哀れ。
「もしかして、全然痛くも痒くも無かったとか?」
「すっごく、痛かったよぉ~~~!」
 こりゃ祐一が相当に酷いんだけど、なぜかあゆにだけは許されるんだな。これ、他のヒロイン相手にやったら完全にお終いっぽいんだけど。

 で、その激突の衝撃で落ちてきた雪に埋もれる被害に遭った悲惨なのが美坂栞。おまけに謝りに来た祐一とあゆの漫才をきょとんとして見せられるはめになってるし……
 何とか散乱した落し物を回収して、自分の家はこちらだと帰ろうとする栞を慌てて引き止める祐一。ずいぶん深刻そうな表情だから何かと思えば……
「帰り道を教えてくれ」
 そういえば、こいつら迷子の最中だったな。
 指切りして祐一とまた会う約束をし、走り去っていくあゆ。連絡先を聞きそびれてる祐一だけど、昔からそういうやつだったってか。7年前もどこのガキか知らずに遊んでたって話ね。

 そんな祐一の様子を伺ってる怪しい人影。
「やっと見付けた。あなただけは、許さないから!」
 いきなしマントだか毛布だかを脱いで祐一に殴りかかってくる真琴。ま、緊迫感とか雰囲気的なものは確かにこの方が良いんだけど、東映版のダンボール箱の印象が強いからねぇ。真琴の登場シーンはあれでやってもらわないと物足りないなぁ。
 しかし、攻撃が全然祐一に効かないのが悲しいね。真琴はテーマ曲が一番かっこいいんだけど、キャラがこれじゃあねぇ。で、腹が空いてるからってあえなくダウンってのがマヌケ。


【サブタイトル解題】

 「入祭唱」とはカトリックのミサの始めに唱えられる、式次第のような文言。音楽的にはレクイエムの最初に置かれる導入的な音楽のことですね。ここでは宗教的な意味合いはまったくないから、儀式の初めとか、物語の導入部とか、その程度の意味でしょう。
 前回と同じく、「雪の中」ってのも登校のところと、栞が埋もれたところぐらいだから、雪国の町ってことを表してるぐらいでしょう。「前奏曲」と「序曲」をすでに使ってるから「入祭唱」なんて言葉を無理やり探し出してきたって感じですが、とりあえず舞、栞、真琴の3人も祐一の前に一通り出てきたから、次回から本格的に物語に入っていくというところでしょうか。


【使用BGM】

01.「約束」
  あゆの声による夢の光景。
02.「Last Regrets」
  OP
03.「2 step toward」
  サブタイトル~水瀬家の朝食
04.「pure snows」
  登校途中
05.「彼女たちの見解」
  転入生の自己紹介~放課後
06.「木々の声と日々のざわめき」
  迷子の祐一
07.「日溜まりの街」
  あゆとの激突
08.「約束」ピアノアレンジ版
  再会
09.「笑顔の向こう側に」
  栞登場
10.「約束」ピアノアレンジ版
  あゆとのゆびきり
11.「the fox and the grapes」
  真琴登場
12.「風の辿り着く場所」
  ED
13.「Last Regrets」(イントロ)
  予告


 栞と真琴はテーマ曲を伴っての登場ですが、舞はサービス的な登場ってこともあってか曲無しです。ま、こんなところで舞のテーマ曲出して来ても違和感あるだけだし。
 「約束」のピアノアレンジ版はゲームのサントラではなく『AIR』とカップリングのピアノアレンジアルバム『Re-feel』から。


【謎ジャムの研究】

 さて、謎ジャムです。やはり『Kanon』を扱う以上、この問題を避けて通るわけにはいきません。今後もあゆや真琴が犠牲者となると思いますが、あまり引っ張るような問題ともいえないので最初に取り上げておきましょう。

 まず、謎ジャムとはどんなものかですが、画面から見るに普通に黄色いジャムのようです。見た目、マーマレードとそう変わらないような気がします。
 問題は味です。一説には「甘くない」から砂糖は使われてないとか言われていますが、常識的に考えてこれは程度の問題であって、甘いのが苦手な人でも難なく食べられる程度に甘さを抑えたものだと解釈するのが適当でしょう。まったく甘味が無いんならジャムとは言えません。実際、賞味した人のコメントからは確かにずばり「甘い」という感想は無いものの、甘さを否定するような感想もありません。甘さを含んだ上での「独創的な味」ということでしょう。

 最大の問題は不味いのか、そうでないのかというところです。まず押さえておくのは秋子さんの料理だということです。そんじょそこらの料理の苦手なヒロインが作った凶悪メニューってわけではありません。自他共に料理が得意だと認める秋子さんが自信作だというジャムなのです。けっして不味いというわけではないのでしょう。
 そりゃ、秋子さんに面と向かって不味いとは言えないにしても、本当に不味いのなら陰口で不味いというはずです。しかし、誰一人はっきり不味いとは言っていないのです。

 それでは、いったい何が謎ジャムを口にした人を恐怖に陥れるのでしょうか?

 おそらく、それは風味でしょう。普通、ジャムといえば材料に果実を使うものですが、秋子さんはそうじゃないものを原料に使ったために、その原料独特の風味がでてしまって、それに馴染めないものに恐怖を与えてしまってるのではないかと思います。
 とはいっても秋子さんに効いても「企業秘密」だと言って教えてくれないので、想像するしかありませんが、秋子さん自身は自信作だと言って(おそらくは)平気で食べられてるものなので、あまり変なものは使われてないはずです。

 可能性が高そうなのは黄色いパプリカってところでしょうか。緑のピーマンほども癖が無いから適量の砂糖で煮詰めればそれなりの甘くないジャムにはなりそうな気はします。ま、ジャムにするには硬い外皮の部分は削って肉質の部分だけを用いる必要があると思いますが……
 パプリカだけなら容易に判別が付くって気がしますから、複合素材という可能性もあります。パプリカの苦味を押さえるためにキャロット(ニンジン)を用いるというのはありえそうですね。
 で、味はともかくとして、パプリカとニンジンの混ざった風味のするジャムが出来上がるわけです。どんなものかは作ってみないとわからないけど、ピーマン嫌いやニンジン嫌いには敬遠したくなるような代物でしょうねぇ。


【その他】

 学校で迷子になってる祐一ですが、この学校、いったいどれだけ広いのやら。でも、麻帆良学園みたいな巨大学園都市ならともかく、前回見た外見からは普通の学校ぐらいにしか思えないから、単純に一定方向に歩けば出口に突き当たりそうに思うのだけど、祐一の話では曲がり角だらけっていうから、いったいどんな幾何学構造をした校舎なんでしょうかねぇ。
 クライン管構造になってて奥に進めば進むほど無限につながってるとか、トポロジー異常が起こっててどこがどこに繋がってるかが一定でないとか……なんか謎ジャム以上の謎ですね。

 迷子といえばあゆと逃げた道もそうだけど、こっちは単純に適当に走ってきたら知らない場所に来てしまっただけみたいですが。
 しかし、7年ぶりの感動の再会とか、栞の件とかのドサクサに紛れて、結局、鯛焼きの食い逃げを謝りに行ってないな、こいつら。もうこの町で鯛焼きは食えないぞ。

 どうでもいいけど、おっさんの裸体デッサンは嫌。美術部と思うけど、悲惨な部活だな。ま、高校の部活じゃ裸婦のモデルは雇えないだろうけど。かといって自分がモデルになるというような殊勝な女子部員もいないだろうし。なんか悪夢に出てきてうなされそうだな。
コメント (2)